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17:アルバードの決意(アルバード)
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やはり、考えたんだけど、現場に行くのがいいんじゃね?って思う。実物のオルゴールとやらを見るのは勿論なんだけど、・・・恐らく、俺達がバランドールに行くことによって、きっと犯人は尻尾を出すと思うんだよね。
何せ、S級冒険者が2人もいくし、イライザは魔女だから、あちらでは相当敬われるからね。以前依頼でバランドールに行った時も、イライザを見る目は凄かったし、そりゃもう、どこぞのアイドルかよ!って感じだったからなー。そういう盲信的な輩から、協力を仰げる可能性も高いしな。まぁこちらは希望的観測だけど。
よし!そうと決まれば、シエラ嬢と王様に打診にいくか!
翌日、謁見の間にて、人払いがされ、王、宰相、イライザ、アルバード、ユーナ、そしてシエラの5名だけがいた。
「ふむ、バランドールにな。」
「はい、やはり呪いのオルゴールとやらの現物を確認したほうがいいのではと思われます。」
「なるほどな・・・一理ある。魔女殿はどう思われる?」
「私も賛成よ。現物見た方が解呪法もよりわかる可能性が高まると思うわ。」
「フム、魔法において高名な魔女殿が仰るなら、尚のことだな。」
「それに・・・正直なところ、バランドールの解呪について腑に落ちない事があるのです。」
アルバードは神妙な顏で、思っていた疑問を王にいう事にした。
「ほう?それは何だ?」
「ここまで、手がかかりが無さ過ぎることです。」
「どういうことだ?」
「王女の呪いの事件について進捗状況が、あまりにも芳しくないのが引っかかります。」
「そうね。あの国は魔法大国ですもの。あれから進展はないんでしょ?私も変な話だなーと思ったわ。」
イライザがそう言うと、アルバードは頷いた。
「恐らくですが、この件はバランドールの貴族が、恐らくかなりの有力な貴族が絡んでいると私は睨んでいます。」
「隠ぺい・・・か。」
「御意。」
シエラはそれを聞いて驚いた。
「え?待って、ということは、バランドールでは、誰が犯人かわかってるってこと?」
シエラはまさかそんなことが、とは思ったが、実際向こうでは魔力カーストで居心地の悪い思いをずっとしてきたから、思い当たらない訳でもなかった。
「わかっている、とまでは現時点ではわかりません。ですが、関与していることは間違いないと思われます。」
アルバードは珍しくTPOは弁えているようで、口調は改まっていた!
「そう、どのみち私の魔力がないことが恐らく原因なのでしょうね・・・」
「・・・・失礼ながら、恐らく・・・」
「いいえ、私もそのくらいの見当はしていましたから、気にしないでください。」
シエラも王の手前、TPOは弁えていた!
「だが、そういうことなら、バランドールに行くのは危険ではないのか?」。
「ご心配されるのは無理もないと思います。ですが、今回は俺もイライザもいますからね。」
「ふむ・・・確かにな。」
王として、行かせたくはないが、かといって当然このままと言うわけにもいかない。できれば娘がアルバードと両想いになってくれるのが一番いいのだが、あくまで希望であって確約できるものがないのも確かだった。それにS級の冒険者が二人もいるのなら、話は違うかもしれないと王も納得しつつあった。
シエラは、バランドールにまた行くのかぁ、正直なところは嫌だけど、確かに解呪の為には仕方ないかもしれないと、シエラは複雑な心境だった。そんなことを考えていたところへ、アルバードから不意に声を掛けられた。
「王女様。」
「あ、はい、何か?」
アルバードはシエラの方を向いて真剣な表情をしていた。
「王女様が、バランドールに蟠りがあるのは、存じております。しかしそれでも、解呪のためには向こうに行ったほうがいいと俺は思っています。」
「はい・・・そうですね。」
「だから。」
「?」
「俺が必ず王女様をお守りします!何があろうとも、俺は絶対に貴方を守り抜きます。それだけは信じてください!」
アルバードは決めていた。婚約者なのだから絶対に守ろうと。もし万が一、シエラが元に戻れなかったとしても、アルバードは彼女と一生を添い遂げようと決めていたのだ。だから、絶対にシエラを守りぬくと決めていた。
「え・・・・はい。」
シエラは顔を真っ赤にしながらもアルバードの真剣な眼差しを見て彼の本気度がわかった。まさかそんなことを言われるとは思っていなかったので、シエラは驚いたが、好きな人に守ると言われ、喜ばない女はいないだろう。
「ほう・・・これはこれは」
やっぱり両想いになるんじゃないか?と王はちょっと、いや大分と期待した。王は嬉しそうに二人の若者を見て頷き、またイライザもユーナも暖かく見守っていた。
「よかろう!ではバランドール行きは決定だ。いや、むしろこちらから頼む。」
「はっ!」
「では、宰相、バランドールへの通達と渡航手続きを頼む。」
「ははっ、承知いたしました。」
こうして、シエラは今度はアルバードを伴い、再びバランドールに行くことになった。
何せ、S級冒険者が2人もいくし、イライザは魔女だから、あちらでは相当敬われるからね。以前依頼でバランドールに行った時も、イライザを見る目は凄かったし、そりゃもう、どこぞのアイドルかよ!って感じだったからなー。そういう盲信的な輩から、協力を仰げる可能性も高いしな。まぁこちらは希望的観測だけど。
よし!そうと決まれば、シエラ嬢と王様に打診にいくか!
翌日、謁見の間にて、人払いがされ、王、宰相、イライザ、アルバード、ユーナ、そしてシエラの5名だけがいた。
「ふむ、バランドールにな。」
「はい、やはり呪いのオルゴールとやらの現物を確認したほうがいいのではと思われます。」
「なるほどな・・・一理ある。魔女殿はどう思われる?」
「私も賛成よ。現物見た方が解呪法もよりわかる可能性が高まると思うわ。」
「フム、魔法において高名な魔女殿が仰るなら、尚のことだな。」
「それに・・・正直なところ、バランドールの解呪について腑に落ちない事があるのです。」
アルバードは神妙な顏で、思っていた疑問を王にいう事にした。
「ほう?それは何だ?」
「ここまで、手がかかりが無さ過ぎることです。」
「どういうことだ?」
「王女の呪いの事件について進捗状況が、あまりにも芳しくないのが引っかかります。」
「そうね。あの国は魔法大国ですもの。あれから進展はないんでしょ?私も変な話だなーと思ったわ。」
イライザがそう言うと、アルバードは頷いた。
「恐らくですが、この件はバランドールの貴族が、恐らくかなりの有力な貴族が絡んでいると私は睨んでいます。」
「隠ぺい・・・か。」
「御意。」
シエラはそれを聞いて驚いた。
「え?待って、ということは、バランドールでは、誰が犯人かわかってるってこと?」
シエラはまさかそんなことが、とは思ったが、実際向こうでは魔力カーストで居心地の悪い思いをずっとしてきたから、思い当たらない訳でもなかった。
「わかっている、とまでは現時点ではわかりません。ですが、関与していることは間違いないと思われます。」
アルバードは珍しくTPOは弁えているようで、口調は改まっていた!
「そう、どのみち私の魔力がないことが恐らく原因なのでしょうね・・・」
「・・・・失礼ながら、恐らく・・・」
「いいえ、私もそのくらいの見当はしていましたから、気にしないでください。」
シエラも王の手前、TPOは弁えていた!
「だが、そういうことなら、バランドールに行くのは危険ではないのか?」。
「ご心配されるのは無理もないと思います。ですが、今回は俺もイライザもいますからね。」
「ふむ・・・確かにな。」
王として、行かせたくはないが、かといって当然このままと言うわけにもいかない。できれば娘がアルバードと両想いになってくれるのが一番いいのだが、あくまで希望であって確約できるものがないのも確かだった。それにS級の冒険者が二人もいるのなら、話は違うかもしれないと王も納得しつつあった。
シエラは、バランドールにまた行くのかぁ、正直なところは嫌だけど、確かに解呪の為には仕方ないかもしれないと、シエラは複雑な心境だった。そんなことを考えていたところへ、アルバードから不意に声を掛けられた。
「王女様。」
「あ、はい、何か?」
アルバードはシエラの方を向いて真剣な表情をしていた。
「王女様が、バランドールに蟠りがあるのは、存じております。しかしそれでも、解呪のためには向こうに行ったほうがいいと俺は思っています。」
「はい・・・そうですね。」
「だから。」
「?」
「俺が必ず王女様をお守りします!何があろうとも、俺は絶対に貴方を守り抜きます。それだけは信じてください!」
アルバードは決めていた。婚約者なのだから絶対に守ろうと。もし万が一、シエラが元に戻れなかったとしても、アルバードは彼女と一生を添い遂げようと決めていたのだ。だから、絶対にシエラを守りぬくと決めていた。
「え・・・・はい。」
シエラは顔を真っ赤にしながらもアルバードの真剣な眼差しを見て彼の本気度がわかった。まさかそんなことを言われるとは思っていなかったので、シエラは驚いたが、好きな人に守ると言われ、喜ばない女はいないだろう。
「ほう・・・これはこれは」
やっぱり両想いになるんじゃないか?と王はちょっと、いや大分と期待した。王は嬉しそうに二人の若者を見て頷き、またイライザもユーナも暖かく見守っていた。
「よかろう!ではバランドール行きは決定だ。いや、むしろこちらから頼む。」
「はっ!」
「では、宰相、バランドールへの通達と渡航手続きを頼む。」
「ははっ、承知いたしました。」
こうして、シエラは今度はアルバードを伴い、再びバランドールに行くことになった。
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