16 / 232
8歳
14
しおりを挟む
神官が取り出した紙はまずアルフレートに手渡されてからテオ様にわたる。テオ様がザッと見てから僕を見てきた。
「ほかの書類と一緒に僕から陛下に渡すよ。そのうちお茶会顔見せに付き合わ…呼び出されるから準備お願いね、アル。」
「承知致しました。」
「それではこれで私も失礼致します。」
「そう?今からお茶でも準備しようと思ってたんだけど…一緒にどう?」
「仕事も立て込んでおりますので。」
そう。まぁ本人がそう言うならいいけど。
メイドを鈴で呼び付けて案内させる。見た目くらいは高位貴族やんないとね~。仕方ない。
僕はテオ様とお茶会♡
これって言わゆるお家デートかも。
……。
ごめん浮かれすぎたね。
でもまぁテオ様とのお茶会はこのくらい嬉しいから。仕方ない。
2人して黙ってお茶を飲んでたらアルフレートが出しゃばってきた。黙って壁になってればいいのに。チラチラこっちを見てくるテオ様を眺める時間を返して欲しい。
「クラウス様。明日はテオ様も皇宮にお連れになるのですか?」
「うん。連れてくね。」
「え…。聞いてません。」
「言ってないもん。いつもお見送りしてくれるし起きれるでしょ?」
「そういう問題ではありません。気持ちの問題です。」
「ふぅん??」
向こうの気持ちの問題かな。でも一応言ってはある。今日、皇帝と皇后に許可とったし。
あ。先生たちには言ってないな。
それにしてもなんかテオ様に怒られちゃった。可愛いね。怒った顔まで可愛いとか何が一体可愛くないんだろう。
「クラウス様。予定より早く、テオ様の準備が整っておりません。」
え?アルがそんな失敗する?
それにだいぶ前に言ったと思うんだけど?
「随分前に言ったよね?」
「ものはできているらしいのですが…。」
じゃあ行けばいいのに。
「お2人で取りに行かれるというのは如何でしょうか?」
「兄上と2人でですか?」
久しぶりに見るテオ様のキラキラ顔。最近じゃお菓子をあげてもこんな顔見せてくれなくなったのに。
この屋敷に来て1ヶ月。もうお菓子にも飽きちゃったのかなぁ。
「テオとお出かけは嬉しいけどさ。アル、主を顎で使うなんていい度胸じゃない。」
「気分転換は大事でしょう?」
なに考えてんの?この人食えないからなぁ。
「テオ様の好みを知る機会になるのでは?もうすぐお誕生日ですからね。」
こいつ…。いや僕もアルに何あげるか相談してたからね。それを踏まえてこう言ってくれてるのは分かる。でもニコニコ笑ってる顔が気に食わない。
「覚えてなよ。」
「給料が上がりますか?」
ほんともう…黙って。払う金がないの知ってるでしょ。今だってギリギリ。これからの事業への投資を考えると少ないくらいだ。
そうは言っても普通の男爵家くらいの金はある。テオ様にプレゼントを用意するくらいはあるんだよ。
「アル、メラニーに服の用意させて。アルは馬車の準備を。」
「仰せの通りに。」
音もなく忍者みたいに消えてったアルフレート。それを茶をしばきながら見送る。テオ様はクッキー食べてた。可愛いね。
「テオ、急に出かけることになったけど良かったの?」
「俺に予定は無いので大丈夫です。それに兄上との初めてのお出かけですから。」
「夕ごはんも外で食べようか。」
「2人でですか?」
いやなら義母でも呼ぶけど。
あの人といてもご飯美味しくないからなぁ。できれば2人っきりがいい。
「義母様も呼ぶ?あの人怒り狂って死にそうだよ。」
誰が平民の食べ物を口にするものか!馬鹿にしてるの!って怒りそう。そう考えたらゲームのテオ様の怒り方に似てるな。
「想像がつきますね。ご自慢の赤い髪を振り乱すんでしょう。いくら自慢とて乱雑に扱えば痛むものなのに。それはそうとて、俺は兄上と2人がいいです。」
「僕も2人がいいね。」
あったりまえじゃん。ほかになにもいらないよ。
「なにか食べたいものとかある?」
「兄上、もしかして市街に降りたことがないんですか?」
「魔獣狩りに行く途中で見たことはあるけど降りたことは無いね。」
「なら今回は俺が案内しますね。」
「本当?楽しみだねぇ。」
幸せ。これはデートかも。
テオ様が自慢げに市場のことを話してくれる。可愛い。他人に自慢げにされたら腹立つけどテオ様は別格だね。ただただだ可愛い。
━━━━━━コンコンコン。
「クラウス様、失礼致します。」
思ったより早かったかな。
「うん。メラニー、僕は自分で着るからテオのを手伝ってあげて。」
一瞬だけ目頭に皺を寄せたをメラニー。
