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55:暗躍(アルバード)
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とある場所にて_____
ダン!!!!
___は、机に拳を叩きつけた。
事があまりにも上手くいかない為、かなり苛立っていたのだ。
くっそ!!!
一体どうなってるんだ!あの時・・・あの王女が魔力無しとわかっても王家はあの王女との婚約解消には至らなかった。
我がバランドールに、魔力無しの血を入れるなど、正気の沙汰とは思えなかった。
だから・・・王家ができぬなら、だからこの私がわざわざ手を回してやったと言うのに!!!
まさかあの王女が、『祝福』の加護持ちだったなんて。まさか呪殺があんなことになるなんて思ってもみなかったのだ。
本来であれば、あのオルゴールは目的を達成すれば、跡形もなく消えるはずだった・・・
なのに!!あの王女の『祝福』の効果なのかわからないが、オルゴールは原形のまま残ってしまった。魔法省に調査をされてしまえば、バレてしまう!そう思った私は今は禁止されている隷属魔法に禁呪と言えるリンク魔法をさらに連ねて、集団で口封じをできたはずだった!
なのに!!!
今度はSランクの冒険者が出てきた。そして・・・滅多と公に場には現れない、あの『黒の魔女』までが同行してくるなんて!!!
忌々しい!
私は、わざわざ国の為を思ってやったことなのに!あの方も賛同してくださったからこそ・・・
だから・・・こうなったら口封じをしようと、魔法省のやつらを皆殺しに!!!
・・・ところがまた上手くいかなかった・・・
あの黒の魔女が、まさか魔法省に結界を張ってしまっていた!
それならば、あの『祝福』持ちの王女を拉致しようとしたが、尽く返り討ちにされ・・・
なぜだ!なぜ、こうも上手くいかない!!!私は、私は国の為を思ってやったことなのに!!
このままでは、不味い!一体どうしたら・・・・
ライザの部屋にて(客室)
アルバードとイライザは、現状について話し合っていた。
「んふふふ~今頃地団駄踏んでるでしょうね~♪」
「あぁ、やっぱり結界に引っ掛かってるか?」
「えぇ、躍起になってるっぽいわね。」
「ま、俺でもライザに喧嘩売るようなことは絶対しないからな。」
「あら?お褒めの言葉として受け取っておくわ♪」
褒めてる訳ではないけど・・・まぁいいか。
「あと、王宮の方だけど・・・こっちは私がいなくても、別口でやってくれてる人がいるみたいよ?まぁ防御魔法はお姫様に施してあるから、問題はないと思うけど、門前で払ってくれる人がいるなら、楽できていいわ♪」
「やっぱり、あいつか。」
「そうね、コソコソ動いてくれてるわ。」
「まぁどこから依頼かは教えてはくれなかったけどな、何となく当たりはついてる。」
「あら?誰の依頼かわかってるの?」
「あぁ。証拠はないけど、確信はしてる。」
今のところは、善意からなのか、何なのかはわからないがこちらの味方として動いてくれてるようだから、ほっといてもいいだろう。
「本当に・・・お仕事ならこんなに鋭いのに、ほーんと恋愛になると、とんとダメねぇ。」
「う、うるせぇ!」
う~最近はやっと、その自覚はでてきたよ!今まで恋愛とか意識なんざしたことなかったからなー。
「それはそうと、シエラ嬢の解呪のほうはどうなんだ?」
「あーあのねー・・・正直に言うけれど、壁にぶつかってるのよ。」
「え?黒の魔女ともあろうお方が??」
俺は先ほどの仕返しと言わんばかりにふざけて言ってやった。
「嫌な言い方しないでよ!本当に、『祝福』の加護がこんなところで枷になるとは思わなかったわよ!」
あ、茶化して悪かったかなー
「まだ、『祝福』の内容もわからないしなぁ・・・」
「っていうかさぁ、前にも言ったけど、とっとと両想いになりなさいよ!その方が手っ取り早いじゃない!ま、血のせいもあるから、仕方ないのかもだけどね。」
俺もそれは考えたけどな・・・
「・・・・・血のせいかとかあんまり言いたくない。」
「ふ~ん、やっぱり少なからずお姫様のことは好意的に見てるのね。まぁわかってたけど(笑)」
「わかってるんなら、言うなよ!!恥ずかしいわ!」
見てないけど、顔が赤いのは何となくわかってるよ!熱いからな!
「それはそうと、あのお嬢ちゃんがあのお坊ちゃんとねぇ、まぁ遅かれ早かれそうなるだろうと思ってたから、違和感は全然ないけどね♪」
「あぁ、キースがやたら俺に絡んできてたからな・・・今思えばそういうことだったんだな。」
・・・やっぱり俺、鈍いんだな。うん、何となく自己嫌悪。
「ふふ、あのお坊ちゃんは焼もちまる出しだったからね。ま、長い事、あの聖女のお嬢ちゃんに片思いしてたんだから、多めに見てあげなさいよ。」
「まぁな。」
ま、何にせよ、ヴァイオレットが嬉しそうにしているなら良かった。
「さて・・・隷属魔法だけどね、近日中にはイケると思うわ。」
「あぁ、この間の『特別依頼』に紛れていた魔法省の神官も、魔法省の中で監禁しているしな。一気に証人がで揃うな。」
「忙しくなるわね。」
「あぁ。」
イライザの解呪が終われば、事は一気に動くだろう。ただその中で、シエラが元に戻れるかについては、確約できるものではないことが、アルバードは悔しかった。
ダン!!!!
___は、机に拳を叩きつけた。
事があまりにも上手くいかない為、かなり苛立っていたのだ。
くっそ!!!
一体どうなってるんだ!あの時・・・あの王女が魔力無しとわかっても王家はあの王女との婚約解消には至らなかった。
我がバランドールに、魔力無しの血を入れるなど、正気の沙汰とは思えなかった。
だから・・・王家ができぬなら、だからこの私がわざわざ手を回してやったと言うのに!!!
まさかあの王女が、『祝福』の加護持ちだったなんて。まさか呪殺があんなことになるなんて思ってもみなかったのだ。
本来であれば、あのオルゴールは目的を達成すれば、跡形もなく消えるはずだった・・・
なのに!!あの王女の『祝福』の効果なのかわからないが、オルゴールは原形のまま残ってしまった。魔法省に調査をされてしまえば、バレてしまう!そう思った私は今は禁止されている隷属魔法に禁呪と言えるリンク魔法をさらに連ねて、集団で口封じをできたはずだった!
なのに!!!
今度はSランクの冒険者が出てきた。そして・・・滅多と公に場には現れない、あの『黒の魔女』までが同行してくるなんて!!!
忌々しい!
私は、わざわざ国の為を思ってやったことなのに!あの方も賛同してくださったからこそ・・・
だから・・・こうなったら口封じをしようと、魔法省のやつらを皆殺しに!!!
・・・ところがまた上手くいかなかった・・・
あの黒の魔女が、まさか魔法省に結界を張ってしまっていた!
それならば、あの『祝福』持ちの王女を拉致しようとしたが、尽く返り討ちにされ・・・
なぜだ!なぜ、こうも上手くいかない!!!私は、私は国の為を思ってやったことなのに!!
このままでは、不味い!一体どうしたら・・・・
ライザの部屋にて(客室)
アルバードとイライザは、現状について話し合っていた。
「んふふふ~今頃地団駄踏んでるでしょうね~♪」
「あぁ、やっぱり結界に引っ掛かってるか?」
「えぇ、躍起になってるっぽいわね。」
「ま、俺でもライザに喧嘩売るようなことは絶対しないからな。」
「あら?お褒めの言葉として受け取っておくわ♪」
褒めてる訳ではないけど・・・まぁいいか。
「あと、王宮の方だけど・・・こっちは私がいなくても、別口でやってくれてる人がいるみたいよ?まぁ防御魔法はお姫様に施してあるから、問題はないと思うけど、門前で払ってくれる人がいるなら、楽できていいわ♪」
「やっぱり、あいつか。」
「そうね、コソコソ動いてくれてるわ。」
「まぁどこから依頼かは教えてはくれなかったけどな、何となく当たりはついてる。」
「あら?誰の依頼かわかってるの?」
「あぁ。証拠はないけど、確信はしてる。」
今のところは、善意からなのか、何なのかはわからないがこちらの味方として動いてくれてるようだから、ほっといてもいいだろう。
「本当に・・・お仕事ならこんなに鋭いのに、ほーんと恋愛になると、とんとダメねぇ。」
「う、うるせぇ!」
う~最近はやっと、その自覚はでてきたよ!今まで恋愛とか意識なんざしたことなかったからなー。
「それはそうと、シエラ嬢の解呪のほうはどうなんだ?」
「あーあのねー・・・正直に言うけれど、壁にぶつかってるのよ。」
「え?黒の魔女ともあろうお方が??」
俺は先ほどの仕返しと言わんばかりにふざけて言ってやった。
「嫌な言い方しないでよ!本当に、『祝福』の加護がこんなところで枷になるとは思わなかったわよ!」
あ、茶化して悪かったかなー
「まだ、『祝福』の内容もわからないしなぁ・・・」
「っていうかさぁ、前にも言ったけど、とっとと両想いになりなさいよ!その方が手っ取り早いじゃない!ま、血のせいもあるから、仕方ないのかもだけどね。」
俺もそれは考えたけどな・・・
「・・・・・血のせいかとかあんまり言いたくない。」
「ふ~ん、やっぱり少なからずお姫様のことは好意的に見てるのね。まぁわかってたけど(笑)」
「わかってるんなら、言うなよ!!恥ずかしいわ!」
見てないけど、顔が赤いのは何となくわかってるよ!熱いからな!
「それはそうと、あのお嬢ちゃんがあのお坊ちゃんとねぇ、まぁ遅かれ早かれそうなるだろうと思ってたから、違和感は全然ないけどね♪」
「あぁ、キースがやたら俺に絡んできてたからな・・・今思えばそういうことだったんだな。」
・・・やっぱり俺、鈍いんだな。うん、何となく自己嫌悪。
「ふふ、あのお坊ちゃんは焼もちまる出しだったからね。ま、長い事、あの聖女のお嬢ちゃんに片思いしてたんだから、多めに見てあげなさいよ。」
「まぁな。」
ま、何にせよ、ヴァイオレットが嬉しそうにしているなら良かった。
「さて・・・隷属魔法だけどね、近日中にはイケると思うわ。」
「あぁ、この間の『特別依頼』に紛れていた魔法省の神官も、魔法省の中で監禁しているしな。一気に証人がで揃うな。」
「忙しくなるわね。」
「あぁ。」
イライザの解呪が終われば、事は一気に動くだろう。ただその中で、シエラが元に戻れるかについては、確約できるものではないことが、アルバードは悔しかった。
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