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異世界転生者マリー編
第28話 暗闇の中
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衛兵が全員居なくなったのを扉の隙間から確認し、マリーたちはそのまま静かに酒場を出る事とした。
存在を悟られた以上、酒場に長居してはマスターに迷惑がかかってしまう。
行き先も伝えず出ていけば、マスターも気を使わなくてよくなるはずだ。
酒場の扉が風に吹かれたかのように静かに開き、閉まる。
その微かな動きからマスターはマリーたちが出て行った事を察し、寂しそうな顔をした。
マスターには妻子という明確な弱点がある。
もしマリーたちの情報を吐かなければ妻子を拘束するなどと言われれば、身を切る思いでマリーたちを売っただろう。
そんな自分の不甲斐なさとこの国の現状に、苛立ちと疑問が湧き上がってくる。
バベルという国は、おかしくなってしまったのか。
薄々と感じていたその疑問は強くなる一方だが、とはいえ別の暮らしなど考えられない自分も居る。
今は転生者に向けられている矛先が、王の気に食わない別の者へと向けられた時、店に来てくれるろくでなし共は無事で居られるのか。
自分の力ではどうしようもないこの問題を、マスターはそっと胸の中にしまった。
マスターにとっての一番は、美人の妻と可愛い子供だ。
そのふたりを守るためには、様々な事を諦め、折り合いをつけないといけない。
マスターはそっと入口へと近づき、扉が完全に閉まらないように石を挟んだ。
「どうする、このまま城へ向かうか?」
先頭を行くミドリにバーミリオンが尋ねる。
バベルの町は一見静かだが、良く見ると闇の中に鎧の反射光が光っている。
こちらがそうであるように衛兵たちは闇に紛れ、姿を隠しながらマリーたちを探していた。
シルバーたちが見つかったのか、それとも避難道の騒ぎから侵入を警戒してか。
妙な緊張感が漂う道を三人は進み、いよいよ目的とする城の入口が見えてきた。
当然ながら門は閉ざされ、左右の見張り塔には弓を担いだ衛兵が立っている。
門をよじ登ったり壊すのは無理だろう。
ミドリの能力で姿を隠し、門を通る何者かに紛れて入り込む他ない。
三人は辛抱強くその時を待ったが、その時は一向に訪れない。
門の脇に立ってしばらくが経った時、見張り塔の方から微かに話し声が聞こえてきた。
「にしても、転生者の一団なんてほんとに来るのかね」
「どうだか。 大半は魔物がやっちまうだろうさ。 ここまで来られる奴なんて居ないんじゃないか?」
こもったような声は顔を覆う兜越しに会話しているためだろう。
その内容からしても、衛兵たちの会話で間違いない。
「もし居たとして、捕まえたら俺たちのもんか?」
「だろうよ。 王は身分や状況を問わず、転生者を捕まえたら所有権を与えてくださる。 夢みたいな話だよな」
「全くだ。 あーあ、どうせなら綺麗な姉ちゃんが良いよ俺は」
「長髪で巨乳で尻もでかくてエロいんだろ? 一生言ってろ」
下世話な話で盛り上がり、とても真面目な衛兵とは思えない。
まるで人狩りたちのようなその口調と雰囲気は、ルークを知るマリーに違和感を抱かせた。
全員がそうではないとわかっていても、バベルの兵士というと教育の行き届いた、騎士のような印象がある。
それなのに、ここの衛兵たちはあまりに下品すぎた。
風に乗り、男の汗の強い匂いが漂ってくる。
思わず鼻を摘みそうになるその匂いも、この衛兵たちが正式な兵士では無いのではないかというマリーの予感を後押ししている。
バベルの衛兵と人狩りたちにただならぬ関係性を感じ始めた時、ようやくその時は訪れた。
「開門をお願いいたします」
「開門! 開門!」
やって来たのはガーベラで、あの時と同じ簡素な服に身を包み、優雅な佇まいで立っていた。
