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真里編:第5章 約束
《R-18》真里の決意
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ユキが僕の頭を両手で掴みながら、何度も角度を変えては口の中で舌が絡み合う。遠慮がちに自分から絡めると、ちゅうっと舌を吸われる、いつ息をしていいのかも分からないまま、必死でユキの背中にしがみついた。
苦しくてなのか、高揚してなのか、自分でも分からないくらい息が荒くなっていた。ユキが口を離すと唾液が糸を引いて、離れ難い僕の内心を代弁したかのようだった。
「真里、可愛い……昨日より緊張してないな」
ユキが嬉しそうに僕の頬に触れる。
昨日……確かに僕はガチガチに緊張してた。そう言われて今から起きる事を期待してしまう、ユキとエッチな事をするのは嫌いじゃない……いや、むしろ気持ちよくて……好きかもしれない、恥ずかしくて言えないけど。
「聖華に変なことされてないか?」
「へんな……? されてないよ」
「どこも触られてない?」
そう言われて服を捲られたのを思い出したが、あれくらいの事をユキに言うのは……と躊躇った。
「触られてないよ」
「……嘘だ、今真里から嘘の匂いがした」
ドキッとした、なんだ嘘の匂いって……そんな事分かるの!? 嗅覚まで犬なの!?
「聖華に何かしたりしない、どこを触られた?」
「……っ胸のあたりを少し触られただけだよ!」
これは下手に隠すと余計な詮索をされかねない、正直に白状した。ユキが僕の服を捲り上げて、肋骨から胸の中心まで舐める。
「んんっ! くすぐったいよ!」
「綺麗にする、ここも……」
そう言って胸の突起を舐められて、口に含まれて……!
「そこは触られてな、いぃっ! やぁ、んっ!」
「可愛い声が出てる」
女の子でもないのに、胸で感じてこんな声が出るなんて恥ずかしい……。口元を隠そうと手を出すと、両手を頭の上でまとめて押さえつけられた! 強化してあるユキの手は、左手1つなのにビクともしない。
「今日は隠させない」
「——っ!」
そういったユキの顔が男っぽくて、思わず息を呑んだ。
「嫌だったら振りほどいていい」
「そんなの……ずるいよ」
僕がやらないって分かってて言ってる……期待しているのがバレてる。ずっと触って欲しかったところにユキの手が触れると、ズボンの上からでも期待がもっと高まる、きっとそれもバレてるんだ。
「直に触って欲しい? 凄く興奮してる」
「っ! ユキは!?」
「俺も興奮してるよ、真里が凄く可愛くて」
下顎から舐めるようにキスされて、押さえ付けられてドキドキしていると、ユキの硬いのが僕のに押し当てられた。
「ほら……わかる?」
ニヤッと笑ったユキを見て、顔が一気に火照るのがわかった、ユキのが! ユキのが僕のに!
「そんな嬉しそうな匂いさせてると、真里の"はじめて"このまま貰うよ?」
「あっ……このまま?」
「そうだよ、この後アイツらの所に行くのに……処女貰ってから行こうかな」
「んんっ! だ、だめっ……」
「そうか、嘘か」
話しながらもユキの腰が動いて擦れる、気持ちいい! もっと、ユキと直で……。
僕の期待に応えるように、ユキは僕のズボンを下着ごと下げた。ユキに仕立てられた服がいとも容易く脱がされる、わざとそんな作りにしたのだろうか……ありえる!
脱がされて触って欲しいところが露わになる、かかとがお尻に付くほど膝を立てさせられて恥ずかしい、なのにユキが触れたのは僕の後ろの方で……。
「あ……そこは」
ぬるぬるのユキの指が、本来出口であるそこをクニクニと刺激してくる。何をされるのかは昨日のことで分かっているけど、思わず体に力が入る。
「ゆっくり、深く呼吸して」
耳元で囁かれるままに深呼吸すると、呼吸に合わせてユキの細い指が僕の奥へと入ってくる……痛くない、痛くは無いけど怖い。
指を動かされるたび声が出る、いやだ! 恥ずかしい!
「はぁ……入れたい、真里の中に」
「あっ、やっ! もう、はいってる」
「違う、俺のを……ここに」
耳に口を押し当てるように色っぽく囁かれて、背筋がゾクゾクとした。指が一度抜かれたかと思ったら、二本になって……また僕の中に入ってくる! さっきより圧迫感を感じるけど、ぬるぬるにされて難なく受け入れてしまう。
部屋に水音が響く、息をするたび声が出る……なんで、昨日はこんなんじゃなかったのに!
痺れるような射精感を何度も感じて、でもイけなくて怖い、気持ちいい、でも怖い……もっと触って欲しい!
「あぁぁっ、ユキっ! もうイきたい!」
「じゃぁ、入れてもいい? 俺の……」
ユキの荒い吐息が耳にかかる、ぐっと僕の太ももに押し当てられたユキの硬さと大きさを意識して、我に返った。
入れる……? ユキのを? これを……ここに!?
その時僕の思考は、期待や興味よりも恐怖だった……ズボン越しでも明らかに自分のより大きいユキのそれが……入る? わけない! 無理! 絶対無理!
「ひんっ!」
指がヌルっと抜かれて思わず声が出た、恥ずかしくて口を押さえたいのに手が動かせない。
「すまない真里、怖がらせた……入れないから、大丈夫だから」
拘束されていた両手が解放される、魔王様から貰った手袋が手際よく外されて、僕の"トラウマ"のある左手の甲にユキの唇が近づいた。
チュと軽くキスされただけでビクッと体が跳ねる、愛おしそうに舐められると、背中にゾクゾクと快感が走って声が抑えられない! 何これ! 手の甲なのにこんなに感じるなんて……何これ!
「"トラウマ"の傷跡は悪魔の弱点だから敏感になるんだ」
ユキが楽しそうに笑ってから、僕の左手に頬擦りしたり、キスしたりする。その度に僕の体が反応して悶えていると、ベルトを外す金属音が聞こえてきた。
目線を下に向けるとユキの熱くなったものが露わになっていて……僕はそれを見て高揚した。
「触って、真里……」
右手が、ユキのそこまで導かれる……硬くて、熱くて……軽く擦ると、うっ……っとユキの色っぽい声が漏れて、もっとしたくなった。僕の手がユキを気持ち良く出来る、やりたい! もっと……!
「真里の手、気持ちいい」
息が荒くなってきたユキが、僕の触って欲しかったところを握る。お互いに一番気持ちいいところを刺激し合って、舌を絡ませながらキスして……これは気持ちよすぎる!
「ユキ、ダメ! もうイく!」
「いいよ、イって真里……顔見せて」
耳を舐められて、ユキの手が速くなって、僕はいとも簡単にイかされた。ユキの白くて綺麗な手の中を……僕ので汚してしまった、あー……これは興奮するかも。
「真里のイキ顔可愛い……たまんないな」
ユキが手についた僕のを煽情的に舐めとる……こぼさないように指先まで舐めて……。
「甘いな……真里の甘くてトロトロだ」
ユキが口もとをペロリと舐めて、はぁと色っぽい吐息が漏れる……え、えっちすぎる!! 自分が鼻息荒く見惚れてたのを自覚した。
「真里、萎えてないな……そんなに興奮してるのか?」
「だって、ユキがえっちすぎる……」
「じゃあ、俺もイかせて……真里の手で」
ユキがまだ萎えない僕のに擦り付けて、僕の手で二人一緒に包み込んだ、その上からユキの手が被さって……ユキのと擦れて気持ちいい。
ユキの耳が下がって、気持ち良さそうな顔と、時々漏れる声に更に興奮が増す。
「真里、もっと強くして」
「うぅぁ、だめ、またイっちゃう」
ユキが舐めてきた舌に必死で吸い付いて、左手でユキの頭を寄せてユキの口の中を舐った……イってユキ……一緒にイきたい! 僕の口の中でユキの声が漏れる、その声を聞くたびに背中がゾクゾクした。
ユキがベッドに額をつけて声を我慢する様に食いしばる、目の前に晒された首元に……見つけた、ユキの首筋に深く走る傷跡、太い首輪を鼻で持ち上げて敏感であるはずのそこを舐め上げた。
「んああっ!」
我慢できなくなったユキの声が聞こえて、ユキの被せてきた手が速くなった。
頭が真っ白になって腰が跳ねると、ユキの熱いそれもドクンと脈を打ったのが伝わってきた、嬉しい……ユキが僕の手で!
ユキの堪えるような声が聞こえる、その後で荒くなった息を整えるのも色っぽい。
「はぁ……今のは完全にやられた」
「本当?」
「今日の真里は積極的だったな、すごく可愛かった」
ユキが手近な布で僕の分まで綺麗にしながら、軽くチュと口にキスをする。くすぐったくなって、そしてまた少し欲情してしまって……。
「僕の体おかしいよ、昨日と全然違う……二回もしたのに……」
ユキの視線を感じて思わず太ももに手を突っ込んで隠した、ユキが口元に手を当てながら目をそらす……呆れられた!? 恥ずかしい!
「真里すまない……実は少し盛った」
「もった……?」
「潤滑剤の中に、気持ちよくなる成分を少し」
えへって感じで指で少しを表現したユキは、まさに『てへぺろ』って感じだったが、全然冗談じゃない内容だ。
「……そういうの無断でするのよくないと思う」
なんて事してくれるんだ、自分が淫乱になったかと思ったじゃないか!
さっきからその塗られたであろう場所が疼いてる、途中から触られなかったせいか物足りない……。もっと中を刺激して欲しくなって、太ももを擦り合わせてモジモジしていると、ユキがごくっと喉を鳴らした。
「疼くならもう一回……」
「解毒して!」
ユキが残念そうに僕の額に手をかざすと、熱に浮かされたような思考が明瞭になった……体を起こして座って息を整える、その間ユキは浴室へシャワーの準備をしに行った。
ユキのを入れるって聞いたら最初は怖かったけど……気持ち良さそうな顔をもっと見たい、声が聞きたい、ユキがもっと気持ちいいなら……次は頑張ろうと決意を固めた。
それから軽くシャワーを浴びて、維持部隊の事務所に向かったのだけど……。
着いた途端一発目にルイさんに言われたのが
「あれ? エッチしてきた?」
……で、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
苦しくてなのか、高揚してなのか、自分でも分からないくらい息が荒くなっていた。ユキが口を離すと唾液が糸を引いて、離れ難い僕の内心を代弁したかのようだった。
「真里、可愛い……昨日より緊張してないな」
ユキが嬉しそうに僕の頬に触れる。
昨日……確かに僕はガチガチに緊張してた。そう言われて今から起きる事を期待してしまう、ユキとエッチな事をするのは嫌いじゃない……いや、むしろ気持ちよくて……好きかもしれない、恥ずかしくて言えないけど。
「聖華に変なことされてないか?」
「へんな……? されてないよ」
「どこも触られてない?」
そう言われて服を捲られたのを思い出したが、あれくらいの事をユキに言うのは……と躊躇った。
「触られてないよ」
「……嘘だ、今真里から嘘の匂いがした」
ドキッとした、なんだ嘘の匂いって……そんな事分かるの!? 嗅覚まで犬なの!?
「聖華に何かしたりしない、どこを触られた?」
「……っ胸のあたりを少し触られただけだよ!」
これは下手に隠すと余計な詮索をされかねない、正直に白状した。ユキが僕の服を捲り上げて、肋骨から胸の中心まで舐める。
「んんっ! くすぐったいよ!」
「綺麗にする、ここも……」
そう言って胸の突起を舐められて、口に含まれて……!
「そこは触られてな、いぃっ! やぁ、んっ!」
「可愛い声が出てる」
女の子でもないのに、胸で感じてこんな声が出るなんて恥ずかしい……。口元を隠そうと手を出すと、両手を頭の上でまとめて押さえつけられた! 強化してあるユキの手は、左手1つなのにビクともしない。
「今日は隠させない」
「——っ!」
そういったユキの顔が男っぽくて、思わず息を呑んだ。
「嫌だったら振りほどいていい」
「そんなの……ずるいよ」
僕がやらないって分かってて言ってる……期待しているのがバレてる。ずっと触って欲しかったところにユキの手が触れると、ズボンの上からでも期待がもっと高まる、きっとそれもバレてるんだ。
「直に触って欲しい? 凄く興奮してる」
「っ! ユキは!?」
「俺も興奮してるよ、真里が凄く可愛くて」
下顎から舐めるようにキスされて、押さえ付けられてドキドキしていると、ユキの硬いのが僕のに押し当てられた。
「ほら……わかる?」
ニヤッと笑ったユキを見て、顔が一気に火照るのがわかった、ユキのが! ユキのが僕のに!
「そんな嬉しそうな匂いさせてると、真里の"はじめて"このまま貰うよ?」
「あっ……このまま?」
「そうだよ、この後アイツらの所に行くのに……処女貰ってから行こうかな」
「んんっ! だ、だめっ……」
「そうか、嘘か」
話しながらもユキの腰が動いて擦れる、気持ちいい! もっと、ユキと直で……。
僕の期待に応えるように、ユキは僕のズボンを下着ごと下げた。ユキに仕立てられた服がいとも容易く脱がされる、わざとそんな作りにしたのだろうか……ありえる!
脱がされて触って欲しいところが露わになる、かかとがお尻に付くほど膝を立てさせられて恥ずかしい、なのにユキが触れたのは僕の後ろの方で……。
「あ……そこは」
ぬるぬるのユキの指が、本来出口であるそこをクニクニと刺激してくる。何をされるのかは昨日のことで分かっているけど、思わず体に力が入る。
「ゆっくり、深く呼吸して」
耳元で囁かれるままに深呼吸すると、呼吸に合わせてユキの細い指が僕の奥へと入ってくる……痛くない、痛くは無いけど怖い。
指を動かされるたび声が出る、いやだ! 恥ずかしい!
「はぁ……入れたい、真里の中に」
「あっ、やっ! もう、はいってる」
「違う、俺のを……ここに」
耳に口を押し当てるように色っぽく囁かれて、背筋がゾクゾクとした。指が一度抜かれたかと思ったら、二本になって……また僕の中に入ってくる! さっきより圧迫感を感じるけど、ぬるぬるにされて難なく受け入れてしまう。
部屋に水音が響く、息をするたび声が出る……なんで、昨日はこんなんじゃなかったのに!
痺れるような射精感を何度も感じて、でもイけなくて怖い、気持ちいい、でも怖い……もっと触って欲しい!
「あぁぁっ、ユキっ! もうイきたい!」
「じゃぁ、入れてもいい? 俺の……」
ユキの荒い吐息が耳にかかる、ぐっと僕の太ももに押し当てられたユキの硬さと大きさを意識して、我に返った。
入れる……? ユキのを? これを……ここに!?
その時僕の思考は、期待や興味よりも恐怖だった……ズボン越しでも明らかに自分のより大きいユキのそれが……入る? わけない! 無理! 絶対無理!
「ひんっ!」
指がヌルっと抜かれて思わず声が出た、恥ずかしくて口を押さえたいのに手が動かせない。
「すまない真里、怖がらせた……入れないから、大丈夫だから」
拘束されていた両手が解放される、魔王様から貰った手袋が手際よく外されて、僕の"トラウマ"のある左手の甲にユキの唇が近づいた。
チュと軽くキスされただけでビクッと体が跳ねる、愛おしそうに舐められると、背中にゾクゾクと快感が走って声が抑えられない! 何これ! 手の甲なのにこんなに感じるなんて……何これ!
「"トラウマ"の傷跡は悪魔の弱点だから敏感になるんだ」
ユキが楽しそうに笑ってから、僕の左手に頬擦りしたり、キスしたりする。その度に僕の体が反応して悶えていると、ベルトを外す金属音が聞こえてきた。
目線を下に向けるとユキの熱くなったものが露わになっていて……僕はそれを見て高揚した。
「触って、真里……」
右手が、ユキのそこまで導かれる……硬くて、熱くて……軽く擦ると、うっ……っとユキの色っぽい声が漏れて、もっとしたくなった。僕の手がユキを気持ち良く出来る、やりたい! もっと……!
