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35 この世の果てまで(ヴィルヘルム)
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平原に雪が降っている。白く積もって解けもせず風に舞う。
この世の果てのような白い世界にいて君を想う。エマ、君より他に愛する女はこの世界の果てまでいない。この世界が終わっても現れないだろう。
手紙を書く。思いの丈は心に留め、当り障りのない言葉を連ねる。彼女のことを思っている時だけ心が温かい。
「何だ、しけた顔して手紙なんぞ書いているのか」
キリルが私の手元を覗き込んで言う。
「聖女が嫌ならいつでも引き受けてやるぞ」
「うるさいな、誰もそんなことは言っていない」
そこにグイードとレオンが参戦する。
「聞いたか、コイツは初のデートに彼女を魔獣博物館に連れて行ったんだそうだ」
「そして武器の話と戦闘の話ばかりして──」
「うひゃあ、俺が彼女だったらそんな無粋な男は一発で振っちまうね」
こいつらは……。
「どうせならこちらに一緒に連れて来ればいいのに」
キリルは不満そうだ。
「「そうだ、そうだ」」
キリルだけではなかった。
「エマは自分の身体が分かっていない。それはゆっくりとこの世界に馴染むべきものだ。それなのに気を張って、自分に何かできないかと探して、人一倍頑張ろうとする。大体この世界の戦争なのに、我々がどうにかしないでどうする」
「だが奴らの力は着々と勢いを増している」
グイードが言う。
「今この世界は悪しき魔素に満ち溢れている。我々はこの世界を安定に導く為の聖女を待っていた。彼女の力には目を見張るものがある。きっと我々を助けてくれるだろう。我々の聖女だ」
その言葉は尤もだ。
「彼女が聖女なのは彼女の所為ではない。存在するだけでいいのに、余計な重荷は背負わせたくない」
「一緒に頑張ればいいじゃん。戦場に出ろって言うんじゃないし」
レオンは軽い。
フェルデンツ公爵は王宮で療養し、公爵家の長男が家政を執るため次男が参戦している。どういう訳か公爵に頼まれ私が面倒を見ていて、レオンが護衛に控えている。どっちの護衛なのか、このテントに居座っているが。
「そう思っていても──、無理はさせたくないのだ」
矢玉の飛び交う戦場だ。何があってもおかしくはない。
「そういえば、お前って彼女が元の姿に戻るの押し止めただろ」
「ああ」
鳥を通して何でも見ているが、ここでぶちまけるのは止めて欲しい。
「何でだ、前の姿も含めて全部愛してやったらいいじゃないか」
キリルはそれが不満らしい。
「でも、私がエマの前の姿の方を好ましいと思ったら、どうする?」
「はあ?」
みんなが唖然として見ている。何かおかしなことを言っただろうか。
「ありえんだろ!」
「そうかな、私は今でもエマが可愛すぎて、綺麗すぎて、若くて無邪気でもったいなくて、隠して閉じ込めて誰にも見せたくないと思う気持ちがある」
「あー、そーなんかい」
「落ち着いた大人の彼女を見て、そっちの姿でいてくれとか、元のこちらに来る前の姿に戻ってくれと言い出したら、エマが悲しむだろう?」
「あーはいはい」
テントの中がシラケ切ってしまった。どうしてだ。
そのシラケ切った空気を、追い払うようにテントに入って来たのはルパートであった。彼はグイードの友人で私よりひとつ上だ。
「失礼します」
「ルパート、どうしたんだ」
ルパートは胸に手を当て敬礼をすると言った。
「私、ループレヒト・フォン・オイレンブルク少佐はアルンシュタット国王陛下の御下命でヴィルヘルム殿下の監視役の任に着きました。以降よろしくお願いいたします」
「そう来たか」
「参謀が欲しかったんだよな」
グイードがニヤリと笑う。
「分かった、よろしくお願いするよ」
「はっ」
そこへ伝令兵が軍議の開始を伝えに来た。
「ヴィルヘルム殿下、後三十分で軍議を開始いたします」
「分かった」
兄上から付けられた補佐役、側近などは私の不遇時代にいつの間にか殆んど逃げ失せ、秘書官と執事が残った。グイードが補佐官として内から支え、キリルが外から自由な立場で支えてくれている。そこにレオンが護衛兼側近として加わった。
我が連合軍は約八万の兵で、東北から南西に広がる高地に陣取っている。
