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ふたたび王都へ3
102.
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あれから小1時間程たった。
「んーん」
「ドルフさん、気が付きましたか?」
「!」
「魔力切れだ。何をやってるんだか。とっととポーションを飲んでしまえ」
アイザックが魔力ポーションを渡すと無言で飲み干した。
「すいません。お恥ずかしいところをお見せしました。」
ソファに腰掛け項垂れている。
「身体は大丈夫ですか?」
「ククル、迷惑を掛けたね。ポーションのお陰で大丈夫だ。ありがとう」
「ククル様、お茶の準備を致しますね」
ハナが軽食とお茶を準備してくれた。
「ドルフさん、とりあえず召し上がりませんか。魔力切れならお腹空くでしょ」
「すいません。何から何まで。いただきます。」
とりあえず3人でお茶をして落ち着いた。
「はぁ、ありがとうございます。ところでさっきの調合はやっぱり水になってますか?」
「水でしたよ。そのままにしてるので良かったら見てきて下さい」
徐ろに立ち上がり調合室に入っていった。
ダックの言った通り研究者なのだと改めて感じた。
「はぁ、折角頑張ったのに、、、」
調合室からトボトボ背中を丸めて戻ってきた。
「まぁ、調合自体は然程難しく無いのでまた挑戦してみてください。」
「そうだね。研究室でチャレンジしてみるよ。しかしククルの魔力量は中々なもんだね。何かコツとかあるのかい?」
「んー、どうかな。わかんないや」
ここは子供の振りして(子供だろ!)答えておく。
「しばらく王都を留守にするんだったな。帰ってきたら一度連絡をくれるかい?研究棟はお城の東側にあって外からは専用の入口があるんだ。その入口の通行証を渡しておくから」
通行証一枚で2名まで通れるとの事で差し出されたカードを受け取った。
その後、ドルフは帰宅していき、疲れた私は夕食までの時間ゆっくり過ごした。
翌日は旅の準備をする為市場に買い物に出かけ午後からは収納に入れる料理を仕込んだ。
準備も整い後は出発までゆっくり身体を休める事にした。
出発日の朝、今回はゴーレムズが皆お留守番するとの事でハナと共に見送りにきてくれた。
「ハナ、いってきます。実家でゆっくりしてきてね」
「ククル様、アイザック様、お気をつけていってらっしゃいませ。」
先ずは第五領を目指してシルバーとシッコクで並走する事にした。
今回は道沿いで色々採取したいのもありゆっくり進む予定をしている。
「アイザック、まずはどこを目指すの?」
「今回は第六領との境目にあるノヤノヤを拠点に2つのダンジョンを攻略予定だ。その町まで大体5日くらいかな。今回は野営が中心になるからそのつもりで。」
「分かったよ。とりあえず早いとこ街をめざしましょう。」
そんなこんなでシルバー達に跨りノアノアにむけて出発した。
久しぶりの森なので採取をしながらのんびりすすむ。
ガル達も影から出てきて並走している。
お昼休憩で立ち寄った広場ではガルとファルが久しぶりの外に大はしゃぎだった。
夕方、野営のできる場所を見つけたのでテントの準備をする。
見張りはガル達がしてくれるので夕食を食べて早々に休む事にした。
テントで寝るのも久しぶりでスライム達とはしゃいでいたらアイザックに怒られる。
「ククル、そろそろ寝たらどうだ?はしゃぎすぎるのも良く無いぞ」
「はーい。アイザックと寝るのも久しぶりだね」
アイザックの横に寝転がり就寝した。
そんなこんなで5日間、森を走りながら進む。
明日にはノアノアに到着するだろう前夜、アイザックに街のことを聞いてみた。
「アイザックはノアノアには行ったことあるの?」
「ククルと出会う直前までいたか、大体のところは知ってるぞ。」
「じゃあ、美味しいご飯のついてる宿が良いな。後はハナにお土産かうの」
アイザックの知ってる土地だと少し安心できる。
ギルドの対応も悪くなかったと言ってるし今回は安心してポーションも売れそうだ。
街に着いたら2日休養後、第6領の大型ダンジョンから攻略する予定だ。
塔型のダンジョンで大体20日攻略にかかるとか。
ここのダンジョンは武器に使う素材がドロップしやすく50階ある内の25階位までは攻略もしやすく多くの冒険者がいるらしい。
生成スキルのレベル上げもしたいので今回は素材もある程度買取に出さずに持ち帰る予定。
ダンジョンを楽しみにしながら昼過ぎノアノアに到着したのだ。
「んーん」
「ドルフさん、気が付きましたか?」
「!」
「魔力切れだ。何をやってるんだか。とっととポーションを飲んでしまえ」
アイザックが魔力ポーションを渡すと無言で飲み干した。
「すいません。お恥ずかしいところをお見せしました。」
ソファに腰掛け項垂れている。
「身体は大丈夫ですか?」
「ククル、迷惑を掛けたね。ポーションのお陰で大丈夫だ。ありがとう」
「ククル様、お茶の準備を致しますね」
ハナが軽食とお茶を準備してくれた。
「ドルフさん、とりあえず召し上がりませんか。魔力切れならお腹空くでしょ」
「すいません。何から何まで。いただきます。」
とりあえず3人でお茶をして落ち着いた。
「はぁ、ありがとうございます。ところでさっきの調合はやっぱり水になってますか?」
「水でしたよ。そのままにしてるので良かったら見てきて下さい」
徐ろに立ち上がり調合室に入っていった。
ダックの言った通り研究者なのだと改めて感じた。
「はぁ、折角頑張ったのに、、、」
調合室からトボトボ背中を丸めて戻ってきた。
「まぁ、調合自体は然程難しく無いのでまた挑戦してみてください。」
「そうだね。研究室でチャレンジしてみるよ。しかしククルの魔力量は中々なもんだね。何かコツとかあるのかい?」
「んー、どうかな。わかんないや」
ここは子供の振りして(子供だろ!)答えておく。
「しばらく王都を留守にするんだったな。帰ってきたら一度連絡をくれるかい?研究棟はお城の東側にあって外からは専用の入口があるんだ。その入口の通行証を渡しておくから」
通行証一枚で2名まで通れるとの事で差し出されたカードを受け取った。
その後、ドルフは帰宅していき、疲れた私は夕食までの時間ゆっくり過ごした。
翌日は旅の準備をする為市場に買い物に出かけ午後からは収納に入れる料理を仕込んだ。
準備も整い後は出発までゆっくり身体を休める事にした。
出発日の朝、今回はゴーレムズが皆お留守番するとの事でハナと共に見送りにきてくれた。
「ハナ、いってきます。実家でゆっくりしてきてね」
「ククル様、アイザック様、お気をつけていってらっしゃいませ。」
先ずは第五領を目指してシルバーとシッコクで並走する事にした。
今回は道沿いで色々採取したいのもありゆっくり進む予定をしている。
「アイザック、まずはどこを目指すの?」
「今回は第六領との境目にあるノヤノヤを拠点に2つのダンジョンを攻略予定だ。その町まで大体5日くらいかな。今回は野営が中心になるからそのつもりで。」
「分かったよ。とりあえず早いとこ街をめざしましょう。」
そんなこんなでシルバー達に跨りノアノアにむけて出発した。
久しぶりの森なので採取をしながらのんびりすすむ。
ガル達も影から出てきて並走している。
お昼休憩で立ち寄った広場ではガルとファルが久しぶりの外に大はしゃぎだった。
夕方、野営のできる場所を見つけたのでテントの準備をする。
見張りはガル達がしてくれるので夕食を食べて早々に休む事にした。
テントで寝るのも久しぶりでスライム達とはしゃいでいたらアイザックに怒られる。
「ククル、そろそろ寝たらどうだ?はしゃぎすぎるのも良く無いぞ」
「はーい。アイザックと寝るのも久しぶりだね」
アイザックの横に寝転がり就寝した。
そんなこんなで5日間、森を走りながら進む。
明日にはノアノアに到着するだろう前夜、アイザックに街のことを聞いてみた。
「アイザックはノアノアには行ったことあるの?」
「ククルと出会う直前までいたか、大体のところは知ってるぞ。」
「じゃあ、美味しいご飯のついてる宿が良いな。後はハナにお土産かうの」
アイザックの知ってる土地だと少し安心できる。
ギルドの対応も悪くなかったと言ってるし今回は安心してポーションも売れそうだ。
街に着いたら2日休養後、第6領の大型ダンジョンから攻略する予定だ。
塔型のダンジョンで大体20日攻略にかかるとか。
ここのダンジョンは武器に使う素材がドロップしやすく50階ある内の25階位までは攻略もしやすく多くの冒険者がいるらしい。
生成スキルのレベル上げもしたいので今回は素材もある程度買取に出さずに持ち帰る予定。
ダンジョンを楽しみにしながら昼過ぎノアノアに到着したのだ。
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