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8歳
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さて、と。
アルフレートは僕のお使いをしに。
僕は…テオ様を探しに行こうかな。今日は珍しく空き時間もあるし。勉強よりもテオ様だよね。テオ様といたらお金稼ごう!貢ごう!っていう気持ちになるもん。いい商売が思いつくかもしれない。
屋敷を見回る振りをしながらテオ様を探す。部屋にはいないことは確認済み。メイドに聞いて変な噂広められたら嫌だから魔法でね。
部屋にいないなら庭にいると思ったんだけど黒い髪が見当たらない。こうなったら探知魔法でも使うか?
自分の部屋に戻ろうとした時父様と義母様の部屋からメイドが泣きながらとび出てきた。またか…。癇癪起こすのも程々にして欲しい。まだ部屋の中でしか暴れてないから好きなようにさせてるけど。あの部屋からでて暴れたら僕も怒らないといけない。
いつもなら無視してるんだけどあの部屋からテオ様の魔力を感じる。イライラしてんのかな。魔力が漏れる時の定番といえば感情が乱れた時だ。まだ訓練もしてないテオ様が魔力漏れをするのはまぁ当たり前と言えば当たり前。
テオ様がいるなら火の中水の中だよ。気分が上がっちゃう。
クラウスらしく微笑んで部屋をノックする。
泣いてたメイドは僕に縋ってくる。こいつも義母様に意地悪してやり返されて泣いてるだけだからね。正直助ける意味はない。テオ様がいなきゃこんなことしてないよ。
テオ様に向かって投げられた燭台を闇魔法で作った影でふわりと受け止める。これも高いのによく投げられるな。
「義母様。外まで声が響いていましたよ。」
「うっるさいわね!!コイツが私に逆らうのがいけないのよ!!」
こわ。赤い髪を振り乱し、真っ赤な唇を裂けてるんじゃないかと思うくらいかっぴらいてる。オマケに赤いドレスをバッサバッサと揺らしちゃって、どこの殺人鬼だよ。
その狂女が指さすのはテオ様。
まぁ予想はつく。テオ様が母親を宥めたんだろう。いい子で融通が効かない所が美徳な子だから仕方ない。
「兄上…騒ぎを起こして申し訳ありません…。」
凛々しくも眉を下げてるテオ様。お菓子を前にしたキラメキは今はない。それもまた可愛いんだけどね。
「構わないよ。僕もそのうち口出すつもりだったもん。早いか遅いかの違いだよ。」
嘘だけど。こんな面倒なことに関わりたくない。テオ様がいるから関わっただけ。
面倒ごとはさっさと終わらさないとね。
闇の魔力の得意なことは影魔法、洗脳魔法、空間魔法だからね。その中の影魔法を使えば拘束なんて容易いことだ。
影を操って義母様を地面に這いつくばらさせる。身動きできないでしょ。僕これでも強いんだから。
「義母様。お話を聞かせてくれませんか?理由がおありなのでしょう?」
光の魔力で部屋を包んで刻を戻してく。これこそ皇帝が皇帝である理由。刻魔法。めっちゃ有用だよ。これのおかげで四肢欠損くらいなら治せるんだから。僕は先祖返りだから光と闇魔法全般使えるんだけど。それと苦手な風魔法。正直これは使い物にならない。
戻したところで近くのメイドにお茶とお菓子を頼んでから魔法で作りだした空間に置いてあるポーションを取り出す。
精神安定剤の作用があるもの。もちろん僕が草から集めたんだよ。冒険者に頼むお金も勿体ないから仕方ない。
ポーションを義母様にぶっかける。この世界の原理ってどうなってんのか知らないけどポーションは対象者に触れると吸い込まれるみたいになくなるの。
びっくりだよね。普通の水は普通にびしょ濡れになったからポーションだけだと思う。ポーションは魔法判定なのかもね。
歯茎をむき出してキレ散らかしていた義母様。今度は泣き出した。大丈夫かな…。このポーション、人によって効果違うとか?笑えんな。
「兄上、お騒がせして申し訳ありません。」
意外と落ち着いてるテオ様。
もしかしてこれが通常運転?
僕の前世の母さんも今の母様(仮)もこんな情緒不安定じゃなかった。前世の母さんは優しくて、綺麗で愛で包み込んでくれる様は女神みたいな人。この世界の母様はバリキャリに社畜を詰め込んだみたいな人。
目の前の義母のような女は見たことがない。よくそこまで怒りを持続できるもんだと尊敬する。物を投げるとか叫び散らすとか泣くとか言う作業は意外と体力使うんだ。
しかもそれを同時にとか…元気だよね。元気すぎるのも困りものだけど。外でも走ってきたらいいと思う。
ただ拘束してし、危険度はかなり下がったから魔法を解いてあげる。それでも泣きいてる義母様。なんか僕が悪いみたいじゃん…。
「義母様。手荒な真似羽して申し訳ありません。話なら聞きますから。…ね?」
優しげな雰囲気で義母様に手を差し出す。面倒くさい。テオ様の前だからこんなことやってるけど正直したくない。
床にへばりついてボロボロ泣いてるせいで化粧が落ちて山姥みたいな女の相手を誰がしたいんだか。
しかも全身真っ赤という殺人鬼顔負けのイカレセンス。
いい所が魔法の才能しか見当たらないんだが?
そう優しげに声をかけてあげてのに帰ってきたのは何を言っているのか分からない言葉の羅列。
ただ貶されてるのは分かる。
んー。なんかイライラしてきたな。
…はぁ。もういいんじゃない?
僕から歩み寄りはしたんだし。こんなことで原作のクラウスと同じことしたくなかった。
「みんな外に出てて。テオは自分で選んでいいよ。」
メイド達が出ていったのを確認して防音魔法をかける。
絶対に外に漏らしちゃいけないからね。まぁもみ消せるけれど。
テオ様は迷いもせずに残ることを決めた。そういうとこ原作のテオ様ぽくて好き。頑固なところは頑固なの。かっこいいでしょ。
「テオ。ここで見たことは他言無用だよ。」
「はい。兄上。」
影魔法で義母を捕まえて動けないように拘束する。「なにをするの!」と怒鳴る叫ぶ義母。
いくら叫んだところで助けてくれる人なんていないのに。そもそもこの屋敷にいるのは僕の味方ばかり。あんな行動が許されていたのも僕が黙認したから。テオ様の母親じゃなければ許してないんだから。
「義母様。」
「早く解放しなさい!!!私にこんなことして許されると思っているの!!!」
…うるさいなぁ。話すらまともにできないとか。喋れる口と考える脳みそがあるんだから言語を話せよ。逆になんならできるの?
「義母様。どうせなにも逆らえなくなるので言っておきますね。この帝国で僕に罰を与えられるのは皇帝陛下と第1皇子だけです。そして義母様を助けてくれる人はこの世界でテオしかいませんよ。」
僕が洗脳の魔法を使うために魔力を練り上げる。これ時間かかるんだよね。ゲームのクラウスは一瞬だったからもっともっと練習しないといけない。
ただ、この魔法皇帝の許可がいるんだ。使ったことがバレたら僕は極刑。怖いよね。
「テオ!どうにかしなさい!!貴方の使い道なんて私のために動くことくらいしかないのだから!!!」
これは極刑だよね。テオ様になんて口きいてんの。
テオ様を見ればただ表情変えずに義母を見てた。
「兄上。今まで母が申し訳ありませんでした。母の代わりに謝罪します。」
「許して欲しいってこと?」
まぁテオ様が言うなら考えるけど…。僕の知ってるテオ様はクラウスの言う通りにするよね。逆らうのかな。それはそれでありだけども。
「いいえ。この期に及んで謝りもせず、喚きたてるなど貴族として有るまじき行為。…いいえ、獣並の行為です。兄上の義母にはみあいません。処罰を下してください。」
「テオ!!!!!」
「そう。それじゃあ」
テオ様は僕にビビってるわけでも義母を嫌ってるわけでもなさそう。
ただ純粋に義母を軽蔑した目で見てる。
それなら…まぁいいか。
拘束してた影を少し拘束の形を変える。床にへばりつく形で拘束されていたが今は正座の形で後ろに腕を拘束。立ってる僕と目が合うように顔をあげさせる。
「この屋敷内で騒ぎを起こすな。」
その言葉と共に練り上げた魔力を義母様にながしこむ。
喚いてたからうるさかったけどやっと静かになった。別に意識を全てなくした訳じゃない。嫌という感情は残る。ただね、それを今までのように大声で怒鳴ったり物を投げたりはできない。
ストレス溜まってこの人死にそうだなぁ。
…はぁ。面倒くさ。
あ、そうだ。
メイドに菓子を頼んでたんだ。あの時は義母様とお話つもりだったからなぁ。返されたのが言語じゃなかったからこうなったけど。本当に僕の手を汚させるなんてテオ様の母親じゃなきゃ追い出してたよ。
「あ、お菓子たち必要なくなっちゃった…。テオ、メイドが用意してくれるものでお茶会でもしようか。」
「はい。兄上。」
いい返事だね。本当はテオ様の母親を害したくはなかった。でもさすがに錯乱されると困るんだよ。公爵家という家柄上体裁もあるしね。
仕方なし。
アルフレートは僕のお使いをしに。
僕は…テオ様を探しに行こうかな。今日は珍しく空き時間もあるし。勉強よりもテオ様だよね。テオ様といたらお金稼ごう!貢ごう!っていう気持ちになるもん。いい商売が思いつくかもしれない。
屋敷を見回る振りをしながらテオ様を探す。部屋にはいないことは確認済み。メイドに聞いて変な噂広められたら嫌だから魔法でね。
部屋にいないなら庭にいると思ったんだけど黒い髪が見当たらない。こうなったら探知魔法でも使うか?
