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予知部と繋がる講義室
予知部と弱気な新入生 43
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「あれ……」
コンピュータ室と向かい合う教室は美術室。当然、美術室が目的地ではない。さっき行った準備室のような場所が最適な場所なので、それを探すべきなのだが……。
「あの……。ここも準備室が……」
三階と同様に、美術室の隣にドアがあり、小さな部屋があるのだが、そこに教室の名前を示す札はない。
「もしかして、ここもコンピュータ室みたいに、美術室と一緒になっているんですか?」
そうだとすると、ここにも精霊がいないことになるのだが、もちろん、そういうことはない。
「いいや。ここは美術室と繋がっていない。ちゃんとした一つの部屋になっている」
「やっぱり、そうですよね」
そうでなければ、東側の階段に移動して四階まで上がった意味がない。
「でも、だとしたら、この部屋って……」
この教室には名札が付けられていない。使わなさすぎて、名札がなくなったことにも気づいていないのだろうか。
可能性としては、美術準備室が有力候補なのだが、そうだとしたら、この教室の使用率は上がってくる。そうなると、精霊はいないだろうし、名札がなくなったこともすぐに気づく。もちろん、美術部や美術部顧問、美術教師などの怠慢でなくなったままにしているという可能性はある。ただ、そんな可能性よりも、こちら側ではなく美術室の西側に美術準備室がある方が納得がいくのは事実だ。
「この教室は、もちろん、美術準備室ではないぞ」
やっぱり、美術準備室ではなかったようだ。では、なんの教室なのか。
「他は……。生物……日本史、世界史……科学……は理科と一緒にされてそうだし……あとは、公民とか古典とかですかね?」
準備室がありそうな教科を思いつくだけ上げてみた。すると、愛先輩が笑顔を向けてきた。まさか、この中に正解があったのだろうか。
「残念。全部不正解だ」
「…………」
笑顔で言われた分だけ腹立った。
大体、三年生ならまだしも、私は一年生。それも入学したての右も左も分からないような新入生なのだ。ここが何の教室かなんて分からないし、授業の科目から予想しようにも、二年生や三年生にどんな科目があるのか知らない。
「そう怒るな。そもそも、この教室が何のためにあるかなんて、分からないのも無理はないさ。私にだって分からないのだから」
愛先輩の言葉に、怒りも忘れて首を捻った。
「分からないって、そんな教室があるんですか?」
「あるんだから、仕方ないだろ。この教室は使われていない。さっきの社会科準備室のような物置とも違う。ここは意味を持たない不要な部屋なんだ」
コンピュータ室と向かい合う教室は美術室。当然、美術室が目的地ではない。さっき行った準備室のような場所が最適な場所なので、それを探すべきなのだが……。
「あの……。ここも準備室が……」
三階と同様に、美術室の隣にドアがあり、小さな部屋があるのだが、そこに教室の名前を示す札はない。
「もしかして、ここもコンピュータ室みたいに、美術室と一緒になっているんですか?」
そうだとすると、ここにも精霊がいないことになるのだが、もちろん、そういうことはない。
「いいや。ここは美術室と繋がっていない。ちゃんとした一つの部屋になっている」
「やっぱり、そうですよね」
そうでなければ、東側の階段に移動して四階まで上がった意味がない。
「でも、だとしたら、この部屋って……」
この教室には名札が付けられていない。使わなさすぎて、名札がなくなったことにも気づいていないのだろうか。
可能性としては、美術準備室が有力候補なのだが、そうだとしたら、この教室の使用率は上がってくる。そうなると、精霊はいないだろうし、名札がなくなったこともすぐに気づく。もちろん、美術部や美術部顧問、美術教師などの怠慢でなくなったままにしているという可能性はある。ただ、そんな可能性よりも、こちら側ではなく美術室の西側に美術準備室がある方が納得がいくのは事実だ。
「この教室は、もちろん、美術準備室ではないぞ」
やっぱり、美術準備室ではなかったようだ。では、なんの教室なのか。
「他は……。生物……日本史、世界史……科学……は理科と一緒にされてそうだし……あとは、公民とか古典とかですかね?」
準備室がありそうな教科を思いつくだけ上げてみた。すると、愛先輩が笑顔を向けてきた。まさか、この中に正解があったのだろうか。
「残念。全部不正解だ」
「…………」
笑顔で言われた分だけ腹立った。
大体、三年生ならまだしも、私は一年生。それも入学したての右も左も分からないような新入生なのだ。ここが何の教室かなんて分からないし、授業の科目から予想しようにも、二年生や三年生にどんな科目があるのか知らない。
「そう怒るな。そもそも、この教室が何のためにあるかなんて、分からないのも無理はないさ。私にだって分からないのだから」
愛先輩の言葉に、怒りも忘れて首を捻った。
「分からないって、そんな教室があるんですか?」
「あるんだから、仕方ないだろ。この教室は使われていない。さっきの社会科準備室のような物置とも違う。ここは意味を持たない不要な部屋なんだ」
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