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第3章『妹ひなのの世界 ~癒し手のタマゴ、はじめての羽ばたき~』
第26話「薬草村の試験課題」
しおりを挟む薬草村に入って三度目の週末。
ひなのは温室のガラス窓を磨きながら、今日の実習に少しだけ緊張していた。
前回の実地応用で“動物への調合”を成功させたことで、ひなのはミーナから本格的な試験課題を受けることになっていたのだ。
---
1.試験課題の発表
「今日の課題は、中和薬の調合だ」
そう言って、ミーナは机の上に小瓶を並べた。
「この中のひとつには、軽い毒草の成分が含まれている。正しく中和薬を作り、それを用いてどれが毒入りかを見極めなさい」
「……っ!」
ひなのはごくりと喉を鳴らした。中和薬は初級者でも扱えるが、微細な調合ミスが結果に直結する。
「やってみます……!」
---
2.調合開始
ラフィア、ミント、黄花ハーバを分量どおり計量し、すり潰す。
蜜蝋と混ぜ、湯煎して練り、最後にミーナから渡された“試験試薬”を数滴加えると、薬液が淡く青く光った。
(色、合ってる……たぶんこれでいい!)
小瓶に移し、ラベルを貼ってから、ミーナの前に差し出した。
---
3.答え合わせとトラブル
ミーナは無言で薬を受け取り、ひとつひとつの小瓶に中和薬を滴下していく。
四本目の瓶に薬液が触れた瞬間、青かった液体がピンクに変化した。
「ふむ、正解だ。よく見極めたな」
「やった……!」
その時――小さな“バチッ”という音とともに、薬台の隅でうっかり落としかけた試薬瓶が砕けた。
「あっ、ご、ごめんなさい!」
薬草の粉が舞い上がり、ひなのは反射的に鼻を押さえる。
「落ち着け。これ以上吸わないように。――リンネ!」
温室の外にいたリンネが慌てて駆け込んでくる。
「ひなのちゃん!?」
---
4.スキルと勇気の応用
軽い毒成分が漂い、くしゃみが止まらない中、ひなのはふと思い出す。
(ピヨ吉のときも、焦らなかった。大丈夫……!)
ひなのは自らの“癒しの加護”と、調合したばかりの中和薬を自分の腕に少量塗る。
すると、呼吸が少しずつ落ち着いてきた。
「よし……効果、ある。リンネさん、拡散しないように窓、お願い!」
リンネはすぐに反応し、温室の天窓を開け放つ。数分後には空気も清浄化され、事なきを得た。
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5.師のまなざし
ミーナは騒動後、そっとひなのの前に椅子を引き寄せた。
「判断力、応用力、自己治療の冷静さ。どれも悪くなかった」
「でも……試薬を落としちゃったのは、不注意です」
「完璧な調合師などいない。失敗を糧にできる者だけが、次へ進める。――おめでとう。試験、合格だ」
「……っ、ありがとうございます!」
ひなのは心から頭を下げ、次に進む決意を強くした。
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【イベント完了:薬草村の中和薬試験】
・ひなの、「中和薬・初級」レシピを正式習得!
・危機対応スキルが発動 →「落ち着き Lv+1」!
・ミーナの評価:信頼度が【25→40】に上昇!
・次回、実地訪問型“フィールド調合”ミッションが開放!
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【次の目標:出張調合と、兄の足跡】
・牧場外での治療依頼にひなのが挑戦!
・その先で、聞き覚えのある“悠翔”の名が――?
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