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◆◇第一幕◇◆ 時空の監視者の愛情は伝わらない
日常になりたくない日常
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バルドゥールに抱かれた後2、3日は、まったく体が動かない。
それは全力で彼を拒んでも拒み切れなかったという絶望で、気力と体力を使い果たしたせいなのだろう。
身体を起こすことも億劫で、ベッドで始終まどろんでしまう。
けれど食事は毎日届けられる。犬の餌のように。
ただ犬の餌と違うのは、私に与えられる食事にはスプーンもフォークも添えられている。食器も一応、人間仕様のもの。ただし、ナイフは添えられたことが一度もない。
逆上した私がバルドゥールに襲い掛かるのを懸念しているのだろうか。それは確かに正しい判断だ。窮鼠猫を噛むという諺もある通り、弱い者も追いつめられると強い者に反撃する。
けれど、私が全力でぶつかって、彼に傷を負わせることができるのだろうか。無駄に屈強な身体を持つ彼のことだ。私なんか羽虫のように、片手で捻りつぶされるに違いない。
そして、そんなことをしてしまえば………そこまで考えて、ぞわりと鳥肌が立つ。
バルドゥールは私を虐げ楽しんでいる。私に苦痛を与え、快楽を得ている。死なない程度にいたぶり、飼い殺しにするつもりなのだ。
ならいっそ開き直って、彼の愛玩動物になったのだと思い込み、彼を受け入れてしまえば、この苦痛から解放されるのだろうか。────嫌だ。そんなの、絶対にお断りだ。
そんなことをつらつらと考えながらベッドに腰かけていた私だったけれど、テーブルの上にある食事を視界に入れたくなくて、窓際まで足を向ける。
憎らしい程、良い天気だ。
窓から見える景色は、半分は大きな樹で塞がれてしまっている。
けれど残りの半分からは、この屋敷の庭なのだろう。青々とした芝生の中央に、丁寧に整えられた花壇が見える。薄いピンクと柔らかい黄色の花が風に揺らめいていて心地よさそうだ。
あそこに行ってみたいなという気持ちが衝動的に湧きあがる。
裸足で駆け出して、芝生に寝転んで、大の字になって空を見上げてみたい。そうしたらどれだけ気持ちが良いだろう。
でも、私はどうあっても、あそこには行けない。なぜならこの窓には鉄格子が嵌められているからだ。
西日が傾き始めれば、鉄格子の影が部屋に伸びてくる。真っ白な部屋に、黒い影が縞模様を作り出す。
毎日毎日それを見続ければ、逃げることは絶対に無理だと思い知らされる。
───……でも、ここから逃げ出さなくても、私は心だけは自由を手に入れる方法を知っている。
「どうして食事を取らない」
「…………」
食事を拒み続けて4日目。バルドゥールがこの部屋にやってきた。
普段なら、ゆったりとした上着に身を包んでいる彼だが、今日は初めて会った時と同じ、軍服のような制服のままだ。
きっと屋敷に戻った途端、カイナが告げ口をして、そのままここに来たのだろう。
こういうことだけは仕事が早い。いや、きっと私が嫌がることを見付けるのに長けているだけか。とことん意地が悪い。
そんなふうに心の中で悪態を付くも、私はバルドゥールを無言で睨みつけることしかしない。ベッドから降りた私は、壁に寄りかかりながら、絶対に口を開くものかと、唇を強く噛みしめる。
「何を不貞腐れているのかわからないが、侍女たちを困らせるな」
「…………」
扉の前で私を睨むバルドゥールの視線が刺すように痛い。
けれど、狼狽える私を見せたくない。それに、不貞腐れているという安直な表現で片づけないで欲しい。そうは言うけれど、困っているのは私も同じだ。
咄嗟にそう思ったけれど、これもまた、無言で睨みつけるだけに留める。
「何が不満だ?」
「………………」
何もかも、全部です。
そう心の中で吐き捨てるも、私は夜着の裾を握りしめ、ただ睨みつけることしかしない。口を聞くのすら、今の私には胸が悪くなる行為だから。
そしてバルドゥールの顔すら見たくない私は、子供のように、ぷいと顔を逸らす。そうすれば、バルドゥールは眉間に皺を刻み、足音荒くこちらに近づいて来た。
「答えろ」
顎を掴まれ、バルドゥールの顔が迫る。顔を背けようとしても、反対の手が私の後頭部に添えられ、がっちりと固定されてしまう。
逃げられないなら、挑むしかない。私はバルドゥールに向かって、こう言い捨てた。
