106 / 182
近未来スカベンジャーアスカ編
第11話 VIP
しおりを挟む
「どう、何かわかった?」
「特には何も。 急成長する品種を開発していた事と、あとは仕事に対する愚痴ばかりです」
甘ったるいエネルギーバーをかじりながらベッドに寝転ぶアスカは、熱心に本を読むポラリスを見ていた。
大きな本棚のほとんどに目を通し、何か重要な情報は無いかと調べている。
その真剣な顔と滑らかに動く指の動きを、綺麗だな、などと思いながらただ見ていたのだ。
「どこも会社勤めは大変だねぇ」
「ボーナスの代わりがユートピアの滞在許可だったらしいですよ、職員冥利に尽きますね」
「あー……それは同情するかも」
ポラリスの目は時折水色に光る。
得た知識をサーバーに転送している時や逆に知識を引っ張って来ている時など、通信状態にある時は目が光るのだ。
普段の深い海のような色の瞳も綺麗だが、この水色がアスカは特に好きだった。
「一度抱いたくらいで彼氏面ですか?」
「なにそれ、いつも抱かれてるときくらい素直だったら彼氏になってあげても良いけど」
「言いましたね? それでは今の欲望を全て口に出すので大人しく抱かれてください」
ポラリスはベッドにうつ伏せになっていたアスカの背後をとり、その豊満な胸をわざとらしく揉みしだいた。
「ちょっ……冗談だって冗談!」
「私も冗談ですが?」
ポラリスは揉みしだく手を止めたが離れない。
背中全体を覆う柔らかな感触と体温。
こうして体を重ねられていると、まるで背後から襲われているようだ。
事実背後から襲われているのだが、アスカの脳裏には別のニュアンスが浮かぶ。
「……ねぇ、女性の性処理も得意なの?」
「当たり前でしょう、私を何だと? 生体パーツ保護用の粘液を活用すれば疑似男根も作れますよ?」
「いや、詳しくはいいから」
「そうですか? マスターとしては一度味わっておくべきだと推奨しますが」
マスター。
このタイミングでそんな事を言ってくるあたりポラリスは本当に性格が悪い。
つい昂ってしまい口から出たその言葉を、改めて冷静に言われると恥ずかしくなってくる。
アスカは過去の自分を恨みつつ、両手両足を伸ばした。
「降参。 もうからかわないから放してくれる?」
「らしくないですね、下ネタは得意分野では?」
「あんたに合わせてやってるの。 とにかく今はそういう気分じゃないから」
ベッドに伸びてしまったアスカをポラリスは不思議そうに見ていた。
性的欲求に僅かに反応あり。
それ以上に興味に関するパラメータが上昇しており、そういう気分であるのは明確だ。
知らない世界へ踏み出す勇気が出ないのだろうか。
アスカが見せる童貞のようなうぶな反応に、ポラリスは秘かに笑みを浮かべた。
「わかりました。 入浴は一緒に済ませますか?」
「お風呂もベッドも別。 アンドロイドなんだから主人を優先しなさい」
「わかりました、マスター」
不満そうにそう言ってポラリスはようやく離れていく。
どっと疲れが出たアスカは、そのまますぐにお風呂へ入り寝てしまった。
「アスカ、アスカ」
「ん……どうしたのポラリス……」
「微かにですがブッチャーの反応を検知しました。 場所はここの地下、どうやら下水道内のようです」
「下水道……あんなところに何の用が……とりあえずもう少し寝てても……」
ベッドから片足を投げ出した状態のアスカをポラリスが抱きかかえた。
突然のお姫様抱っこにアスカは驚いて、まだ夢の中ではないかと錯覚してしまった。
そんなアスカを気にする素振りも見せず、ポラリスはさっさとアスカにアーマーを着せていく。
そうしてすっかり装備を整えると、コーヒーと共にテーザー銃を手渡してきた。
「ここが下水道の出口から近いのをお忘れですか? それにもう十分な睡眠は取れていると思いますが」
