サンタクロースE.E

koll.

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5.ある女性

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俺は、思い出したけど、伝達係らしい。

後で聞いた話だが、あのとき、あいさつしたが、ドアが開いた音と俺の言葉が重なって、なんて言ってるかわからなかったみたい。

それでシーンとしていた。


一人の男が話しかけてきた。この伝達部の長官らしい。

すごい特徴的な頭に翔は一瞬笑いそうに、なった。


だって!ハゲだもん!しかも毛が三本生えてるし!


「あの~、新人さん?赤山くん?」

「あ、はい」

「ここを管理してるカース官房長官です。」

「はあ。よろしくお願いします。」

俺は相づちをうちあいさつした。

「では、こちらに。あの伝達係部2という部屋に入れば君に仕事教えてくれる人いるから。」

そう言われ、翔は「伝達係部3」に入った。

実はまだ七時四十分なので、仕事場に入るとまだ3人しかいなかった。

すると、その中に女性が1人。

その女性は俺の方を向き、積極的に話しかけてきた。

「君が赤山くん?私はコロナ・ナデージュよ。」

彼女の名前を聴いて俺はびっくりした。

何故ならあの時告白した彼女の名字が一緒だったから。

俺はもう女の子に関して臆病になっていた。

ちょっと後退りしてしまった。

「どうしたの?」

「いや、なんでも。」

「そっか。」

「今日からあたしが赤山に仕事を教える先輩。そして、パートナーよ。」

「え?パ、パートナー?」

「そうよ。よろしくね!」

そうこの会社は「パートナーシステム」がある。

俺は今日から彼女のパートナーになった。



はあ。マジかー。これからどうなる?
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