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異世界転生者マリー編
第二部 8話 ゴブリンの襲撃
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あの夢を見てから、どうも落ち着かない。
いつもと変わらない平和な日常に、何とも言えない奇妙な感覚がつきまとってくる。
ここが自分の居場所では無いような、何かやり残した事があるような。
不安感と焦燥感に駆られ、何をするにも手につかない。
そんなマリーの様子を、ミモザが心配そうに見つめていた。
「どうしたの、マリー」
「ううん、なんでもない」
ははは、と困ったように笑うだけでマリーは何も言わなかった。
突拍子もない夢の話をミモザにしても、困らせるだけだろう。
変に心配をかけたくなくて、マリーは笑う事しか出来ない。
しかし、一つ屋根の下で暮らす以上何かあったのは隠せない。
あからさまに様子のおかしいマリーを、ミモザはそっと観察し続けた。
水汲み、家畜の世話、薪割り。
力のあるマリーは率先してそれらを手伝い、テキパキとこなしていく。
もはや慣れたもので、頭が働いていなくても体が自然と動いてくれる。
最後の丸太を薪に変えたその時、危険を知らせる村の鐘がけたたましく鳴り響いた。
ゲギャギャ、というような甲高い奇声が響き、森の中から数匹のゴブリンが飛び出してくる。
木製の防壁が侵入を防いでいるが、ゴブリンの棍棒の前ではもって数分だろう。
鐘の音で飛び出したミモザが広場に立ち、大声で村人を誘導している。
「みんなこっち! はやく村長の家に!」
村人たちはそれぞれ助け合い、小高い丘の上にある村長の家へと急ぐ。
完成したばかりの石壁がそびえるその家は見晴らしも良く、建てられた見張り台なら射線も良く通る。
エルフの血を引く村の見張りが、弓に矢をつがえてゴブリンたちを睨んでいた。
「マリー!」
村はずれの花畑に、逃げ遅れた少女が居た。
慌てて立ち上がろうとして足をくじいたらしく、片足を引きずりながら村への道を急いでいる。
そして、村への侵入を試みていたゴブリンのうちの二匹がその少女に気づいてしまった。
下卑た笑いを浮かべて駆け寄るゴブリンに、マリーの長剣による一撃が振り下ろされる。
外れこそしたものの、鋭い剣戟は地面を大きく抉った。
「こっちは私に任せて!」
マリーが両手で剣を持ち上げ、上段に構える。
緑色のゴブリンは小柄だが狡猾だ。
マリーの動きが鈍いとみるや、棍棒を投げ捨てて石の短剣に持ち替える。
短剣には黄色い液が滴っていて、マリーはそれをシビレタケの毒液だと見破った。
マリーと、その横で震える少女を挟むようして二匹のゴブリンが円を描く。
少しでも隙を見せれば毒の餌食になってしまう。
マリーは剣を構えたままゴブリンを睨みつけ、牽制を続けた。
その間も、村では攻防が続いている。
木の防壁を破壊したゴブリンたちが村に押し寄せ、放たれる矢が数匹を貫く。
それでもゴブリンたちは進軍を止めず、仲間の死体を盾に村長の家を目指した。
ゴブリンたちの目的は女だ。
女と子供しか居ないこの村は格好の獲物であり、大した抵抗も無いとたかを括っている。
懸命に矢を放っていた見張り台へと、小さな革袋が投げ込まれた。
直後、黄色い煙が立ちこめる。
粉末にしたシビレタケは見張りの体を麻痺させ、矢の攻撃を止めることに成功する。
一気に進軍の速度を上げたゴブリンたちは、あっという間に村長の家を取り囲んでしまった。
「右! 登ろうとしてる!」
ミモザの指揮のもと、家に立てこもる村人たちは抵抗を続けた。
壁を登ろうとするゴブリンを壁の隙間から石槍で突き、侵入を防いでいる。
しかし多勢に無勢であり、全ての侵入を防ぐ事は出来ない。
侵入したゴブリンを、ミモザたち自警団が懸命に抑えていた。
自警団の人数は少なく、練度も浅い。
槍を突き出すことは出来ても一対一の戦いは無理だ。
一匹を数人で取り囲み、槍の束で身動きを封じて確実に仕留める。
堅実な手段だが、侵入する数が増えればジリ貧だ。
「はぁっ!」
マリーが掛け声と共に剣を振るった。
大薙ぎの袈裟斬りが空を切り、切っ先が地面にめり込む。
それを好機と見て大きく踏み込んだゴブリンは、下からの刃で真っ二つに両断されていた。
マリーははじめから返しの刃を本命としていた。
勢いよく振り下ろしたように見せて、切り込んだのは耕された柔らかな土。
引き抜くのは容易で、手首を返して握り込めば勢いも十分だ。
しかし、体ごと振り抜いた事で体勢が崩れ、二匹目の攻撃を止める術が無い。
仲間の死に欠片も動じないゴブリンは、イチモツを硬くさせたままマリーの足に切りつけた。
毒を与えるだけの手を抜いた一撃がマリーの足に小さな切り傷をつけ、ゴブリンは勝ちを確信する。
シビレタケは即効性があり、マリーほどの小さな体ならほんの一瞬で動けなくなる。
動けなくなった体をどう穢してやろうかと妄想し始めた刹那、目の前に土が広がっていた。
走り込んだ勢いそのままに切り抜け、振り向いた目の前にマリーが立っていた。
痺れを全く感じさせず、瞬きをする間も与えずに首をはねた。
マリーに毒は効かない。
本人もなぜかはわからないが、猛毒の木の実を食べても、キノコを食べても何とも無かった。
それを知らないゴブリンは、驚いた顔のまま塵となって消えた。
泣きそうな顔の少女を抱えてマリーは走る。
村に入り込んだゴブリンを上手く躱し、村長の家の反対側に作った石のシェルターに少女を隠す。
「出たらダメだよ」
「わかった……」
少女の手を一度握り、マリーは再び走り出す。
村長の家の壁は一部が崩れ、そこを目掛けてゴブリンたちが殺到していた。
「押し返して!」
壁の亀裂に槍の束が差し込まれる。
壁をよじ登る足掛かりとなるのはこれで防げたが、かなりの槍を消費してしまった。
ただ突き出される槍を大した脅威として見ていなかったゴブリンたちも、少なくない仲間が犠牲となった事で認識を改めた。
突き出された槍を狙って棍棒を振り下ろし、武器を破壊し始めたのだ。
石槍は見る見るうちに本数を減らし、今や予備が数本ほど。
槍が無くなれば、いよいよ剣を抜くしか無い。
自警団の中に絶望的な雰囲気と沈黙が流れる。
泣き出さないだけマシだったが、それでも戦う集団としては不適切だ。
「絶対ここを守るよ! 村の人がどうなっても良いの!?」
ミモザの鬨の声が虚しく響く。
多くがただの村人だった女たちにいきなり戦えと言うのは無理がある。
女たちの顔を見て静かに決意を固めたミモザは、腰から長剣を抜いて高々と掲げた。
「でやぁぁぁ!」
ミモザの一振りが壁から降りてきたゴブリンを深々と切りつける。
受け止め切れなかったゴブリンの頭に切っ先がめり込み、紫色の血を流して崩れ落ちる。
鬼気迫るミモザの姿に、女たちは怯えながらも希望を見いだしていた。
「ミモザ!」
「マリー!」
壁の向こうからマリーの声が聞こえ、続けてゴブリンの叫び声が響く。
ドシャッという何かが倒れる音がして、石壁を飛び越えたマリーが軽やかに着地した。
横薙ぎの一閃でゴブリンの両腕をはね、崩れる体を足場に石壁を越える。
そんな離れ業をやってのけたマリーに女たちから歓声が上がる。
マリーという守りを得て、女たちは奮起した。
数時間に及ぶ攻防の末、ゴブリンたちはついに攻略を諦めた。
リーダー格のものと思われる低い唸り声が響き、散り散りになって森へと帰っていく。
人ひとり通れそうなほど大きくなった石壁の亀裂から、ゴブリンたちの恨めしそうな顔が見えた。
「勝った……」
「みんなお疲れ様……」
マリーとミモザが背中合わせにへたりこむ。
途中からずっと手の感覚がなくなっていた。
震える手から辛うじて剣を引き剥がし、空を見上げて横たわる。
慌しく動き出した女たちが、マリーとミモザに一杯の水を差し出した。
いつもと変わらない平和な日常に、何とも言えない奇妙な感覚がつきまとってくる。
ここが自分の居場所では無いような、何かやり残した事があるような。
不安感と焦燥感に駆られ、何をするにも手につかない。
そんなマリーの様子を、ミモザが心配そうに見つめていた。
「どうしたの、マリー」
「ううん、なんでもない」
ははは、と困ったように笑うだけでマリーは何も言わなかった。
突拍子もない夢の話をミモザにしても、困らせるだけだろう。
変に心配をかけたくなくて、マリーは笑う事しか出来ない。
しかし、一つ屋根の下で暮らす以上何かあったのは隠せない。
あからさまに様子のおかしいマリーを、ミモザはそっと観察し続けた。
水汲み、家畜の世話、薪割り。
力のあるマリーは率先してそれらを手伝い、テキパキとこなしていく。
もはや慣れたもので、頭が働いていなくても体が自然と動いてくれる。
最後の丸太を薪に変えたその時、危険を知らせる村の鐘がけたたましく鳴り響いた。
ゲギャギャ、というような甲高い奇声が響き、森の中から数匹のゴブリンが飛び出してくる。
木製の防壁が侵入を防いでいるが、ゴブリンの棍棒の前ではもって数分だろう。
鐘の音で飛び出したミモザが広場に立ち、大声で村人を誘導している。
「みんなこっち! はやく村長の家に!」
村人たちはそれぞれ助け合い、小高い丘の上にある村長の家へと急ぐ。
完成したばかりの石壁がそびえるその家は見晴らしも良く、建てられた見張り台なら射線も良く通る。
エルフの血を引く村の見張りが、弓に矢をつがえてゴブリンたちを睨んでいた。
「マリー!」
村はずれの花畑に、逃げ遅れた少女が居た。
慌てて立ち上がろうとして足をくじいたらしく、片足を引きずりながら村への道を急いでいる。
そして、村への侵入を試みていたゴブリンのうちの二匹がその少女に気づいてしまった。
下卑た笑いを浮かべて駆け寄るゴブリンに、マリーの長剣による一撃が振り下ろされる。
外れこそしたものの、鋭い剣戟は地面を大きく抉った。
「こっちは私に任せて!」
マリーが両手で剣を持ち上げ、上段に構える。
緑色のゴブリンは小柄だが狡猾だ。
マリーの動きが鈍いとみるや、棍棒を投げ捨てて石の短剣に持ち替える。
短剣には黄色い液が滴っていて、マリーはそれをシビレタケの毒液だと見破った。
マリーと、その横で震える少女を挟むようして二匹のゴブリンが円を描く。
少しでも隙を見せれば毒の餌食になってしまう。
マリーは剣を構えたままゴブリンを睨みつけ、牽制を続けた。
その間も、村では攻防が続いている。
木の防壁を破壊したゴブリンたちが村に押し寄せ、放たれる矢が数匹を貫く。
それでもゴブリンたちは進軍を止めず、仲間の死体を盾に村長の家を目指した。
ゴブリンたちの目的は女だ。
女と子供しか居ないこの村は格好の獲物であり、大した抵抗も無いとたかを括っている。
懸命に矢を放っていた見張り台へと、小さな革袋が投げ込まれた。
直後、黄色い煙が立ちこめる。
粉末にしたシビレタケは見張りの体を麻痺させ、矢の攻撃を止めることに成功する。
一気に進軍の速度を上げたゴブリンたちは、あっという間に村長の家を取り囲んでしまった。
「右! 登ろうとしてる!」
ミモザの指揮のもと、家に立てこもる村人たちは抵抗を続けた。
壁を登ろうとするゴブリンを壁の隙間から石槍で突き、侵入を防いでいる。
しかし多勢に無勢であり、全ての侵入を防ぐ事は出来ない。
侵入したゴブリンを、ミモザたち自警団が懸命に抑えていた。
自警団の人数は少なく、練度も浅い。
槍を突き出すことは出来ても一対一の戦いは無理だ。
一匹を数人で取り囲み、槍の束で身動きを封じて確実に仕留める。
堅実な手段だが、侵入する数が増えればジリ貧だ。
「はぁっ!」
マリーが掛け声と共に剣を振るった。
大薙ぎの袈裟斬りが空を切り、切っ先が地面にめり込む。
それを好機と見て大きく踏み込んだゴブリンは、下からの刃で真っ二つに両断されていた。
マリーははじめから返しの刃を本命としていた。
勢いよく振り下ろしたように見せて、切り込んだのは耕された柔らかな土。
引き抜くのは容易で、手首を返して握り込めば勢いも十分だ。
しかし、体ごと振り抜いた事で体勢が崩れ、二匹目の攻撃を止める術が無い。
仲間の死に欠片も動じないゴブリンは、イチモツを硬くさせたままマリーの足に切りつけた。
毒を与えるだけの手を抜いた一撃がマリーの足に小さな切り傷をつけ、ゴブリンは勝ちを確信する。
シビレタケは即効性があり、マリーほどの小さな体ならほんの一瞬で動けなくなる。
動けなくなった体をどう穢してやろうかと妄想し始めた刹那、目の前に土が広がっていた。
走り込んだ勢いそのままに切り抜け、振り向いた目の前にマリーが立っていた。
痺れを全く感じさせず、瞬きをする間も与えずに首をはねた。
マリーに毒は効かない。
本人もなぜかはわからないが、猛毒の木の実を食べても、キノコを食べても何とも無かった。
それを知らないゴブリンは、驚いた顔のまま塵となって消えた。
泣きそうな顔の少女を抱えてマリーは走る。
村に入り込んだゴブリンを上手く躱し、村長の家の反対側に作った石のシェルターに少女を隠す。
「出たらダメだよ」
「わかった……」
少女の手を一度握り、マリーは再び走り出す。
村長の家の壁は一部が崩れ、そこを目掛けてゴブリンたちが殺到していた。
「押し返して!」
壁の亀裂に槍の束が差し込まれる。
壁をよじ登る足掛かりとなるのはこれで防げたが、かなりの槍を消費してしまった。
ただ突き出される槍を大した脅威として見ていなかったゴブリンたちも、少なくない仲間が犠牲となった事で認識を改めた。
突き出された槍を狙って棍棒を振り下ろし、武器を破壊し始めたのだ。
石槍は見る見るうちに本数を減らし、今や予備が数本ほど。
槍が無くなれば、いよいよ剣を抜くしか無い。
自警団の中に絶望的な雰囲気と沈黙が流れる。
泣き出さないだけマシだったが、それでも戦う集団としては不適切だ。
「絶対ここを守るよ! 村の人がどうなっても良いの!?」
ミモザの鬨の声が虚しく響く。
多くがただの村人だった女たちにいきなり戦えと言うのは無理がある。
女たちの顔を見て静かに決意を固めたミモザは、腰から長剣を抜いて高々と掲げた。
「でやぁぁぁ!」
ミモザの一振りが壁から降りてきたゴブリンを深々と切りつける。
受け止め切れなかったゴブリンの頭に切っ先がめり込み、紫色の血を流して崩れ落ちる。
鬼気迫るミモザの姿に、女たちは怯えながらも希望を見いだしていた。
「ミモザ!」
「マリー!」
壁の向こうからマリーの声が聞こえ、続けてゴブリンの叫び声が響く。
ドシャッという何かが倒れる音がして、石壁を飛び越えたマリーが軽やかに着地した。
横薙ぎの一閃でゴブリンの両腕をはね、崩れる体を足場に石壁を越える。
そんな離れ業をやってのけたマリーに女たちから歓声が上がる。
マリーという守りを得て、女たちは奮起した。
数時間に及ぶ攻防の末、ゴブリンたちはついに攻略を諦めた。
リーダー格のものと思われる低い唸り声が響き、散り散りになって森へと帰っていく。
人ひとり通れそうなほど大きくなった石壁の亀裂から、ゴブリンたちの恨めしそうな顔が見えた。
「勝った……」
「みんなお疲れ様……」
マリーとミモザが背中合わせにへたりこむ。
途中からずっと手の感覚がなくなっていた。
震える手から辛うじて剣を引き剥がし、空を見上げて横たわる。
慌しく動き出した女たちが、マリーとミモザに一杯の水を差し出した。
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