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65.キノコ尽くし3
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「お昼ご飯は、キノコリゾットとキノコのソテーを作ろうと思うんだけど、良いかな?」
「まかせるよ」
大翔は頷くと、煮ると美味しいキノコの袋から、白くて平たいキノコと赤茶色の細長いキノコを取り出した。キノコを細かく刻み、鶏肉も刻んで一緒に鍋に入れて軽く炒めてから水と米を入れて鍋にふたをする。
「キノコリゾットは、ご飯が炊ければ終わりだね。炊けるまでにキノコソテーも作っちゃうね。健、焼くと美味しいキノコの袋から、適当にキノコ6個くらいとってもらえる?」
大翔はニコニコしながら俺に言った。
「分かった」
俺は袋からキノコを適当に6つ取り出して大翔に渡した。
「うわ、このキノコ、可愛いなあ。軸が太くて傘も厚いキノコだね。ゲームに出てくるキノコみたい」
「傘が赤くて、軸が白いな。俺だったら毒キノコだと思って採らなかっただろうな」
俺が眉を顰めると、大翔は首をかしげて微笑んでから言った。
「一口サイズに切って油で炒めて、塩コショウで味付けするね」
「ああ」
キノコのソテーはすぐに出来上がった。
「これだけじゃ、ちょっとさみしいかな? 玉子焼きも作るね」
「ありがとう」
大翔は卵を割り、かき混ぜ始めた。
「健は甘い玉子焼きが好きなんだよね?」
「ああ、まあ……嫌いじゃない」
大翔はフッと笑って卵液に砂糖と塩を入れた。そして、熱したフライパンに卵液を入れ、綺麗なレモン型の玉子焼きを二つ、次々に焼き上げた。
「うん、良い感じ」
「美味そうだな」
大翔は鍋の様子を見て、つぶやいた。
「リゾットも出来上がったかな?」
大翔はリゾットを味見して、頷いた。
「それじゃあ、器に入れるね。健、テーブルに運んでもらえる?」
「了解」
俺は大翔の盛り付けたキノコリゾット、キノコソテー、玉子焼きをテーブルに運んだ。
「あ、スープ作り忘れちゃった!」
しょんぼりする大翔に「お茶を入れて持っていくから先に食べてろ」と俺は言った。
お茶の入ったマグカップを二つ、テーブルに持っていく。大翔は食事に手を付けずに俺を待っていた。
「先に食べてろって言ったのに……。冷めるだろ?」
「だって、一緒に食べたいもん」
大翔は俺からマグカップを受け取ると、嬉しそうに微笑んだ。
「いただきます」
「いただきます」
俺はキノコのリゾットを一口食べた。
「……美味いな」
「良かった!」
大翔はキノコのソテーを口に運んでいる。
「これも美味しいよ!」
俺もキノコのソテーを食べる。
「キノコの味が濃くて美味いな」
「うん!」
次は玉子焼きをつつく。
「ちょっと甘すぎたかな?」
大翔が不安そうな表情で俺を見ている。
「美味い」
「よかった~!」
俺たちは美味しい昼食をぞんぶんに楽しんだ。
「まかせるよ」
大翔は頷くと、煮ると美味しいキノコの袋から、白くて平たいキノコと赤茶色の細長いキノコを取り出した。キノコを細かく刻み、鶏肉も刻んで一緒に鍋に入れて軽く炒めてから水と米を入れて鍋にふたをする。
「キノコリゾットは、ご飯が炊ければ終わりだね。炊けるまでにキノコソテーも作っちゃうね。健、焼くと美味しいキノコの袋から、適当にキノコ6個くらいとってもらえる?」
大翔はニコニコしながら俺に言った。
「分かった」
俺は袋からキノコを適当に6つ取り出して大翔に渡した。
「うわ、このキノコ、可愛いなあ。軸が太くて傘も厚いキノコだね。ゲームに出てくるキノコみたい」
「傘が赤くて、軸が白いな。俺だったら毒キノコだと思って採らなかっただろうな」
俺が眉を顰めると、大翔は首をかしげて微笑んでから言った。
「一口サイズに切って油で炒めて、塩コショウで味付けするね」
「ああ」
キノコのソテーはすぐに出来上がった。
「これだけじゃ、ちょっとさみしいかな? 玉子焼きも作るね」
「ありがとう」
大翔は卵を割り、かき混ぜ始めた。
「健は甘い玉子焼きが好きなんだよね?」
「ああ、まあ……嫌いじゃない」
大翔はフッと笑って卵液に砂糖と塩を入れた。そして、熱したフライパンに卵液を入れ、綺麗なレモン型の玉子焼きを二つ、次々に焼き上げた。
「うん、良い感じ」
「美味そうだな」
大翔は鍋の様子を見て、つぶやいた。
「リゾットも出来上がったかな?」
大翔はリゾットを味見して、頷いた。
「それじゃあ、器に入れるね。健、テーブルに運んでもらえる?」
「了解」
俺は大翔の盛り付けたキノコリゾット、キノコソテー、玉子焼きをテーブルに運んだ。
「あ、スープ作り忘れちゃった!」
しょんぼりする大翔に「お茶を入れて持っていくから先に食べてろ」と俺は言った。
お茶の入ったマグカップを二つ、テーブルに持っていく。大翔は食事に手を付けずに俺を待っていた。
「先に食べてろって言ったのに……。冷めるだろ?」
「だって、一緒に食べたいもん」
大翔は俺からマグカップを受け取ると、嬉しそうに微笑んだ。
「いただきます」
「いただきます」
俺はキノコのリゾットを一口食べた。
「……美味いな」
「良かった!」
大翔はキノコのソテーを口に運んでいる。
「これも美味しいよ!」
俺もキノコのソテーを食べる。
「キノコの味が濃くて美味いな」
「うん!」
次は玉子焼きをつつく。
「ちょっと甘すぎたかな?」
大翔が不安そうな表情で俺を見ている。
「美味い」
「よかった~!」
俺たちは美味しい昼食をぞんぶんに楽しんだ。
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