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『♡ Kyoko Love ♡』5

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5.☑

 私は飲み会の3日前に、ダメ元で白鳥多恵子に飲み会の件
を話した。

 「それって垣本さんから連絡来たんですか? 」

 「うん、そう」

 「じゃあ、私が行かなかったらふたりで会うことになる
んですよね? ゆっくり楽しんできてくださ~い 」

 「森田さんも来るみたい」

 「あきれたっ、よく参加できるもんだわ。
 恭子さん、私はもう飲み会には行きません、ごめんなさ
い・・せっかくなんですけど」

 「うん、一応ね、知らせておこうと思って。
 そうだよねー、行きたくないわよね」

 「恭子さん、また別口の飲み会があったら誘ってください」

 「うん、分かった」

 だよねー、だよねー、私でも行かんわ。
 森田さん、修羅場に慣れてるんだな。

           ・・・

 私が店に到着すると垣本さんと森田さんがもう
来ていて談笑しているところだった。

 拍子抜けするほど、森田の振舞はいつも通りで普通
だった。
 垣本と森田の間では二股事件のことはどんなふうに
話されているのだろう? 

 そう考えても恭子には預かり知らぬ二人の間のことで
知りようもなく、つまらないと思った。

 そして、そのまま二人に合流し、白鳥多恵子との話題を出すことは
ぐっと耐えた恭子だった。

 

 

     

 
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