485 / 520
3章 バーンデッドディザスター
482話 騎士団の沽券
しおりを挟む
上位アンデットを倒し墓地を後にした俺たちと何故かついてくる冒険者のシャリファは生き返っていた上級魔法発動部隊の5人と合流して、アンデット討伐最前線部隊まで戻り、リーガルとも合流した。
そこでようやく落ち着けるのかと思ったのだが、騎士団の連中が俺たちのところにものものしい様子でやって来たかと思えば、そのまま謎のデカい館まで連行されてしまった。
ここには何故かシャリファさんを含むゴールドファングとやらの皆さんも揃っていた。
徹夜したのでうとうとしながらしばらく待たされていると、館にいた騎士たちが緊張した様子で館の外に並び始め、館の前には数人一際強い気配がやってきた。
俺たちは館の一室で待たされていたので気配でしか様子は探れないがかなり地位の高い人が来たようだ。
そこからまた更に待った後、ようやく騎士に呼ばれ館の応接間まで通されるとそこには数人の厳つい格好の騎士がいて、この町に入ったときに会ったカーディルさんの姿もあった。
「早い時間から呼び立ててすまないね、掛けてくれ」
「はい、失礼します」
カーディルさんは俺たちに気を使わせまいと、すぐに着席を促してきた。
でもまあなんか集まっている面子は仰々しさがあるので俺たちは大分緊張してしまっている。
「まずは改めて名乗らせてもらおうか。私はカーディル・アル=ズィヤード。ラスダーン大公騎士団の総帥を務めている」
「そ、総帥!?」
最初に会った時には第三師団長とかいってなかったっけか。何故そんな嘘を・・
「驚かせてすまないね、君たちには第三師団長と名乗ったかな。今回の件で第三師団長が殉職してしまったため臨時で私預かりにしていたのだよ。普通に立場を明かすと萎縮させてしまうからね。第三師団長と名乗っていた方が都合が良かったのだ」
カーディルさんは悪戯っぽい笑顔で説明してくれた。
確かにいきなり総帥が出てくるよりか良いかもしれないが、総帥がウロウロしてたら騎士たちは気が気ではなかったのではなかろうか。
カーディルさんの挨拶が済むと今度は周りにいた騎士たちの紹介もされた。
これも中々なもので副総帥と参謀と師団長だった。
大公騎士団のトップ4人に呼び出されたというわけでめちゃくちゃ緊張する。
「まあ色々と聞きたいことは多いが、ガルシア殿の事は遠見のスキルで見させてもらっていた。というのも上級魔法で上位アンデットが倒しきれなかった為に様子を探る必要があったからだ」
「あー・・・・はい・・・」
カーディルさんの発言でガルシアはかなり動揺して冷や汗垂らしている。
墓地での俺とガルシアの様子は全部見られていたという事は当然ガルシアがスキルを使うところもバレているのだろう。
「まず聞きたい事は、あの超巨大な魔法はやはりガルシア殿の仕業か?どういった効果がある?」
「ええーっと・・」
「隠し事はできないぞ、素直に話せ」
言い淀むガルシアに師団長なる人物が被せてきた。
真偽を判断できるようなスキルでもあるという事なのかもしれない。
「はあまあ、私のスキル魔法で間違いございません。・・・あの魔法陣の範囲で怪我や病気から蘇生まで行えるものです。フィロムスレイカーが病気をばら撒いていて放置すれば大量に死人が出ることが予想できましたので、なんなら今回の騒動の被害者もまとめて対処してしまおうと思い勝手ながら大規模な魔法を使用しました」
ガルシアの説明を聞いても騎士団4トップはいまいち信じきれないという様子だったが、師団長がなにか合図をすると動揺を見せ始めた。
「誠なのか」
「嘘は言ってません」
「そんな魔法聴いた事がない」
「蘇生だって!?有り得るのか!?」
「皆落ち着くように」
ざわざわとし始めたところをカーディルさんが戻した。
「間違いないようだね、いや、まずは礼を言わねばなるまい。ガルシア殿この町を救っていただきありがとう」
「私は助けられるなら助けるというのが回復術師としてのモットーなので。役に立てて何よりです。ですが私がこれだけの魔法を使う余力を残せたのも仲間2人が活躍してくれたおかげです。特にエドガーは上位アンデット2体を倒してくれましたし」
「えっあ、はい。倒しました。ガルシアと2人で」
突然名前を出されて焦りながら反応すると何故か副総帥と参謀にはため息を吐かれた。なんかやっちゃったのだろうか。よくわからん。
「そうだな。エドガー殿にも助けられた」
そしてなんかついでにという感じでカーディルさんに礼を言われた。
なんか全然嬉しくないどころか気まずい。
「はぁ、わかりました。私たちは特に手柄を主張するつもりはありません。なのでこのまま帰してはもらえないでしょうか」
「ふむ、しかしだね、ガルシア殿に関してはだいぶやり過ぎだね。確実に大公閣下の下まで連れて行かねば騎士団の沽券に関わる。君も元軍人なら分かるだろ」
なんか流れで察したが、騎士団は今回のアンデット騒動は騎士団で鎮圧するという事に拘っていたようだ。だから上位アンデットを俺が倒したという事にいい顔されなかったわけだ。
でもガルシアも言った通りだが、もともと俺も手柄のために動いてはいないので騎士団の成果にしたいならそうしてもらっても構わない。ちょっと悔しいが。
だがガルシアのやった最上級魔法は目撃者も大勢だし、そのうち効果についてもしっかり噂になるだろう。そんなとんでもない事しでかした人物を騎士団が把握出来ておらず、騎士団の長である大公に報告できないとなると騎士団のメンツに関わるわけだ。
なんというか、騎士団は一緒に戦ったからかなり手練れが揃っている事はわかるのだが、組織の上位人はかなり外面を気にする人たちなんだな。
まあ威厳は大事だとは思うけれども。
しかし困った。これではガルシアだけどっか連れて行かれてしまうのでは?
大公がどんな人物かわからないがガルシアを利用して手放さないようにしようなどと考えないだろうか。
外面気にする騎士団は大公以外にもガルシアを目につける貴族などからガルシアを守ってくれるのだろうか。
そもそも俺やリーガルからガルシアを離さるのは嫌だな。
「あ、あの!俺たちは元々いま王国騎士団の下で動いてまして。今回はたまたま空いてたときに要請があってこの町に来ただけで、本来は新種のグール退治やってるんです。グールの報告受けたら直ぐに移動しないといけないのでガルシアを連れて行かれるのは困るのですが!とても!」
「ん?ああ、君たちが王都から派遣されてくるというグール対策の部隊か。ならば我々の預かりになる手筈だが」
「ああ、違います!俺たちは各地に派遣されるのとは別で、飛んで移動できるんでグール出た場所に要請受けたらすぐに動く遊撃部隊というか、そんな感じで。昨日、いやもう一昨日か、にもゼフィル島って島まで行ってグール退治やってたんです!」
俺が必死に説明すると騎士団の面々は渋い顔をして中でも師団長は怖い顔で「事実なようだ」と呟いた。
なんか俺の印象がめちゃくちゃ下がっている気がする。
「王国騎士団の人員か・・」
「グール問題は直近の重大な国防問題であるし我々の都合より優先されますよね」
「しかしなぁ閣下が納得なさるか。これだけ目立った功績を立てておいて大公家がなにもしなかったとなると威信に関わる」
「むう・・君たち、この後の予定は?もう決まっているのかな?」
「いえ、このゴタゴタで連絡の確認が出来ておらず。何もなければ引き続きこの町で魔物退治?」
「ならもし直ぐに動く予定がなければ、決まるまでの間でいいのでガルシア殿を借りられないか。最速で手筈を整える」
「ま、まあこちらの都合を汲んでもらえるのであれば、まあ」
「助かる!」
俺の説明の甲斐あってガルシアを好き勝手されるような事は無さそうな雰囲気にはなったが、結局騎士団の都合には付き合う事になりそうだった。
ずっと黙っているが、いつもだいたいニコニコしてるリーガルがめちゃくちゃ険しい顔してる。
正直騎士たちよりもハラハラする。
一旦話は以上かと思ったが、この後も騎士団のトップ4人はガルシアのスキルや能力、経歴などなど質問攻めだった。
徹夜で魔物の討伐に出ていたこちらの事とかお構いなしで、自分の都合ばかり優先する騎士たちにほとほと呆れ果てていた。
そこでようやく落ち着けるのかと思ったのだが、騎士団の連中が俺たちのところにものものしい様子でやって来たかと思えば、そのまま謎のデカい館まで連行されてしまった。
ここには何故かシャリファさんを含むゴールドファングとやらの皆さんも揃っていた。
徹夜したのでうとうとしながらしばらく待たされていると、館にいた騎士たちが緊張した様子で館の外に並び始め、館の前には数人一際強い気配がやってきた。
俺たちは館の一室で待たされていたので気配でしか様子は探れないがかなり地位の高い人が来たようだ。
そこからまた更に待った後、ようやく騎士に呼ばれ館の応接間まで通されるとそこには数人の厳つい格好の騎士がいて、この町に入ったときに会ったカーディルさんの姿もあった。
「早い時間から呼び立ててすまないね、掛けてくれ」
「はい、失礼します」
カーディルさんは俺たちに気を使わせまいと、すぐに着席を促してきた。
でもまあなんか集まっている面子は仰々しさがあるので俺たちは大分緊張してしまっている。
「まずは改めて名乗らせてもらおうか。私はカーディル・アル=ズィヤード。ラスダーン大公騎士団の総帥を務めている」
「そ、総帥!?」
最初に会った時には第三師団長とかいってなかったっけか。何故そんな嘘を・・
「驚かせてすまないね、君たちには第三師団長と名乗ったかな。今回の件で第三師団長が殉職してしまったため臨時で私預かりにしていたのだよ。普通に立場を明かすと萎縮させてしまうからね。第三師団長と名乗っていた方が都合が良かったのだ」
カーディルさんは悪戯っぽい笑顔で説明してくれた。
確かにいきなり総帥が出てくるよりか良いかもしれないが、総帥がウロウロしてたら騎士たちは気が気ではなかったのではなかろうか。
カーディルさんの挨拶が済むと今度は周りにいた騎士たちの紹介もされた。
これも中々なもので副総帥と参謀と師団長だった。
大公騎士団のトップ4人に呼び出されたというわけでめちゃくちゃ緊張する。
「まあ色々と聞きたいことは多いが、ガルシア殿の事は遠見のスキルで見させてもらっていた。というのも上級魔法で上位アンデットが倒しきれなかった為に様子を探る必要があったからだ」
「あー・・・・はい・・・」
カーディルさんの発言でガルシアはかなり動揺して冷や汗垂らしている。
墓地での俺とガルシアの様子は全部見られていたという事は当然ガルシアがスキルを使うところもバレているのだろう。
「まず聞きたい事は、あの超巨大な魔法はやはりガルシア殿の仕業か?どういった効果がある?」
「ええーっと・・」
「隠し事はできないぞ、素直に話せ」
言い淀むガルシアに師団長なる人物が被せてきた。
真偽を判断できるようなスキルでもあるという事なのかもしれない。
「はあまあ、私のスキル魔法で間違いございません。・・・あの魔法陣の範囲で怪我や病気から蘇生まで行えるものです。フィロムスレイカーが病気をばら撒いていて放置すれば大量に死人が出ることが予想できましたので、なんなら今回の騒動の被害者もまとめて対処してしまおうと思い勝手ながら大規模な魔法を使用しました」
ガルシアの説明を聞いても騎士団4トップはいまいち信じきれないという様子だったが、師団長がなにか合図をすると動揺を見せ始めた。
「誠なのか」
「嘘は言ってません」
「そんな魔法聴いた事がない」
「蘇生だって!?有り得るのか!?」
「皆落ち着くように」
ざわざわとし始めたところをカーディルさんが戻した。
「間違いないようだね、いや、まずは礼を言わねばなるまい。ガルシア殿この町を救っていただきありがとう」
「私は助けられるなら助けるというのが回復術師としてのモットーなので。役に立てて何よりです。ですが私がこれだけの魔法を使う余力を残せたのも仲間2人が活躍してくれたおかげです。特にエドガーは上位アンデット2体を倒してくれましたし」
「えっあ、はい。倒しました。ガルシアと2人で」
突然名前を出されて焦りながら反応すると何故か副総帥と参謀にはため息を吐かれた。なんかやっちゃったのだろうか。よくわからん。
「そうだな。エドガー殿にも助けられた」
そしてなんかついでにという感じでカーディルさんに礼を言われた。
なんか全然嬉しくないどころか気まずい。
「はぁ、わかりました。私たちは特に手柄を主張するつもりはありません。なのでこのまま帰してはもらえないでしょうか」
「ふむ、しかしだね、ガルシア殿に関してはだいぶやり過ぎだね。確実に大公閣下の下まで連れて行かねば騎士団の沽券に関わる。君も元軍人なら分かるだろ」
なんか流れで察したが、騎士団は今回のアンデット騒動は騎士団で鎮圧するという事に拘っていたようだ。だから上位アンデットを俺が倒したという事にいい顔されなかったわけだ。
でもガルシアも言った通りだが、もともと俺も手柄のために動いてはいないので騎士団の成果にしたいならそうしてもらっても構わない。ちょっと悔しいが。
だがガルシアのやった最上級魔法は目撃者も大勢だし、そのうち効果についてもしっかり噂になるだろう。そんなとんでもない事しでかした人物を騎士団が把握出来ておらず、騎士団の長である大公に報告できないとなると騎士団のメンツに関わるわけだ。
なんというか、騎士団は一緒に戦ったからかなり手練れが揃っている事はわかるのだが、組織の上位人はかなり外面を気にする人たちなんだな。
まあ威厳は大事だとは思うけれども。
しかし困った。これではガルシアだけどっか連れて行かれてしまうのでは?
大公がどんな人物かわからないがガルシアを利用して手放さないようにしようなどと考えないだろうか。
外面気にする騎士団は大公以外にもガルシアを目につける貴族などからガルシアを守ってくれるのだろうか。
そもそも俺やリーガルからガルシアを離さるのは嫌だな。
「あ、あの!俺たちは元々いま王国騎士団の下で動いてまして。今回はたまたま空いてたときに要請があってこの町に来ただけで、本来は新種のグール退治やってるんです。グールの報告受けたら直ぐに移動しないといけないのでガルシアを連れて行かれるのは困るのですが!とても!」
「ん?ああ、君たちが王都から派遣されてくるというグール対策の部隊か。ならば我々の預かりになる手筈だが」
「ああ、違います!俺たちは各地に派遣されるのとは別で、飛んで移動できるんでグール出た場所に要請受けたらすぐに動く遊撃部隊というか、そんな感じで。昨日、いやもう一昨日か、にもゼフィル島って島まで行ってグール退治やってたんです!」
俺が必死に説明すると騎士団の面々は渋い顔をして中でも師団長は怖い顔で「事実なようだ」と呟いた。
なんか俺の印象がめちゃくちゃ下がっている気がする。
「王国騎士団の人員か・・」
「グール問題は直近の重大な国防問題であるし我々の都合より優先されますよね」
「しかしなぁ閣下が納得なさるか。これだけ目立った功績を立てておいて大公家がなにもしなかったとなると威信に関わる」
「むう・・君たち、この後の予定は?もう決まっているのかな?」
「いえ、このゴタゴタで連絡の確認が出来ておらず。何もなければ引き続きこの町で魔物退治?」
「ならもし直ぐに動く予定がなければ、決まるまでの間でいいのでガルシア殿を借りられないか。最速で手筈を整える」
「ま、まあこちらの都合を汲んでもらえるのであれば、まあ」
「助かる!」
俺の説明の甲斐あってガルシアを好き勝手されるような事は無さそうな雰囲気にはなったが、結局騎士団の都合には付き合う事になりそうだった。
ずっと黙っているが、いつもだいたいニコニコしてるリーガルがめちゃくちゃ険しい顔してる。
正直騎士たちよりもハラハラする。
一旦話は以上かと思ったが、この後も騎士団のトップ4人はガルシアのスキルや能力、経歴などなど質問攻めだった。
徹夜で魔物の討伐に出ていたこちらの事とかお構いなしで、自分の都合ばかり優先する騎士たちにほとほと呆れ果てていた。
11
あなたにおすすめの小説
百合系サキュバス達に一目惚れされた
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
精霊界移住相談カフェ「ケルークス」
空乃参三
ファンタジー
精霊は契約した相手の前でのみ、自らの本性をさらけ出すことができる。
本性をさらけ出すことのできない精霊は「揺らいで」いき、「揺らぎ」が限界を超えると自身が司る何かに多大なる損害を与えてしまう。
これを問題視した精霊たちは、彼らの契約相手の候補として人間に目をつけた。
人間を精霊の契約相手にするためには、人間を彼らが住む「存在界」から精霊の住む「精霊界」へ移住させる必要がある。
移住を促進するため、精霊たちは何ヶ所もの「精霊界移住相談所」を設立した。
「ケルークス」はそのような「精霊界移住相談所」のひとつに併設されるカフェである。
存在界から精霊界への移住は無期限の片道切符。一度移住すれば戻ることはできず、永遠に精霊界で過ごすことが求められる。
あなたはこの移住にチャレンジしますか?
※本作品はフィクションです。実在の人物、団体、法規制、および事件等とは関係ありません。
※本作品は、ノベルアップ+様でも同様の内容で掲載しております。
※毎週火曜20:40更新予定です。
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
独孤皇后物語~隋の皇帝を操った美女(最終話まで毎日複数話更新)
結城
歴史・時代
独孤伽羅(どっこ から)は夫に側妃を持たせなかった古代中国史上ただ一人の皇后と言われている。
美しいだけなら、美女は薄命に終わることも多い。
しかし道士、そして父の一言が彼女の運命を変えていく。
妲己や末喜。楊貴妃に褒姒。微笑みひとつで皇帝を虜にし、破滅に導いた彼女たちが、もし賢女だったらどのような世になったのか。
皇帝を操って、素晴らしい平和な世を築かせることが出来たのか。
太平の世を望む姫君、伽羅は、美しさと賢さを武器に戦う。
*現在放映中の中華ドラマより前に、史書を参考に書いた作品であり、独孤伽羅を主役としていますが肉付けは全くちがいます。ご注意ください。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる