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王都
111.
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家に着いたので早速アイザックに先程の石の件を伝える。
聞いたアイザックも流石にビックリした様で無言で石を眺めていた。
「んーどうやったら孵る?」
私は真剣にスライムを孵らせる方法に悩んでいるのにアイザックは段々呆れ模様になってきた。
「普通、スライムは卵からは産まれないぞ」
そうなのだ。だから悩んで居るんだがアイザックはスライムが産まれるとは思ってない様だ。
「誰かスライムに詳しい人居ないかなぁ」
うんうん悩んでいたらふと思い出した。
「そうだ、パヨが生まれた所の薬師なら知ってるかな?あの人たしかスライムに詳しかったよね?」
「あぁ、キマキマのたしかサックスとか言ったかな?どうする?手紙でも書いてみるかい?」
「んーそうだね。とりあえずギルド経由で手紙でも出してみるよ」
今日は研究室にお邪魔する日だ。
とりあえず昨日用意したお土産を持ってドルフさんを訪ねた。
「ククルさん、ようこそ。まぁ、座って」
応接室に通されてドルフさんに挨拶する。
お土産を渡し、こちらはこないだの古代薬の報酬を頂いた。
早速、研究の成果の話になった。
「あれから何回か挑戦して漸く一回だけ調合に成功したんだけどあれは大変だね。安定供給なんて夢のまた夢だよ」
成功するだけでも凄いと思うのに安定供給を考えてるなんて流石は王城務めだ。
今後の研究についてどの様に進めるか相談しようと思っていた事を伝える。
研究室で既に進めている薬もあったのでそれはそのままお願いして手付かずの物に挑戦する事になった。
研究室で在庫している素材については譲ってもらえる事になり、私の在庫の素材は買取扱いをしてもらえる。
その他掛かった費用については申請さえすれば支払いしてもらえるとか。
「他の研究者に紹介したいんだが良いかな?」
「あまり気乗りしないです。」
「俺も賛成出来ないな。子供のククルがまともに相手してもらえるとも思えないし下手に妬みを買うだけなら面倒なだけだ。」
「わかった。では今後、ククルについては僕が責任を持って対応するよ。」
正直助かったかな。
あまり大人の事情に巻き込まれたくない。
対応出来ない事は無いと思うけど面倒くさく。
黙ってお任せしておこう。
結構な時間話をしていてそろそろお暇しようかと席をだったとき、扉をノックする音がした。
「会談中に失礼します。近衛騎士の方がこちらにお越しのアイザック様に急ぎの取り継ぎをと来られました。」
研究室の受付らしき人に連れられて騎士がそこに立っていた。
「失礼致します。アイザック様、こちらの要件が終わりましたらお時間を頂戴いただきたいのですが」
恐らくダックからのお呼び出しだろう。
「あぁ、そろそろ帰るつもりだったから今からでもかまわないか」
「はい、よろしくお願い致します」
そのまま騎士に連れられてダックの執務室に向かった。
「失礼致します。アイザック様、ククル様お連れいたしました」
促されて中に入るとダックがデスクに向かっていた。
「急に悪いな」
顔を上げこちらを確認すると手を止めてあるソファへやってきた。
座る事を進められ大人しく腰を下ろす。
と言うか高くて座れないのでアイザックに座らせて貰った。
「アイザック、今日従魔はつれているか」
「居るぞ。なんだ?」
「俺の奴がお前のに会いたいらしい。構わんか」
なんだ、ホワイトウルフのお願いだったのね。
そこから従魔の何処に案内してもらい影からクロイスが出てくる。
2匹が並んで奥へと走っていった。
今日、ガル達はゴーレムズとお留守番だ。
ガル見たさのダックはガッカリしているが仕方がない。
暫く3人で話をしていたが慣れない事に疲れたのか眠たくなってきた。
「そろそろククルが限界みたいだな」
「あぁ、呼び戻して帰る事にするか」
クロイスが近づいてきたところまでは覚えているがそのままコックリ寝入ってしまった。
元々今日は馬車で来ていたこともありアイザックがククルを抱き上げて外へとむかった。
ダックからはまた来いよと言われたが面倒なので適当にあしらった。
ハナから買い物を頼まれていたので市場の馬車止めに行き、寝ているククルを起こすのも可哀想なので御者にお願いしてククルを見ていてもらう事にした。
数件、買い物を済ませて馬車止めに向かう。
時間にしたら30分程度の事だったが戻って見ると大変な事が起こっていた。
「オラ」
御者が図体のデカい男に蹴られ地面に蹲っている。
別の男が2人、馬車の中から出てきた。
そのうちの1人が大きな麻袋を抱えている。
側にいた馬に跨ると物凄い勢いでかけていった。
「何してる」
そちらに向かって叫んだが男達は走り去っいく。
間違いなくククルが連れて行かれた。
クロイスを呼ぼうとして舌打ちした。
実はダックの従魔といるのが楽しいのか帰ると言うと随分寂しそうに返事するものだから好きな時に帰っておいでと置いてきたのだ。
御者に駆けつけてると気がついたのか慌てて起きあがろうとするのでその場に座らせ、馬車から馬を外しながら状況を確認すると急に御者台から引きずり下ろされ蹴られたとか。
男達はどうやらククルの事を商品と言っていた様だ。
「ちっ、違法売買か」
緊急用の魔道具でマーサスとハナに連絡を飛ばし、男が逃げた方へ馬を走らせた。
聞いたアイザックも流石にビックリした様で無言で石を眺めていた。
「んーどうやったら孵る?」
私は真剣にスライムを孵らせる方法に悩んでいるのにアイザックは段々呆れ模様になってきた。
「普通、スライムは卵からは産まれないぞ」
そうなのだ。だから悩んで居るんだがアイザックはスライムが産まれるとは思ってない様だ。
「誰かスライムに詳しい人居ないかなぁ」
うんうん悩んでいたらふと思い出した。
「そうだ、パヨが生まれた所の薬師なら知ってるかな?あの人たしかスライムに詳しかったよね?」
「あぁ、キマキマのたしかサックスとか言ったかな?どうする?手紙でも書いてみるかい?」
「んーそうだね。とりあえずギルド経由で手紙でも出してみるよ」
今日は研究室にお邪魔する日だ。
とりあえず昨日用意したお土産を持ってドルフさんを訪ねた。
「ククルさん、ようこそ。まぁ、座って」
応接室に通されてドルフさんに挨拶する。
お土産を渡し、こちらはこないだの古代薬の報酬を頂いた。
早速、研究の成果の話になった。
「あれから何回か挑戦して漸く一回だけ調合に成功したんだけどあれは大変だね。安定供給なんて夢のまた夢だよ」
成功するだけでも凄いと思うのに安定供給を考えてるなんて流石は王城務めだ。
今後の研究についてどの様に進めるか相談しようと思っていた事を伝える。
研究室で既に進めている薬もあったのでそれはそのままお願いして手付かずの物に挑戦する事になった。
研究室で在庫している素材については譲ってもらえる事になり、私の在庫の素材は買取扱いをしてもらえる。
その他掛かった費用については申請さえすれば支払いしてもらえるとか。
「他の研究者に紹介したいんだが良いかな?」
「あまり気乗りしないです。」
「俺も賛成出来ないな。子供のククルがまともに相手してもらえるとも思えないし下手に妬みを買うだけなら面倒なだけだ。」
「わかった。では今後、ククルについては僕が責任を持って対応するよ。」
正直助かったかな。
あまり大人の事情に巻き込まれたくない。
対応出来ない事は無いと思うけど面倒くさく。
黙ってお任せしておこう。
結構な時間話をしていてそろそろお暇しようかと席をだったとき、扉をノックする音がした。
「会談中に失礼します。近衛騎士の方がこちらにお越しのアイザック様に急ぎの取り継ぎをと来られました。」
研究室の受付らしき人に連れられて騎士がそこに立っていた。
「失礼致します。アイザック様、こちらの要件が終わりましたらお時間を頂戴いただきたいのですが」
恐らくダックからのお呼び出しだろう。
「あぁ、そろそろ帰るつもりだったから今からでもかまわないか」
「はい、よろしくお願い致します」
そのまま騎士に連れられてダックの執務室に向かった。
「失礼致します。アイザック様、ククル様お連れいたしました」
促されて中に入るとダックがデスクに向かっていた。
「急に悪いな」
顔を上げこちらを確認すると手を止めてあるソファへやってきた。
座る事を進められ大人しく腰を下ろす。
と言うか高くて座れないのでアイザックに座らせて貰った。
「アイザック、今日従魔はつれているか」
「居るぞ。なんだ?」
「俺の奴がお前のに会いたいらしい。構わんか」
なんだ、ホワイトウルフのお願いだったのね。
そこから従魔の何処に案内してもらい影からクロイスが出てくる。
2匹が並んで奥へと走っていった。
今日、ガル達はゴーレムズとお留守番だ。
ガル見たさのダックはガッカリしているが仕方がない。
暫く3人で話をしていたが慣れない事に疲れたのか眠たくなってきた。
「そろそろククルが限界みたいだな」
「あぁ、呼び戻して帰る事にするか」
クロイスが近づいてきたところまでは覚えているがそのままコックリ寝入ってしまった。
元々今日は馬車で来ていたこともありアイザックがククルを抱き上げて外へとむかった。
ダックからはまた来いよと言われたが面倒なので適当にあしらった。
ハナから買い物を頼まれていたので市場の馬車止めに行き、寝ているククルを起こすのも可哀想なので御者にお願いしてククルを見ていてもらう事にした。
数件、買い物を済ませて馬車止めに向かう。
時間にしたら30分程度の事だったが戻って見ると大変な事が起こっていた。
「オラ」
御者が図体のデカい男に蹴られ地面に蹲っている。
別の男が2人、馬車の中から出てきた。
そのうちの1人が大きな麻袋を抱えている。
側にいた馬に跨ると物凄い勢いでかけていった。
「何してる」
そちらに向かって叫んだが男達は走り去っいく。
間違いなくククルが連れて行かれた。
クロイスを呼ぼうとして舌打ちした。
実はダックの従魔といるのが楽しいのか帰ると言うと随分寂しそうに返事するものだから好きな時に帰っておいでと置いてきたのだ。
御者に駆けつけてると気がついたのか慌てて起きあがろうとするのでその場に座らせ、馬車から馬を外しながら状況を確認すると急に御者台から引きずり下ろされ蹴られたとか。
男達はどうやらククルの事を商品と言っていた様だ。
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