【BL】できそこないΩは先祖返りαに愛されたい

ノルジャン

文字の大きさ
52 / 58

21-2

 ――……やっと、終わったんだ。

 何時間たったかわからないが、初めての経験にしては長かったんじゃないだろうか。そして強烈だった。セックスとはこんなにも激しくて凄いものだったなんて。
 抜き合いっこも相当に恥ずかしいものだったが、体を合わせることがこんなにもえっちで、淫らで気持ちいいものだったなんて。
 しかも、やっと心を通わせた好きな人にこんなところやあんなところまで曝け出さなきゃいけないなんて……。みんなよく平気でやれるよな。
 俺はラッセルと顔を合わせるのが恥ずかしくて、顔を上げられないでいた。

 それに……。

 抑制剤を飲んでなかったらどんなセックスをされたのだろうか、そんなことをふわふわとした頭で考えてしまった。もっと激しく求められてだき潰されてしまうのだろうか。でもそれはそれでいいかもしれない、なんて。

 思考がそっちにいっていると、ふと、ラッセルが体を起こした。

 ――あ、抜いてくれるのかな?

 そう思って体の力を抜いた。すると、くるっと体を反転させられて、うつ伏せの状態にさせられた。

「ぅへ?」

 俺は間抜けな声を出した。当然ラッセルのアレは俺のお尻の奥に入ったままだ。
 ラッセルはぐるうっと腰を回して俺の中をかき混ぜた。絶頂を何度も経験した俺は、それだけで快感を拾ってしまう。

「ンぅッ……?はぁンッ……ッ??」
 
 腰を高く引かれてお尻を突き出すような格好をさせられた。恥じらう暇もなくピストンされる。

 ぱちゅッ、ぱちゅ、ばちゅッ!
 
「いぁ゛?……ッん!……ぁッ!、…な、なんで、…ぁッ?あぁんっ、……ふッぅ」
「もう終わりだと思ったのか?そんな訳ないだろう」

 腰を逃がそうとしても、しっかりと腰を押さえつけられて逃げられない。ただお尻をふりふりと振るだけになってしまった。

「ヘビ獣人の交尾はな、入れたまま二十四時間続けられるんだ」

 上からそんな恐ろしい宣告が降ってきた。
 
 ――に、にじゅうよじかん…………?!は?え?そ、そんなの……、そんなの聞いてないよぉぉ!!
 
 ずぢゅん♡

「……ん゛ん゛~ーーッ♡!…ひ、……こぇ、っだめ、ぅッ…はぁ」

 ずっぽりと弱い所にラッセルの巨根がハマってしまい、喉奥からヒュッと音が出た。小刻みに揺さぶられるとヤバいくらい気持ちが良い。

「ここ、弱いよなぁ。俺のちんぽ弱い所にハメられて気持ちいいのか?もっと奥まで入れてくれ。ああ、……そうだ。上手だな。……あー、きゅうきゅう締め付けて俺を離さないな。そんなに俺のちんぽが好きなのか?はは、かわいい」

 興奮状態ラットが解消されたのか、先ほどよりも饒舌に、俺を卑猥な言葉で追い詰めていく。

 快楽を教え込まれた体は、この男の動きに素直に従って更なる愉悦を求め続ける。背筋を震わせながら思い切り感じてしまう。

「イく、……ッ、……くぅっ、イくイくぅ……ぁ゛ッ……ぁえ?」

 俺の弱点を執拗に攻めていた動きがピタリと止まる。もう少しでイけそうだったのに、中がひくひくとイきたそうにうねっている。けれど一向に動いてくれる気配はない。
感想 7

あなたにおすすめの小説

初夜の翌朝失踪する受けの話

春野ひより
BL
家の事情で8歳年上の男と結婚することになった直巳。婚約者の恵はカッコいいうえに優しくて直巳は彼に恋をしている。けれど彼には別に好きな人がいて…? タイトル通り初夜の翌朝攻めの前から姿を消して、案の定攻めに連れ戻される話。 歳上穏やか執着攻め×頑固な健気受け

運命の番は僕に振り向かない

ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。 それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。 オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。 ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。 ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。 ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。 ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。 完結しました!ありがとうございました。

当たり前の幸せ

ヒイロ
BL
結婚4年目で別れを決意する。長い間愛があると思っていた結婚だったが嫌われてるとは気付かずいたから。すれ違いからのハッピーエンド。オメガバース。よくある話。 初投稿なので色々矛盾などご容赦を。 ゆっくり更新します。 すみません名前変えました。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。

売れ残りオメガの従僕なる日々

灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才) ※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!  ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。  無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。

僕の事を嫌いな騎士の一途すぎる最愛は…

BL
記憶喪失の中目覚めると、知らない騎士の家で寝ていた。だけど騎士は受けを酷く嫌っているらしい。 騎士×???

【完結】末っ子オメガ

鉾田 ほこ
BL
「晴にいさま、大好き」 アルファばかりのエリート一家の四人兄弟の末っ子に生まれた 亜季。 思春期の第二性検査を受けるまで、誰もがアルファだと信じて疑っていなかったが、結果は「オメガ」だった。確かに他の息子たちに比べて、身体も小さく、性格もおっとりしていた末っ子オメガ。親戚を含めてアルファばかりで、オメガがいないゆえに扱いがわからない。 だが、はじめは家族の誰一人として末っ子がオメガであることを疎むことなく可愛がっていた。 ある日、転機が訪れる── 末っ子オメガに発情期(ヒート)が訪れ、事故が起こってしまう。それを理由に亜季はひとり家族と離れて暮らすことになった。 そして末っ子は──男娼になって……長男 晴臣と再会する。 すれ違いオメガバース。

オメガ転生。

BL
残業三昧でヘトヘトになりながらの帰宅途中。乗り合わせたバスがまさかのトンネル内の火災事故に遭ってしまう。 そして………… 気がつけば、男児の姿に… 双子の妹は、まさかの悪役令嬢?それって一家破滅フラグだよね! 破滅回避の奮闘劇の幕開けだ!!