「………抱かれないで済むなら、いくらでも食事を取ります」
瞬間、はっ、とバルドゥールは微かに笑った。そして顔を歪めて残酷な言葉を吐いた。
「俺に抱かれずに済む方法など、あるわけがない」
そして身動きが取れない私に息が触れるほど顔を近づけたバルドゥールは、私の耳をそっと舐め上げ、吐息のように囁いた。
「………ああ、お前は勘違いしているかもしれないから、ここではっきり言っておく。お前は元の世界には戻れない」
甘さを含んだその言葉に、私の心臓は悲鳴をあげた。もっとも憎いと思う人物から、一番聞きたくない言葉を聞かされてしまった。
現実の希望のなさに打ちのめされた私は、気付けば床に崩れるように座り込んでいた。
「お前は俺の庇護なしでは生きられない。どこにも行けない。お前が生きる場所はここだけだ」
悪魔のような言葉が頭上から降ってくる。小さく頭を振って、嫌だと拒絶の意志を伝える。
でも強く拒むことはできない。だって、私は元の世界では自殺した人間なのだ。戻りたくても、元の世界はきっと私を受け入れてくれない。私の居場所なんかどこにもない。
行き場所を失った私は、誰にもぶつけようのない怒りと後悔に打ちひしがれる。
胸の痛みに耐え兼ねて、両手を胸に押し当てれば、バルドゥールが膝を付き私と同じ目線になる。
彼と視線を絡ませながら唇がわななく。声にならない掠れた息は、ここじゃない所に行きたいと痛い程に叫んでいる。
声にならないその言葉は、彼の元に届かないと思った。けれど、私の唇の動きだけで、それを読み取ったバルドゥールは、金色の瞳を更に鋭くした。
「ここで一生を過ごすんだ」
断罪とも思える言葉に、私は今度は拒むことはせず、項垂れるだけだった。そしてすぐに身体がふわりと浮いた。バルドゥールが私を抱え上げたのだ。
まさか今日もと、身をこわばらせた私を無視して、彼は私をベッドに組み敷いた。
「元の世界など今すぐ忘れろ。そして、受け入れろ。俺を」
ついばむような口付けをされたと思った途端、激しい口付けに襲われる。バルドゥールの舌が私の唇をこじ開け、好き放題に口内を蹂躙する。
そもそも誰かと唇を合わせる行為などしたことがない私は、それ自体が戸惑うことであり、まして自分の口の中に異物が入ることなんて、気持ち悪いことでしかない。
「────……嫌っ」
渾身の力で顔を背けた私だったけれど、息を整える間もなくバルドゥールに顎を掴まれてしまった。
「拒むなら拒み続ければ良い。俺は気が長い。それを忘れるな」
低い声が私の耳元でそう囁いたと思った途端、無理矢理口をこじ開けられ、硬い棒のようなものをねじ込まれる。一拍置いて、それがバルドゥールの指だと気付いた。
太い指で口の中をかき回され、噛み付いたら、更に喉の奥に突っ込まる。容赦のないその仕打ちと、あまりの苦しさに涙が滲む。
「舌を絡ませてみろ」
耳を疑う言葉に、信じられないと目を瞠るが、絶対に嫌だという意思を込めて、再び指に歯を立てる。
「違う、そうじゃない。舌を絡ませろ」
そう言ってバルドゥールは少しだけ指を引き、私の舌に太い指を押し当てた。
「早くしろ。もう一度、苦しい思いをいしたいのか?」
バルドゥールの言葉は脅しではない。きっと彼は表情を変えることなく、私が命令を受け入れるまで何度だってそうするのだろう。
あんな、嘔吐くような苦しみは味わいたくない。そう思ってしまった私は既に負けを認めてしまっていた。
ぴちゃぴちゃと卑猥な濡れた音と、苦しげな私の声だけが部屋に響く。
「そうだ。だが足りない。もっと絡ませろ」
私は今、殺してやりたいくらい憎い男の指を食んでいる。
ベッドの上で膝立ちになり、自分から彼の指を舐め上げ、舌を絡ませている。屈辱的で最低なことを自分からしているのだ。
いっそこれを機に、飼いならされることを受け入れることができたらどんなに楽だろう。けれど、できない。発狂寸前の心は悲鳴を上げているけれど、理性は、まだ失っていない。
目をきつく閉じて、早く終われと念じながら機械のように、ただひたすら舐め上げる。そうすれば、バルドゥールはふっと小さく笑った。
「良い眺めだな」
バルドゥールの言葉に悔しさで涙が滲む。間違いなく彼は膝を屈した私を見下ろしながら、嘲笑しているのだろう。
これが日常になるなんて、耐えられない。そしてこれは序章に過ぎない。きっとバルドゥールは今日以上の悍ましいことを私に求めるのだろう。
────ざわりと身震いした瞬間、心が決まった。
