転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん

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ダンジョン攻略 第二領〜王都

77.

こないだから今日をすごく楽しみにしていた。
私はさっそく書庫に案内して貰う。
「ククルさん、好きなのを見たら良いし持ち帰りたいなら貸し出すぞ。流石に譲る訳には行かないがな。」
「分かりました。もし気になるならお借りしますね」
私の場合、一度目を通すと内容が全て脳内にインプットされる。
とりあえず気になる本を手に取った。
叔父さんは応接室でおじいちゃん、アイザックといるからとの事でメイドを1人残してでていった。
あっちこっち気になり色々読み漁る。背の届かない場所は風魔法で体を浮かし本を取っては読んでと読書に没頭した。
「ククル様、一度休憩されてはいかがですか」
メイドがお菓子とお茶を用意してくれたのでお礼を言って頂く事にした。
一息入れたのでそこからまた読書に没頭する。

「ククル、そろそろ帰ろうか」
アイザックが呼びにきてくれた。
「はーい」
ふわっと本棚の上から降りるとアイザックに捕まった。
「集中するのは良いがもう少し普通にしてような」
「あは、ついつい、ね」
いちいち下に降りるのが面倒になってその辺に腰掛けて読んでいるのを見つかってしまった。
応接室に行くとおじいちゃんが待っていてくれた。
「おじいちゃん、お待たせ」
「楽しんだかい」
「うん、知らない本が沢山で楽しかったよ」
「ククルさん、気になるのはありましたか?」
「叔父さん、ありがとうございます。借りて帰るにも沢山ありすぎて、またお邪魔しても良いですか?」
「ああ、今度からは一人で来たら良いからいつでもおいで。」
「ありがとうございます」
帰りはおじいちゃんと別々に帰ることになった。
「おじいちゃん、ありがとね」
「また、遊びにいらっしゃい」
バイバーイと手を振りながらわかれた。

家に帰るとハナが出迎えてくれた。
それから夕食までガーデン達と土いじり。野菜や果物の苗を植えた。
「ククル、夕食だぞ」
呼びに来てくれたアイザックに畑を説明しながら家にはいる。
実のなる頃が楽しみだ。
夕食を食べてから調合室で作業をしているとピコが影から出てきた。
どうやら同じ様に作業をするらしい。
素材を掻き集め器に入れて全体を体で包み込む。
魔力が揺らいだらふんわり温かい風が顔にあたった。
ピコが器から離れたので中を覗くと丸薬が転がっている。
鑑定してみると痛み止めだった。
「すごいね、ピコ」
瓶を渡すと中に丸薬を入れている。
スライム達はほんとに器用にこなす。
感心しながら眺めているとアイザックがやってきた。
「ククル、そろそろ寝る時間だぞ。」
「もうそんな時間なの?早いな。アイザック見て見てピコが調合したの」
瓶に入った丸薬を見せるとそれを手に取り眺めている。
「コイツらほんとに器用だよな。感心するわ。」
「凄いよね。この子達。」
暫くアイザックと騒いでいたがそろそろ寝なさいと言われて寝室に移動した。


今日は久しぶりに森に出る。アイザックが依頼を受けるというので私も行く事にした。
私は調合で収入があるがアイザックは依頼をこなして収入を得ている。
私が居るので泊まりがけの仕事は受けないらしい。どうしてもの時はパーティでの受注となるが今のところそれもない。
森でアイザックが受けた依頼は奥深くの魔物の出現率だ。
そろそろ春が近づき活動が活発になる魔物が溢れる前に間引きが行われるらしくそれの事前調査だ。
時々出てくる魔物を倒しながら奥へと進む。
森を抜けた広場で休憩する事になった。
私は広場の周りで採取しながら珍しい薬草がないかゴーレムズと探す。
クロイスはアイザックの側に寝そべり、ファルとガルは戯れている。
とても平和だ。
「ククル、調合の方はどうだ」
「大分安定してきたよ。来週辺りに一度マリアント様に見てもらおうかと思っているの。」
「そうか、それが済んだら次のダンジョンに向かうかい」
「そうだね、、、」
次は順番でいくと第三領だ。あの街を出て半年近く経った。あの時の話だとカイトがそろそろ街に帰る頃だ。あまり顔を合わせたくは無い。自分の思考に浸っていたらアイザックに頭を撫でられた。
「あの街に寄らなくてもダンジョンには行けるから気にするな。」
お見通しの様でちょっとくすぐったいがそれもそうかと開き直る。
「4月になったら出発しようよ。おじいちゃん達が領地に帰ってからの方が静かで良いよ」
「じゃあそうしようか。それまでに一度顔を出しに行こうな」
次の旅の予定を決めて報告がてらおじいちゃんとことワグリアナの屋敷に行くことになった。
そろそろ夕方になる。
森から街に帰りギルドに寄って家に向かった。
家に着くとガーデン達は庭に走っていった。
玄関に入るとハナが出迎えてくれる。
「アイザック様、ククル様おかえりなさいませ。夕食の準備が整ってますよ。着替えてリビングにおいでください」
「ただいま。お腹ペコペコなんだ。着替えてくるね」
自室で部屋着に着替えてリビングに向かう。アイザックと階段で一緒になった。
「「「「「「お誕生日おめでとう」」」」」」
リビングに入るなりいきなりでびっくりしてアイザックにしがみついた。
おじいちゃんにゴーライク様、ナタリア様にマリアント様、マーサスまでいる。
「なに?」
「あ、今日ククルと俺の誕生日か。」
そう言えばそうだ。すっかりそんな事は頭から抜けていた。
「さあ、お二人ともお掛けください」
ハナに促されて席に着く。
おじいちゃんが屋敷から料理人を連れてきた様で大変豪華な夕食が準備されている。
「二人ともおめでとう。コレはわしからのプレゼントだ。」
おじいちゃんからのサプライズだった様てとても嬉しくなり笑顔でお礼を言った。
「おじいちゃん、ありがと」
そこからみんなで楽しく食事をした。
マリアント様が王都で有名なケーキもあるわよ。と教えてくれたので食後が楽しみだ。
サプライズの食事会も終わりデザートのケーキを食べながらニコニコしていりとナタリア様がプレゼントよと箱を渡してくれた。
「うわぁ、ありがとございます。あけても良いですか」
可愛くラッピングされた箱を開けると中から出てきたのは革製のおしゃれな財布だった。
「素敵な財布。ありがとございます。大切に使いますね。」
おじいちゃんからはアイザックとお揃いの皮のブーツを貰う。
魔物の皮でできたサイズ自動調整のものでとても便利そうだ。
「アイザックにはククルが世話になっているからな。受け取ってくれ」
「ありがとございます。使わせてもらいます」
マリアント様からは状態異常防御のピアスを貰った。
「万能ではなくても多少は安全よ。」
早速つけてみた。私の目の色と同じ緑の石が綺麗だ。
みんなにお祝いしてもらい夜遅くまで騒いでいた。
「そろそろお暇するわね」
「今日はありがとございました。とっても嬉しかったです」
素直にお礼を述べて見送る。
最後におじいちゃんが帰って行った途端、眠気に襲われその後すぐに寝てしまったのだった。
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