理由はわからないが神妙な面持ちで、平静を取り繕いながらも落ち着かない様子をしている。
きっと余程の理由なのだろう。
でなければこんな夜中に、こんな緊張した姿を見せるはずがない。
僅かな間とはいえマリーはガーベラと接しており、その時に感じたのはプロフェッショナルであるが故の自信と落ち着きだった。
そんなガーベラがそわそわと視線を泳がせているとは。
マリーは思わずそんなガーベラを凝視しながらも、その動きに合わせて城内へと入っていく。
全員が城内へと入ると、背後の門はゆっくりと閉じていった。
煌びやかな城内はマリーが来た時と変わらず、人通りの無い様子も相変わらずだ。
そのあまりの豪華さにミドリとバーミリオンを驚いており、目を丸くさせている。
マリーは感覚を研ぎ澄ませ罠を警戒する。
ガーベラが居るおかげなのか元々なのか、罠のような気配は感じられず、不審な点は特に無い。
そのまま意識を集中させガーベラについて行くと、一行は怪しげな部屋へと到着した。
薄暗い部屋にろうそくが一本だけ灯り、奥には微かにベッドが見える。
天蓋のついた豪華なベッドであり、照らし出される床や天井も細かな装飾のついた豪華な物だ。
その部屋の様子から、中に居る人物が高貴な身分である事はわかるが、理解できないのはその部屋の暗さだ。
この部屋には窓も無く、明かりらしい明かりはろうそくの揺らめく火のみ。
これではあまりに暗すぎる。
強化されたマリーの視力でも見通すの事の出来ない闇が広がっていた。
「お待たせいたしました」
「さあこちらへ」
涼し気な男の声。
優しさと爽やかさを含んだその声に、マリーは直感的にその声の主が転生者であると確信した。
ろうそくを中央のテーブルに置いたまま、ガーベラが闇の中へと消えていく。
入口側の角へと身を寄せる三人からは、ガーベラの姿が完全に見えなくなってしまった。
少しして、部屋には悩ましい吐息が響いていた。
はぁはぁと、まるで発情しているかのようなガーベラの熱い息を吐く音が聞こえてくる。
奥でそういった行為が行われているのは確かだろう。
マリーは感覚強化を最大限まで強くすると、少しずつベッドの方へと近づいた。
闇の中から、ガーベラの白い背中が見えてくる。
どうやら男に抱きしめられているようで、男の片腕がその背中へと回されていた。
続けて聞こえてくるちゅぱちゅぱという音は、男の口がガーベラの体を襲う音だろう。
控えめなその音が聞こえるたびにガーベラの背中はぴくりと跳ね、快感に襲われているのがわかる。
のぞきのような行動に若干の後ろめたさを感じながらも、マリーはぎりぎりまで距離を詰める。
男の綺麗な顔と黒い髪が見えた時、マリーの腕をミドリが掴んだ。
それはこのまま進むとミドリの能力の範囲外に出てしまうという警告で、その視線からマリーは言わんとする事を理解した。
男はとても楽しそうな顔でガーベラの首筋や胸の間、へそへと口づけをしており、その視線からはマリーすら体の奥に熱を覚えるような妖しい魅力を感じた。
マリーは少しずつ後ずさり、部屋の角へと戻ってくる。
何も見えない闇の向こうで、その男とガーベラとの行為は盛り上がりを見せていく。
ガーベラの可愛らしく儚げな嬌声が聞こえ始め、男の口づけとは別の水音が混じる。
さらにぱんぱんという肉と肉をぶつけ合う音が聞こえ始めると、部屋の熱気は最高潮に達していた。
「くっ、あっ…… どうか外へ…… 私等が貴方様の子を孕んでは……」
「安心して、君との間に子供は出来ないから」
「ですが、万が一と言う事もぉっ……」
「大丈夫だから、ほら出すよ」
「あっ…… くぅぅぅぅ……」
快感に耐え、噛み殺したかのような控えめな絶頂の声が聞こえた。
はぁはぁという呼吸音が早くなり、大きくなっている。
この闇の向こうで恐らくガーベラはそのナカへと精を受けたのだろう。
何も見えないこの状況が、マリーの想像を鮮明な画へと変えていく。
頭の中の淫らなガーベラの姿に、マリーは思わず唾を飲み込んだ。
存在を悟られた以上、酒場に長居してはマスターに迷惑がかかってしまう。
行き先も伝えず出ていけば、マスターも気を使わなくてよくなるはずだ。
酒場の扉が風に吹かれたかのように静かに開き、閉まる。
その微かな動きからマスターはマリーたちが出て行った事を察し、寂しそうな顔をした。
マスターには妻子という明確な弱点がある。
もしマリーたちの情報を吐かなければ妻子を拘束するなどと言われれば、身を切る思いでマリーたちを売っただろう。
そんな自分の不甲斐なさとこの国の現状に、苛立ちと疑問が湧き上がってくる。
バベルという国は、おかしくなってしまったのか。
薄々と感じていたその疑問は強くなる一方だが、とはいえ別の暮らしなど考えられない自分も居る。
今は転生者に向けられている矛先が、王の気に食わない別の者へと向けられた時、店に来てくれるろくでなし共は無事で居られるのか。
自分の力ではどうしようもないこの問題を、マスターはそっと胸の中にしまった。
マスターにとっての一番は、美人の妻と可愛い子供だ。
そのふたりを守るためには、様々な事を諦め、折り合いをつけないといけない。
マスターはそっと入口へと近づき、扉が完全に閉まらないように石を挟んだ。
「どうする、このまま城へ向かうか?」
先頭を行くミドリにバーミリオンが尋ねる。
バベルの町は一見静かだが、良く見ると闇の中に鎧の反射光が光っている。
こちらがそうであるように衛兵たちは闇に紛れ、姿を隠しながらマリーたちを探していた。
シルバーたちが見つかったのか、それとも避難道の騒ぎから侵入を警戒してか。
妙な緊張感が漂う道を三人は進み、いよいよ目的とする城の入口が見えてきた。
当然ながら門は閉ざされ、左右の見張り塔には弓を担いだ衛兵が立っている。
門をよじ登ったり壊すのは無理だろう。
ミドリの能力で姿を隠し、門を通る何者かに紛れて入り込む他ない。
三人は辛抱強くその時を待ったが、その時は一向に訪れない。
門の脇に立ってしばらくが経った時、見張り塔の方から微かに話し声が聞こえてきた。
「にしても、転生者の一団なんてほんとに来るのかね」
「どうだか。 大半は魔物がやっちまうだろうさ。 ここまで来られる奴なんて居ないんじゃないか?」
こもったような声は顔を覆う兜越しに会話しているためだろう。
その内容からしても、衛兵たちの会話で間違いない。
「もし居たとして、捕まえたら俺たちのもんか?」
「だろうよ。 王は身分や状況を問わず、転生者を捕まえたら所有権を与えてくださる。 夢みたいな話だよな」
「全くだ。 あーあ、どうせなら綺麗な姉ちゃんが良いよ俺は」
「長髪で巨乳で尻もでかくてエロいんだろ? 一生言ってろ」
下世話な話で盛り上がり、とても真面目な衛兵とは思えない。
まるで人狩りたちのようなその口調と雰囲気は、ルークを知るマリーに違和感を抱かせた。
全員がそうではないとわかっていても、バベルの兵士というと教育の行き届いた、騎士のような印象がある。
それなのに、ここの衛兵たちはあまりに下品すぎた。
風に乗り、男の汗の強い匂いが漂ってくる。
思わず鼻を摘みそうになるその匂いも、この衛兵たちが正式な兵士では無いのではないかというマリーの予感を後押ししている。
バベルの衛兵と人狩りたちにただならぬ関係性を感じ始めた時、ようやくその時は訪れた。
「開門をお願いいたします」
「開門! 開門!」
やって来たのはガーベラで、あの時と同じ簡素な服に身を包み、優雅な佇まいで立っていた。
理由はわからないが神妙な面持ちで、平静を取り繕いながらも落ち着かない様子をしている。
きっと余程の理由なのだろう。
でなければこんな夜中に、こんな緊張した姿を見せるはずがない。
