13 / 20
第13話 弱体化とスキル[アイテムドロップ]
しおりを挟む
またこの天井か……
俺はそう思いながら上体を起こし周囲を見渡す。
周囲には誰もおらず、俺は柔道場の真ん中で一人寝ていた感じだ。
後俺の横にはバケツが置いてあり、更に匂いを全く感じない事から北中先輩が[嗅覚麻痺]を使ってくれている事がわかる。
確か俺が倒れたのは滝本先生と合流する直前だったと思うから、もしかしたらその時俺の状態を診て発動してくれたのかもしれない。
俺はそう思いながら、横に置いてあるバケツを自身の膝上に持ってくる。
もどすかもしれないし一応な。
とは言え、前回と違いもどしそうな感じはないんだいよな。
それに全身の痛みも感じない。
これは前回倒れた時とは違うのかもしれない。
……そう言えば、チュートリアル特典……
「ステータスオープン」
★
名前 朝倉 悠椰
性別 男
職業 未選択
生命力 161/161
魔力 165/165
力 158
守 159
抗魔 164
敏捷 155
器用 165
精神 163
▼スキル
[身体強化][魔力操作][アイテムドロップ][職業変更][早成]
[言語翻訳]
★
…………何だこれ?
いや、職業が最初と同じく未選択になってる事やスキルに[アイテムドロップ]が増えている事はわかる。
青白いウィンドウのはいを選んだからだ。
だから職業が初期に戻り、スキルに[アイテムドロップ]が増えているんだ。
勿論[身体強化]や[魔力操作]が残っているのはいい意味での誤算だろう。
恐らく最後の注意がこれまで獲得したステータスではなく、ステータス値だったのはスキルは含まれないという事だったのだろう。
そしてだからこそこのステータスは理解できないのだ。
今のステータスはスキル部分を除いたとしても初期の物とは全く違う。
だがだからと言って能力値が下がっていない訳では無い。
俺が最後に確認した時と比べれば、平均的にほぼ100は下がっているだろう。
だから決してレベルアップによって得られたステータス値が無くなっていない訳ではないのだ。
低下はしているが全てではない……
考えられる可能性……
…………一つだけあるかもしれない。
いや、これに関しては確証は全くないのだが、現状で考えられる可能性としてはそれしかないのだ。
俺が思い浮かんだ可能性。
それは……[早成]だ。
[早成]はレベルアップに必要な経験値を大幅に低減するとともに、レベルアップによって得られるステータスにボーナスを付与するというものだった。
つまりは[早成]によって追加で得られたステータス値は単純なステータス値ではなく、[早成]というスキルに内包されているものではないのだろうか?
それならばスキルに関しては初期化されていない事から、今のステータスにも説明はつく。
だがこれはあくまでも俺の推測に過ぎない。
何の確証も、これといって証明する事も出来ない推測……
とは言え、今はそれぐらいしか考えられないのだ。
このステータスに対する説明が。
しかしながらこれは別に悪い事ではない。
ステータスが完全に初期化されていれば、俺はまたゴブリンとの戦闘で苦戦する事になっていた。
だがそれは一応回避する事が出来たのだ。
けれどほぼステータスが半減している以上、半減する前と同じ動きは出来ないだろう。
なので次戦うとすれば、その事を念頭に置きながら余裕をもって戦う必要があるだろう。
「さて」
俺は小声でそうもらしながら、ステータスのスキル欄にある一つのスキルを見つめる。
俺の中でこのステータスに対して説明がついたところで、このステータスになった原因について教えてもらおうか。
俺はそう思いながら、ステータスの[アイテムドロップ]をタップする。
[アイテムドロップ]
戦いに勝利した時のみその戦い、あるいは相手に応じた何らかのアイテムがドロッ
プするようになる。
ただしそのアイテムを受け取らないという選択をすることも可能。
受け取らないと選択した場合、ドロップするはずだったアイテムはポイントに変換
される。
変換されたポイントはスキル保持者が認識出来る世界のアイテムと交換可能。
現在のポイントは0ポイント。
…………は!?
ちょっと待て!
落ち着け、俺!
急に世界の法則を捻じ曲げるかのような説明が出てきたが、落ち着くんだ!!
これまで倒したゴブリン達は、ゲームのように消えてその場にアイテムを落とすなんてことは無かった。
だがこのスキルはそれを強制するという事か?
それとも今まで通りゴブリンの死体は残り、更にアイテムが落ちるという事なのか?
仮に後者であるのならば、落ちたアイテムを拾わなければ受け取らない選択と言う事になる。
だがその場合、その場にアイテムは残り続けるわけで……
クソ!!
訳が分からん!
それに受け取らなかった場合ポイントに変換されるってどういうことだよ!?
しかも一番重要なのは、そのポイントがスキル保持者が認識できる世界のアイテムと交換可能という事だ。
認識できる世界……
つまりは俺達が元々居た世界の物と交換ができるかもしれないという事……
本当に面倒でクソだ……
スキル説明だけ見ても相当特殊で特別だという事がわかる。
だが実態が確認できていない以上、言いふらす事は出来ない。
勝手に期待され、勝手に絶望されて文句を言われても困るからな。
と言うか元々言いふらすつもりはないんだが……
しかしどうしたものか?
試しに0ポイントの部分をタップしてみたが、現在のポイントで交換できるアイテムはございませんとウィンドウが出てきた。
交換できるアイテムがわかれば元の世界の物と交換できるかどうかの確証が得られたのだが……
それも今は無理そうだ。
ならとりあえずこのスキルの言う所の、戦いに勝利しなければならない訳だが……
果たしてどこまでが戦いと判断されるのか?
それについても疑問点が多い。
「お! やっと目を覚ましたか、悠椰!」
俺がそんな事を真剣に考えていると、柔道場の扉を開けた好川がそう言ってきた。
「ご心配をおかけしました。それよりもやっとというのはどういうことですか?」
「お前、五日も眠ってたんだぞ」
好川は俺の隣に座り、真剣な表情でそう言ってきた。
五日!!
前回倒れた時は半日も経ってなかったはずだぞ!
なのに今回は五日も意識が無かったって何がそこまで違ったってんだよ!
「一応北中先輩が診てくれて大丈夫なのはわかってたから心配はしてなかったが、目が覚めて本当に良かったよ」
「……北中先輩は俺を診てなんと言ってましたか?」
「この世界の理を超えようとしてるから当分目を覚まさないって言ってたぞ」
好川は俺の問いかけに、真剣に俺を見つめながらそう答える。
世界の理……俺が五日も眠っていた理由は[アイテムドロップ]のせいか。
明らかにこれは異質なスキル説明だったしな。
勿論[職業変更]も異質度で言えば同じぐらいだが、こっちは最初から持ってたからな。
しかしそれを好川に聞かれたのは痛いな……
ここで変にうやむやにすれば今後の関係が悪くなるかもしれない。
好川自身お互いの能力に関して説明しないと言っていたから大丈夫だとは思うが、気持ち的な問題で亀裂が入るのは確かだろうな。
多少ぼかしてでも説明すべきだろうな。
何せ五日も眠ってたんだから、今後の事を考えるとあぁは言っていたが心配だろう。
だが説明する前に一つ確認してみるか。
「眠っていた理由には一つ心当たりがあります。ですがそれを話す前に一つ、付き合って欲しい事があるんですがいいですか?」
「……いいよ。必要な事なんだろ?」
「はい、ありがとうございます。では一つ、俺とじゃんけんしてください」
「じゃんけんでいいだな?」
好川はそう言いながら何も聞かずに、右手をグーにして前に出してくれた。
「ではいきます。最初はグー、じゃんけんポン」
俺の合図で好川はグー、俺はパーを出しじゃんけんに俺が勝利した。
直後、俺の目の前に青白いウィンドウが現れる。
★好川 賢一との戦いに勝利しました★
報酬を選択してください
1,先読みの劣化スキルスクロール 2,アイテムと交換可能な1ポイント
ハハハ……
嘘だろ……
こうなるのか……
俺はそう思いながら、表情に出てしまいそうな乾いた笑みを必死にこらえる。
このスキルが意味する戦いとはどこまでなのか調べようと思っての事だったが、どうやらやはり勝敗を決めるものを意味するようだ。
戦闘ではなく戦いと説明されている事から至った考えではあったが、これはかなり優秀……いや、優秀過ぎる。
何せ態々命を賭けて戦わなくても、こうしてじゃんけんで勝つだけで1ポイント溜める事が出来るんだ。
それに本来の報酬である先読みの劣化スキルスクロール……
恐らくだがスキルスクロールとは読む事でスキルを習得できるものではないだろうか?
劣化とあることから何らかの不足がある事は予測できるが、それでもただのじゃんけんで手に入れられるものではないのは確かだろう。
そんなものをこれ程までに簡単に入手できるのは正直言って他人からすれば脅威でしかない。
これは俺一人でどうこう考えられる領域を遥かに超えている。
キャパオーバーだ!
俺はそう思いながら上体を起こし周囲を見渡す。
周囲には誰もおらず、俺は柔道場の真ん中で一人寝ていた感じだ。
後俺の横にはバケツが置いてあり、更に匂いを全く感じない事から北中先輩が[嗅覚麻痺]を使ってくれている事がわかる。
確か俺が倒れたのは滝本先生と合流する直前だったと思うから、もしかしたらその時俺の状態を診て発動してくれたのかもしれない。
俺はそう思いながら、横に置いてあるバケツを自身の膝上に持ってくる。
もどすかもしれないし一応な。
とは言え、前回と違いもどしそうな感じはないんだいよな。
それに全身の痛みも感じない。
これは前回倒れた時とは違うのかもしれない。
……そう言えば、チュートリアル特典……
「ステータスオープン」
★
名前 朝倉 悠椰
性別 男
職業 未選択
生命力 161/161
魔力 165/165
力 158
守 159
抗魔 164
敏捷 155
器用 165
精神 163
▼スキル
[身体強化][魔力操作][アイテムドロップ][職業変更][早成]
[言語翻訳]
★
…………何だこれ?
いや、職業が最初と同じく未選択になってる事やスキルに[アイテムドロップ]が増えている事はわかる。
青白いウィンドウのはいを選んだからだ。
だから職業が初期に戻り、スキルに[アイテムドロップ]が増えているんだ。
勿論[身体強化]や[魔力操作]が残っているのはいい意味での誤算だろう。
恐らく最後の注意がこれまで獲得したステータスではなく、ステータス値だったのはスキルは含まれないという事だったのだろう。
そしてだからこそこのステータスは理解できないのだ。
今のステータスはスキル部分を除いたとしても初期の物とは全く違う。
だがだからと言って能力値が下がっていない訳では無い。
俺が最後に確認した時と比べれば、平均的にほぼ100は下がっているだろう。
だから決してレベルアップによって得られたステータス値が無くなっていない訳ではないのだ。
低下はしているが全てではない……
考えられる可能性……
…………一つだけあるかもしれない。
いや、これに関しては確証は全くないのだが、現状で考えられる可能性としてはそれしかないのだ。
俺が思い浮かんだ可能性。
それは……[早成]だ。
[早成]はレベルアップに必要な経験値を大幅に低減するとともに、レベルアップによって得られるステータスにボーナスを付与するというものだった。
つまりは[早成]によって追加で得られたステータス値は単純なステータス値ではなく、[早成]というスキルに内包されているものではないのだろうか?
それならばスキルに関しては初期化されていない事から、今のステータスにも説明はつく。
だがこれはあくまでも俺の推測に過ぎない。
何の確証も、これといって証明する事も出来ない推測……
とは言え、今はそれぐらいしか考えられないのだ。
このステータスに対する説明が。
しかしながらこれは別に悪い事ではない。
ステータスが完全に初期化されていれば、俺はまたゴブリンとの戦闘で苦戦する事になっていた。
だがそれは一応回避する事が出来たのだ。
けれどほぼステータスが半減している以上、半減する前と同じ動きは出来ないだろう。
なので次戦うとすれば、その事を念頭に置きながら余裕をもって戦う必要があるだろう。
「さて」
俺は小声でそうもらしながら、ステータスのスキル欄にある一つのスキルを見つめる。
俺の中でこのステータスに対して説明がついたところで、このステータスになった原因について教えてもらおうか。
俺はそう思いながら、ステータスの[アイテムドロップ]をタップする。
[アイテムドロップ]
戦いに勝利した時のみその戦い、あるいは相手に応じた何らかのアイテムがドロッ
プするようになる。
ただしそのアイテムを受け取らないという選択をすることも可能。
受け取らないと選択した場合、ドロップするはずだったアイテムはポイントに変換
される。
変換されたポイントはスキル保持者が認識出来る世界のアイテムと交換可能。
現在のポイントは0ポイント。
…………は!?
ちょっと待て!
落ち着け、俺!
急に世界の法則を捻じ曲げるかのような説明が出てきたが、落ち着くんだ!!
これまで倒したゴブリン達は、ゲームのように消えてその場にアイテムを落とすなんてことは無かった。
だがこのスキルはそれを強制するという事か?
それとも今まで通りゴブリンの死体は残り、更にアイテムが落ちるという事なのか?
仮に後者であるのならば、落ちたアイテムを拾わなければ受け取らない選択と言う事になる。
だがその場合、その場にアイテムは残り続けるわけで……
クソ!!
訳が分からん!
それに受け取らなかった場合ポイントに変換されるってどういうことだよ!?
しかも一番重要なのは、そのポイントがスキル保持者が認識できる世界のアイテムと交換可能という事だ。
認識できる世界……
つまりは俺達が元々居た世界の物と交換ができるかもしれないという事……
本当に面倒でクソだ……
スキル説明だけ見ても相当特殊で特別だという事がわかる。
だが実態が確認できていない以上、言いふらす事は出来ない。
勝手に期待され、勝手に絶望されて文句を言われても困るからな。
と言うか元々言いふらすつもりはないんだが……
しかしどうしたものか?
試しに0ポイントの部分をタップしてみたが、現在のポイントで交換できるアイテムはございませんとウィンドウが出てきた。
交換できるアイテムがわかれば元の世界の物と交換できるかどうかの確証が得られたのだが……
それも今は無理そうだ。
ならとりあえずこのスキルの言う所の、戦いに勝利しなければならない訳だが……
果たしてどこまでが戦いと判断されるのか?
それについても疑問点が多い。
「お! やっと目を覚ましたか、悠椰!」
俺がそんな事を真剣に考えていると、柔道場の扉を開けた好川がそう言ってきた。
「ご心配をおかけしました。それよりもやっとというのはどういうことですか?」
「お前、五日も眠ってたんだぞ」
好川は俺の隣に座り、真剣な表情でそう言ってきた。
五日!!
前回倒れた時は半日も経ってなかったはずだぞ!
なのに今回は五日も意識が無かったって何がそこまで違ったってんだよ!
「一応北中先輩が診てくれて大丈夫なのはわかってたから心配はしてなかったが、目が覚めて本当に良かったよ」
「……北中先輩は俺を診てなんと言ってましたか?」
「この世界の理を超えようとしてるから当分目を覚まさないって言ってたぞ」
好川は俺の問いかけに、真剣に俺を見つめながらそう答える。
世界の理……俺が五日も眠っていた理由は[アイテムドロップ]のせいか。
明らかにこれは異質なスキル説明だったしな。
勿論[職業変更]も異質度で言えば同じぐらいだが、こっちは最初から持ってたからな。
しかしそれを好川に聞かれたのは痛いな……
ここで変にうやむやにすれば今後の関係が悪くなるかもしれない。
好川自身お互いの能力に関して説明しないと言っていたから大丈夫だとは思うが、気持ち的な問題で亀裂が入るのは確かだろうな。
多少ぼかしてでも説明すべきだろうな。
何せ五日も眠ってたんだから、今後の事を考えるとあぁは言っていたが心配だろう。
だが説明する前に一つ確認してみるか。
「眠っていた理由には一つ心当たりがあります。ですがそれを話す前に一つ、付き合って欲しい事があるんですがいいですか?」
「……いいよ。必要な事なんだろ?」
「はい、ありがとうございます。では一つ、俺とじゃんけんしてください」
「じゃんけんでいいだな?」
好川はそう言いながら何も聞かずに、右手をグーにして前に出してくれた。
「ではいきます。最初はグー、じゃんけんポン」
俺の合図で好川はグー、俺はパーを出しじゃんけんに俺が勝利した。
直後、俺の目の前に青白いウィンドウが現れる。
★好川 賢一との戦いに勝利しました★
報酬を選択してください
1,先読みの劣化スキルスクロール 2,アイテムと交換可能な1ポイント
ハハハ……
嘘だろ……
こうなるのか……
俺はそう思いながら、表情に出てしまいそうな乾いた笑みを必死にこらえる。
このスキルが意味する戦いとはどこまでなのか調べようと思っての事だったが、どうやらやはり勝敗を決めるものを意味するようだ。
戦闘ではなく戦いと説明されている事から至った考えではあったが、これはかなり優秀……いや、優秀過ぎる。
何せ態々命を賭けて戦わなくても、こうしてじゃんけんで勝つだけで1ポイント溜める事が出来るんだ。
それに本来の報酬である先読みの劣化スキルスクロール……
恐らくだがスキルスクロールとは読む事でスキルを習得できるものではないだろうか?
劣化とあることから何らかの不足がある事は予測できるが、それでもただのじゃんけんで手に入れられるものではないのは確かだろう。
そんなものをこれ程までに簡単に入手できるのは正直言って他人からすれば脅威でしかない。
これは俺一人でどうこう考えられる領域を遥かに超えている。
キャパオーバーだ!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる