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失った出会い
彼女は能力者
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結愛の能力で犯人の居場所を特定できた。
これから僕達は犯人を殺すか、能力を解除してもらうしか手段はない。
人に病を与える能力は生かしておいては危険だ。
かといって僕も結愛も殺害をする選択はしたくない。
説得できる相手であれば説得したい。
「居たわ。あの店の中にいる。」
結愛が小さく指をさす。
お店はおしゃれな雑貨屋のようだ。
能力者は女性なのかな?
「悟られないように店内に入るわよ。」
「わかった。」
近づく度に犯人姿を認識していく。
「あ・・・。」
やっぱり黒髪の女性だった。
年齢も若くて可愛らしい。
こんな人が人を苦しめる行為をするなんて考えられない。
「見かけで人を判断してはいけないよ。どんな人間だって道を外れることはあるんだからね。ちゃんと警戒しててよ。」
結愛の言葉にも一理ある。
今まで能力種を手に入れた者が悪事を働く姿は何度も見てきた。
油断は・・・禁物。
「私、話しかけてくるから待ってて。」
「わかった。」
一人で大丈夫かな?
「あ・・・あの!?」
結愛、すっごく緊張してる。
「ん?あなた誰ですの?」
黒髪の女性は全く動揺している素振りを見せていない。
「わ、わわ私は結愛よ。」
「それで、あたしに何のようですの?」
結愛は少し黙り込んだ。
何を話そうか考えているみたい。
いきなり能力者の話をすれば殺されるかもしれない可能性もある。
「あなた能力者でしょ。少女に呪いでもかけたの?さっさと解除してよ。」
結愛、ちゃんと考えたのかな・・・。
「ふふ。あたしが能力者ってよくわかったわね。解除ならしないわよ。」
黒髪の女性は微笑みを浮かべたまま可愛いコップを眺めている。
「どうして?今も少女は苦しんでいるのよ。」
「今のあたしは強いの。あたしは元の世界でずっといじめられてきたけど能力を手に入れて強くなれたの。今度はあたしがいじめる番よ。」
この異世界に来て能力種と言われる特殊能力を手に入れる人がいる。
能力の発症の原因はまだわからないけど、彼女のように力を利用して悪人になる人は少なくない。
このままだと彼女も闇能力者(クロイド)になってしまうかもしれない。
クロイドになれば能力種に人格を支配されてしまう。
「結愛、僕も話すよ。どうしても少女の病を解除する気はないのか?」
彼女はまた微笑みを浮かべる。
「君があたしに勝てれば言うこと聞いてあげてもいいわよ?」
やっぱりこうなるか・・・。
争い事は嫌いだけど仕方ないか。
「わかった。殺し合う訳じゃないからルールは僕が決めても大丈夫?」
「ええ。いいわよ。」
黒髪の女性は戦うことに何の躊躇も見せない。
よほど自信があるみたいだ。
僕にも能力はある。
絶え間なく苦しんでいる少女の為に絶対に勝ちたい。
これから僕達は犯人を殺すか、能力を解除してもらうしか手段はない。
人に病を与える能力は生かしておいては危険だ。
かといって僕も結愛も殺害をする選択はしたくない。
説得できる相手であれば説得したい。
「居たわ。あの店の中にいる。」
結愛が小さく指をさす。
お店はおしゃれな雑貨屋のようだ。
能力者は女性なのかな?
「悟られないように店内に入るわよ。」
「わかった。」
近づく度に犯人姿を認識していく。
「あ・・・。」
やっぱり黒髪の女性だった。
年齢も若くて可愛らしい。
こんな人が人を苦しめる行為をするなんて考えられない。
「見かけで人を判断してはいけないよ。どんな人間だって道を外れることはあるんだからね。ちゃんと警戒しててよ。」
結愛の言葉にも一理ある。
今まで能力種を手に入れた者が悪事を働く姿は何度も見てきた。
油断は・・・禁物。
「私、話しかけてくるから待ってて。」
「わかった。」
一人で大丈夫かな?
「あ・・・あの!?」
結愛、すっごく緊張してる。
「ん?あなた誰ですの?」
黒髪の女性は全く動揺している素振りを見せていない。
「わ、わわ私は結愛よ。」
「それで、あたしに何のようですの?」
結愛は少し黙り込んだ。
何を話そうか考えているみたい。
いきなり能力者の話をすれば殺されるかもしれない可能性もある。
「あなた能力者でしょ。少女に呪いでもかけたの?さっさと解除してよ。」
結愛、ちゃんと考えたのかな・・・。
「ふふ。あたしが能力者ってよくわかったわね。解除ならしないわよ。」
黒髪の女性は微笑みを浮かべたまま可愛いコップを眺めている。
「どうして?今も少女は苦しんでいるのよ。」
「今のあたしは強いの。あたしは元の世界でずっといじめられてきたけど能力を手に入れて強くなれたの。今度はあたしがいじめる番よ。」
この異世界に来て能力種と言われる特殊能力を手に入れる人がいる。
能力の発症の原因はまだわからないけど、彼女のように力を利用して悪人になる人は少なくない。
このままだと彼女も闇能力者(クロイド)になってしまうかもしれない。
クロイドになれば能力種に人格を支配されてしまう。
「結愛、僕も話すよ。どうしても少女の病を解除する気はないのか?」
彼女はまた微笑みを浮かべる。
「君があたしに勝てれば言うこと聞いてあげてもいいわよ?」
やっぱりこうなるか・・・。
争い事は嫌いだけど仕方ないか。
「わかった。殺し合う訳じゃないからルールは僕が決めても大丈夫?」
「ええ。いいわよ。」
黒髪の女性は戦うことに何の躊躇も見せない。
よほど自信があるみたいだ。
僕にも能力はある。
絶え間なく苦しんでいる少女の為に絶対に勝ちたい。
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