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可愛いお姫様②
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夜更け、パーティ初日終了後。
満と集まって所感を話し合う。
「初日は何もありませんでしたね、良かった良かった……パーティはどうです?楽しんでいただけましたか?」
「は、はい、とっても……」
「千尋は嘘でしょ。」
玲奈がズバリ言う。
「え?!いや、そんなことは……」
「気にしなくていいよ、私もつまんないから。」
「えぇ?!そんな玲奈ちゃん、はっきり言わなくても……」
「とにかくねぇ、パパさん?安心するのは早いわよぉ。怪しいのがいないわけじゃなかったからぁ。」
「え?!本当ですか?!」
「部屋の隅だったり廊下だったりに、物色するような目つきで徘徊してる男が四人ほどいたわねぇ。」
「そ、そんな……」
満が頭を抱える。
「よく見つけられましたね?」
「近くにアタシがいるのに目を奪われない男なんて怪しいも怪しい、不敬極まりないわぁ。」
「あ、そうですか……それでお父さん、どうです?パーティ、中止しませんか?」
満は唇を噛みながら、
「いや……続けます。今回の取引は大事です。私の人生がかかってますから。」
「そんな、玲奈ちゃんの安全が……」
「だからあなたたちを呼んだんです!とにかく、玲奈は任せましたからね!」
満は部屋を出ていった。
「まぁそれがアタシたちの仕事だしぃ、文句は無いけどぉ。」
玲奈の方にそろりと視線を向ける。
「……玲奈は大丈夫だよ。守ってくれるんでしょ?」
「はい、絶対に守りますからね。」
千尋の顔は強気だった。
パーティ二日目。
昨日より大勢が来場。百尼に言い寄る男が増えたものの、特に事件も起きず終了。
パーティ三日目、最終日。
「じゃあ私は仕事に行きます。家を……玲奈をお願いします!」
「はいはぁい。」
「任されました。」
満は二十人以上の警備を引き連れて仕事に向かった。家には玲奈と百尼、千尋、メイド、最低限の警備のみ。
「今日が最後です。何事も無ければいいですが……」
「まぁパーティの間は大丈夫でしょ。問題はその後ねぇ。」
「……?」
最終日も難なくパーティは進んでいく。百尼に告白して玉砕する男たちが多数、ヤケ酒で暴れる事件があったことや、千尋が玲奈に間違えられて御曹司に言い寄られ、玲奈がブチギレる事件があったことを除けば大した問題は起きなかった。
かくしてパーティが完全に終了。メイドが会場の片付けをしている間に、百尼たちはお風呂に入る。
「はぁ~、金持ちの家はお風呂も広くていいわねぇ~。ウチもこんくらい広くしようかしらぁ。」
銭湯くらいあるバスルーム、湯船にどっぷり浸かりながら百尼がぼやく。
「だったらもうちょっと倹約しなきゃですね。」
千尋と玲奈も湯船に浸かる。
「倹約なんてよしてよぉ。アタシの辞書で二番目に嫌いな言葉だわぁ。」
「一番目は?」
「強姦。」
「あ、さいですか……」
千尋、困り顔。
「結局何にも無かったね。良かったね、楽してお金もらえて。いっぱいもらうんでしょ?」
泳ぎながら玲奈が言う。
「ハハ……お金はまぁ、そうですね……」
「……そうね、良かったわねぇ。」
百尼が僅かに目を細める。玲奈が百尼をじっと見る。
「ん?何ぃ?」
「……おっきい。浮いてる。」
「あぁコレ?たわわに実っちゃったのよねぇ。大き過ぎるのも困りもんなんだけどぉ。着る服が限られちゃうしぃ。」
「へぇぇぇ、すっごい。」
玲奈が百尼のソレらをふよふよ突っつく。
「あん♡玲奈ちゃんもいつかこのくらいになるかもねぇ。」
「そうなの?でも千尋はないないだよ?」
千尋を指差してそう言う。
「なっ?!ななな、なんですかぁ急にぃ?!」
千尋がしきりに前を隠す。
「大丈夫よ千尋ぉ、小ちゃくても可愛いからぁ。むしろ千尋の感じならそのくらいがバッチグーよぉ。」
「玲奈と同じくらいしかないない。」
「普通ですから私はぁ!百さんがおっき過ぎるんですぅ!それに玲奈ちゃんよりは大きいしぃ!もう、私出ますからね!」
千尋が湯船からあがる。
「待って千尋、頭洗って。」
玲奈が後を追い、千尋に頭突きする。
「もう、じゃあそこ座ってください。」
「仲良しねぇ。いいこといいことぉ。」
千尋が玲奈の髪を洗い、体も流してやった。
「飽きた。もうあがろう。」
「アタシはもうちょっとぉ。」
「私も体を流してからいきますね。先行っててください。」
「ぷくぅ。早く部屋来てね。」
玲奈がバスルームから出ていった。
「懐いてくれて良かったです。明日サヨナラなの、ちょっと寂しいですね。」
「そうねぇ……でも気を抜くのはちょっと早いわよぉ。」
百尼の声のトーンが変わった。
「やっぱり何かあるんですか?今から?」
千尋も顔が険しくなる。
「えぇ、二日目も怪しいヤツはいた、むしろ多かったわぁ。七、八人ってとこかしらねぇ。玲奈ちゃんを睨むヤツもいたしぃ。」
「それは私も気づきました。玲奈ちゃんに間違われたりもしましたけど……」
「三日目の今日はそこまで不自然なヤツはいなかった。それが逆に怪しいわぁ。まるで下見は済んだみたいな感じでねぇ。」
「じゃあ今日の深夜にでも……それも玲奈ちゃんが……」
「ありうるわぁ。千尋、メイドさんと一緒に玲奈ちゃんについててあげなさぁい。私は適当に見回るからぁ。」
「はい。今晩は玲奈ちゃんの部屋に泊まります。」
一晩警戒を怠らない方針を固めた。
その後二人もバスルームを出て、玲奈の部屋に寄った。トランプで遊んだり、仕事の話を聞かせたり、千尋をいじったりして時間を潰しているうちに、玲奈がおねむになって寝てしまった。
「寝ちゃいましたね。疲れてたんですかね。」
「そうねぇ。」
寝息を立ててベッドに横たわる玲奈をしんみり眺める。
「ちょっとおタバコとランデヴーしてくるわぁ。」
「はいはい、ちゃんと外で吸ってくださいね?」
「分かってますがなぁ。」
庭先に出る。月も雲に隠れた深夜。夜風に当たりながら電子タバコをふかす。吐いた煙がザワザワと木々の葉に吸い込まれていく。
「……お金ってあるだけじゃあダメかもねぇ。」
物思いにふけっていた。
五分後、百尼が電子タバコを懐にしまった、そのとき。
暗転。視界が真っ暗になった。
「うん?!」
家の電気が全て落ちている。庭も室内も暗闇に覆われた。
「千尋?!どうした?!」
イヤホンで呼びかける。
「停電です!今ブレーカーを上げに行ってもらってますが……」
「電線を切断された可能性もある、家に予備電源とかない?」
「聞いてみます!」
千尋の返事を待つ中、小風に紛れて自動車のエンジン音が微かに聞こえた。
「……来たわねぇ。」
「ブレーカーダメでした!災害用発電機があるみたいで、起動してもらってます!復旧までもうちょっと、三分くらい時間がかかるそうです!」
「オッケー、起動したら危ないから玲奈ちゃんのそばで固まってるように言っておいてぇ。玲奈ちゃんはぁ?」
「スヤスヤです。百さんは?」
「パーティに遅刻したお客さんが来ちゃったからお相手するわぁ。玲奈ちゃんの成長の邪魔にならないようにねぇ。お姫様スヤスヤ大作戦開始よぉ。」
百尼が背筋を伸ばした。
満と集まって所感を話し合う。
「初日は何もありませんでしたね、良かった良かった……パーティはどうです?楽しんでいただけましたか?」
「は、はい、とっても……」
「千尋は嘘でしょ。」
玲奈がズバリ言う。
「え?!いや、そんなことは……」
「気にしなくていいよ、私もつまんないから。」
「えぇ?!そんな玲奈ちゃん、はっきり言わなくても……」
「とにかくねぇ、パパさん?安心するのは早いわよぉ。怪しいのがいないわけじゃなかったからぁ。」
「え?!本当ですか?!」
「部屋の隅だったり廊下だったりに、物色するような目つきで徘徊してる男が四人ほどいたわねぇ。」
「そ、そんな……」
満が頭を抱える。
「よく見つけられましたね?」
「近くにアタシがいるのに目を奪われない男なんて怪しいも怪しい、不敬極まりないわぁ。」
「あ、そうですか……それでお父さん、どうです?パーティ、中止しませんか?」
満は唇を噛みながら、
「いや……続けます。今回の取引は大事です。私の人生がかかってますから。」
「そんな、玲奈ちゃんの安全が……」
「だからあなたたちを呼んだんです!とにかく、玲奈は任せましたからね!」
満は部屋を出ていった。
「まぁそれがアタシたちの仕事だしぃ、文句は無いけどぉ。」
玲奈の方にそろりと視線を向ける。
「……玲奈は大丈夫だよ。守ってくれるんでしょ?」
「はい、絶対に守りますからね。」
千尋の顔は強気だった。
パーティ二日目。
昨日より大勢が来場。百尼に言い寄る男が増えたものの、特に事件も起きず終了。
パーティ三日目、最終日。
「じゃあ私は仕事に行きます。家を……玲奈をお願いします!」
「はいはぁい。」
「任されました。」
満は二十人以上の警備を引き連れて仕事に向かった。家には玲奈と百尼、千尋、メイド、最低限の警備のみ。
「今日が最後です。何事も無ければいいですが……」
「まぁパーティの間は大丈夫でしょ。問題はその後ねぇ。」
「……?」
最終日も難なくパーティは進んでいく。百尼に告白して玉砕する男たちが多数、ヤケ酒で暴れる事件があったことや、千尋が玲奈に間違えられて御曹司に言い寄られ、玲奈がブチギレる事件があったことを除けば大した問題は起きなかった。
かくしてパーティが完全に終了。メイドが会場の片付けをしている間に、百尼たちはお風呂に入る。
「はぁ~、金持ちの家はお風呂も広くていいわねぇ~。ウチもこんくらい広くしようかしらぁ。」
銭湯くらいあるバスルーム、湯船にどっぷり浸かりながら百尼がぼやく。
「だったらもうちょっと倹約しなきゃですね。」
千尋と玲奈も湯船に浸かる。
「倹約なんてよしてよぉ。アタシの辞書で二番目に嫌いな言葉だわぁ。」
「一番目は?」
「強姦。」
「あ、さいですか……」
千尋、困り顔。
「結局何にも無かったね。良かったね、楽してお金もらえて。いっぱいもらうんでしょ?」
泳ぎながら玲奈が言う。
「ハハ……お金はまぁ、そうですね……」
「……そうね、良かったわねぇ。」
百尼が僅かに目を細める。玲奈が百尼をじっと見る。
「ん?何ぃ?」
「……おっきい。浮いてる。」
「あぁコレ?たわわに実っちゃったのよねぇ。大き過ぎるのも困りもんなんだけどぉ。着る服が限られちゃうしぃ。」
「へぇぇぇ、すっごい。」
玲奈が百尼のソレらをふよふよ突っつく。
「あん♡玲奈ちゃんもいつかこのくらいになるかもねぇ。」
「そうなの?でも千尋はないないだよ?」
千尋を指差してそう言う。
「なっ?!ななな、なんですかぁ急にぃ?!」
千尋がしきりに前を隠す。
「大丈夫よ千尋ぉ、小ちゃくても可愛いからぁ。むしろ千尋の感じならそのくらいがバッチグーよぉ。」
「玲奈と同じくらいしかないない。」
「普通ですから私はぁ!百さんがおっき過ぎるんですぅ!それに玲奈ちゃんよりは大きいしぃ!もう、私出ますからね!」
千尋が湯船からあがる。
「待って千尋、頭洗って。」
玲奈が後を追い、千尋に頭突きする。
「もう、じゃあそこ座ってください。」
「仲良しねぇ。いいこといいことぉ。」
千尋が玲奈の髪を洗い、体も流してやった。
「飽きた。もうあがろう。」
「アタシはもうちょっとぉ。」
「私も体を流してからいきますね。先行っててください。」
「ぷくぅ。早く部屋来てね。」
玲奈がバスルームから出ていった。
「懐いてくれて良かったです。明日サヨナラなの、ちょっと寂しいですね。」
「そうねぇ……でも気を抜くのはちょっと早いわよぉ。」
百尼の声のトーンが変わった。
「やっぱり何かあるんですか?今から?」
千尋も顔が険しくなる。
「えぇ、二日目も怪しいヤツはいた、むしろ多かったわぁ。七、八人ってとこかしらねぇ。玲奈ちゃんを睨むヤツもいたしぃ。」
「それは私も気づきました。玲奈ちゃんに間違われたりもしましたけど……」
「三日目の今日はそこまで不自然なヤツはいなかった。それが逆に怪しいわぁ。まるで下見は済んだみたいな感じでねぇ。」
「じゃあ今日の深夜にでも……それも玲奈ちゃんが……」
「ありうるわぁ。千尋、メイドさんと一緒に玲奈ちゃんについててあげなさぁい。私は適当に見回るからぁ。」
「はい。今晩は玲奈ちゃんの部屋に泊まります。」
一晩警戒を怠らない方針を固めた。
その後二人もバスルームを出て、玲奈の部屋に寄った。トランプで遊んだり、仕事の話を聞かせたり、千尋をいじったりして時間を潰しているうちに、玲奈がおねむになって寝てしまった。
「寝ちゃいましたね。疲れてたんですかね。」
「そうねぇ。」
寝息を立ててベッドに横たわる玲奈をしんみり眺める。
「ちょっとおタバコとランデヴーしてくるわぁ。」
「はいはい、ちゃんと外で吸ってくださいね?」
「分かってますがなぁ。」
庭先に出る。月も雲に隠れた深夜。夜風に当たりながら電子タバコをふかす。吐いた煙がザワザワと木々の葉に吸い込まれていく。
「……お金ってあるだけじゃあダメかもねぇ。」
物思いにふけっていた。
五分後、百尼が電子タバコを懐にしまった、そのとき。
暗転。視界が真っ暗になった。
「うん?!」
家の電気が全て落ちている。庭も室内も暗闇に覆われた。
「千尋?!どうした?!」
イヤホンで呼びかける。
「停電です!今ブレーカーを上げに行ってもらってますが……」
「電線を切断された可能性もある、家に予備電源とかない?」
「聞いてみます!」
千尋の返事を待つ中、小風に紛れて自動車のエンジン音が微かに聞こえた。
「……来たわねぇ。」
「ブレーカーダメでした!災害用発電機があるみたいで、起動してもらってます!復旧までもうちょっと、三分くらい時間がかかるそうです!」
「オッケー、起動したら危ないから玲奈ちゃんのそばで固まってるように言っておいてぇ。玲奈ちゃんはぁ?」
「スヤスヤです。百さんは?」
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