「真里の手、気持ちいい」
息が荒くなってきたユキが、僕の触って欲しかったところを握る。お互いに一番気持ちいいところを刺激し合って、舌を絡ませながらキスして……これは気持ちよすぎる!
「ユキ、ダメ! もうイく!」
「いいよ、イって真里……顔見せて」
耳を舐められて、ユキの手が速くなって、僕はいとも簡単にイかされた。ユキの白くて綺麗な手の中を……僕ので汚してしまった、あー……これは興奮するかも。
「真里のイキ顔可愛い……たまんないな」
ユキが手についた僕のを煽情的に舐めとる……こぼさないように指先まで舐めて……。
「甘いな……真里の甘くてトロトロだ」
ユキが口もとをペロリと舐めて、はぁと色っぽい吐息が漏れる……え、えっちすぎる!! 自分が鼻息荒く見惚れてたのを自覚した。
「真里、萎えてないな……そんなに興奮してるのか?」
「だって、ユキがえっちすぎる……」
「じゃあ、俺もイかせて……真里の手で」
ユキがまだ萎えない僕のに擦り付けて、僕の手で二人一緒に包み込んだ、その上からユキの手が被さって……ユキのと擦れて気持ちいい。
ユキの耳が下がって、気持ち良さそうな顔と、時々漏れる声に更に興奮が増す。
「真里、もっと強くして」
「うぅぁ、だめ、またイっちゃう」
ユキが舐めてきた舌に必死で吸い付いて、左手でユキの頭を寄せてユキの口の中を舐った……イってユキ……一緒にイきたい! 僕の口の中でユキの声が漏れる、その声を聞くたびに背中がゾクゾクした。
ユキがベッドに額をつけて声を我慢する様に食いしばる、目の前に晒された首元に……見つけた、ユキの首筋に深く走る傷跡、太い首輪を鼻で持ち上げて敏感であるはずのそこを舐め上げた。
「んああっ!」
我慢できなくなったユキの声が聞こえて、ユキの被せてきた手が速くなった。
頭が真っ白になって腰が跳ねると、ユキの熱いそれもドクンと脈を打ったのが伝わってきた、嬉しい……ユキが僕の手で!
ユキの堪えるような声が聞こえる、その後で荒くなった息を整えるのも色っぽい。
「はぁ……今のは完全にやられた」
「本当?」
「今日の真里は積極的だったな、すごく可愛かった」
ユキが手近な布で僕の分まで綺麗にしながら、軽くチュと口にキスをする。くすぐったくなって、そしてまた少し欲情してしまって……。
「僕の体おかしいよ、昨日と全然違う……二回もしたのに……」
ユキの視線を感じて思わず太ももに手を突っ込んで隠した、ユキが口元に手を当てながら目をそらす……呆れられた!? 恥ずかしい!
「真里すまない……実は少し盛った」
「もった……?」
「潤滑剤の中に、気持ちよくなる成分を少し」
えへって感じで指で少しを表現したユキは、まさに『てへぺろ』って感じだったが、全然冗談じゃない内容だ。
「……そういうの無断でするのよくないと思う」
なんて事してくれるんだ、自分が淫乱になったかと思ったじゃないか!
さっきからその塗られたであろう場所が疼いてる、途中から触られなかったせいか物足りない……。もっと中を刺激して欲しくなって、太ももを擦り合わせてモジモジしていると、ユキがごくっと喉を鳴らした。
「疼くならもう一回……」
「解毒して!」
ユキが残念そうに僕の額に手をかざすと、熱に浮かされたような思考が明瞭になった……体を起こして座って息を整える、その間ユキは浴室へシャワーの準備をしに行った。
ユキのを入れるって聞いたら最初は怖かったけど……気持ち良さそうな顔をもっと見たい、声が聞きたい、ユキがもっと気持ちいいなら……次は頑張ろうと決意を固めた。
それから軽くシャワーを浴びて、維持部隊の事務所に向かったのだけど……。
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