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191:龍炎浄化
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『『『『『龍炎浄化』』』』』
アンティエル達の頭上にあった青白く光った魔法陣は彼女らの呪文詠唱が終わると、頭上にあった位置から、ヒルダのいる方向に照準を合わせ方向転換した。
「なにっ?!」
ヒルダが気が付くも、その魔法陣はものすごいスピードで、ヒルダを飲み込むかのようにヒルダは魔法陣の中に貫かれた。その瞬間ヒルダは宙に浮き、そして青い炎に包まれた。ヒルダは絶叫した。
「あっあぁあああアアアアアああ!!!」
龍脈を吸収し闇に飲まれてしまった今のヒルダにとっては、それは身を焼かれるような痛みが全身を襲っていた。
「ヒルダーーー!!」
ヴェリエルは心痛な形相で番のヒルダの元に向かおうとしたが、ダンフィールに止められた。
「ダメだ!わかっているだろう!」
「それはわかっている、だが・・・!」
ヴェリエルは辛かった。番が苦しい思いをしている時に、傍についてやれないことが。そんなヴェリエルの肩にイシュタルが宥めるように手を置いた。
「ヴェリエル、見ているだけというのは辛いとは思うけど、今は闇の力と龍脈のエネルギーを彼女の身体から取り除かねばならないのはわかっているでしょ?それによって苦痛を伴うのは可哀想だけど・・・。」
『龍炎浄化』この術を施されたものは、本来の状態に戻るまでには、しばし龍炎によって身を焼かれ、浄化しなければならなかった。ただし、あくまでその身に付いた余分な力を取り払うための龍炎であることから、実際に体を焼かれているわけではないので、火傷が残るものではない。ただ吸収された余分な力が大きければ大きいほど、その反動は大きく苦痛が伴ってしまうものだった。
「熱いイイイ熱いよぉお!!!ヴェリエル助けて・・・ヴェリエル―!!!」
ヒルダはあまりの熱さと痛みから必死でヴェリエルに助けを求めていた。だが、本人はわかっていないが、これはむしろヒルダを元に戻す為にやっていることなので、当然ヴェリエルは勿論のこと、他の『竜の祖』もユージィンらも周りの騎士達も傍観するしかできなかったのだ。
ヒルダは痛みのあまりか意識を失ってしまい、横になった姿勢で宙に浮いていた。周りにはまだ青白い炎が纏わりついていたが、やがてその炎は小さくなっていた。
そして魔法陣は青白い色から金色の光に変わっていった。
「浄化が終わったようだね。」
ラーファイルの呟きとともに、魔法陣は本来の役目を終えその魔法陣は形を変えて光を放つ小さな玉の形になっていた。その小さな玉に閉じ込められた闇と龍脈の力は元のそれぞれの場所に戻るためやがて消滅していく・・・はずだった。
ピシィィィ!!!
「「「「!!!」」」
それは一瞬の出来事だった。聞きなれない音がしたと思ったら、イリスは閉じ込められていた結界を破壊して、瞬時に移動し消滅するはずだった魔法陣の玉を横取りしてしまったのだ。
「あっははははっ、この時を待っていたんだよ!」
イリスは高らかにそう告げた。
アンティエル達の頭上にあった青白く光った魔法陣は彼女らの呪文詠唱が終わると、頭上にあった位置から、ヒルダのいる方向に照準を合わせ方向転換した。
「なにっ?!」
ヒルダが気が付くも、その魔法陣はものすごいスピードで、ヒルダを飲み込むかのようにヒルダは魔法陣の中に貫かれた。その瞬間ヒルダは宙に浮き、そして青い炎に包まれた。ヒルダは絶叫した。
「あっあぁあああアアアアアああ!!!」
龍脈を吸収し闇に飲まれてしまった今のヒルダにとっては、それは身を焼かれるような痛みが全身を襲っていた。
「ヒルダーーー!!」
ヴェリエルは心痛な形相で番のヒルダの元に向かおうとしたが、ダンフィールに止められた。
「ダメだ!わかっているだろう!」
「それはわかっている、だが・・・!」
ヴェリエルは辛かった。番が苦しい思いをしている時に、傍についてやれないことが。そんなヴェリエルの肩にイシュタルが宥めるように手を置いた。
「ヴェリエル、見ているだけというのは辛いとは思うけど、今は闇の力と龍脈のエネルギーを彼女の身体から取り除かねばならないのはわかっているでしょ?それによって苦痛を伴うのは可哀想だけど・・・。」
『龍炎浄化』この術を施されたものは、本来の状態に戻るまでには、しばし龍炎によって身を焼かれ、浄化しなければならなかった。ただし、あくまでその身に付いた余分な力を取り払うための龍炎であることから、実際に体を焼かれているわけではないので、火傷が残るものではない。ただ吸収された余分な力が大きければ大きいほど、その反動は大きく苦痛が伴ってしまうものだった。
「熱いイイイ熱いよぉお!!!ヴェリエル助けて・・・ヴェリエル―!!!」
ヒルダはあまりの熱さと痛みから必死でヴェリエルに助けを求めていた。だが、本人はわかっていないが、これはむしろヒルダを元に戻す為にやっていることなので、当然ヴェリエルは勿論のこと、他の『竜の祖』もユージィンらも周りの騎士達も傍観するしかできなかったのだ。
ヒルダは痛みのあまりか意識を失ってしまい、横になった姿勢で宙に浮いていた。周りにはまだ青白い炎が纏わりついていたが、やがてその炎は小さくなっていた。
そして魔法陣は青白い色から金色の光に変わっていった。
「浄化が終わったようだね。」
ラーファイルの呟きとともに、魔法陣は本来の役目を終えその魔法陣は形を変えて光を放つ小さな玉の形になっていた。その小さな玉に閉じ込められた闇と龍脈の力は元のそれぞれの場所に戻るためやがて消滅していく・・・はずだった。
ピシィィィ!!!
「「「「!!!」」」
それは一瞬の出来事だった。聞きなれない音がしたと思ったら、イリスは閉じ込められていた結界を破壊して、瞬時に移動し消滅するはずだった魔法陣の玉を横取りしてしまったのだ。
「あっははははっ、この時を待っていたんだよ!」
イリスは高らかにそう告げた。
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※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。
※2021/09/03 改題しました。(旧題:刷り込みで竜の母親になった私は、国の運命を預かることになりました。)
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