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【二章】爆・炎・王・女
13.開幕ぶっぱ
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『さあ皆様長らくお待たせいたしました! 本日のメインイベントの開始の時間となりましたぁ! 我が国の第二王女でありながら、その武勇を称え『炎獅子』の二つ名を持つフラムローゼ・アークライト様! そして、かつてこの場で起きた奇跡の体現者、ケイタ・サガミ! 注目の対戦カードです!』
実況が会場全体へ響く。シルヴィアのおかげで落ち着きを取り戻したとはいえ、さすがに本番直前だと緊張するな。
それにしても『炎獅子』か、格好いいじゃねぇか。でも名前からして火属性の攻撃をしてくると見て間違いなさそうだな。
『そして今日はタッグマッチでの戦いということで、お互いのパートナーにも要注目ですよぉ! さあ、いよいよ選手入場です! ケイタ・サガミ陣営は入場お願いしまぁす!』
いよいよだ、俺が奴隷のように働かせられるのを阻止するため、全力で抗ってやるぞ!
俺はシルヴィアと顔を見合せ、無言で頷きあった。
「「人形接続!」」
俺の体は光に包まれ、会場に全長10メートルを越える機械の巨人、魔動人形が出現する。
それと同時に客席が熱狂に包まれ、割れんばかりの歓声が俺の耳に届く。
『さあやって来ました、ケイタ・サガミ陣営の魔動人形! 銀等級の『ワルキューレ』に、同じく銀等級の――おっと!? これは……黒? ……黒い『シルバライザー』でしょうか!?』
確かにガンメタで塗装したけど、何をそんなに驚いているんだ?
『登録された情報によりますと、この黒いシルバライザーに搭乗しているのが、ケイタ・サガミ選手です。下手に染色すると、性能の低下に繋がるとされていますが、これは余裕の現れなのでしょうか!?』
えっ、そうなの!?
いや、ステータスを見た限りではメリットしか無かったんだが……この世界の塗料はプラモデルには合わないやつなのかな? ものによってはデコボコしたりするって聞くし。
『さあ、続きましていよいよ『炎獅子』フラムローゼ・アークライト様のご入場です。お願いしまぁす!』
数秒後、俺の目の前に赤銅色の魔動人形と大盾を持った濃紺の魔動人形が現れた。
2体いるが、見ただけでわかる。この赤銅色の機体がガレオニクスだ……感じる威圧感がもう一機の比じゃない。
炎獅子の名に相応しく、胸部には獅子を象った黄金色の装飾が施されており、その佇まいには威厳すら感じる。
背部にはマントのように見えるバックパックが装着されており、他とは一線を画す出で立ちだ。
武装らしきものは腰に帯びた一振の実体剣のみ。武装は長剣だけなのか……?
もう一機の方は両手に大型の盾を持っていて、こちらは一切の武器を持っていないように見える。
「よく逃げずに来ましたわね、ケイタ・サガミ!」
相手の機体を見て分析していると、相手の魔動人形から拡声された言葉が聞こえた。この声は王女様か。
今更だが、魔動人形には拡声機能があって、中で喋ると拡声器を通したような声を周囲に発することができるのだ。
どれ、挑発されたしこっちも言い返してやろうか。
「逃げる? なぜ俺が逃げなければならないんですか? 勝つのは俺ですから逃げる必要なんてないでしょう」
「――ハハッ! 言うじゃありませんの。では口先だけではないということを、わたくしに見せてごらんなさい!」
「望むところです!」
『――さあ、両者には浅からぬ因縁がある様子ですが……いよいよ開始の時間と相成りました! この決闘の勝利条件は、降参するか、片側の陣営の魔動人形が全て戦闘不能に陥るかのどちらかです! 皆様大注目のこの一戦が、幕を開けます! それでは皆様ご一緒に! 3、2、1……魔動決闘スタンバイ! レディ……ゴォォーッ!』
実況の合図と共に決闘が始まった。
慌てるな……最初の一手はもう決まっている。
「シルヴィア!」
「はいっ!」
俺は敵から視認されないよう、シルバライザーの背部にマウントしていた銃火器を両手に持つ。ランナーの廃材を使ったので、少し不格好ながらも新たに複数の武器を保持することが可能となったのだ。
そして同様の改造を施したワルキューレも、シルバライザーに続き背面にマウントされた銃火器を手にする。
「一斉掃射だっ! 目標ガレオニクス!」
「了解、撃ちますっ!」
銃口から次々と放たれる魔力弾。照準補助の効果で、かなりの精度で射撃できたはずだ。
『おおっと、シルバライザーとワルキューレは一気に勝負を決める作戦か!? 魔力残量を考えずどんどん射撃しています!』
確かに、普通の武器だったら一発毎に魔力を消費してしまうので、ここまで乱射したら反動で機動力を失うだろう。
だがそこは考えてある。何故ここまで連続した射撃が行えたかと言うと、魔力内蔵型の武器を用いたからだ。色々な武器を装備させてステータスを確認してみたところ、見慣れない表記がある武器があったのだ。
――――――――――――――
【武装】
マギアライフル(魔力内蔵型)
――――――――――――――
このように表記された武器は、武器自体に魔力が内包されていて、どれだけ撃っても魔動人形本体の魔力を消耗しない利点がある。
だが欠点として、魔動人形とは違い魔力の自動回復が行われないので、魔力が尽きた時点で武器としての役割を終えてしまうのだ。
今回はこの利点だけを重視し、使い終わった武器を捨てることで魔力の消費をせずに弾幕を形成したのだ。
「くっ、たったの3発ぽっちかよ!」
だが実戦で使うのはこれが初めてだ。どれぐらい撃てるのかなど検証はできなかった。
残念なことに、今放り投げたマギアライフルのように、3発撃てる程度の魔力容量が殆どだった。
数十秒に渡る射撃の末、いくつもの爆発や閃光に包まれ、ガレオニクスが立っていた場所には煙が立ち込める。
これで倒せていたのなら、万々歳なんだが……。
「……やったか?」
あ、やっべ。自らフラグを立てちゃったよ。
実況が会場全体へ響く。シルヴィアのおかげで落ち着きを取り戻したとはいえ、さすがに本番直前だと緊張するな。
それにしても『炎獅子』か、格好いいじゃねぇか。でも名前からして火属性の攻撃をしてくると見て間違いなさそうだな。
『そして今日はタッグマッチでの戦いということで、お互いのパートナーにも要注目ですよぉ! さあ、いよいよ選手入場です! ケイタ・サガミ陣営は入場お願いしまぁす!』
いよいよだ、俺が奴隷のように働かせられるのを阻止するため、全力で抗ってやるぞ!
俺はシルヴィアと顔を見合せ、無言で頷きあった。
「「人形接続!」」
俺の体は光に包まれ、会場に全長10メートルを越える機械の巨人、魔動人形が出現する。
それと同時に客席が熱狂に包まれ、割れんばかりの歓声が俺の耳に届く。
『さあやって来ました、ケイタ・サガミ陣営の魔動人形! 銀等級の『ワルキューレ』に、同じく銀等級の――おっと!? これは……黒? ……黒い『シルバライザー』でしょうか!?』
確かにガンメタで塗装したけど、何をそんなに驚いているんだ?
『登録された情報によりますと、この黒いシルバライザーに搭乗しているのが、ケイタ・サガミ選手です。下手に染色すると、性能の低下に繋がるとされていますが、これは余裕の現れなのでしょうか!?』
えっ、そうなの!?
いや、ステータスを見た限りではメリットしか無かったんだが……この世界の塗料はプラモデルには合わないやつなのかな? ものによってはデコボコしたりするって聞くし。
『さあ、続きましていよいよ『炎獅子』フラムローゼ・アークライト様のご入場です。お願いしまぁす!』
数秒後、俺の目の前に赤銅色の魔動人形と大盾を持った濃紺の魔動人形が現れた。
2体いるが、見ただけでわかる。この赤銅色の機体がガレオニクスだ……感じる威圧感がもう一機の比じゃない。
炎獅子の名に相応しく、胸部には獅子を象った黄金色の装飾が施されており、その佇まいには威厳すら感じる。
背部にはマントのように見えるバックパックが装着されており、他とは一線を画す出で立ちだ。
武装らしきものは腰に帯びた一振の実体剣のみ。武装は長剣だけなのか……?
もう一機の方は両手に大型の盾を持っていて、こちらは一切の武器を持っていないように見える。
「よく逃げずに来ましたわね、ケイタ・サガミ!」
相手の機体を見て分析していると、相手の魔動人形から拡声された言葉が聞こえた。この声は王女様か。
今更だが、魔動人形には拡声機能があって、中で喋ると拡声器を通したような声を周囲に発することができるのだ。
どれ、挑発されたしこっちも言い返してやろうか。
「逃げる? なぜ俺が逃げなければならないんですか? 勝つのは俺ですから逃げる必要なんてないでしょう」
「――ハハッ! 言うじゃありませんの。では口先だけではないということを、わたくしに見せてごらんなさい!」
「望むところです!」
『――さあ、両者には浅からぬ因縁がある様子ですが……いよいよ開始の時間と相成りました! この決闘の勝利条件は、降参するか、片側の陣営の魔動人形が全て戦闘不能に陥るかのどちらかです! 皆様大注目のこの一戦が、幕を開けます! それでは皆様ご一緒に! 3、2、1……魔動決闘スタンバイ! レディ……ゴォォーッ!』
実況の合図と共に決闘が始まった。
慌てるな……最初の一手はもう決まっている。
「シルヴィア!」
「はいっ!」
俺は敵から視認されないよう、シルバライザーの背部にマウントしていた銃火器を両手に持つ。ランナーの廃材を使ったので、少し不格好ながらも新たに複数の武器を保持することが可能となったのだ。
そして同様の改造を施したワルキューレも、シルバライザーに続き背面にマウントされた銃火器を手にする。
「一斉掃射だっ! 目標ガレオニクス!」
「了解、撃ちますっ!」
銃口から次々と放たれる魔力弾。照準補助の効果で、かなりの精度で射撃できたはずだ。
『おおっと、シルバライザーとワルキューレは一気に勝負を決める作戦か!? 魔力残量を考えずどんどん射撃しています!』
確かに、普通の武器だったら一発毎に魔力を消費してしまうので、ここまで乱射したら反動で機動力を失うだろう。
だがそこは考えてある。何故ここまで連続した射撃が行えたかと言うと、魔力内蔵型の武器を用いたからだ。色々な武器を装備させてステータスを確認してみたところ、見慣れない表記がある武器があったのだ。
――――――――――――――
【武装】
マギアライフル(魔力内蔵型)
――――――――――――――
このように表記された武器は、武器自体に魔力が内包されていて、どれだけ撃っても魔動人形本体の魔力を消耗しない利点がある。
だが欠点として、魔動人形とは違い魔力の自動回復が行われないので、魔力が尽きた時点で武器としての役割を終えてしまうのだ。
今回はこの利点だけを重視し、使い終わった武器を捨てることで魔力の消費をせずに弾幕を形成したのだ。
「くっ、たったの3発ぽっちかよ!」
だが実戦で使うのはこれが初めてだ。どれぐらい撃てるのかなど検証はできなかった。
残念なことに、今放り投げたマギアライフルのように、3発撃てる程度の魔力容量が殆どだった。
数十秒に渡る射撃の末、いくつもの爆発や閃光に包まれ、ガレオニクスが立っていた場所には煙が立ち込める。
これで倒せていたのなら、万々歳なんだが……。
「……やったか?」
あ、やっべ。自らフラグを立てちゃったよ。
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