53 / 79
第53話 王都医療院・薬草乾燥庫——香・熱・湿りの“三つ巴”をほどく
しおりを挟む
医療院の乾燥庫は、薬草と晒した布と、低い火の匂い。
棚は三列。上段は熱、中央は香、下段は湿りに甘い。
薬師長が鼻をつまむ。
「香りが“混ざる”。薄荷に甘草が乗って、効き目がぼやける。カビの芽も出る」
「段取りは三つ。分ける→拭く→風。香・熱・湿りを、ひとまず“別腹”にします」
ノラが小図を広げる。
「理論上、吸い出しは一本。香=低/熱=高/湿り=斜上に分けたい」
カイルが扉脇で位置取りする。
「通路、任せろ。赤=通過、黄=待機、青=作業。……へっ、我慢」
「ナイス克己」
まず、分ける。
〈会場設計〉を庫内用に。赤=運搬路、黄=仮置き、青=棚前。
〈現場放送〉は控えめに一言。
『赤は中央一本、黄は壁沿い。青は棚の手前だけ——札に従ってください』
棚札は色替え。
青札=乾熱(上段)、黄札=低温送風(中段・香)、白札=除湿(下段)。
仮置きの籠は黄内で前後“だけ”を許す。
【清浄度:庫内 24→46/滞留 -16%】
次に、拭く。
床の“つまずき帯”と棚前の縁を光磨布で縦に通す。
きゅっ、きゅっ。
落ちた粉は、微温湯の点湿潤で帯電を落としてから縦一枚。
台車の輪が素直になる。
【清浄度:46→73/行動 -6%/転倒リスク(体感) -22%】
上段の梁で、灰緑の影がぱさぱさ震えた。
薬草蛾が葉粉を食べ、粉を撒く。
「順番で勝つ。落とす→縦拭き→風」
霧で静電気を落とし、梁を縦に一枚。
横→上の二段で粉だけ高所へ逃がす。
灯りが一段明るくなる。
【紙粉・葉粉落下 -55%(短時間)】
下段の隅で、白い膜がふよふよ。
胞子クラゲ。湿りを抱いて、棚の影で呼吸を塞ぐ。
「“洗って”から退ける。——点湿潤→縦拭き→上抜き」
芯に霧を点で置き、縦で一枚。
糸の風を細く上へ。
膜だけ抜けへ捨てる。
【目詰まり -50%(短時間)】
その時、中央の棚に逆向きの乾燥札がひらり。
「低温送風」の矢印が“奥”を指している。
ノラが目を細める。
「理論上、その札、偽印。基線が逆に滲んでる」
「仮の一生、短命。——黒タグで危険表示、正方向で差し替え」
〈封緘解析〉→〈記録封緘〉がぱちん。
香は“手前”、湿りは“上”、熱は“さらに上”。
線が戻る。
【滞留 -29%】
「仕上げ、風。——“三つ巴”を三分流で解く。横→上→斜上」
〈湯気整流〉と〈色霧分別〉を併用し、香域(薄荷・甘草・桂皮)を色で分ける。
横の糸で香を“手前”に止め、上で熱を吸い、斜上で湿りだけ縦井に逃がす。
〈風紋表示〉には、青(香)・赤(熱)・白(湿)の糸が交差せず並んだ。
【清浄度:73→100】
【清浄波:小スタン1.5秒/逆流 -72%(短時間)】
【香の混線 -45%(短時間)】
仮置き籠を赤/青/黄で仕分ける。
黄の底から、細い銀環と、乳白の小珠が二つ、ころり。
ノラが目を細める。
「“調香環(古)”。理論上、香の強弱を拍で合わせる指輪」
「“乾燥律珠(小)”。——温湿の揺れを一拍遅らせて均す」
薬師長が驚く。
「伝説の備品を、まさか掃除で……! 配合紙につけられるか?」
「つけます。貼り替えずに読む版に“香の拍”欄を追加」
――――
【発掘判定】
清浄度:100/整理度:A/タグ精度:A → レア⭐︎⭐︎⭐︎
【発見】
・調香環(古)(品質A/香圧の拍合わせ・過香抑制)
・乾燥律珠(小)(品質A/温湿変動の緩衝・乾燥ムラ低減)
――――
棚の背板を拭いた拍子に、薄い紙束が一冊。
端に「“嗅覚試験—旧基準”」の印。
〈透読〉でにじみを起こすと、薄荷=低・桂皮=中・甘草=手前の順が鮮明に出た。