まぁ気に食わないんだろうね。僕がテオ様を可愛がってることも、テオ様が男爵家の父親がいない子供だったのに一気に公爵家の次男に成り上がったことも。
「はい。」
「メラニー。生まれや血筋がどうだろうとテオはもう公子だよ。その子の乳母は僕のメラニーと同等だ。あまり虐めないでおくれよ。」
そもそもの話。僕も母様もアルフレートやメラニーを信用しているわけではない。信頼はしてるけど。
この2人は母様が拾った捨て子だ。
…いや、違うな。捨てられかけた人達だ。母様の傍系の下っ端の家紋。金もなく、権力もなく、生きていく力のない家紋。そんな家紋が縋ってきた。実力主義の母様の家は無視しようとしたけどその中から母様が選んで育てた2人。それがアルフレートとメラニー。姓も捨てさせ、生きていく力も捨てさせ、意思も捨てさせた。母様の玩具で忘れ形見で遺産。
皇后と同じだ。母様の玩具。
母様の娯楽の1つなのかもね。
僕には洗脳魔法があるけれど母様も持ってたんじゃないかと疑うほどの手際の良さ。
残されたいまだからよく分かる。母様の人心掌握術は本物だ。洗脳の魔法を持つ僕が嫉妬するくらいには。
本当に我が母ながら尊敬する。
本来なら部屋に戻る方がいいんだろうけど持ってきてくれたんだから着替えてもいいってことでしょ。
テオ様はメラニーがついてるから1人で着替えてる。僕基本的に貴族向いてないなぁってこういう時思う。
「ほかの書類と一緒に僕から陛下に渡すよ。そのうちお茶会顔見せに付き合わ…呼び出されるから準備お願いね、アル。」
「承知致しました。」
「それではこれで私も失礼致します。」
「そう?今からお茶でも準備しようと思ってたんだけど…一緒にどう?」
「仕事も立て込んでおりますので。」
そう。まぁ本人がそう言うならいいけど。
メイドを鈴で呼び付けて案内させる。見た目くらいは高位貴族やんないとね~。仕方ない。
僕はテオ様とお茶会♡
これって言わゆるお家デートかも。
……。
ごめん浮かれすぎたね。
でもまぁテオ様とのお茶会はこのくらい嬉しいから。仕方ない。
2人して黙ってお茶を飲んでたらアルフレートが出しゃばってきた。黙って壁になってればいいのに。チラチラこっちを見てくるテオ様を眺める時間を返して欲しい。
「クラウス様。明日はテオ様も皇宮にお連れになるのですか?」
「うん。連れてくね。」
「え…。聞いてません。」
「言ってないもん。いつもお見送りしてくれるし起きれるでしょ?」
「そういう問題ではありません。気持ちの問題です。」
「ふぅん??」
向こうの気持ちの問題かな。でも一応言ってはある。今日、皇帝と皇后に許可とったし。
あ。先生たちには言ってないな。
それにしてもなんかテオ様に怒られちゃった。可愛いね。怒った顔まで可愛いとか何が一体可愛くないんだろう。
「クラウス様。予定より早く、テオ様の準備が整っておりません。」
え?アルがそんな失敗する?
それにだいぶ前に言ったと思うんだけど?
「随分前に言ったよね?」
「ものはできているらしいのですが…。」
じゃあ行けばいいのに。
「お2人で取りに行かれるというのは如何でしょうか?」
「兄上と2人でですか?」
久しぶりに見るテオ様のキラキラ顔。最近じゃお菓子をあげてもこんな顔見せてくれなくなったのに。
この屋敷に来て1ヶ月。もうお菓子にも飽きちゃったのかなぁ。
「テオとお出かけは嬉しいけどさ。アル、主を顎で使うなんていい度胸じゃない。」
「気分転換は大事でしょう?」
なに考えてんの?この人食えないからなぁ。
「テオ様の好みを知る機会になるのでは?もうすぐお誕生日ですからね。」
こいつ…。いや僕もアルに何あげるか相談してたからね。それを踏まえてこう言ってくれてるのは分かる。でもニコニコ笑ってる顔が気に食わない。
「覚えてなよ。」
「給料が上がりますか?」
ほんともう…黙って。払う金がないの知ってるでしょ。今だってギリギリ。これからの事業への投資を考えると少ないくらいだ。
そうは言っても普通の男爵家くらいの金はある。テオ様にプレゼントを用意するくらいはあるんだよ。
「アル、メラニーに服の用意させて。アルは馬車の準備を。」
「仰せの通りに。」
音もなく忍者みたいに消えてったアルフレート。それを茶をしばきながら見送る。テオ様はクッキー食べてた。可愛いね。
「テオ、急に出かけることになったけど良かったの?」
「俺に予定は無いので大丈夫です。それに兄上との初めてのお出かけですから。」
「夕ごはんも外で食べようか。」
「2人でですか?」
いやなら義母でも呼ぶけど。
