異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』

チャチャ

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第7章 恋の進路と収穫の秋

第61話「秋風とともに、日常の牧場へ」

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戦いの終息から数日後――。

黒鉄連盟の本拠を破壊した悠翔たちは、それぞれの想いを胸に、再び“ほのぼの牧場”へと帰還していた。

秋の空気が冷たく澄み渡り、赤く染まり始めた木々が、平穏な時間の訪れを告げていた。

「ふぅ……やっぱり、ここが一番だな」

悠翔は深呼吸をして、風に揺れる稲穂を見渡す。畑ではひなのが麦わら帽子をかぶり、黙々と収穫作業に励んでいた。

「お兄ちゃん、サツマイモ掘るの手伝ってー!」

「了解、農場主殿!」

笑い声が牧場に響き、ナナ(牛)がのんびりと草を食む。リンネとリオも町から帰ってきており、久々の“癒しと再建”の日々が戻ってきていた。


---

1.秋の実りと仕事の再開

まずは作物の収穫と、冬に向けた準備。

ひなのが主導し、薬草類の乾燥と保管を進める一方、悠翔は放牧地の拡張工事に着手する。

リンネとリオは町との物資流通を再開し、農産物と加工品を出荷。リンネの作ったカボチャのジャムが評判となり、町からの注文が相次いだ。

「ねぇ、この“秋の癒しセット”って名前、どう思う?」

「いいセンスしてる。リンネらしいや」

「うふふ、ありがと~」

ほのぼのとした会話が、心を温める。


---

2.ひなのの揺れる気持ち

そんなある日、町から来た青年・エルンが、牧場を訪れる。

「ひなのさん、例の薬草、今年も調達させていただけますか?」

薬草の流通に関わっていたエルンは、以前からひなのに淡い好意を抱いていた。

「はい、もちろんです!」

明るく返事をするひなのだが、心の奥では複雑な気持ちが揺れていた。

(エルンさんのこと、嫌いじゃない。でも……)

隣では悠翔が笑顔でニワトリ小屋を掃除している。

(わたし、本当はお兄ちゃんに褒められたいんだ)

この感情が“恋”なのか“家族愛”なのか、自分でもわからない。


---

3.悠翔の新たな思い

一方の悠翔もまた、気づき始めていた。

リオが近くにいるとき、自分の心がどこか落ち着かないこと。

「俺は……ただの仲間だと思ってた。でも、あいつが誰かに取られるのは……嫌だ」

そんな折、町で偶然リオが若い騎士と談笑しているのを目にして、妙な焦りを感じる。

(……何してんだ俺)

牧場に戻り、ひなのと黙々とジャガイモを仕分けながら、心の整理を始めていた。


---

4.村の秋祭り、再開!

数日後、村では秋祭りが開催されることに。

「よかったな、こうしてまた皆で集まれるのって」

「うん、当たり前が一番の幸せなんだなって思うよ」

屋台ではリンネが焼きリンゴを売り、ひなのは調合薬の試飲コーナーを開設。

「甘くて飲みやすい!」「これ、風邪にも効くんだって?」

村の人々から好評を得る。

その一方、悠翔とリオは神楽の奉納舞に誘われ、渋々ながらも参加。

「意外と似合ってるぞ、悠翔」

「やかましい!」

笑い合う二人を、ひなのは少しだけ寂しそうに見つめていた。


---

5.夜の語らいと恋のはじまり

祭りの夜。

星空の下、ひなのはナナのそばで一人静かに考え事をしていた。

「……どうした、眠れないのか?」

悠翔が隣に座る。ひなのは静かに頷いた。

「ねえ、お兄ちゃん。恋って、どんな気持ちなんだろうね」

「うーん……相手が幸せそうだと、嬉しくなるとか……?」

「そっか……」

ひなのはそっと立ち上がり、振り返った。

「わたし、もっとこの牧場で頑張りたい。お兄ちゃんに、ちゃんと“ひとりの人”として見てもらえるように」

「……そっか。じゃあ俺も、ちゃんと支えてやらないとな」

二人の間に、穏やかな空気が流れる。

そのとき、空に流れ星が走った。


---

【イベント完了:秋の癒しと再出発】 ・秋祭り開催、地域交流の復活 ・ひなのの“恋”の目覚め? ・悠翔とリオの関係に変化の兆し ・牧場経営、順調に回復&新商品好調

【次の目標:収穫祭と、それぞれの“気持ち”の行方】
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