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ブリューナク。ありがと
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ミナータが見えなくなると執事はなにやら呪文を唱え手から剣を召喚し雄叫びながら戦いに加わった。
声を聞いたリナータは立ち止まり振り返らず「ありがとブリューナク」と呟き去っていった。
馬車に着くとメイド服を着た中学生くらいの女の子がいた。
「はやく~!ミナータ様追っ手が来ちゃいます!」
大きく身振り手振りをしながらそう急かすがミナータ実に落ち着いたものだった。
「大丈夫よティナ。執事のブリューナクが戦ってくれてるから。」
「ブリューナク様が?!なら逃げる必要ないのでは?」
メイドの顔は心配する顔では無く寧ろホッと安心している様だった。
「兵士に勝てるとしても、王子を守る専属騎士のコーネリアがいるから負けるわね。」
さっきとは一変メイドは顔をこわばらせた。
「と、仰いますと、、、ブリューナク様がお亡くなりになると?」
「ええ。だからブリューナクの死を無駄にしないためにも早く出発しなさい。」
「そうなのですか。。。」
声から伝わるその悲しげな感情。だがミナータの話す声のトーンは変わらぬものだった。
「ええ。だから早く馬車を出しなさい。行き先はそうねぇ~。屋敷は追っ手が来るのも時間の問題だし、コークス地区にある別荘に行ってちょうだい。そこで簡単な身支度を済ますわ」
声を聞いたリナータは立ち止まり振り返らず「ありがとブリューナク」と呟き去っていった。
馬車に着くとメイド服を着た中学生くらいの女の子がいた。
「はやく~!ミナータ様追っ手が来ちゃいます!」
大きく身振り手振りをしながらそう急かすがミナータ実に落ち着いたものだった。
「大丈夫よティナ。執事のブリューナクが戦ってくれてるから。」
「ブリューナク様が?!なら逃げる必要ないのでは?」
メイドの顔は心配する顔では無く寧ろホッと安心している様だった。
「兵士に勝てるとしても、王子を守る専属騎士のコーネリアがいるから負けるわね。」
さっきとは一変メイドは顔をこわばらせた。
「と、仰いますと、、、ブリューナク様がお亡くなりになると?」
「ええ。だからブリューナクの死を無駄にしないためにも早く出発しなさい。」
「そうなのですか。。。」
声から伝わるその悲しげな感情。だがミナータの話す声のトーンは変わらぬものだった。
「ええ。だから早く馬車を出しなさい。行き先はそうねぇ~。屋敷は追っ手が来るのも時間の問題だし、コークス地区にある別荘に行ってちょうだい。そこで簡単な身支度を済ますわ」
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