薬師長がふっと笑う。
「効き目が“まっすぐ”鼻に来る。——これなら配薬の誤差も減る」
「ログ、締めます」
――――
【運用ログ(医療院・薬草乾燥庫)】
清浄度:24→100(所要 17分)
方式:庫内ゾーニング(乾熱/低温送風/除湿)→拭く(光磨布・縦/点湿潤)→風(三段・香熱湿分流)
効果:香混線 -45%(短時間)/目詰まり -50%/転倒 0件/配合誤差 -30%(体感)
妨害:薬草蛾 1群(無害化)/胞子クラゲ 1(除去)/偽札 1(是正)
発掘:調香環(古)/乾燥律珠(小)/嗅覚試験紙束(旧基準)
――――
視界にお知らせが灯る。
【ステータス】
名前:ミナ・ハルノ/職業:清掃士/レベル:51
体力:212/212 魔力:182/182 運:61(↑)
固有スキル〈お片付け〉Lv6
新規:〈薬香分流〉(香・熱・湿りの三分流を自動提案/“香は手前・熱は上・湿りは斜上”の維持)
既存:光磨布/〈粉塵整流〉〈窯気分流〉〈色霧分別〉〈湯気整流〉〈封印整流〉〈会計整流〉〈潮音調律〉〈退場設計〉〈風音同期〉〈二重通し〉〈肋路設計〉〈塞板調律〉〈骨格起図〉〈灯標同期〉〈水路調律〉ほか
相棒:洗剤スライム・ポンポン(満腹度 55%/薄荷はぴりぴり)
カイルが肩で合図する。
「赤は通った。黄は仮置き解散。……へっ、我慢」
「その“克己”、薬にもしたい」
「へっ……効能:ちょっと鼻がすっきり」
「ナイス克己」
薬師長が調香環を指に通し、乾燥律珠を棚に吊るす。
香りが一段、澄む。
効き目は鼻から、紙へ。紙から、ひとへ。
私は光を縦に一度だけ通した。
棚の上で、青・赤・白の糸が静かに並ぶ。
帰り道はできた。
次は、調合室・ポーション蒸留塔の“圧抜き”。
泡と熱と匂い——三つ巴を、もう一枚ほどく。
---
📖ここまで読んでくださってありがとうございます!
もし少しでも「面白い」と思ってもらえたら、
お気に入り登録・応援ポチっとしてもらえると励みになります✨
棚は三列。上段は熱、中央は香、下段は湿りに甘い。
薬師長が鼻をつまむ。
「香りが“混ざる”。薄荷に甘草が乗って、効き目がぼやける。カビの芽も出る」
「段取りは三つ。分ける→拭く→風。香・熱・湿りを、ひとまず“別腹”にします」
ノラが小図を広げる。
「理論上、吸い出しは一本。香=低/熱=高/湿り=斜上に分けたい」
カイルが扉脇で位置取りする。
「通路、任せろ。赤=通過、黄=待機、青=作業。……へっ、我慢」
「ナイス克己」
まず、分ける。
〈会場設計〉を庫内用に。赤=運搬路、黄=仮置き、青=棚前。
〈現場放送〉は控えめに一言。
『赤は中央一本、黄は壁沿い。青は棚の手前だけ——札に従ってください』
棚札は色替え。
青札=乾熱(上段)、黄札=低温送風(中段・香)、白札=除湿(下段)。
仮置きの籠は黄内で前後“だけ”を許す。
【清浄度:庫内 24→46/滞留 -16%】
次に、拭く。
床の“つまずき帯”と棚前の縁を光磨布で縦に通す。
きゅっ、きゅっ。
落ちた粉は、微温湯の点湿潤で帯電を落としてから縦一枚。
台車の輪が素直になる。
【清浄度:46→73/行動 -6%/転倒リスク(体感) -22%】
上段の梁で、灰緑の影がぱさぱさ震えた。
薬草蛾が葉粉を食べ、粉を撒く。
「順番で勝つ。落とす→縦拭き→風」
霧で静電気を落とし、梁を縦に一枚。
横→上の二段で粉だけ高所へ逃がす。
灯りが一段明るくなる。
【紙粉・葉粉落下 -55%(短時間)】
下段の隅で、白い膜がふよふよ。
胞子クラゲ。湿りを抱いて、棚の影で呼吸を塞ぐ。
「“洗って”から退ける。——点湿潤→縦拭き→上抜き」
芯に霧を点で置き、縦で一枚。
糸の風を細く上へ。
膜だけ抜けへ捨てる。
【目詰まり -50%(短時間)】
その時、中央の棚に逆向きの乾燥札がひらり。
「低温送風」の矢印が“奥”を指している。
ノラが目を細める。
「理論上、その札、偽印。基線が逆に滲んでる」
「仮の一生、短命。——黒タグで危険表示、正方向で差し替え」
〈封緘解析〉→〈記録封緘〉がぱちん。
香は“手前”、湿りは“上”、熱は“さらに上”。
線が戻る。
【滞留 -29%】
「仕上げ、風。——“三つ巴”を三分流で解く。横→上→斜上」
〈湯気整流〉と〈色霧分別〉を併用し、香域(薄荷・甘草・桂皮)を色で分ける。
横の糸で香を“手前”に止め、上で熱を吸い、斜上で湿りだけ縦井に逃がす。
〈風紋表示〉には、青(香)・赤(熱)・白(湿)の糸が交差せず並んだ。
【清浄度:73→100】
【清浄波:小スタン1.5秒/逆流 -72%(短時間)】
【香の混線 -45%(短時間)】
仮置き籠を赤/青/黄で仕分ける。
黄の底から、細い銀環と、乳白の小珠が二つ、ころり。
ノラが目を細める。
「“調香環(古)”。理論上、香の強弱を拍で合わせる指輪」
「“乾燥律珠(小)”。——温湿の揺れを一拍遅らせて均す」
薬師長が驚く。
「伝説の備品を、まさか掃除で……! 配合紙につけられるか?」
「つけます。貼り替えずに読む版に“香の拍”欄を追加」
――――
【発掘判定】
清浄度:100/整理度:A/タグ精度:A → レア⭐︎⭐︎⭐︎
【発見】
・調香環(古)(品質A/香圧の拍合わせ・過香抑制)
・乾燥律珠(小)(品質A/温湿変動の緩衝・乾燥ムラ低減)
――――
棚の背板を拭いた拍子に、薄い紙束が一冊。
端に「“嗅覚試験—旧基準”」の印。
〈透読〉でにじみを起こすと、薄荷=低・桂皮=中・甘草=手前の順が鮮明に出た。
薬師長がふっと笑う。
「効き目が“まっすぐ”鼻に来る。——これなら配薬の誤差も減る」
「ログ、締めます」
――――
【運用ログ(医療院・薬草乾燥庫)】
清浄度:24→100(所要 17分)
方式:庫内ゾーニング(乾熱/低温送風/除湿)→拭く(光磨布・縦/点湿潤)→風(三段・香熱湿分流)
効果:香混線 -45%(短時間)/目詰まり -50%/転倒 0件/配合誤差 -30%(体感)
妨害:薬草蛾 1群(無害化)/胞子クラゲ 1(除去)/偽札 1(是正)
発掘:調香環(古)/乾燥律珠(小)/嗅覚試験紙束(旧基準)
――――
視界にお知らせが灯る。
【ステータス】
名前:ミナ・ハルノ/職業:清掃士/レベル:51
体力:212/212 魔力:182/182 運:61(↑)
固有スキル〈お片付け〉Lv6
新規:〈薬香分流〉(香・熱・湿りの三分流を自動提案/“香は手前・熱は上・湿りは斜上”の維持)
既存:光磨布/〈粉塵整流〉〈窯気分流〉〈色霧分別〉〈湯気整流〉〈封印整流〉〈会計整流〉〈潮音調律〉〈退場設計〉〈風音同期〉〈二重通し〉〈肋路設計〉〈塞板調律〉〈骨格起図〉〈灯標同期〉〈水路調律〉ほか
相棒:洗剤スライム・ポンポン(満腹度 55%/薄荷はぴりぴり)
カイルが肩で合図する。
「赤は通った。黄は仮置き解散。……へっ、我慢」
「その“克己”、薬にもしたい」
「へっ……効能:ちょっと鼻がすっきり」
「ナイス克己」
薬師長が調香環を指に通し、乾燥律珠を棚に吊るす。
香りが一段、澄む。
効き目は鼻から、紙へ。紙から、ひとへ。
私は光を縦に一度だけ通した。
棚の上で、青・赤・白の糸が静かに並ぶ。
帰り道はできた。
次は、調合室・ポーション蒸留塔の“圧抜き”。
泡と熱と匂い——三つ巴を、もう一枚ほどく。
---
📖ここまで読んでくださってありがとうございます!
もし少しでも「面白い」と思ってもらえたら、
お気に入り登録・応援ポチっとしてもらえると励みになります✨
10
あなたにおすすめの小説
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身、動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物や魔法、獣人等が当たり前に存在する異世界に転移させられる。
彼が送るのは、時に命がけの戦いもあり、時に仲間との穏やかな日常もある、そんな『冒険者』ならではのスローライフ。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練とは如何なるものか。
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
隠れ居酒屋・越境庵~異世界転移した頑固料理人の物語~
呑兵衛和尚
ファンタジー
調理師・宇堂優也。
彼は、交通事故に巻き込まれて異世界へと旅立った。
彼が異世界に向かった理由、それは『運命の女神の干渉外で起きた事故』に巻き込まれたから。
神々でも判らない事故に巻き込まれ、死亡したという事で、優也は『異世界で第二の人生』を送ることが許された。
そして、仕事にまつわるいくつかのチート能力を得た優也は、異世界でも天職である料理に身をやつすことになるのだが。
始めてみる食材、初めて味わう異世界の味。
そこは、優也にとっては、まさに天国ともいえる世界であった。
そして様々な食材や人々と出会い、この異世界でのライフスタイルを謳歌し始めるのであった。
※【隠れ居酒屋・越境庵】は隔週更新です。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
我が家と異世界がつながり、獣耳幼女たちのお世話をすることになった件【書籍化決定!】
木ノ花
ファンタジー
【第13回ネット小説大賞、小説部門・入賞!】
マッグガーデン様より、書籍化決定です!
異世界との貿易で資金を稼ぎつつ、孤児の獣耳幼女たちをお世話して幸せに! 非日常ほのぼのライフの開幕!
パワハラに耐えかねて会社を辞め、独り身の気楽な無職生活を満喫していた伊海朔太郎。
だが、凪のような日常は驚きとともに終わりを告げた。
ある日、買い物から帰宅すると――頭に猫耳を生やした幼女が、リビングにぽつんと佇んでいた。
その後、猫耳幼女の小さな手に引かれるまま、朔太郎は自宅に現れた謎の地下通路へと足を踏み入れる。そして通路を抜けた先に待ち受けていたのは、古い時代の西洋を彷彿させる『異世界』の光景だった。
さらに、たどり着いた場所にも獣耳を生やした別の二人の幼女がいて、誰かの助けを必要としていた。朔太郎は迷わず、大人としての責任を果たすと決意する――それをキッカケに、日本と異世界を行き来する不思議な生活がスタートする。
最初に出会った三人の獣耳幼女たちとのお世話生活を中心に、異世界貿易を足掛かりに富を築く。様々な出会いと経験を重ねた朔太郎たちは、いつしか両世界で一目置かれる存在へと成り上がっていくのだった。
※まったり進行です。
異世界に召喚されたけど、戦えないので牧場経営します~勝手に集まってくる動物達が、みんな普通じゃないんだけど!?~
黒蓬
ファンタジー
白石悠真は、ある日突然異世界へ召喚される。しかし、特別なスキルとして授かったのは「牧場経営」。戦えない彼は、与えられた土地で牧場を経営し、食料面での貢献を望まれる。ところが、彼の牧場には不思議な動物たちが次々と集まってきて――!? 異世界でのんびり牧場ライフ、始まります!
できない子に転生しましたが、家族と食卓があれば十分です ―人間不信だった私が、ゆっくり育つ異世界生活―
愛朱ひいろ
ファンタジー
人の顔色ばかり伺い、心を壊した26歳の会社員女性。
彼女は死後、異世界で「できない子」として転生する。
魔法は使えない。
体は不器用で、成長も人より遅い。
前世の記憶のせいで、人と関わることが少し怖い。
けれどこの世界には、
見守り支えてくれる両親と、
あたたかい食卓があった。
泣いて、つまずいて、できないことに落ち込みながら、
彼女は少しずつ「できないままでも、生きていていい」と知っていく。
これは、
最強でもチートでもない主人公が、
家族と食事に支えられながら、ゆっくり育ち直す
生活密着型・異世界転生×成長×グルメファンタジー。
……の、予定です。
毎日更新できるように執筆がんばります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる