6 / 39
第一部 勇者パーティから追放された曲芸師、何故か幼馴染み達がついてくる
第六話 結成 新たなパーティ
しおりを挟む
マイ「そう言えば......はい!これ!」
そう言ってマイは懐の中からスカーフを取り出す
ルーク(いや、どこから取り出してんだよ...........)
それを言うといちいち面倒くさくなるので、黙っておく...........しかし
ルーク「まさか、持っていてくれてたなんて、驚いたよ」
1年前、ルークは手紙と共にスカーフも捨てた、彼女達との思い出と共に消そうとしたからだ。
マイ「最初は私達を置いて何処かに行った貴方に怒りがあったから、ルークのスカーフと一緒に私達も捨てようと考えていた時があったわ」
1時(いっとき)の感情で全てが台無しになる事があると思うが、1年前の彼女達は正にそうだった、もしあの時にスカーフを燃やしていたら今頃本当に勇者と交わっていただろう。
ユキ「でもそれじゃあ駄目だって思ったの、ルークの状態も見ていて明らかに悪かったから、何か理由があるのではないかと思ったの」
シャイン「それに俺達はお前がいたからあのパーティにいたんだ、お前がいなければ意味がないんだ。」
ルーク「マイ......ユキ.......シャイン.......」
ルークは目から一筋の涙を流すと
マイ「もう!早く巻いてよ!」
ずっとルークにスカーフを差し出している為腕が疲れているのだろう、腕がプルプルしている、話をしている時に腕を下げればいいだろうに......
それをしないと言うことは、単なる馬鹿なんだろう
ルーク「ごめん、ごめん、すぐに巻くよ」
そう言ってルークはマイから紅スカーフを受け取り巻く、ひさしぶりに巻くので若干違和感がある
マイ「フフフッこれでまたお揃いだね!」
そう言ってマイは自分の白いスカーフを見せびらかす
ユキ「そ.....それなら僕だって同じだもん!」
ユキも自分の蒼いスカーフを掴んで見せてくる
シャイン「お....俺だって巻いてるんだぞ!」
シャインも翠のスカーフを見せる
これは彼らが幼き頃から巻いている物で、もし離れ離れになっても、これがあれば必ず会えるからと皆んなで巻いたのだ
ルーク「ははは、そうだな......でもまさか本当にこれのお陰で会えるなんてな」
そう言ってルークは自身のスカーフを見る
マイ「まぁ1年はかかったけど、確かにそうだよね」
ユキ「僕も彼奴と2人の時にこれを使って神に祈ってたもん、皆んなと会いたいって」
シャイン「俺は寝る前にこれを見て皆の事を考えていたぞ、これがあれば何処にいてもきっと会える、そう思えたからな」
そう言って4人は自身のスカーフを見ながら笑い合い、楽しんだ、いつもは勇者のせいで話せずに終わってしまう事が多かったので本当に久しぶりに彼らはまともに話したのだ。
——————————————————————
ルーク「さてと」
数時間は話したのだろう、流石に喉が渇き、皆で飲んで少しくつろいだ後、ルークが本題に入る
ルーク「パーティを結成するのは俺も賛成だ、........だが」
マイ「........勇者......の件ね」
ルーク「...........ああ」
彼女達はルークがいなくなった日にシンに事の事情を聞く為に問い詰めていた
——————————————————————
1年前
バン!
とでかい音と共にマイ達はシンの部屋に入ってくる
シン「!?どうした!?敵襲か!?」
いきなり入って来たことにより緊急事態だと勘違いしたシンが慌てて剣をとる、しかし
ユキ「違いますよ?敵は来ません」
彼女がそう言うとシンは
シン「なんだよ...........脅かせやがって」
とぶっきらぼうに言いながら剣を布団の上に投げる
シン「んで?俺様になんのようなんだ?」
そう言ってジロ目で見てくる、そんなことはお構いなしにシャインが怒鳴り散らす
シャイン「おい!テメー!ルークをどうした!」
シン「ああ?誰だそいつ?」
シャイン「はあ!?惚けんなよ!今日彼奴の部屋に行ったらこんなのがあったんだよ!」
そう言ってシャインはルークの置いていった手紙を見せる
シン「ああ、なんだこいつか、良かったじゃないか」
しかし彼は悪びれるつもりもなく、寧ろ
シン「俺様のお陰であの無能が消えたんだろ?寧ろ感謝して欲しいくらいだ、勿論君らの体でね?」
そう言って彼は彼女達の体、特に胸の方を見てニヤニヤ笑う
それに危機感を覚えた彼女達は急いで部屋に戻り
マイ(このままだと、シンに犯されちゃう!)
ユキ(僕は聖女だからって言って誤魔化してたけど、このままじゃ!)
シャイン(嫌だ、俺は俺が異性として好きなのはお前じゃない!ルークなんだ!)
このままだと愛する人自身の初めてを捧げる事が出来なくなり、最も嫌いな人間に奪われてしまう.........それだけは絶対に嫌だ!
そう思った彼女達は彼に睡眠薬入りの食事を食べさせて、真夜中手紙書いて3人で逃げていたのだ。
——————————————————————
ユキ「彼は勇者だから何をしても良いと本気で思っているの」
シャイン「しかも彼奴のことだ必ず俺らを探しに来ている筈だ」
寧ろこの1年間、シンに会わないでここまで来れたのは奇跡に等しい、一歩間違えていればルークにも会えずに終わっていただろう。
ルーク「そうなると、この町も危険になるわけか...........」
此処にルークがいる事が分かればそこには自ずと彼女達もいることになる、そうなれば此処は最も危険な場所になる、長くはいられない。
此処には沢山の思い出がある、傷心した自分を救ってくれた町のみんな、此処には数え切れないほどの恩がある、まだまだ返しきれていないほどにだ
しかし、自分がいる事でこの町が危ない目に遭うのなら..................
ギルドナイト「どうしたよ?ルーク?」
ルーク「お前........」
そうやって考えているとギルドナイトに声をかけられる
ギルドナイト「ま、話は大体わかってるけどな」
ルーク「.......そうか」
ギルドナイト「行ってこいよ」
ルーク「え?」
そう言うと続々と人が集まる
ルーク「皆んな...........」
冒険者「あんなクソ野郎に大事な彼女達を取られたくないんだろ?良いじゃねぇか逃げても」
ヤクザ「それにもしかしたら外には兄ちゃん達でも勇者をぶっ倒せる物があるかもしれないしな」
マフィア「この町は俺達が守ってやるから、お前は自分の大切な者を守れよ」
少女「お兄ちゃん!頑張って!」
宿娘「またご贔屓にね.......グスッ」
様々な人達が自分の背中を押してくれる、ここまでされたのなら、もう迷ってる暇はない
ルークは立ち上がり町の皆んなに向けて
ルーク「皆んな..........1年間お世話になりました!」
そう言って頭を下げた
その後、後ろの方から名前を呼ばれて4人は受付まで行き
受付嬢「新パーティの結成出来ました、前のパーティの脱退も出来ていますし、既に他のギルドにも伝えてあります。」
「そして此方が新しいパーティのカードです」
そう言って受付嬢は自分達に新しいパーティカードを4枚渡した
チーム名は
ルーク「除外されし英雄達」
マイ「"アウターヒーローズ"」
ユキ「これが僕達の新しいパーティ名」
シャイン「中々、良いじゃねぇか」
幼馴染みの4人で結成された、勇者パーティから抜けて新たな物語を紡ぐパーティ
その姿を見て受付嬢が名付けたらしい。
本当にこの町の人達には最後まで頭が上がらないな、そう思いながらルークはカードを手に取り懐にしまった。
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
そう言ってマイは懐の中からスカーフを取り出す
ルーク(いや、どこから取り出してんだよ...........)
それを言うといちいち面倒くさくなるので、黙っておく...........しかし
ルーク「まさか、持っていてくれてたなんて、驚いたよ」
1年前、ルークは手紙と共にスカーフも捨てた、彼女達との思い出と共に消そうとしたからだ。
マイ「最初は私達を置いて何処かに行った貴方に怒りがあったから、ルークのスカーフと一緒に私達も捨てようと考えていた時があったわ」
1時(いっとき)の感情で全てが台無しになる事があると思うが、1年前の彼女達は正にそうだった、もしあの時にスカーフを燃やしていたら今頃本当に勇者と交わっていただろう。
ユキ「でもそれじゃあ駄目だって思ったの、ルークの状態も見ていて明らかに悪かったから、何か理由があるのではないかと思ったの」
シャイン「それに俺達はお前がいたからあのパーティにいたんだ、お前がいなければ意味がないんだ。」
ルーク「マイ......ユキ.......シャイン.......」
ルークは目から一筋の涙を流すと
マイ「もう!早く巻いてよ!」
ずっとルークにスカーフを差し出している為腕が疲れているのだろう、腕がプルプルしている、話をしている時に腕を下げればいいだろうに......
それをしないと言うことは、単なる馬鹿なんだろう
ルーク「ごめん、ごめん、すぐに巻くよ」
そう言ってルークはマイから紅スカーフを受け取り巻く、ひさしぶりに巻くので若干違和感がある
マイ「フフフッこれでまたお揃いだね!」
そう言ってマイは自分の白いスカーフを見せびらかす
ユキ「そ.....それなら僕だって同じだもん!」
ユキも自分の蒼いスカーフを掴んで見せてくる
シャイン「お....俺だって巻いてるんだぞ!」
シャインも翠のスカーフを見せる
これは彼らが幼き頃から巻いている物で、もし離れ離れになっても、これがあれば必ず会えるからと皆んなで巻いたのだ
ルーク「ははは、そうだな......でもまさか本当にこれのお陰で会えるなんてな」
そう言ってルークは自身のスカーフを見る
マイ「まぁ1年はかかったけど、確かにそうだよね」
ユキ「僕も彼奴と2人の時にこれを使って神に祈ってたもん、皆んなと会いたいって」
シャイン「俺は寝る前にこれを見て皆の事を考えていたぞ、これがあれば何処にいてもきっと会える、そう思えたからな」
そう言って4人は自身のスカーフを見ながら笑い合い、楽しんだ、いつもは勇者のせいで話せずに終わってしまう事が多かったので本当に久しぶりに彼らはまともに話したのだ。
——————————————————————
ルーク「さてと」
数時間は話したのだろう、流石に喉が渇き、皆で飲んで少しくつろいだ後、ルークが本題に入る
ルーク「パーティを結成するのは俺も賛成だ、........だが」
マイ「........勇者......の件ね」
ルーク「...........ああ」
彼女達はルークがいなくなった日にシンに事の事情を聞く為に問い詰めていた
——————————————————————
1年前
バン!
とでかい音と共にマイ達はシンの部屋に入ってくる
シン「!?どうした!?敵襲か!?」
いきなり入って来たことにより緊急事態だと勘違いしたシンが慌てて剣をとる、しかし
ユキ「違いますよ?敵は来ません」
彼女がそう言うとシンは
シン「なんだよ...........脅かせやがって」
とぶっきらぼうに言いながら剣を布団の上に投げる
シン「んで?俺様になんのようなんだ?」
そう言ってジロ目で見てくる、そんなことはお構いなしにシャインが怒鳴り散らす
シャイン「おい!テメー!ルークをどうした!」
シン「ああ?誰だそいつ?」
シャイン「はあ!?惚けんなよ!今日彼奴の部屋に行ったらこんなのがあったんだよ!」
そう言ってシャインはルークの置いていった手紙を見せる
シン「ああ、なんだこいつか、良かったじゃないか」
しかし彼は悪びれるつもりもなく、寧ろ
シン「俺様のお陰であの無能が消えたんだろ?寧ろ感謝して欲しいくらいだ、勿論君らの体でね?」
そう言って彼は彼女達の体、特に胸の方を見てニヤニヤ笑う
それに危機感を覚えた彼女達は急いで部屋に戻り
マイ(このままだと、シンに犯されちゃう!)
ユキ(僕は聖女だからって言って誤魔化してたけど、このままじゃ!)
シャイン(嫌だ、俺は俺が異性として好きなのはお前じゃない!ルークなんだ!)
このままだと愛する人自身の初めてを捧げる事が出来なくなり、最も嫌いな人間に奪われてしまう.........それだけは絶対に嫌だ!
そう思った彼女達は彼に睡眠薬入りの食事を食べさせて、真夜中手紙書いて3人で逃げていたのだ。
——————————————————————
ユキ「彼は勇者だから何をしても良いと本気で思っているの」
シャイン「しかも彼奴のことだ必ず俺らを探しに来ている筈だ」
寧ろこの1年間、シンに会わないでここまで来れたのは奇跡に等しい、一歩間違えていればルークにも会えずに終わっていただろう。
ルーク「そうなると、この町も危険になるわけか...........」
此処にルークがいる事が分かればそこには自ずと彼女達もいることになる、そうなれば此処は最も危険な場所になる、長くはいられない。
此処には沢山の思い出がある、傷心した自分を救ってくれた町のみんな、此処には数え切れないほどの恩がある、まだまだ返しきれていないほどにだ
しかし、自分がいる事でこの町が危ない目に遭うのなら..................
ギルドナイト「どうしたよ?ルーク?」
ルーク「お前........」
そうやって考えているとギルドナイトに声をかけられる
ギルドナイト「ま、話は大体わかってるけどな」
ルーク「.......そうか」
ギルドナイト「行ってこいよ」
ルーク「え?」
そう言うと続々と人が集まる
ルーク「皆んな...........」
冒険者「あんなクソ野郎に大事な彼女達を取られたくないんだろ?良いじゃねぇか逃げても」
ヤクザ「それにもしかしたら外には兄ちゃん達でも勇者をぶっ倒せる物があるかもしれないしな」
マフィア「この町は俺達が守ってやるから、お前は自分の大切な者を守れよ」
少女「お兄ちゃん!頑張って!」
宿娘「またご贔屓にね.......グスッ」
様々な人達が自分の背中を押してくれる、ここまでされたのなら、もう迷ってる暇はない
ルークは立ち上がり町の皆んなに向けて
ルーク「皆んな..........1年間お世話になりました!」
そう言って頭を下げた
その後、後ろの方から名前を呼ばれて4人は受付まで行き
受付嬢「新パーティの結成出来ました、前のパーティの脱退も出来ていますし、既に他のギルドにも伝えてあります。」
「そして此方が新しいパーティのカードです」
そう言って受付嬢は自分達に新しいパーティカードを4枚渡した
チーム名は
ルーク「除外されし英雄達」
マイ「"アウターヒーローズ"」
ユキ「これが僕達の新しいパーティ名」
シャイン「中々、良いじゃねぇか」
幼馴染みの4人で結成された、勇者パーティから抜けて新たな物語を紡ぐパーティ
その姿を見て受付嬢が名付けたらしい。
本当にこの町の人達には最後まで頭が上がらないな、そう思いながらルークはカードを手に取り懐にしまった。
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
1
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる