ユメのあとさき

あおあおの部屋

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第12話 鬼神

笑えたかなぁ〈リア視点〉

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「おらぁ! 魔族、俺が相手してやるッ!」

「! あら……野蛮ね」

 霞む目で見てみると……【色欲】に、大男が掴みかかってた。

 何が起こって……味方、なのかしら……。

 ……人が来たからか、痛みで気が遠くなってきた……。

「あなた、大丈夫!?」

 誰かの言葉が聞こえて、答える。

「大丈夫、じゃ……ない、かも」

「そうよね……すぐに手当するわ……傷が酷い……!」

 治癒、術、の光……?

「ユメ……?」

「え?」

 ぼんやりと、ユメが微笑んでる気がした。

  

  

  

 ――おまたせ、リア。

  

  

  

 そんな声が、聞こえた。

「ユメ……よかった……無事、だった、のね……」

「ユメ? あなた、何言って」

「ミナト、と、また……」

 おしゃべり、したいなぁ。

 笑えた、かなぁ……意識が消える瞬間、そう思った。
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