今はまだバルドゥールは気付いていない。これから私が起こす行動を。そしてずっと気付かないでいて欲しい。
私がこの世界から、決別するまでは。
それは全力で彼を拒んでも拒み切れなかったという絶望で、気力と体力を使い果たしたせいなのだろう。
身体を起こすことも億劫で、ベッドで始終まどろんでしまう。
けれど食事は毎日届けられる。犬の餌のように。
ただ犬の餌と違うのは、私に与えられる食事にはスプーンもフォークも添えられている。食器も一応、人間仕様のもの。ただし、ナイフは添えられたことが一度もない。
逆上した私がバルドゥールに襲い掛かるのを懸念しているのだろうか。それは確かに正しい判断だ。窮鼠猫を噛むという諺もある通り、弱い者も追いつめられると強い者に反撃する。
けれど、私が全力でぶつかって、彼に傷を負わせることができるのだろうか。無駄に屈強な身体を持つ彼のことだ。私なんか羽虫のように、片手で捻りつぶされるに違いない。
そして、そんなことをしてしまえば………そこまで考えて、ぞわりと鳥肌が立つ。
バルドゥールは私を虐げ楽しんでいる。私に苦痛を与え、快楽を得ている。死なない程度にいたぶり、飼い殺しにするつもりなのだ。
ならいっそ開き直って、彼の愛玩動物になったのだと思い込み、彼を受け入れてしまえば、この苦痛から解放されるのだろうか。────嫌だ。そんなの、絶対にお断りだ。
そんなことをつらつらと考えながらベッドに腰かけていた私だったけれど、テーブルの上にある食事を視界に入れたくなくて、窓際まで足を向ける。
憎らしい程、良い天気だ。
窓から見える景色は、半分は大きな樹で塞がれてしまっている。
けれど残りの半分からは、この屋敷の庭なのだろう。青々とした芝生の中央に、丁寧に整えられた花壇が見える。薄いピンクと柔らかい黄色の花が風に揺らめいていて心地よさそうだ。
あそこに行ってみたいなという気持ちが衝動的に湧きあがる。
裸足で駆け出して、芝生に寝転んで、大の字になって空を見上げてみたい。そうしたらどれだけ気持ちが良いだろう。
でも、私はどうあっても、あそこには行けない。なぜならこの窓には鉄格子が嵌められているからだ。
西日が傾き始めれば、鉄格子の影が部屋に伸びてくる。真っ白な部屋に、黒い影が縞模様を作り出す。
毎日毎日それを見続ければ、逃げることは絶対に無理だと思い知らされる。
───……でも、ここから逃げ出さなくても、私は心だけは自由を手に入れる方法を知っている。
「どうして食事を取らない」
「…………」
食事を拒み続けて4日目。バルドゥールがこの部屋にやってきた。
普段なら、ゆったりとした上着に身を包んでいる彼だが、今日は初めて会った時と同じ、軍服のような制服のままだ。
きっと屋敷に戻った途端、カイナが告げ口をして、そのままここに来たのだろう。
こういうことだけは仕事が早い。いや、きっと私が嫌がることを見付けるのに長けているだけか。とことん意地が悪い。
そんなふうに心の中で悪態を付くも、私はバルドゥールを無言で睨みつけることしかしない。ベッドから降りた私は、壁に寄りかかりながら、絶対に口を開くものかと、唇を強く噛みしめる。
「何を不貞腐れているのかわからないが、侍女たちを困らせるな」
「…………」
扉の前で私を睨むバルドゥールの視線が刺すように痛い。
けれど、狼狽える私を見せたくない。それに、不貞腐れているという安直な表現で片づけないで欲しい。そうは言うけれど、困っているのは私も同じだ。
咄嗟にそう思ったけれど、これもまた、無言で睨みつけるだけに留める。
「何が不満だ?」
「………………」
何もかも、全部です。
そう心の中で吐き捨てるも、私は夜着の裾を握りしめ、ただ睨みつけることしかしない。口を聞くのすら、今の私には胸が悪くなる行為だから。
そしてバルドゥールの顔すら見たくない私は、子供のように、ぷいと顔を逸らす。そうすれば、バルドゥールは眉間に皺を刻み、足音荒くこちらに近づいて来た。
「答えろ」
顎を掴まれ、バルドゥールの顔が迫る。顔を背けようとしても、反対の手が私の後頭部に添えられ、がっちりと固定されてしまう。
逃げられないなら、挑むしかない。私はバルドゥールに向かって、こう言い捨てた。
「………抱かれないで済むなら、いくらでも食事を取ります」
瞬間、はっ、とバルドゥールは微かに笑った。そして顔を歪めて残酷な言葉を吐いた。
「俺に抱かれずに済む方法など、あるわけがない」
そして身動きが取れない私に息が触れるほど顔を近づけたバルドゥールは、私の耳をそっと舐め上げ、吐息のように囁いた。
「………ああ、お前は勘違いしているかもしれないから、ここではっきり言っておく。お前は元の世界には戻れない」
甘さを含んだその言葉に、私の心臓は悲鳴をあげた。もっとも憎いと思う人物から、一番聞きたくない言葉を聞かされてしまった。
現実の希望のなさに打ちのめされた私は、気付けば床に崩れるように座り込んでいた。
「お前は俺の庇護なしでは生きられない。どこにも行けない。お前が生きる場所はここだけだ」
悪魔のような言葉が頭上から降ってくる。小さく頭を振って、嫌だと拒絶の意志を伝える。
でも強く拒むことはできない。だって、私は元の世界では自殺した人間なのだ。戻りたくても、元の世界はきっと私を受け入れてくれない。私の居場所なんかどこにもない。
行き場所を失った私は、誰にもぶつけようのない怒りと後悔に打ちひしがれる。
胸の痛みに耐え兼ねて、両手を胸に押し当てれば、バルドゥールが膝を付き私と同じ目線になる。
彼と視線を絡ませながら唇がわななく。声にならない掠れた息は、ここじゃない所に行きたいと痛い程に叫んでいる。
声にならないその言葉は、彼の元に届かないと思った。けれど、私の唇の動きだけで、それを読み取ったバルドゥールは、金色の瞳を更に鋭くした。
「ここで一生を過ごすんだ」
断罪とも思える言葉に、私は今度は拒むことはせず、項垂れるだけだった。そしてすぐに身体がふわりと浮いた。バルドゥールが私を抱え上げたのだ。
まさか今日もと、身をこわばらせた私を無視して、彼は私をベッドに組み敷いた。
「元の世界など今すぐ忘れろ。そして、受け入れろ。俺を」
ついばむような口付けをされたと思った途端、激しい口付けに襲われる。バルドゥールの舌が私の唇をこじ開け、好き放題に口内を蹂躙する。
そもそも誰かと唇を合わせる行為などしたことがない私は、それ自体が戸惑うことであり、まして自分の口の中に異物が入ることなんて、気持ち悪いことでしかない。
「────……嫌っ」
渾身の力で顔を背けた私だったけれど、息を整える間もなくバルドゥールに顎を掴まれてしまった。
「拒むなら拒み続ければ良い。俺は気が長い。それを忘れるな」
低い声が私の耳元でそう囁いたと思った途端、無理矢理口をこじ開けられ、硬い棒のようなものをねじ込まれる。一拍置いて、それがバルドゥールの指だと気付いた。
太い指で口の中をかき回され、噛み付いたら、更に喉の奥に突っ込まる。容赦のないその仕打ちと、あまりの苦しさに涙が滲む。
「舌を絡ませてみろ」
耳を疑う言葉に、信じられないと目を瞠るが、絶対に嫌だという意思を込めて、再び指に歯を立てる。
「違う、そうじゃない。舌を絡ませろ」
そう言ってバルドゥールは少しだけ指を引き、私の舌に太い指を押し当てた。
「早くしろ。もう一度、苦しい思いをいしたいのか?」
バルドゥールの言葉は脅しではない。きっと彼は表情を変えることなく、私が命令を受け入れるまで何度だってそうするのだろう。
あんな、嘔吐くような苦しみは味わいたくない。そう思ってしまった私は既に負けを認めてしまっていた。
ぴちゃぴちゃと卑猥な濡れた音と、苦しげな私の声だけが部屋に響く。
「そうだ。だが足りない。もっと絡ませろ」
私は今、殺してやりたいくらい憎い男の指を食んでいる。
ベッドの上で膝立ちになり、自分から彼の指を舐め上げ、舌を絡ませている。屈辱的で最低なことを自分からしているのだ。
いっそこれを機に、飼いならされることを受け入れることができたらどんなに楽だろう。けれど、できない。発狂寸前の心は悲鳴を上げているけれど、理性は、まだ失っていない。
目をきつく閉じて、早く終われと念じながら機械のように、ただひたすら舐め上げる。そうすれば、バルドゥールはふっと小さく笑った。
「良い眺めだな」
バルドゥールの言葉に悔しさで涙が滲む。間違いなく彼は膝を屈した私を見下ろしながら、嘲笑しているのだろう。
これが日常になるなんて、耐えられない。そしてこれは序章に過ぎない。きっとバルドゥールは今日以上の悍ましいことを私に求めるのだろう。
────ざわりと身震いした瞬間、心が決まった。
今はまだバルドゥールは気付いていない。これから私が起こす行動を。そしてずっと気付かないでいて欲しい。
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