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本選大会
第36話
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ニャン太「…前回のデス。今回のデスハーピー。最近になって魔王軍の生き残りが出て来やがる。何か嫌な感じだな。」
じじい「それに魔王が今年中くらいには復活するかもしれない。って言ってたぜ。」
ニャン太「うむむ…じじいはまだ現役の頃の力は取り戻していない。何とかしていかないと。」
じじい「ヤツらは魔王が封印されてからも、特に何もしてこなかったみたいだ。だから魔王が復活するに奴らは何も関係ないだろう。」
ニャン太「単純に封印が時間経過で弱くなってるのか。」
じじい「封印をどうにかして補強とかできないのか?」
ニャン太「難しいな。無理やり補強したとしても綻びが出来ちまうよ。」
じじい「そんなモンなのか…」
とにもかくにも、大会は終わった。次の大会に向けての修行をして、なるべく昔の状態に戻さなければ。
でも今日はもう寝よう。この日は少し豪華なお祝いをして身体を休めた。
~天界~
光の精霊「あらあら。200年前に封印した魔王ポコポコビッツが、そろそろ復活しそうですね。」
精霊王「そうか。勇者の力はまだ戻ってはいない。面白い戦いになるかもしれないな。」
光の精霊「そうですわね。でも私の加護を授けた勇者ですので、負けてしまっても困りますが。」
精霊王「不死の力を与えているのだろう?最終的には勝つはずだ。」
光の精霊「いえいえ、そんな事はありませんわよ。力を奪われ拘束されてしまえば、死ななくとも行動できなくなります。そんな方法は考えればいくらでもあるかと。」
精霊王「人間が勝つか魔族が勝つかはどうでも良い。世界を破壊しようとするならば、どちらにせよ消し去るだけだ。」
光の精霊「そうですけれど。」
精霊王「精霊の力を持ってすれば、魔王であろうと不死の勇者であろうと負けはせぬ。我々が勝てぬのは神だけだからな。」
光の精霊「神は人間が好きですからね。肩入れしてしまうかもしれませんよ。」
精霊王「その時はその時だ。神の判断ならば、我々がどうする事もない。」
光の精霊「魔王が復活するまで、おそらく一か月程度。さて、どうなるかしら。」
魔物の中で噂されていたよりも早く、決戦の日は訪れようとしていた。じじいはその時までに、どれくらいの力を取り戻せるのか。
じじい「それに魔王が今年中くらいには復活するかもしれない。って言ってたぜ。」
ニャン太「うむむ…じじいはまだ現役の頃の力は取り戻していない。何とかしていかないと。」
じじい「ヤツらは魔王が封印されてからも、特に何もしてこなかったみたいだ。だから魔王が復活するに奴らは何も関係ないだろう。」
ニャン太「単純に封印が時間経過で弱くなってるのか。」
じじい「封印をどうにかして補強とかできないのか?」
ニャン太「難しいな。無理やり補強したとしても綻びが出来ちまうよ。」
じじい「そんなモンなのか…」
とにもかくにも、大会は終わった。次の大会に向けての修行をして、なるべく昔の状態に戻さなければ。
でも今日はもう寝よう。この日は少し豪華なお祝いをして身体を休めた。
~天界~
光の精霊「あらあら。200年前に封印した魔王ポコポコビッツが、そろそろ復活しそうですね。」
精霊王「そうか。勇者の力はまだ戻ってはいない。面白い戦いになるかもしれないな。」
光の精霊「そうですわね。でも私の加護を授けた勇者ですので、負けてしまっても困りますが。」
精霊王「不死の力を与えているのだろう?最終的には勝つはずだ。」
光の精霊「いえいえ、そんな事はありませんわよ。力を奪われ拘束されてしまえば、死ななくとも行動できなくなります。そんな方法は考えればいくらでもあるかと。」
精霊王「人間が勝つか魔族が勝つかはどうでも良い。世界を破壊しようとするならば、どちらにせよ消し去るだけだ。」
光の精霊「そうですけれど。」
精霊王「精霊の力を持ってすれば、魔王であろうと不死の勇者であろうと負けはせぬ。我々が勝てぬのは神だけだからな。」
光の精霊「神は人間が好きですからね。肩入れしてしまうかもしれませんよ。」
精霊王「その時はその時だ。神の判断ならば、我々がどうする事もない。」
光の精霊「魔王が復活するまで、おそらく一か月程度。さて、どうなるかしら。」
魔物の中で噂されていたよりも早く、決戦の日は訪れようとしていた。じじいはその時までに、どれくらいの力を取り戻せるのか。
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