僅かな間とはいえマリーはガーベラと接しており、その時に感じたのはプロフェッショナルであるが故の自信と落ち着きだった。
そんなガーベラがそわそわと視線を泳がせているとは。
マリーは思わずそんなガーベラを凝視しながらも、その動きに合わせて城内へと入っていく。
全員が城内へと入ると、背後の門はゆっくりと閉じていった。
煌びやかな城内はマリーが来た時と変わらず、人通りの無い様子も相変わらずだ。
そのあまりの豪華さにミドリとバーミリオンを驚いており、目を丸くさせている。
マリーは感覚を研ぎ澄ませ罠を警戒する。
ガーベラが居るおかげなのか元々なのか、罠のような気配は感じられず、不審な点は特に無い。
そのまま意識を集中させガーベラについて行くと、一行は怪しげな部屋へと到着した。
薄暗い部屋にろうそくが一本だけ灯り、奥には微かにベッドが見える。
天蓋のついた豪華なベッドであり、照らし出される床や天井も細かな装飾のついた豪華な物だ。
その部屋の様子から、中に居る人物が高貴な身分である事はわかるが、理解できないのはその部屋の暗さだ。
この部屋には窓も無く、明かりらしい明かりはろうそくの揺らめく火のみ。
これではあまりに暗すぎる。
強化されたマリーの視力でも見通すの事の出来ない闇が広がっていた。
「お待たせいたしました」
「さあこちらへ」
涼し気な男の声。
優しさと爽やかさを含んだその声に、マリーは直感的にその声の主が転生者であると確信した。
ろうそくを中央のテーブルに置いたまま、ガーベラが闇の中へと消えていく。
入口側の角へと身を寄せる三人からは、ガーベラの姿が完全に見えなくなってしまった。
少しして、部屋には悩ましい吐息が響いていた。
はぁはぁと、まるで発情しているかのようなガーベラの熱い息を吐く音が聞こえてくる。
奥でそういった行為が行われているのは確かだろう。
マリーは感覚強化を最大限まで強くすると、少しずつベッドの方へと近づいた。
闇の中から、ガーベラの白い背中が見えてくる。
どうやら男に抱きしめられているようで、男の片腕がその背中へと回されていた。
続けて聞こえてくるちゅぱちゅぱという音は、男の口がガーベラの体を襲う音だろう。
控えめなその音が聞こえるたびにガーベラの背中はぴくりと跳ね、快感に襲われているのがわかる。
のぞきのような行動に若干の後ろめたさを感じながらも、マリーはぎりぎりまで距離を詰める。
男の綺麗な顔と黒い髪が見えた時、マリーの腕をミドリが掴んだ。
それはこのまま進むとミドリの能力の範囲外に出てしまうという警告で、その視線からマリーは言わんとする事を理解した。
男はとても楽しそうな顔でガーベラの首筋や胸の間、へそへと口づけをしており、その視線からはマリーすら体の奥に熱を覚えるような妖しい魅力を感じた。
マリーは少しずつ後ずさり、部屋の角へと戻ってくる。
何も見えない闇の向こうで、その男とガーベラとの行為は盛り上がりを見せていく。
ガーベラの可愛らしく儚げな嬌声が聞こえ始め、男の口づけとは別の水音が混じる。
さらにぱんぱんという肉と肉をぶつけ合う音が聞こえ始めると、部屋の熱気は最高潮に達していた。
「くっ、あっ…… どうか外へ…… 私等が貴方様の子を孕んでは……」
「安心して、君との間に子供は出来ないから」
「ですが、万が一と言う事もぉっ……」
「大丈夫だから、ほら出すよ」
「あっ…… くぅぅぅぅ……」
快感に耐え、噛み殺したかのような控えめな絶頂の声が聞こえた。
はぁはぁという呼吸音が早くなり、大きくなっている。
この闇の向こうで恐らくガーベラはそのナカへと精を受けたのだろう。
何も見えないこの状況が、マリーの想像を鮮明な画へと変えていく。
頭の中の淫らなガーベラの姿に、マリーは思わず唾を飲み込んだ。
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