「……わかった、起きるから少し待って」
コーヒーを飲み干して、アスカは眠い頭を無理矢理起こす。
まさに泥水のような味がしたがカフェインはカフェインだ。
頭のスイッチを切り替えて意識を外の世界へと向ける。
「では管理区域を目指しましょう。 道中食料保管庫でもあればそこで食事ですね」
「そうしよ、ここの自販機は使いたくないから」
地獄のような景色を抜け、ふたりはまた畑の群れへと降り立った。
一日中朝のこの区域にいると時間の感覚が狂ってくる。
この区域に入ってからすでに10時間が経過しているのだが、景色は全く変わり映えしていない。
ポラリスの先導で畑の群れを通り抜け、難なく管理区域へのセキュリティドアへたどり着いた。
重要な場所にはそれだけ高性能、最先端なセキュリティが採用されており、それが近年の物に近ければ近いほどハッキング成功率が上がる。
今回のドアももしやと思ったのだが、結局VIPIDが無ければ入れないそうだ。
VIPIDの在り処について、ふたりには同じ心当たりが浮かんでいた。
「VIPの研究者、逃げられたと思う?」
「一階、二階があの惨状ではまず無理ですね」
「場所の特定は出来る?」
「お任せを」
ポラリスの目が水色に光る。
そして、消えた。
「反応あり。 食料搬送用ベルトコンベアの先です」
「搬送用ベルトコンベアの先って、まだ稼働してるの?」
「はい、自律生産システムはオフにされなかったのでまだ生産を続けています。 食べ放題ですね」
「野菜はあんまり好きじゃないんだけどなぁ」
他愛のない会話を交わしながら、ふたりはベルトコンベアを探しに畑の群れへと戻っていく。
何本かルートはあるのだがかなり入り組んでおり、分析には少々時間がかかるようだった。
しばらくして、ポラリスはトマト畑の前で足を止めた。
「ここです。 この先に反応がありますね」
「そう、じゃあトマトでも食べながら運んでもらいますか」
「ロジックを書き換えますので少々お待ち下さい」
ベルトコンベアにケーブルを接続すると、またもポラリスの目が水色に光る。
少しして、ベルトコンベアの動きが止まった。
「どうぞ、乗り終わったら動かしますので」
「ありがと、じゃお先に」
休むこと無くトマトを運んでいた巨大なロボットアームは動きを止め、空のコンテナが運ばれてくる。
コンテナひとつで4人は入れるだろうかという巨大な物で、これひとつにどれだけトマトが入るのか想像もつかない。
その中にふたりが乗り込むと、ベルトコンベアはゆっくりと運搬を再開した。
明るい空の下、ゆっくりゆっくりとコンテナは進んでいく。
あまりにも平和すぎて、アスカは寝てしまいそうだった。
「ほらアスカ、トマトが運び込まれますよ」
「そう、ちょうど良かった、って……これは多くない?」
ふたりが乗っている部分とは反対側に、運ばれたトマトが山となっている。
ゆうに100個はあるだろう。
とても大きく赤く、弾けんばかりに水々しいそのトマトは、野菜嫌いのアスカでも美味しそうに見える。
ポラリスが大丈夫だと言うのでアスカはそのひとつを手に取り、口に運んだ。
適度な甘みと酸味、これぞトマトだ。
「トマトってこんな美味しかったんだ」
「野菜モドキではないですからね。 恐らく大昔のブランド品種が原種なのでしょう」
ポラリスもそのひとつを手にとってかじりついた。
噛み切られた部分から水分が溢れ出し、ポラリスの口元を伝う。
なぜか官能的に映るその場面に、アスカは思わず目を逸らした。
外宇宙の名も知らぬ植物と植物を掛け合わせ、既存の野菜に近い見た目と味を再現した野菜モドキ。
それとこのトマトでは雲泥の差で、野菜とは何かという哲学的な疑問すら浮かんでくる。
そんな場違いな疑問を抱いたままのアスカを、ベルトコンベアは地下へと誘った。
「特には何も。 急成長する品種を開発していた事と、あとは仕事に対する愚痴ばかりです」
甘ったるいエネルギーバーをかじりながらベッドに寝転ぶアスカは、熱心に本を読むポラリスを見ていた。
大きな本棚のほとんどに目を通し、何か重要な情報は無いかと調べている。
その真剣な顔と滑らかに動く指の動きを、綺麗だな、などと思いながらただ見ていたのだ。
「どこも会社勤めは大変だねぇ」
「ボーナスの代わりがユートピアの滞在許可だったらしいですよ、職員冥利に尽きますね」
「あー……それは同情するかも」
ポラリスの目は時折水色に光る。
得た知識をサーバーに転送している時や逆に知識を引っ張って来ている時など、通信状態にある時は目が光るのだ。
普段の深い海のような色の瞳も綺麗だが、この水色がアスカは特に好きだった。
「一度抱いたくらいで彼氏面ですか?」
「なにそれ、いつも抱かれてるときくらい素直だったら彼氏になってあげても良いけど」
「言いましたね? それでは今の欲望を全て口に出すので大人しく抱かれてください」
ポラリスはベッドにうつ伏せになっていたアスカの背後をとり、その豊満な胸をわざとらしく揉みしだいた。
「ちょっ……冗談だって冗談!」
「私も冗談ですが?」
ポラリスは揉みしだく手を止めたが離れない。
背中全体を覆う柔らかな感触と体温。
こうして体を重ねられていると、まるで背後から襲われているようだ。
事実背後から襲われているのだが、アスカの脳裏には別のニュアンスが浮かぶ。
「……ねぇ、女性の性処理も得意なの?」
「当たり前でしょう、私を何だと? 生体パーツ保護用の粘液を活用すれば疑似男根も作れますよ?」
「いや、詳しくはいいから」
「そうですか? マスターとしては一度味わっておくべきだと推奨しますが」
マスター。
このタイミングでそんな事を言ってくるあたりポラリスは本当に性格が悪い。
つい昂ってしまい口から出たその言葉を、改めて冷静に言われると恥ずかしくなってくる。
アスカは過去の自分を恨みつつ、両手両足を伸ばした。
「降参。 もうからかわないから放してくれる?」
「らしくないですね、下ネタは得意分野では?」
「あんたに合わせてやってるの。 とにかく今はそういう気分じゃないから」
ベッドに伸びてしまったアスカをポラリスは不思議そうに見ていた。
性的欲求に僅かに反応あり。
それ以上に興味に関するパラメータが上昇しており、そういう気分であるのは明確だ。
知らない世界へ踏み出す勇気が出ないのだろうか。
アスカが見せる童貞のようなうぶな反応に、ポラリスは秘かに笑みを浮かべた。
「わかりました。 入浴は一緒に済ませますか?」
「お風呂もベッドも別。 アンドロイドなんだから主人を優先しなさい」
「わかりました、マスター」
不満そうにそう言ってポラリスはようやく離れていく。
どっと疲れが出たアスカは、そのまますぐにお風呂へ入り寝てしまった。
「アスカ、アスカ」
「ん……どうしたのポラリス……」
「微かにですがブッチャーの反応を検知しました。 場所はここの地下、どうやら下水道内のようです」
「下水道……あんなところに何の用が……とりあえずもう少し寝てても……」
ベッドから片足を投げ出した状態のアスカをポラリスが抱きかかえた。
突然のお姫様抱っこにアスカは驚いて、まだ夢の中ではないかと錯覚してしまった。
そんなアスカを気にする素振りも見せず、ポラリスはさっさとアスカにアーマーを着せていく。
そうしてすっかり装備を整えると、コーヒーと共にテーザー銃を手渡してきた。
「ここが下水道の出口から近いのをお忘れですか? それにもう十分な睡眠は取れていると思いますが」
「……わかった、起きるから少し待って」
コーヒーを飲み干して、アスカは眠い頭を無理矢理起こす。
まさに泥水のような味がしたがカフェインはカフェインだ。
頭のスイッチを切り替えて意識を外の世界へと向ける。
「では管理区域を目指しましょう。 道中食料保管庫でもあればそこで食事ですね」
「そうしよ、ここの自販機は使いたくないから」
地獄のような景色を抜け、ふたりはまた畑の群れへと降り立った。
一日中朝のこの区域にいると時間の感覚が狂ってくる。
この区域に入ってからすでに10時間が経過しているのだが、景色は全く変わり映えしていない。
ポラリスの先導で畑の群れを通り抜け、難なく管理区域へのセキュリティドアへたどり着いた。
重要な場所にはそれだけ高性能、最先端なセキュリティが採用されており、それが近年の物に近ければ近いほどハッキング成功率が上がる。
今回のドアももしやと思ったのだが、結局VIPIDが無ければ入れないそうだ。
VIPIDの在り処について、ふたりには同じ心当たりが浮かんでいた。
「VIPの研究者、逃げられたと思う?」
「一階、二階があの惨状ではまず無理ですね」
「場所の特定は出来る?」
「お任せを」
ポラリスの目が水色に光る。
そして、消えた。
「反応あり。 食料搬送用ベルトコンベアの先です」
「搬送用ベルトコンベアの先って、まだ稼働してるの?」
「はい、自律生産システムはオフにされなかったのでまだ生産を続けています。 食べ放題ですね」
「野菜はあんまり好きじゃないんだけどなぁ」
他愛のない会話を交わしながら、ふたりはベルトコンベアを探しに畑の群れへと戻っていく。
何本かルートはあるのだがかなり入り組んでおり、分析には少々時間がかかるようだった。
しばらくして、ポラリスはトマト畑の前で足を止めた。
「ここです。 この先に反応がありますね」
「そう、じゃあトマトでも食べながら運んでもらいますか」
「ロジックを書き換えますので少々お待ち下さい」
ベルトコンベアにケーブルを接続すると、またもポラリスの目が水色に光る。
少しして、ベルトコンベアの動きが止まった。
「どうぞ、乗り終わったら動かしますので」
「ありがと、じゃお先に」
休むこと無くトマトを運んでいた巨大なロボットアームは動きを止め、空のコンテナが運ばれてくる。
コンテナひとつで4人は入れるだろうかという巨大な物で、これひとつにどれだけトマトが入るのか想像もつかない。
その中にふたりが乗り込むと、ベルトコンベアはゆっくりと運搬を再開した。
明るい空の下、ゆっくりゆっくりとコンテナは進んでいく。
あまりにも平和すぎて、アスカは寝てしまいそうだった。
「ほらアスカ、トマトが運び込まれますよ」
「そう、ちょうど良かった、って……これは多くない?」
ふたりが乗っている部分とは反対側に、運ばれたトマトが山となっている。
ゆうに100個はあるだろう。
とても大きく赤く、弾けんばかりに水々しいそのトマトは、野菜嫌いのアスカでも美味しそうに見える。
ポラリスが大丈夫だと言うのでアスカはそのひとつを手に取り、口に運んだ。
適度な甘みと酸味、これぞトマトだ。
「トマトってこんな美味しかったんだ」
「野菜モドキではないですからね。 恐らく大昔のブランド品種が原種なのでしょう」
ポラリスもそのひとつを手にとってかじりついた。
噛み切られた部分から水分が溢れ出し、ポラリスの口元を伝う。
なぜか官能的に映るその場面に、アスカは思わず目を逸らした。
外宇宙の名も知らぬ植物と植物を掛け合わせ、既存の野菜に近い見た目と味を再現した野菜モドキ。
それとこのトマトでは雲泥の差で、野菜とは何かという哲学的な疑問すら浮かんでくる。
そんな場違いな疑問を抱いたままのアスカを、ベルトコンベアは地下へと誘った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる