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『♡ Kyoko Love ♡』17-2
しおりを挟む17-2.
俺は翌日すぐに森田に電話を入れた。
「よう、昨日はお疲れ」
「おう」
「あのさ、俺4人で会うの止めるわ」
「飲み会を止めるのか? 」
「岡本奈々ちゃんって、ちょっと困った子だよな。
途中で入って来たわけだから、空気読めって言っても
無理なのかもしれないが。あの子は何でお前が飲み会に
誘ったかっていうことがさ、全然見えてないよな」
「そうなんだよなぁ~。
こんなイイ男の前で、お前の気を引くことしか考えてない
おバカな子なんだよー」
「お前はさ、岡本さんに当分飲み会には俺も石川さんも
都合が悪くて来れないって言っとけよ」
「分かった。
ところで石川さんのことはどうするんだ? 」
「やっぱり、それ聞いてきたか!
できれば言いたくなかったけど」
「なんだよぉ~、それ思わせぶりだな」
「石川さんにはお前と岡本さんは都合が悪くて来れない
と言って、俺たちふたりで飲み会は続けるよ」
「そういうことか、分かった。
俺もそのほうが助かるよ。
しかし、あれだよ。
恭子ちゃんはチョモランマだぜ。
下から眺めるのが精一杯で制覇するのは至難の技だぜ」
「当たって砕けろだ」
「よぉ~し、粉々になったら骨は拾ってやろう」
「・・・ウレシクナイ...ヨー」
翌週の週初めに垣本は、早速恭子に次の飲み会予定の
連絡を入れた。
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