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魔法学校編
次の対戦相手
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初戦を豪快な勝利で飾ったヴァイオレット
しかし本人は力を全く出せず不満を募らせていた
『もぅ~、あれだけ調子のいいこと言ってたのにまさかあんな一撃でやられちゃうなんて……期待はずれにも程があるよぉ』
『まぁ初戦だし勝ち進んでいけば相手も強くなっていくだろうしそう悲観することもないでしょ』
『そうかなぁ……』
その後ヴァイオレットは続く二回戦、三回戦も相手を圧倒し順調に駒を進めていった
学年が上だからといってミーシャの言うような強敵には中々出くわさず、ヴァイオレットの内から湧き上がってくる力は発散できずにいた
『エリザちゃんも順調に勝ち上がってるみたい。それまでは本気で戦わなくても大丈夫かなー。早く戦いたいなー』
ヴァイオレットはこれまでの三試合基礎的な魔法だけで勝ち上がってきた
固有魔法を使ってもよかったが、対戦相手の魔法を模倣しないのには理由があった
どんな魔法でも使用できるようになる模倣の魔法、実はこの魔法で模倣できる数には上限がある
上限を越えてしまうと過去に模倣した魔法が使えなくなってしまうという欠点がある為、今回使用は控えていた
ストックできる上限は成長するにつれてその数は増えていっている
本人もきちんと理解できていないが頭の中で思い浮かべると模倣した魔法の名が現れ、上限がきた場合はそこから使わない魔法を選んで上書きするという仕組みになっている
『なんか思ってたより退屈だなぁ。もっと熱い戦いができると思っていたのにこれじゃあ満足できないよぉ』
『あなたが満足できる相手ねぇ……あっ、次の対戦相手なら楽しめるんじゃない?』
『誰誰?』
『メアリー・サングレイス。五学年の人よ』
『その人強いの?』
『強いというよりも……うーん、あれはなんて言えばいいのかしら。まぁ戦ってみれば分かるわよ』
そう言うミーシャは何故だかあまりいい表情をしていなかった
それを見たヴァイオレットはそのメアリーという人物が一体どんな相手なのかと少し楽しみにしつつ、次の試合が始まるのを控え室で待った
『あっ、その前にちょっと私お手洗い行ってくるー!』
『そんな大声で言わなくてもいいわよ。なるべく早く戻ってくるのよ』
声高らかに告げたヴァイオレットは手洗いがある場所へと駆け込む
一通り出すものを出してスッキリし、手を洗って控え室へ戻ろうとする
『ふぅーさて、ミーシャちゃんのところに戻ろっと』
『あなたが次の対戦相手ね』
『わぁ!?ビックリしたぁ……全然気がつかなかったよ』
ヴァイオレットの背後を取るような形で声をかけてきた女性
その女性の体は異質なもので、顔に至るまで全身縫い目のようなものがあった
『えっと次の対戦相手ってことはあなたがメアリーさん?よろしくね』
『あなたなら私を満足させてくれるといいのだけれど』
『私こう見えて結構強いよ』
『試合見てたから分かるわ。楽しみにしてるわね』
そう言い放つメアリーは不気味な笑みをヴァイオレットに見せると去っていった
対峙した感じではそこまで強い人には思えなかった
だがヴァイオレットは言葉では上手く言い表せないような感覚をメアリーから感じ取っていた
しかし本人は力を全く出せず不満を募らせていた
『もぅ~、あれだけ調子のいいこと言ってたのにまさかあんな一撃でやられちゃうなんて……期待はずれにも程があるよぉ』
『まぁ初戦だし勝ち進んでいけば相手も強くなっていくだろうしそう悲観することもないでしょ』
『そうかなぁ……』
その後ヴァイオレットは続く二回戦、三回戦も相手を圧倒し順調に駒を進めていった
学年が上だからといってミーシャの言うような強敵には中々出くわさず、ヴァイオレットの内から湧き上がってくる力は発散できずにいた
『エリザちゃんも順調に勝ち上がってるみたい。それまでは本気で戦わなくても大丈夫かなー。早く戦いたいなー』
ヴァイオレットはこれまでの三試合基礎的な魔法だけで勝ち上がってきた
固有魔法を使ってもよかったが、対戦相手の魔法を模倣しないのには理由があった
どんな魔法でも使用できるようになる模倣の魔法、実はこの魔法で模倣できる数には上限がある
上限を越えてしまうと過去に模倣した魔法が使えなくなってしまうという欠点がある為、今回使用は控えていた
ストックできる上限は成長するにつれてその数は増えていっている
本人もきちんと理解できていないが頭の中で思い浮かべると模倣した魔法の名が現れ、上限がきた場合はそこから使わない魔法を選んで上書きするという仕組みになっている
『なんか思ってたより退屈だなぁ。もっと熱い戦いができると思っていたのにこれじゃあ満足できないよぉ』
『あなたが満足できる相手ねぇ……あっ、次の対戦相手なら楽しめるんじゃない?』
『誰誰?』
『メアリー・サングレイス。五学年の人よ』
『その人強いの?』
『強いというよりも……うーん、あれはなんて言えばいいのかしら。まぁ戦ってみれば分かるわよ』
そう言うミーシャは何故だかあまりいい表情をしていなかった
それを見たヴァイオレットはそのメアリーという人物が一体どんな相手なのかと少し楽しみにしつつ、次の試合が始まるのを控え室で待った
『あっ、その前にちょっと私お手洗い行ってくるー!』
『そんな大声で言わなくてもいいわよ。なるべく早く戻ってくるのよ』
声高らかに告げたヴァイオレットは手洗いがある場所へと駆け込む
一通り出すものを出してスッキリし、手を洗って控え室へ戻ろうとする
『ふぅーさて、ミーシャちゃんのところに戻ろっと』
『あなたが次の対戦相手ね』
『わぁ!?ビックリしたぁ……全然気がつかなかったよ』
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『えっと次の対戦相手ってことはあなたがメアリーさん?よろしくね』
『あなたなら私を満足させてくれるといいのだけれど』
『私こう見えて結構強いよ』
『試合見てたから分かるわ。楽しみにしてるわね』
そう言い放つメアリーは不気味な笑みをヴァイオレットに見せると去っていった
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だがヴァイオレットは言葉では上手く言い表せないような感覚をメアリーから感じ取っていた
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