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第三章 《第一部》ヒーラー 愛の逃避行篇
EXep.2『旅者』
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ゼウス・マキナは歩く。
ただ一人、この広い世界をひたすら歩く。
『………お腹、空いた』
祝福を持たないゼウスは、魔獣に遭遇する。
『……どけ、邪魔だ』
魔獣は恐怖し、逃げ出した。
その後も魔物が現れるが、同じこと。
ゼウスに恐怖し逃げ出していく。
そんなゼウスに恐れる事無く、
話しかける者が居た。
「……おや、これは珍しいお客人だ」
ある国の王子である彼。
白い耳に白い顔。もふもふとした毛が生えている純粋な獣人。白の鎧を纏い、左腰には剣を携えている。
『……我になんの用だ』
「君を探していた訳じゃない。そもそも君を見つけようと思って見つけ出すなんて不可能だろうからね」
口達者な彼にゼウスはもう一度言う。
『猫、我になんの用だと聞いている』
ゼウスの周りには雷のようなものが出現した。
「おいおい、僕は敵じゃない!やめてくれよ………君の『探し物』を見つけたよ」
猫の男は言う。
『……なに?我の〝探し物〟だと?』
「ああ……君と同じ髪と目をしていたよ」
『……分かった。感謝する猫』
「いいさ。僕もまだ死にたくはないんでね……では僕は失礼するよ」
そう言って虎に跨り森に帰っていく猫の男。
『やっと見つけた』
ゼウスはようやく見つけたと、
『彼女』は一人不敵に笑う。
『『神の子』よ』
ただ一人、この広い世界をひたすら歩く。
『………お腹、空いた』
祝福を持たないゼウスは、魔獣に遭遇する。
『……どけ、邪魔だ』
魔獣は恐怖し、逃げ出した。
その後も魔物が現れるが、同じこと。
ゼウスに恐怖し逃げ出していく。
そんなゼウスに恐れる事無く、
話しかける者が居た。
「……おや、これは珍しいお客人だ」
ある国の王子である彼。
白い耳に白い顔。もふもふとした毛が生えている純粋な獣人。白の鎧を纏い、左腰には剣を携えている。
『……我になんの用だ』
「君を探していた訳じゃない。そもそも君を見つけようと思って見つけ出すなんて不可能だろうからね」
口達者な彼にゼウスはもう一度言う。
『猫、我になんの用だと聞いている』
ゼウスの周りには雷のようなものが出現した。
「おいおい、僕は敵じゃない!やめてくれよ………君の『探し物』を見つけたよ」
猫の男は言う。
『……なに?我の〝探し物〟だと?』
「ああ……君と同じ髪と目をしていたよ」
『……分かった。感謝する猫』
「いいさ。僕もまだ死にたくはないんでね……では僕は失礼するよ」
そう言って虎に跨り森に帰っていく猫の男。
『やっと見つけた』
ゼウスはようやく見つけたと、
『彼女』は一人不敵に笑う。
『『神の子』よ』
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