自分の部屋に戻ろうとした時父様と義母様の部屋からメイドが泣きながらとび出てきた。またか…。癇癪起こすのも程々にして欲しい。まだ部屋の中でしか暴れてないから好きなようにさせてるけど。あの部屋からでて暴れたら僕も怒らないといけない。
いつもなら無視してるんだけどあの部屋からテオ様の魔力を感じる。イライラしてんのかな。魔力が漏れる時の定番といえば感情が乱れた時だ。まだ訓練もしてないテオ様が魔力漏れをするのはまぁ当たり前と言えば当たり前。
テオ様がいるなら火の中水の中だよ。気分が上がっちゃう。
クラウスらしく微笑んで部屋をノックする。
泣いてたメイドは僕に縋ってくる。こいつも義母様に意地悪してやり返されて泣いてるだけだからね。正直助ける意味はない。テオ様がいなきゃこんなことしてないよ。
テオ様に向かって投げられた燭台を闇魔法で作った影でふわりと受け止める。これも高いのによく投げられるな。
「義母様。外まで声が響いていましたよ。」
「うっるさいわね!!コイツが私に逆らうのがいけないのよ!!」
こわ。赤い髪を振り乱し、真っ赤な唇を裂けてるんじゃないかと思うくらいかっぴらいてる。オマケに赤いドレスをバッサバッサと揺らしちゃって、どこの殺人鬼だよ。
その狂女が指さすのはテオ様。
まぁ予想はつく。テオ様が母親を宥めたんだろう。いい子で融通が効かない所が美徳な子だから仕方ない。
「兄上…騒ぎを起こして申し訳ありません…。」
凛々しくも眉を下げてるテオ様。お菓子を前にしたキラメキは今はない。それもまた可愛いんだけどね。
「構わないよ。僕もそのうち口出すつもりだったもん。早いか遅いかの違いだよ。」
嘘だけど。こんな面倒なことに関わりたくない。テオ様がいるから関わっただけ。
面倒ごとはさっさと終わらさないとね。
闇の魔力の得意なことは影魔法、洗脳魔法、空間魔法だからね。その中の影魔法を使えば拘束なんて容易いことだ。
影を操って義母様を地面に這いつくばらさせる。身動きできないでしょ。僕これでも強いんだから。
「義母様。お話を聞かせてくれませんか?理由がおありなのでしょう?」
光の魔力で部屋を包んで刻を戻してく。これこそ皇帝が皇帝である理由。刻魔法。めっちゃ有用だよ。これのおかげで四肢欠損くらいなら治せるんだから。僕は先祖返りだから光と闇魔法全般使えるんだけど。それと苦手な風魔法。正直これは使い物にならない。
戻したところで近くのメイドにお茶とお菓子を頼んでから魔法で作りだした空間に置いてあるポーションを取り出す。
精神安定剤の作用があるもの。もちろん僕が草から集めたんだよ。冒険者に頼むお金も勿体ないから仕方ない。
ポーションを義母様にぶっかける。この世界の原理ってどうなってんのか知らないけどポーションは対象者に触れると吸い込まれるみたいになくなるの。
びっくりだよね。普通の水は普通にびしょ濡れになったからポーションだけだと思う。ポーションは魔法判定なのかもね。
歯茎をむき出してキレ散らかしていた義母様。今度は泣き出した。大丈夫かな…。このポーション、人によって効果違うとか?笑えんな。
「兄上、お騒がせして申し訳ありません。」
意外と落ち着いてるテオ様。
もしかしてこれが通常運転?
僕の前世の母さんも今の母様(仮)もこんな情緒不安定じゃなかった。前世の母さんは優しくて、綺麗で愛で包み込んでくれる様は女神みたいな人。この世界の母様はバリキャリに社畜を詰め込んだみたいな人。
目の前の義母のような女は見たことがない。よくそこまで怒りを持続できるもんだと尊敬する。物を投げるとか叫び散らすとか泣くとか言う作業は意外と体力使うんだ。
しかもそれを同時にとか…元気だよね。元気すぎるのも困りものだけど。外でも走ってきたらいいと思う。
ただ拘束してし、危険度はかなり下がったから魔法を解いてあげる。それでも泣きいてる義母様。なんか僕が悪いみたいじゃん…。
「義母様。手荒な真似羽して申し訳ありません。話なら聞きますから。…ね?」
優しげな雰囲気で義母様に手を差し出す。面倒くさい。テオ様の前だからこんなことやってるけど正直したくない。
床にへばりついてボロボロ泣いてるせいで化粧が落ちて山姥みたいな女の相手を誰がしたいんだか。
しかも全身真っ赤という殺人鬼顔負けのイカレセンス。
いい所が魔法の才能しか見当たらないんだが?
そう優しげに声をかけてあげてのに帰ってきたのは何を言っているのか分からない言葉の羅列。
ただ貶されてるのは分かる。
んー。なんかイライラしてきたな。
…はぁ。もういいんじゃない?
僕から歩み寄りはしたんだし。こんなことで原作のクラウスと同じことしたくなかった。
「みんな外に出てて。テオは自分で選んでいいよ。」
メイド達が出ていったのを確認して防音魔法をかける。
絶対に外に漏らしちゃいけないからね。まぁもみ消せるけれど。
テオ様は迷いもせずに残ることを決めた。そういうとこ原作のテオ様ぽくて好き。頑固なところは頑固なの。かっこいいでしょ。
「テオ。ここで見たことは他言無用だよ。」
「はい。兄上。」
影魔法で義母を捕まえて動けないように拘束する。「なにをするの!」と怒鳴る叫ぶ義母。
いくら叫んだところで助けてくれる人なんていないのに。そもそもこの屋敷にいるのは僕の味方ばかり。あんな行動が許されていたのも僕が黙認したから。テオ様の母親じゃなければ許してないんだから。
「義母様。」
「早く解放しなさい!!!私にこんなことして許されると思っているの!!!」
…うるさいなぁ。話すらまともにできないとか。喋れる口と考える脳みそがあるんだから言語を話せよ。逆になんならできるの?
「義母様。どうせなにも逆らえなくなるので言っておきますね。この帝国で僕に罰を与えられるのは皇帝陛下と第1皇子だけです。そして義母様を助けてくれる人はこの世界でテオしかいませんよ。」
僕が洗脳の魔法を使うために魔力を練り上げる。これ時間かかるんだよね。ゲームのクラウスは一瞬だったからもっともっと練習しないといけない。
ただ、この魔法皇帝の許可がいるんだ。使ったことがバレたら僕は極刑。怖いよね。
「テオ!どうにかしなさい!!貴方の使い道なんて私のために動くことくらいしかないのだから!!!」
これは極刑だよね。テオ様になんて口きいてんの。
テオ様を見ればただ表情変えずに義母を見てた。
「兄上。今まで母が申し訳ありませんでした。母の代わりに謝罪します。」
「許して欲しいってこと?」
まぁテオ様が言うなら考えるけど…。僕の知ってるテオ様はクラウスの言う通りにするよね。逆らうのかな。それはそれでありだけども。
「いいえ。この期に及んで謝りもせず、喚きたてるなど貴族として有るまじき行為。…いいえ、獣並の行為です。兄上の義母にはみあいません。処罰を下してください。」
「テオ!!!!!」
「そう。それじゃあ」
テオ様は僕にビビってるわけでも義母を嫌ってるわけでもなさそう。
ただ純粋に義母を軽蔑した目で見てる。
それなら…まぁいいか。
拘束してた影を少し拘束の形を変える。床にへばりつく形で拘束されていたが今は正座の形で後ろに腕を拘束。立ってる僕と目が合うように顔をあげさせる。
「この屋敷内で騒ぎを起こすな。」
その言葉と共に練り上げた魔力を義母様にながしこむ。
喚いてたからうるさかったけどやっと静かになった。別に意識を全てなくした訳じゃない。嫌という感情は残る。ただね、それを今までのように大声で怒鳴ったり物を投げたりはできない。
ストレス溜まってこの人死にそうだなぁ。
…はぁ。面倒くさ。
あ、そうだ。
メイドに菓子を頼んでたんだ。あの時は義母様とお話つもりだったからなぁ。返されたのが言語じゃなかったからこうなったけど。本当に僕の手を汚させるなんてテオ様の母親じゃなきゃ追い出してたよ。
「あ、お菓子たち必要なくなっちゃった…。テオ、メイドが用意してくれるものでお茶会でもしようか。」
「はい。兄上。」
いい返事だね。本当はテオ様の母親を害したくはなかった。でもさすがに錯乱されると困るんだよ。公爵家という家柄上体裁もあるしね。
仕方なし。
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