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31:デート?②~ドワーフのカイン前編~(アルバード)
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「えーーー!何ここ?!」
思った通り、シエラ嬢は驚いてる。ま、気持ちはわかる。
俺も初めて来た時は、驚いたもんな。
だってここ、まさかの洞窟に繋がっているからね。
「けど・・・なんだか幻想的でキレイね・・・」
シエラ嬢は驚きつつも感動している。
この洞窟は、明かりを灯すための魔石があちこちに埋め込まれているからな。だから洞窟なんだけど、割と明るい。
「この店ね、特殊な魔術式で、店の奧と洞窟が繋がっているんだ。あの看板無しで店構えをボロにしてるのはワザとでね。知らない客が入らないようにしてるフェイクみたいなもんってわけ。ま、俺も受け売りだけどね。」
「そういう意味だったのね、納得したわ。でもなんで洞窟につながっているのかしら?」
「はは、だろ?洞窟なのは、まぁ一応理由はあるんだけど・・・ま、それは後から言うよ。」
そうして、少し洞窟の奧へ進んで行った先には見知った顔の店主がいた。
俺達に気付いた店主は、
「ん?お前さんはフォルティシアんところのか?」
「そっ、久しぶり。おっちゃん。」
すると、突然耳打ちされた。
「アルバード下して。」
「え?なんで?」
「何言ってるの、こんな恰好のまま、ご挨拶なんて失礼でしょ!」
俺に抱っこされたまま、シエラ嬢はプリプリと怒っている。
あーなるほど、確かにな。シエラ嬢さすがなー。
「わかった。」
シエラ嬢は俺の抱っこから解放されると、淑女の礼で、おっちゃんに挨拶をした。
「初めまして。私、シエラと申しますの。この度はお世話になります。」
さすがに今の状態では家名は名乗らなかったようだ。ま、王女が幼女になったなんて公言はしていないから、当然なのだが。
そして、おっちゃんは目を丸くしてる。うん、何となく気持ちはわかるよ。
「お、おぅ、まさかこんな小さな嬢ちゃんから、きっちりとした挨拶もらえるとはな。」
おっちゃんも大分と戸惑っているようだ。ちょっと面白い。
「わしは、ドワーフのカインというもんだ。見ての通り商いをしている。嬢ちゃん、よろしくな。」
店主の風貌は少々強面で、今のシエラよりは大きいが、明かに一般の男性の身長よりもだいぶんと低い。服を着ていても逞しいのがよくわかる身体に、髭を蓄えた茶色の髪を持つ、ドワーフという種族であった。
「ドワーフ族なんですか!私、初めてお会いしました!」
「そうさな、わしらはあんまり人里には顔は出さんからな。」
「イライザさんといい、最近滅多と会えないような人種の方々とお会いできて、私嬉しく思います。」
シエラ嬢は本当に嬉しそうだ。あれ?おっちゃん照れてるし!まぁシエラ嬢は小さいながらもすごい美少女だもんな。
「イライザか・・・あいつは、魔女の中でも割と異質だからな、わしらから見たら恐ろしく社交的な奴だけどな。」
「まぁ、ライザは普通の基準からでも充分に社交的だからね。」
横でシエラ嬢がうんうんと頷きまくっている。
「ところで、フォルティシア?ってどなたなの?」
「あー俺のばあちゃんのこと。おっちゃんとばあちゃんは知り合いなんだよ。」
「え?お祖母さまと?そうなのね・・・」
シエラ嬢は不思議そうな顔してる。ま、無理もないだろうね。普通に貴族の生活をしてたらドワーフに会うなんてこと滅多とないから。
だが彼女はそれ以上は追及してこなかった。なんていうか・・・うんやっぱシエラ嬢はその辺りはわきまえているようだ、さすがだわ。
「でだ、お前さんが来たってことは、どうせイライザの使いだろ。」
「さすが、おっちゃん!当たり。」
「お前さんがわしんとこ来るなんざ、そんな用事がない限り来んだろ。」
「おっちゃん用事ないのに来たら怒るじゃん!」
「当たり前だ、忙しいのにそうそう遊びに来られても迷惑だ。」
クスクス
シエラ嬢は俺達のやり取りを見て、笑ってる。
「お二人とも仲いいんですね。」
「けっ、誰がこんなケツの青い青二才と!」
「ちょ!おっちゃん、俺さすがにケツはもう青くねぇわ!いくつだと思ってんだよ!」
「ふん、人間なんざ、わしからしたら、どいつこいつも若造だな。」
ドワーフ族も魔女と同じく長寿である。ちなみにこの世界は、人間だけではなく、いくつかの種族で構成されており、中には魔女やドワーフと同じように、長寿な種族は他にも存在するのだ。
「それ言われたら、俺なんも言えねーわ・・・」
「あら、それなら私は・・・赤ちゃんなのかしら?」
シエラ嬢は真面目にそう言うので、おっちゃんはまた目を丸くして、
「「ぶはははははっ」」
と、大笑いをした。俺も笑ったけどね!そんな発想はなかったわ(笑) 俺達が思い切り笑ったので、シエラ嬢が今度は目を丸くしていた。
「ふ、なかなか楽しいお嬢ちゃんだ。さて、本題に入るか。何が欲しいんだ?」
「あぁ、これ。」
俺はライザから預かった、差材のリストをおっちゃんに渡した。
「ふんふん・・・なるほど。また厄介な魔術に使うようだな。」
さすがおっちゃん、リスト見ただけで、なんの魔術かわかってるようだ。
「うーん、・・・と、うちに大体はあるが・・・まぁわかってはいると思うが、このバジリスクのコレはないぞ?」
バジリスクは難易度B級のトカゲが巨大化したような魔獣だ。冒険者ランクA級以上かもしくはBランクパーティが2組でないと、討伐許可が下りない代物だ。
「あぁだと思って、それは俺が狩りに行くつもりにしてる。」
「まぁお前さんなら問題はないだろ。じゃ、用意してくるから、適当に待っててくれ。」
そういうと、おっちゃんは洞窟の奧に行った。
思った通り、シエラ嬢は驚いてる。ま、気持ちはわかる。
俺も初めて来た時は、驚いたもんな。
だってここ、まさかの洞窟に繋がっているからね。
「けど・・・なんだか幻想的でキレイね・・・」
シエラ嬢は驚きつつも感動している。
この洞窟は、明かりを灯すための魔石があちこちに埋め込まれているからな。だから洞窟なんだけど、割と明るい。
「この店ね、特殊な魔術式で、店の奧と洞窟が繋がっているんだ。あの看板無しで店構えをボロにしてるのはワザとでね。知らない客が入らないようにしてるフェイクみたいなもんってわけ。ま、俺も受け売りだけどね。」
「そういう意味だったのね、納得したわ。でもなんで洞窟につながっているのかしら?」
「はは、だろ?洞窟なのは、まぁ一応理由はあるんだけど・・・ま、それは後から言うよ。」
そうして、少し洞窟の奧へ進んで行った先には見知った顔の店主がいた。
俺達に気付いた店主は、
「ん?お前さんはフォルティシアんところのか?」
「そっ、久しぶり。おっちゃん。」
すると、突然耳打ちされた。
「アルバード下して。」
「え?なんで?」
「何言ってるの、こんな恰好のまま、ご挨拶なんて失礼でしょ!」
俺に抱っこされたまま、シエラ嬢はプリプリと怒っている。
あーなるほど、確かにな。シエラ嬢さすがなー。
「わかった。」
シエラ嬢は俺の抱っこから解放されると、淑女の礼で、おっちゃんに挨拶をした。
「初めまして。私、シエラと申しますの。この度はお世話になります。」
さすがに今の状態では家名は名乗らなかったようだ。ま、王女が幼女になったなんて公言はしていないから、当然なのだが。
そして、おっちゃんは目を丸くしてる。うん、何となく気持ちはわかるよ。
「お、おぅ、まさかこんな小さな嬢ちゃんから、きっちりとした挨拶もらえるとはな。」
おっちゃんも大分と戸惑っているようだ。ちょっと面白い。
「わしは、ドワーフのカインというもんだ。見ての通り商いをしている。嬢ちゃん、よろしくな。」
店主の風貌は少々強面で、今のシエラよりは大きいが、明かに一般の男性の身長よりもだいぶんと低い。服を着ていても逞しいのがよくわかる身体に、髭を蓄えた茶色の髪を持つ、ドワーフという種族であった。
「ドワーフ族なんですか!私、初めてお会いしました!」
「そうさな、わしらはあんまり人里には顔は出さんからな。」
「イライザさんといい、最近滅多と会えないような人種の方々とお会いできて、私嬉しく思います。」
シエラ嬢は本当に嬉しそうだ。あれ?おっちゃん照れてるし!まぁシエラ嬢は小さいながらもすごい美少女だもんな。
「イライザか・・・あいつは、魔女の中でも割と異質だからな、わしらから見たら恐ろしく社交的な奴だけどな。」
「まぁ、ライザは普通の基準からでも充分に社交的だからね。」
横でシエラ嬢がうんうんと頷きまくっている。
「ところで、フォルティシア?ってどなたなの?」
「あー俺のばあちゃんのこと。おっちゃんとばあちゃんは知り合いなんだよ。」
「え?お祖母さまと?そうなのね・・・」
シエラ嬢は不思議そうな顔してる。ま、無理もないだろうね。普通に貴族の生活をしてたらドワーフに会うなんてこと滅多とないから。
だが彼女はそれ以上は追及してこなかった。なんていうか・・・うんやっぱシエラ嬢はその辺りはわきまえているようだ、さすがだわ。
「でだ、お前さんが来たってことは、どうせイライザの使いだろ。」
「さすが、おっちゃん!当たり。」
「お前さんがわしんとこ来るなんざ、そんな用事がない限り来んだろ。」
「おっちゃん用事ないのに来たら怒るじゃん!」
「当たり前だ、忙しいのにそうそう遊びに来られても迷惑だ。」
クスクス
シエラ嬢は俺達のやり取りを見て、笑ってる。
「お二人とも仲いいんですね。」
「けっ、誰がこんなケツの青い青二才と!」
「ちょ!おっちゃん、俺さすがにケツはもう青くねぇわ!いくつだと思ってんだよ!」
「ふん、人間なんざ、わしからしたら、どいつこいつも若造だな。」
ドワーフ族も魔女と同じく長寿である。ちなみにこの世界は、人間だけではなく、いくつかの種族で構成されており、中には魔女やドワーフと同じように、長寿な種族は他にも存在するのだ。
「それ言われたら、俺なんも言えねーわ・・・」
「あら、それなら私は・・・赤ちゃんなのかしら?」
シエラ嬢は真面目にそう言うので、おっちゃんはまた目を丸くして、
「「ぶはははははっ」」
と、大笑いをした。俺も笑ったけどね!そんな発想はなかったわ(笑) 俺達が思い切り笑ったので、シエラ嬢が今度は目を丸くしていた。
「ふ、なかなか楽しいお嬢ちゃんだ。さて、本題に入るか。何が欲しいんだ?」
「あぁ、これ。」
俺はライザから預かった、差材のリストをおっちゃんに渡した。
「ふんふん・・・なるほど。また厄介な魔術に使うようだな。」
さすがおっちゃん、リスト見ただけで、なんの魔術かわかってるようだ。
「うーん、・・・と、うちに大体はあるが・・・まぁわかってはいると思うが、このバジリスクのコレはないぞ?」
バジリスクは難易度B級のトカゲが巨大化したような魔獣だ。冒険者ランクA級以上かもしくはBランクパーティが2組でないと、討伐許可が下りない代物だ。
「あぁだと思って、それは俺が狩りに行くつもりにしてる。」
「まぁお前さんなら問題はないだろ。じゃ、用意してくるから、適当に待っててくれ。」
そういうと、おっちゃんは洞窟の奧に行った。
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