我々の隊もこの前の戦線からそのまま、新参やらあぶれ者やら他国の兵やらを率いても、それぞれにテントを張って賑々しい。それでも五千に満たない兵だが。
エマの送ってきたお守りを懐に仕舞い、リュックを肩にテントを出る。
「キリル、エマが送ってきた」
キリルに鳥の首輪を渡すと、早速口笛を吹いて鳥を呼び寄せる。
『ピー…』
バタバタと羽音を立てて鳥が飛んで来る。やはり元気がない。が、キリルが首輪をしてやると『ピピピーーー!』と両の翼を広げて叫んだ。キリルの手を飛び立って『ピルピルピー』と元気そうに空を回転しながら飛んで行った。
「元気そうだな」
あまりの変わりように目を見張る。
「ああ、現金な奴だ」
「エマが沢山送ってきた」
蝶ネクタイタイプやらケープタイプやら、レースからフリルから水玉柄から、沢山のリボンが紐の付いた巾着のような袋の中に入っている。
「あんたの彼女は変わってんな」
袋を受け取って、リボンを引っ張り出してキリルが呟く。
「猫だからな」
ドコが猫だよとぶつくさ呟きながらキリルは袋の中を漁る。
「何だこれは」袋の端に詰められた紙袋を取り出した。開けると個包装の薬包みのようなモノが沢山入っている。
「手紙にあった餌だろ」私の言葉にキリルがひとつ開くと、飛んでいた鳥がキーンと一直線で舞い降り、中身を嘴でつついてあっという間に食べた。
「なっ、おま、何だ、お前のもんか?」鳥と格闘しながら薬包みを自分の口に入れるキリル。鳥が羽根をバタバタさせながら『ピイピイ』と横取りしようとする。
「仲がいいな」
「それ何が入っているんすか、俺もー」
レオンが参戦する。混戦になるようだ。
兵学校の騎士科で卒業間近だったレオンは、渡り人捜索に参加して成功した。しかも渡り人が聖女だったこともあって卒業後に特進した。同行する内にキリルに懐いて、何かと寄って来て魔道銃の使い方も早くにマスターした。それに公爵家の次男が興味を持ち、彼らの腕まで上がってゆく。
「まあ、いいことなんだろうな」
気掛かりなのはエマから来た手紙だ。
『氷が割れて落ちて行く夢を見たのです。気をつけてくださいませ』
この地形に由来する事だ。湖の位置を確認しておこう。そちらに誘導するぐらいだから、十分に兵がいる筈だ。どこかに隠しているのか、機動力があると聞くし近場にいるのか。
このところ毎朝霧が出る。霧が晴れる時、敵は何処から現れるのか。
この世の果てのような白い世界にいて君を想う。エマ、君より他に愛する女はこの世界の果てまでいない。この世界が終わっても現れないだろう。
手紙を書く。思いの丈は心に留め、当り障りのない言葉を連ねる。彼女のことを思っている時だけ心が温かい。
「何だ、しけた顔して手紙なんぞ書いているのか」
キリルが私の手元を覗き込んで言う。
「聖女が嫌ならいつでも引き受けてやるぞ」
「うるさいな、誰もそんなことは言っていない」
そこにグイードとレオンが参戦する。
「聞いたか、コイツは初のデートに彼女を魔獣博物館に連れて行ったんだそうだ」
「そして武器の話と戦闘の話ばかりして──」
「うひゃあ、俺が彼女だったらそんな無粋な男は一発で振っちまうね」
こいつらは……。
「どうせならこちらに一緒に連れて来ればいいのに」
キリルは不満そうだ。
「「そうだ、そうだ」」
キリルだけではなかった。
「エマは自分の身体が分かっていない。それはゆっくりとこの世界に馴染むべきものだ。それなのに気を張って、自分に何かできないかと探して、人一倍頑張ろうとする。大体この世界の戦争なのに、我々がどうにかしないでどうする」
「だが奴らの力は着々と勢いを増している」
グイードが言う。
「今この世界は悪しき魔素に満ち溢れている。我々はこの世界を安定に導く為の聖女を待っていた。彼女の力には目を見張るものがある。きっと我々を助けてくれるだろう。我々の聖女だ」
その言葉は尤もだ。
「彼女が聖女なのは彼女の所為ではない。存在するだけでいいのに、余計な重荷は背負わせたくない」
「一緒に頑張ればいいじゃん。戦場に出ろって言うんじゃないし」
レオンは軽い。
フェルデンツ公爵は王宮で療養し、公爵家の長男が家政を執るため次男が参戦している。どういう訳か公爵に頼まれ私が面倒を見ていて、レオンが護衛に控えている。どっちの護衛なのか、このテントに居座っているが。
「そう思っていても──、無理はさせたくないのだ」
矢玉の飛び交う戦場だ。何があってもおかしくはない。
「そういえば、お前って彼女が元の姿に戻るの押し止めただろ」
「ああ」
鳥を通して何でも見ているが、ここでぶちまけるのは止めて欲しい。
「何でだ、前の姿も含めて全部愛してやったらいいじゃないか」
キリルはそれが不満らしい。
「でも、私がエマの前の姿の方を好ましいと思ったら、どうする?」
「はあ?」
みんなが唖然として見ている。何かおかしなことを言っただろうか。
「ありえんだろ!」
「そうかな、私は今でもエマが可愛すぎて、綺麗すぎて、若くて無邪気でもったいなくて、隠して閉じ込めて誰にも見せたくないと思う気持ちがある」
「あー、そーなんかい」
「落ち着いた大人の彼女を見て、そっちの姿でいてくれとか、元のこちらに来る前の姿に戻ってくれと言い出したら、エマが悲しむだろう?」
「あーはいはい」
テントの中がシラケ切ってしまった。どうしてだ。
そのシラケ切った空気を、追い払うようにテントに入って来たのはルパートであった。彼はグイードの友人で私よりひとつ上だ。
「失礼します」
「ルパート、どうしたんだ」
ルパートは胸に手を当て敬礼をすると言った。
「私、ループレヒト・フォン・オイレンブルク少佐はアルンシュタット国王陛下の御下命でヴィルヘルム殿下の監視役の任に着きました。以降よろしくお願いいたします」
「そう来たか」
「参謀が欲しかったんだよな」
グイードがニヤリと笑う。
「分かった、よろしくお願いするよ」
「はっ」
そこへ伝令兵が軍議の開始を伝えに来た。
「ヴィルヘルム殿下、後三十分で軍議を開始いたします」
「分かった」
兄上から付けられた補佐役、側近などは私の不遇時代にいつの間にか殆んど逃げ失せ、秘書官と執事が残った。グイードが補佐官として内から支え、キリルが外から自由な立場で支えてくれている。そこにレオンが護衛兼側近として加わった。
我が連合軍は約八万の兵で、東北から南西に広がる高地に陣取っている。
我々の隊もこの前の戦線からそのまま、新参やらあぶれ者やら他国の兵やらを率いても、それぞれにテントを張って賑々しい。それでも五千に満たない兵だが。
エマの送ってきたお守りを懐に仕舞い、リュックを肩にテントを出る。
「キリル、エマが送ってきた」
キリルに鳥の首輪を渡すと、早速口笛を吹いて鳥を呼び寄せる。
『ピー…』
バタバタと羽音を立てて鳥が飛んで来る。やはり元気がない。が、キリルが首輪をしてやると『ピピピーーー!』と両の翼を広げて叫んだ。キリルの手を飛び立って『ピルピルピー』と元気そうに空を回転しながら飛んで行った。
「元気そうだな」
あまりの変わりように目を見張る。
「ああ、現金な奴だ」
「エマが沢山送ってきた」
蝶ネクタイタイプやらケープタイプやら、レースからフリルから水玉柄から、沢山のリボンが紐の付いた巾着のような袋の中に入っている。
「あんたの彼女は変わってんな」
袋を受け取って、リボンを引っ張り出してキリルが呟く。
「猫だからな」
ドコが猫だよとぶつくさ呟きながらキリルは袋の中を漁る。
「何だこれは」袋の端に詰められた紙袋を取り出した。開けると個包装の薬包みのようなモノが沢山入っている。
「手紙にあった餌だろ」私の言葉にキリルがひとつ開くと、飛んでいた鳥がキーンと一直線で舞い降り、中身を嘴でつついてあっという間に食べた。
「なっ、おま、何だ、お前のもんか?」鳥と格闘しながら薬包みを自分の口に入れるキリル。鳥が羽根をバタバタさせながら『ピイピイ』と横取りしようとする。
「仲がいいな」
「それ何が入っているんすか、俺もー」
レオンが参戦する。混戦になるようだ。
兵学校の騎士科で卒業間近だったレオンは、渡り人捜索に参加して成功した。しかも渡り人が聖女だったこともあって卒業後に特進した。同行する内にキリルに懐いて、何かと寄って来て魔道銃の使い方も早くにマスターした。それに公爵家の次男が興味を持ち、彼らの腕まで上がってゆく。
「まあ、いいことなんだろうな」
気掛かりなのはエマから来た手紙だ。
『氷が割れて落ちて行く夢を見たのです。気をつけてくださいませ』
この地形に由来する事だ。湖の位置を確認しておこう。そちらに誘導するぐらいだから、十分に兵がいる筈だ。どこかに隠しているのか、機動力があると聞くし近場にいるのか。
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