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96:あれから1年~前編~(アルバード・シエラ)
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「そういえば、アルバードのお祖母様にご挨拶ができていないけど、どうしたらいいかしら?」
「あーばぁちゃんは昔からフラッと前振りもなくいきなり来るからね。来た時でいいよ。あの人全然定住してなくてね、あちこちに行ってるから連絡手段もないんだよ。俺が小さい気はマメに来てくれてたんだけどね。さすがにこの年になると1.2年に1回来るくらいになってるかなーまぁ忙しいのかもだけど。」
「そうなのね。結婚式には是非出席していただきたいのだけど・・・もしかして、お祖母さまも冒険者なの?」
「いや、探究者ではあるけど、冒険者ではないな。小銭が欲しい時は臨時でやってるようだけどな。戦うことではなくて、あの人どちらかというと、生活魔法に力を入れてるからね。例えば、畑の作物をいかに早く成長させるかとか、冷えた食べ物をほどよく温めるにはどうしたらいいのか、とか。」
「あら、ステキな事をなさっているのね!是非ともお会いしていろいろとお話しを伺いたいわ。」
「また来た時にいろいろ訊いたらいい。結構面白いよ。それにシエラならきっと気に入ってもらえる!」
「そうだったら嬉しいわね。」
あれから、1年が経ち、シエラはいまだ幼女ではあったが少しずつではあるが、あれからも元の姿に戻れている時間は伸びていた。以前は大半が幼女であったが、今では日の半分の時間が元に戻っている時間になっていた。だが、そこからは正直なところ伸び悩んではいた。
そして、大きく変わったことがあった。シエラがアーベンラインの領地を運営し、アルバードは以前のように冒険者としてやっていくことになったのだ。
シエラはアルバードの戦いを目の当たりにしたことで、この能力を領地運営で埋もらせるのは勿体ないと、アーベンライン侯爵に直談判したのだ。そこで、領地運営は自分がやると申し出た。
侯爵は驚いたが、シエラは王族として教育を受けていたことや、実際学業では成績がよかったこともあり、シエラの方が向いてるのかも?と侯爵も思うようになり、アーベンライン侯爵はそれを承諾した。その為今はシエラが領地について勉強をしている。
その間に、ブリギッドやトリスタンの処遇についてバランドールから報告もあった。
結局、ブリギッドもトリスタンも死刑。ただしブリギッドは処刑ではなく、第二夫人であったことから賜死ということになり、強要され毒入りのワインでの自害となった。トリスタンは、犠牲者を多くだしたことにより、問答無用のギロチンの刑となった。
ランスロット王子は、自身は関与していないものの、罪人が母親であること、動機が王位継承権にあることから流刑になったとのことだった。とはいえ、実際は何もお咎めなしの冒険者ランベルクとして生きていくことになるのだが。
シュナイダー公爵も他国王女の暗殺を目論んだとして、死刑のちに領地は取り合げられることになったが、これも事前の根回しの為、領地運営は滞ることなく、業務は遂行されていた。
ミランダ嬢については、これは大きく譲歩された形になった。まだ年若いことから養女として他国の貴族に迎えられることになった。
「まぁ、大方聞いていた通りだった。だけど、ミランダ嬢は良かったな。」
「えぇ、国内ではさすがに噂が立っているから針のむしろになるでしょうしね。シュナイダー家の遠い他国の親戚の方が養女として迎えてもらえるそうで本当に良かったわ。ランスロット王子もとばっちり感がすごくありますけど、王位継承の件だから、何もしない訳にはいかないでしょうしね。」
「まぁ、ランベルクとしてやってけるだろうからな。王位とか執着もなそうだったし。」
「ええ、そうね。」
「ランベルクと言えば、話は変わるけどさ、妹さんいいのかな?」
「あーあれね。今のところは、シャルはかなり乗り気よ。あんなになったあの子を見たのは、私も初めてで驚いちゃったわ。」
シエラとアルバードはその時のことを思い出していた。
「あーばぁちゃんは昔からフラッと前振りもなくいきなり来るからね。来た時でいいよ。あの人全然定住してなくてね、あちこちに行ってるから連絡手段もないんだよ。俺が小さい気はマメに来てくれてたんだけどね。さすがにこの年になると1.2年に1回来るくらいになってるかなーまぁ忙しいのかもだけど。」
「そうなのね。結婚式には是非出席していただきたいのだけど・・・もしかして、お祖母さまも冒険者なの?」
「いや、探究者ではあるけど、冒険者ではないな。小銭が欲しい時は臨時でやってるようだけどな。戦うことではなくて、あの人どちらかというと、生活魔法に力を入れてるからね。例えば、畑の作物をいかに早く成長させるかとか、冷えた食べ物をほどよく温めるにはどうしたらいいのか、とか。」
「あら、ステキな事をなさっているのね!是非ともお会いしていろいろとお話しを伺いたいわ。」
「また来た時にいろいろ訊いたらいい。結構面白いよ。それにシエラならきっと気に入ってもらえる!」
「そうだったら嬉しいわね。」
あれから、1年が経ち、シエラはいまだ幼女ではあったが少しずつではあるが、あれからも元の姿に戻れている時間は伸びていた。以前は大半が幼女であったが、今では日の半分の時間が元に戻っている時間になっていた。だが、そこからは正直なところ伸び悩んではいた。
そして、大きく変わったことがあった。シエラがアーベンラインの領地を運営し、アルバードは以前のように冒険者としてやっていくことになったのだ。
シエラはアルバードの戦いを目の当たりにしたことで、この能力を領地運営で埋もらせるのは勿体ないと、アーベンライン侯爵に直談判したのだ。そこで、領地運営は自分がやると申し出た。
侯爵は驚いたが、シエラは王族として教育を受けていたことや、実際学業では成績がよかったこともあり、シエラの方が向いてるのかも?と侯爵も思うようになり、アーベンライン侯爵はそれを承諾した。その為今はシエラが領地について勉強をしている。
その間に、ブリギッドやトリスタンの処遇についてバランドールから報告もあった。
結局、ブリギッドもトリスタンも死刑。ただしブリギッドは処刑ではなく、第二夫人であったことから賜死ということになり、強要され毒入りのワインでの自害となった。トリスタンは、犠牲者を多くだしたことにより、問答無用のギロチンの刑となった。
ランスロット王子は、自身は関与していないものの、罪人が母親であること、動機が王位継承権にあることから流刑になったとのことだった。とはいえ、実際は何もお咎めなしの冒険者ランベルクとして生きていくことになるのだが。
シュナイダー公爵も他国王女の暗殺を目論んだとして、死刑のちに領地は取り合げられることになったが、これも事前の根回しの為、領地運営は滞ることなく、業務は遂行されていた。
ミランダ嬢については、これは大きく譲歩された形になった。まだ年若いことから養女として他国の貴族に迎えられることになった。
「まぁ、大方聞いていた通りだった。だけど、ミランダ嬢は良かったな。」
「えぇ、国内ではさすがに噂が立っているから針のむしろになるでしょうしね。シュナイダー家の遠い他国の親戚の方が養女として迎えてもらえるそうで本当に良かったわ。ランスロット王子もとばっちり感がすごくありますけど、王位継承の件だから、何もしない訳にはいかないでしょうしね。」
「まぁ、ランベルクとしてやってけるだろうからな。王位とか執着もなそうだったし。」
「ええ、そうね。」
「ランベルクと言えば、話は変わるけどさ、妹さんいいのかな?」
「あーあれね。今のところは、シャルはかなり乗り気よ。あんなになったあの子を見たのは、私も初めてで驚いちゃったわ。」
シエラとアルバードはその時のことを思い出していた。
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