崩壊した世界を共に

ジャム

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命がけ・・・

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ドゴンッ!

「うわっ!」

僕は建物の中を逃げ回っている
それをデスタートルはしつこく追いかけてくる
少し離れたところからも音が聞こえる
きっとクルスさんかジェットがデスタートルと戦っているのだろう

ドゴンッ!!バゴンッ!!

デスタートルは壁や床を破壊しながら僕を追いかけてくる
そして・・・

「いっ!!」

壁か床かはわからないがガレキが僕に飛んできてぶつかった
その衝撃で僕は外に吹き飛ばされた

「・・・痛い・・・」

ガレキのぶつかったところは赤くなっていて足にはガラスの破片が刺さっていた

「・・・ふーーー・・・っ!!」

僕はガラスの破片を引き抜いた

「いっ!!!!」

足からは血がとめどなく出てくる

「このままじゃ・・・」

僕はそう思い立ち上がる
足が痛いがそんなことを気にしている場合ではない
足を引きずりできるだけデスタートルから離れる
だが、デスタートルは追ってくる
でも、ゆっくりと追ってくる
まるでもう仕留めたも同然だとでも思っているかのように・・・

「くっ・・・」

僕は一生懸命歩いた
足を引きずり・・・痛みに耐え・・・
だがデスタートルとの距離は徐々に縮まっていく・・・
そして・・・

「!!」

デスタートルが口を開け首を伸ばしてきた

(もう・・・ダメだ!!)

そう思い目を瞑った

ガシャンッ!

なにかの金属音が聞こえた
僕はゆっくり目を開けた
そこにはジェットがデスタートルに噛みつかれていた

「ジェット!?」

ジェット「ぼ、ちゃ・・・お、ケガ・・・ない・・・デスカ・・・?」

「ジェット!!なんで!!」

ジェット「ワタシ・・・は・・・坊ちゃんを・・・オマモリ・・・役目です・・・」

そういうとジェットからブースターの音が聞こえてきた

「!?ダメ!!!」

ジェット「自爆ソウチ・・・起動・・・」

「ダメ!!!!やだよ!!!」

ジェット「クルス様!!!」

「!?」

僕は後ろから抱きかかえられた
それはクルスさんだった

「クルスさん!?」

クルス「逃げるぞ!」

「やだ!!!ジェットを置いていけない!!!」

そういうがクルスさんは僕を抱え走り出した

「ジェット!!!!」

ジェット「ボッチャン・・・あなた様にお仕えデキテ・・・幸せ、デシタ・・・アリガトウゴザイマス」

そして・・・

ドガーーーン!!!!!

ものすごい爆音と爆風が巻き起こり僕とクルスさんは吹き飛ばされた
クルスさんが僕を包むようにしてくれた

クルス「・・・」

「・・・」

僕とクルスさんはジェットの爆発した場所を見た
そこにはデスタートル三匹が黒焦げになって倒れていて建物もすべて崩壊していた

「ジェット!!!」

僕はその場所に向かった
爆発の中央部には真っ黒になった鉄の塊があった

「ジェット・・・」

僕はその鉄の塊を持ち上げた
間違いなくジェットだ
僕が前に書いた絵があった

「うぅ・・・ジェット・・・」

僕は泣いた・・・
塊を抱えて泣いた・・・

クルス「ハルト・・・」

「うぅ・・・」

クルスさんは僕の頭を撫でてくれた

クルス「!!」

僕はクルスさんに抱き着いた

「うぅ・・・う・・・」

クルスさんは頭を撫でながら強く抱きしめてくれた
しばらくクルスさんに抱き着き泣いて

「・・・すみませんでした・・・急に・・・」

クルス「気にするな。子供は大人に甘えるものだ」

「・・・」

クルス「・・・こいつらは?」

「・・・デスタートルって呼ばれてるみたいです」

クルス「弱点とか・・・」

「・・・」

クルス「・・・仕方ない・・・」

そういうとクルスさんはデスタートルの死体に近づき調べ始めた

「な、なにを?」

クルス「弱点を調べてるんだ。見たくないだろう?先に帰っていいぞ」

「・・・はい」

クルス「その前に・・・」

と僕の傷を手当てしてくれた

「ありがとうございます」

クルス「いいんだ。痛かっただろう?」

「はい・・・」

クルス「よく頑張ったな」

そういうと頭を撫でられた
そして僕は鉄の塊を持って帰宅した・・・

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