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開拓編
村作り
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リザードマン族とナーガ族の共同生活はわだかまりが残っていて始めこそお互いぎこちない様子を見せていたが、協力し合いながら生活を送っていくことで徐々にだが自然と会話をしている姿を見かけるようになった
勿論未だナーガ族に対して良く思っていない者も中にはいるが、それはナーガ達の今後の行動次第だろう
『さぁ今日も一日頑張ろう。また私達が木を切っていくから皆は運んでいってね』
リザードマン族とナーガ族の二部族が一つとなり人数が多くなったことで少し村の中が狭苦しい感じになっていたので、先日から村周辺の木を切り落として新たな壁を築くと同時に規模を大きくする作業を行っている
ヴァイオレットとルージュが木を切り落としていきリザードマンとナーガ達に運ばせ力を合わせて壁を築いていく
防壁作りの知識は皆無なのでとにかく侵入できる隙間を作らず強風が吹いても倒れないよう真っ直ぐにすることを心掛けた
防壁を作り終えたら今後は村の周りを窪地にし、そこに水を入れて溜め池を作る予定だ
村に入る為の橋を作ったりと大変ではあるが敵の侵入を難しくする目的とは別にもう一つ試みたい事があった
それは川にいる魚をその溜め池に放流して自分達で育てるということ
自分達で魚に餌を与え飼育し数を増やすことができれば食料問題は一気に解決できるはずだ
ただこれは長期的な方法であって今すぐどうにかなる方法ではない。当面の間は森に出て食料の調達をしなくてはならない
力仕事が出来ない子供達にその役を任せたいところだが、村の外には魔物も徘徊していて危険なので木の実の採集は大人達に任せメインの食料調達はヴァイオレット達が担当することにした
『木を切るついでに魔物を狩ってきたよ。焼いて皆で食べよう』
彼らは木の実や魚を好んで食べているが、基本人間と変わらず雑食性で食べられない物はないのだとか
なのに何故魔物を狩らずにいたかというとここの森にいる魔物は気性が荒い上にとても強く一体倒すだけでも彼らは一苦労するらしい
ヴァイオレット達からしたらあっちで戦っていた時の魔物よりも気持ち強いかなと思う程度だったのであまり気にしていなかったが、労力に見合わないことに危険を冒すよりも安全に確保できるものを選ぶのは納得できる
そして自分達が魔物を狩りに行くことを決めたのは単純に魚と木の実ばかりで飽きてしまい肉が食べたくなったから
ヴァイオレットもルージュも生粋の肉好きなのである
『うーんこれこれこの匂い。よし、子供達こっちにおいで~、お姉さんが切ってあげるよ~』
『アグゥラジスダ』
魔物を焼いている姿を眺めていた子供達に向かってこっちに来るよう身振り手振りで伝え、皿がないので大きな葉っぱに切った肉を乗せて渡していく
相変わらず何を言っているかはサッパリ分からなかったが笑顔を見せてくれているのできっと喜んでくれているのだろう
子供達に一通り配り終え自分達も冷めないうちに食事にありつこうとしていると、木の実の採集を任せていた者達が遅れて帰ってきた
だが手には採りに行っていたはずの木の実はなく、代わりにリザードマン、ナーガ共に何名かが傷を負っている様だった
その様子を見たガリアが訳を聞きにいく
『何があったの?もしかして魔物に襲われたちゃった?』』
『この近くで鬼人族、現れた言ってる』
『また別の種族か……ってもしかしてナーガ族を襲った相手?』
ヴァイオレットの問いにガリアは頷いた
ナーガ達が前の住処にいないことを知りここまで追ってきたのだろうか
いずれにせよ近くまで来ているのならこの村が襲われる可能性は十二分にある
『仕方ない、ちょっと様子見てきますか』
勿論未だナーガ族に対して良く思っていない者も中にはいるが、それはナーガ達の今後の行動次第だろう
『さぁ今日も一日頑張ろう。また私達が木を切っていくから皆は運んでいってね』
リザードマン族とナーガ族の二部族が一つとなり人数が多くなったことで少し村の中が狭苦しい感じになっていたので、先日から村周辺の木を切り落として新たな壁を築くと同時に規模を大きくする作業を行っている
ヴァイオレットとルージュが木を切り落としていきリザードマンとナーガ達に運ばせ力を合わせて壁を築いていく
防壁作りの知識は皆無なのでとにかく侵入できる隙間を作らず強風が吹いても倒れないよう真っ直ぐにすることを心掛けた
防壁を作り終えたら今後は村の周りを窪地にし、そこに水を入れて溜め池を作る予定だ
村に入る為の橋を作ったりと大変ではあるが敵の侵入を難しくする目的とは別にもう一つ試みたい事があった
それは川にいる魚をその溜め池に放流して自分達で育てるということ
自分達で魚に餌を与え飼育し数を増やすことができれば食料問題は一気に解決できるはずだ
ただこれは長期的な方法であって今すぐどうにかなる方法ではない。当面の間は森に出て食料の調達をしなくてはならない
力仕事が出来ない子供達にその役を任せたいところだが、村の外には魔物も徘徊していて危険なので木の実の採集は大人達に任せメインの食料調達はヴァイオレット達が担当することにした
『木を切るついでに魔物を狩ってきたよ。焼いて皆で食べよう』
彼らは木の実や魚を好んで食べているが、基本人間と変わらず雑食性で食べられない物はないのだとか
なのに何故魔物を狩らずにいたかというとここの森にいる魔物は気性が荒い上にとても強く一体倒すだけでも彼らは一苦労するらしい
ヴァイオレット達からしたらあっちで戦っていた時の魔物よりも気持ち強いかなと思う程度だったのであまり気にしていなかったが、労力に見合わないことに危険を冒すよりも安全に確保できるものを選ぶのは納得できる
そして自分達が魔物を狩りに行くことを決めたのは単純に魚と木の実ばかりで飽きてしまい肉が食べたくなったから
ヴァイオレットもルージュも生粋の肉好きなのである
『うーんこれこれこの匂い。よし、子供達こっちにおいで~、お姉さんが切ってあげるよ~』
『アグゥラジスダ』
魔物を焼いている姿を眺めていた子供達に向かってこっちに来るよう身振り手振りで伝え、皿がないので大きな葉っぱに切った肉を乗せて渡していく
相変わらず何を言っているかはサッパリ分からなかったが笑顔を見せてくれているのできっと喜んでくれているのだろう
子供達に一通り配り終え自分達も冷めないうちに食事にありつこうとしていると、木の実の採集を任せていた者達が遅れて帰ってきた
だが手には採りに行っていたはずの木の実はなく、代わりにリザードマン、ナーガ共に何名かが傷を負っている様だった
その様子を見たガリアが訳を聞きにいく
『何があったの?もしかして魔物に襲われたちゃった?』』
『この近くで鬼人族、現れた言ってる』
『また別の種族か……ってもしかしてナーガ族を襲った相手?』
ヴァイオレットの問いにガリアは頷いた
ナーガ達が前の住処にいないことを知りここまで追ってきたのだろうか
いずれにせよ近くまで来ているのならこの村が襲われる可能性は十二分にある
『仕方ない、ちょっと様子見てきますか』
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