あの人といてもご飯美味しくないからなぁ。できれば2人っきりがいい。
「義母様も呼ぶ?あの人怒り狂って死にそうだよ。」
誰が平民の食べ物を口にするものか!馬鹿にしてるの!って怒りそう。そう考えたらゲームのテオ様の怒り方に似てるな。
「想像がつきますね。ご自慢の赤い髪を振り乱すんでしょう。いくら自慢とて乱雑に扱えば痛むものなのに。それはそうとて、俺は兄上と2人がいいです。」
「僕も2人がいいね。」
あったりまえじゃん。ほかになにもいらないよ。
「なにか食べたいものとかある?」
「兄上、もしかして市街に降りたことがないんですか?」
「魔獣狩りに行く途中で見たことはあるけど降りたことは無いね。」
「なら今回は俺が案内しますね。」
「本当?楽しみだねぇ。」
幸せ。これはデートかも。
テオ様が自慢げに市場のことを話してくれる。可愛い。他人に自慢げにされたら腹立つけどテオ様は別格だね。ただただだ可愛い。
━━━━━━コンコンコン。
「クラウス様、失礼致します。」
思ったより早かったかな。
「うん。メラニー、僕は自分で着るからテオのを手伝ってあげて。」
一瞬だけ目頭に皺を寄せたをメラニー。
まぁ気に食わないんだろうね。僕がテオ様を可愛がってることも、テオ様が男爵家の父親がいない子供だったのに一気に公爵家の次男に成り上がったことも。
「はい。」
「メラニー。生まれや血筋がどうだろうとテオはもう公子だよ。その子の乳母は僕のメラニーと同等だ。あまり虐めないでおくれよ。」
そもそもの話。僕も母様もアルフレートやメラニーを信用しているわけではない。信頼はしてるけど。
この2人は母様が拾った捨て子だ。
…いや、違うな。捨てられかけた人達だ。母様の傍系の下っ端の家紋。金もなく、権力もなく、生きていく力のない家紋。そんな家紋が縋ってきた。実力主義の母様の家は無視しようとしたけどその中から母様が選んで育てた2人。それがアルフレートとメラニー。姓も捨てさせ、生きていく力も捨てさせ、意思も捨てさせた。母様の玩具で忘れ形見で遺産。
皇后と同じだ。母様の玩具。
母様の娯楽の1つなのかもね。
僕には洗脳魔法があるけれど母様も持ってたんじゃないかと疑うほどの手際の良さ。
残されたいまだからよく分かる。母様の人心掌握術は本物だ。洗脳の魔法を持つ僕が嫉妬するくらいには。
本当に我が母ながら尊敬する。
本来なら部屋に戻る方がいいんだろうけど持ってきてくれたんだから着替えてもいいってことでしょ。
テオ様はメラニーがついてるから1人で着替えてる。僕基本的に貴族向いてないなぁってこういう時思う。
643
あなたにおすすめの小説
ある日、人気俳優の弟になりました。
雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
流行りの悪役転生したけど、推しを甘やかして育てすぎた。
時々雨
BL
前世好きだったBL小説に流行りの悪役令息に転生した腐男子。今世、ルアネが周りの人間から好意を向けられて、僕は生で殿下とヒロインちゃん(男)のイチャイチャを見たいだけなのにどうしてこうなった!?
※表紙のイラストはたかだ。様
※エブリスタ、pixivにも掲載してます
◆4月19日18時から、この話のスピンオフ、兄達の話「偏屈な幼馴染み第二王子の愛が重すぎる!」を1話ずつ公開予定です。そちらも気になったら覗いてみてください。
◆2部は色々落ち着いたら…書くと思います
【完結】我が兄は生徒会長である!
tomoe97
BL
冷徹•無表情•無愛想だけど眉目秀麗、成績優秀、運動神経まで抜群(噂)の学園一の美男子こと生徒会長・葉山凌。
名門私立、全寮制男子校の生徒会長というだけあって色んな意味で生徒から一目も二目も置かれる存在。
そんな彼には「推し」がいる。
それは風紀委員長の神城修哉。彼は誰にでも人当たりがよく、仕事も早い。喧嘩の現場を抑えることもあるので腕っぷしもつよい。
実は生徒会長・葉山凌はコミュ症でビジュアルと家柄、風格だけでここまで上り詰めた、エセカリスマ。実際はメソメソ泣いてばかりなので、本物のカリスマに憧れている。
終始彼の弟である生徒会補佐の観察記録調で語る、推し活と片思いの間で揺れる青春恋模様。
本編完結。番外編(after story)でその後の話や過去話などを描いてます。
(番外編、after storyで生徒会補佐✖️転校生有。可愛い美少年✖️高身長爽やか男子の話です)
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる