110 / 207
王都
110.
翌日、ハナにドルフさん宛の手紙を届けてもらえる様にお願いしてからアイザックとシッコクに跨り森に向かった。
「ククル、着いたぞ。ここには何回かきた事あるが変わったところはなかった様に思うがな」
シッコクから降りて歩いて中に入る。
散歩をしている人もチラホラいて極々普通の森だ。
中央に向かって歩いていると木々の間にふと違和感のある空間が見えた。
「アイザック、あそこに多分入口があるよ」
「ん、普通の木にしかみえないがな」
アイザックの手を掴んで空間の入口に足を踏み入れた。
目の前の景色が一瞬で変わり、まるでダンジョンの泉の様な空間に変わる。
「おおー、これは凄いな」
隣のアイザックもビックリした様で周りをキョロキョロ見まわしている。
真っ直ぐ奥に続く一本の道を並んで歩きながら周りの景色を楽しんだ。
暫く歩くとやがて大きな泉が顔を出す。
何処からともなくフワフワと綺麗な色とりどりの光が浮いている。
今までの泉と違い、真ん中に小さな浮島がありそこに渡るための道もある。
なんとなく真ん中に向かい歩いて行くのをフワフワと光がついて来た。
やがて浮島に着くとそこには透明の板があり何やら書かれているが読む事は出来ない。
「アイザック、コレ読める?」
「無理だな。さっぱりわからん」
ついてきてた光が板前でクルクル回る。
よく見ると上の方に窪みがありなんとなくペンダントが填りそうだ。
首からペンダントをとり、そっと窪みにはめてみる。
ピッタリはまったと思ったら板が七色に輝き出した。
「凄い!」
「コレは見事だな」
2人で板を眺めていると段々輝きは収まっていく。
完全に輝きが無くなったとき、窪みにはめていたペンダントがフワリと浮いてククルの目の前にきた。
両手をさしだすと七色の輝きに一瞬包まれたペンダント。
光が収まると手の中に光沢のある石が収まっていた。
「うわぁ、虹色の石だ」
「ククル、それ多分妖精石だ。鑑定してみな」
言われた通り鑑定すると確かに妖精石の様だ。
「コレ、どうしたら良いのかな?」
「多分、貰っといても大丈夫じゃないか。この後、ネル様にでも聴きに行くか」
何処か遠くを眺めてながら話をするアイザック。預かり知らぬ所らしい。
アイザックを手を繋いで泉のそばから離れた。
暫く歩いていると元の森に戻ったのでそのまま抜けて教会に向かった。
「ククル、こんにちわ」
「ネル様こんにちわ。今日はお伺いしたい事があって来ました。あの、この石どうしたら良いですか?」
妖精石を差し出してみた。
「あらあら、余程貴女の事が皆気に入った様ですね。本当なら大豆位のサイズなのですよ。」
ニコニコ笑いながら教えて貰った事実にちょっと顔が引き攣った。
「でわ、私に少し預けてくださいますか」
手のひらからフワリと石が浮き上がりネル様の目の前にいく。
その様子を眺めていると石が眩く光出した。
暫くすると光が収まりとても品の良いペンダントが現れた。
「ククル、この石はあの子たちへの導きの鍵となります。身につけて貰えますか」
私はペンダントを受け取り首から下げた。
この石には泉への道標と妖精との意思疎通が出来る効果があり、私限定になっているとか。
更に私が許可しない限り、周りからは単なる石にしか見えず、効果も分からない。
「ありがとうございます」
お礼を伝えアイザックの元へ戻して貰った。
外で説明も出来ないのでとりあえずお家に帰り、アイザックとハナに石の事を説明する。
「まぁ、ククル様にとてもお似合いですよ」
ハナは手放して誉めてくれるがアイザックは呆れ顔での苦笑いだ。
夕食まで少し時間があるので部屋でくつろいでいるとアイザックが訪ねてきた。
「ククル、ドルフ殿から手紙が届いたぞ」
「ありがとう」
中を読んで見ると明後日以降ならいつ行っても良い様な内容だったのでアイザックに伝え日程をきめる。
明後日早速お邪魔しようと言う事になり、それならお土産を用事するのに明日は街に出かける事になった。
翌日、アイザックと今日は馬車で出かける事になった。
色々見て回りながらお土産を見繕う。
少し高級な焼き菓子の詰め合わせを買いついでにハナのお土産も購入した。
そのままお店の並ぶ通りを散策しているとガラクタ市場の様な店を見つけたので中を除いてみる。
そこには魔力の切れた魔道具や壊れた武器や防具、よくわからない石ころなどさまざまな物で溢れかえっている。
ふと気になる石があったので鑑定をしてみると『スライムの卵』と出た。
「アイザック、コレちょっとみて」
「ん、なんだこの石ころ?」
鑑定を使ってもアイザックには分からない様で困った顔をしている。
「これが欲しいのかい?」
「うん、支払いしてくるね」
ここで騒いでも仕方がないので会計を済ませてお家に帰る事にした。
「ククル、着いたぞ。ここには何回かきた事あるが変わったところはなかった様に思うがな」
シッコクから降りて歩いて中に入る。
散歩をしている人もチラホラいて極々普通の森だ。
中央に向かって歩いていると木々の間にふと違和感のある空間が見えた。
「アイザック、あそこに多分入口があるよ」
「ん、普通の木にしかみえないがな」
アイザックの手を掴んで空間の入口に足を踏み入れた。
目の前の景色が一瞬で変わり、まるでダンジョンの泉の様な空間に変わる。
「おおー、これは凄いな」
隣のアイザックもビックリした様で周りをキョロキョロ見まわしている。
真っ直ぐ奥に続く一本の道を並んで歩きながら周りの景色を楽しんだ。
暫く歩くとやがて大きな泉が顔を出す。
何処からともなくフワフワと綺麗な色とりどりの光が浮いている。
今までの泉と違い、真ん中に小さな浮島がありそこに渡るための道もある。
なんとなく真ん中に向かい歩いて行くのをフワフワと光がついて来た。
やがて浮島に着くとそこには透明の板があり何やら書かれているが読む事は出来ない。
「アイザック、コレ読める?」
「無理だな。さっぱりわからん」
ついてきてた光が板前でクルクル回る。
よく見ると上の方に窪みがありなんとなくペンダントが填りそうだ。
首からペンダントをとり、そっと窪みにはめてみる。
ピッタリはまったと思ったら板が七色に輝き出した。
「凄い!」
「コレは見事だな」
2人で板を眺めていると段々輝きは収まっていく。
完全に輝きが無くなったとき、窪みにはめていたペンダントがフワリと浮いてククルの目の前にきた。
両手をさしだすと七色の輝きに一瞬包まれたペンダント。
光が収まると手の中に光沢のある石が収まっていた。
「うわぁ、虹色の石だ」
「ククル、それ多分妖精石だ。鑑定してみな」
言われた通り鑑定すると確かに妖精石の様だ。
「コレ、どうしたら良いのかな?」
「多分、貰っといても大丈夫じゃないか。この後、ネル様にでも聴きに行くか」
何処か遠くを眺めてながら話をするアイザック。預かり知らぬ所らしい。
アイザックを手を繋いで泉のそばから離れた。
暫く歩いていると元の森に戻ったのでそのまま抜けて教会に向かった。
「ククル、こんにちわ」
「ネル様こんにちわ。今日はお伺いしたい事があって来ました。あの、この石どうしたら良いですか?」
妖精石を差し出してみた。
「あらあら、余程貴女の事が皆気に入った様ですね。本当なら大豆位のサイズなのですよ。」
ニコニコ笑いながら教えて貰った事実にちょっと顔が引き攣った。
「でわ、私に少し預けてくださいますか」
手のひらからフワリと石が浮き上がりネル様の目の前にいく。
その様子を眺めていると石が眩く光出した。
暫くすると光が収まりとても品の良いペンダントが現れた。
「ククル、この石はあの子たちへの導きの鍵となります。身につけて貰えますか」
私はペンダントを受け取り首から下げた。
この石には泉への道標と妖精との意思疎通が出来る効果があり、私限定になっているとか。
更に私が許可しない限り、周りからは単なる石にしか見えず、効果も分からない。
「ありがとうございます」
お礼を伝えアイザックの元へ戻して貰った。
外で説明も出来ないのでとりあえずお家に帰り、アイザックとハナに石の事を説明する。
「まぁ、ククル様にとてもお似合いですよ」
ハナは手放して誉めてくれるがアイザックは呆れ顔での苦笑いだ。
夕食まで少し時間があるので部屋でくつろいでいるとアイザックが訪ねてきた。
「ククル、ドルフ殿から手紙が届いたぞ」
「ありがとう」
中を読んで見ると明後日以降ならいつ行っても良い様な内容だったのでアイザックに伝え日程をきめる。
明後日早速お邪魔しようと言う事になり、それならお土産を用事するのに明日は街に出かける事になった。
翌日、アイザックと今日は馬車で出かける事になった。
色々見て回りながらお土産を見繕う。
少し高級な焼き菓子の詰め合わせを買いついでにハナのお土産も購入した。
そのままお店の並ぶ通りを散策しているとガラクタ市場の様な店を見つけたので中を除いてみる。
そこには魔力の切れた魔道具や壊れた武器や防具、よくわからない石ころなどさまざまな物で溢れかえっている。
ふと気になる石があったので鑑定をしてみると『スライムの卵』と出た。
「アイザック、コレちょっとみて」
「ん、なんだこの石ころ?」
鑑定を使ってもアイザックには分からない様で困った顔をしている。
「これが欲しいのかい?」
「うん、支払いしてくるね」
ここで騒いでも仕方がないので会計を済ませてお家に帰る事にした。
あなたにおすすめの小説
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
公爵令嬢やめて15年、噂の森でスローライフしてたら最強になりました!〜レベルカンストなので冒険に出る準備、なんて思ったけどハプニングだらけ〜
咲月ねむと
ファンタジー
息苦しい貴族社会から逃げ出して15年。
元公爵令嬢の私、リーナは「魔物の森」の奥で、相棒のもふもふフェンリルと気ままなスローライフを満喫していた。
そんなある日、ひょんなことから自分のレベルがカンストしていることに気づいてしまう。
「せっかくだし、冒険に出てみようかしら?」
軽い気持ちで始めた“冒険の準備”は、しかし、初日からハプニングの連続!
金策のために採った薬草は、国宝級の秘薬で鑑定士が気絶。
街でチンピラに絡まれれば、無自覚な威圧で撃退し、
初仕事では天災級の魔法でギルドの備品を物理的に破壊!
気づけばいきなり最高ランクの「Sランク冒険者」に認定され、
ボロボロの城壁を「日曜大工のノリ」で修理したら、神々しすぎる城塞が爆誕してしまった。
本人はいたって平和に、堅実に、お金を稼ぎたいだけなのに、規格外の生活魔法は今日も今日とて大暴走!
ついには帝国の精鋭部隊に追われる亡国の王子様まで保護してしまい、私の「冒険の準備」は、いつの間にか世界の運命を左右する壮大な旅へと変わってしまって……!?
これは、最強の力を持ってしまったおっとり元令嬢が、その力に全く気づかないまま、周囲に勘違いと畏怖と伝説を振りまいていく、勘違いスローライフ・コメディ!
本人はいつでも、至って真面目にお掃除とお料理をしたいだけなんです。信じてください!
没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!