どんでん返し超短編小説

萌乃ポトス

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ヘェ〜

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「佳奈《かな》ぁ、その『』っていう反応やめてくんない?田舎くさい」

「ごめん、咲《さき》。驚くとつい出ちゃうの……」

 親友の咲と初めて東京に遊びに来た。


「あっ、佳奈‼︎向こうに見えるのって、富士山じゃない⁉︎」



 満員電車内で咲の眉がピクリと動く。

 私は思わず大声で叫んだ。

「ごめん、咲‼︎私、また『』が出ちゃったぁ」
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