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第24話
しおりを挟む「なんの鍵だろう、これ」
来た道を戻り、ロイドとクロノスに拾った赤い鍵を見せてみる。
その見慣れない鍵は彼らの興味を引くには充分だったらしく、それぞれに私の手元を覗き込んできた。
「コトハ、この鍵はどこで?」
「さっきモンスターがいたところに落ちてたの。ねえ、これってなんだと思う?」
「鍵、というくらいですから、何かを開けるための道具で間違いないかと。何の鍵かまではさすがにわかりかねますが」
「少なくとも、この部屋で使うようなものではないでしょうね。宝箱とかそういう類のものも見当たらないし……次の扉だってもう開いているみたいだしね」
「え?開いてる?」
クロノスの言葉に思わず顔を上げれば、彼はおもむろに部屋の奥の方を指差した。
私達が通ってきた一つ目の扉以外に出入り口は無かったはずなのに、そこにはいつの間にか大きな扉が出現していた。私達が手を触れていないのに、二つ目の扉は既に大きく開け放たれ、その先にはまた道が続いている。ふと一つ目の扉の方を振り向けば、そちらも何故か開いていた。先程いくら力を込めても開かなかったのが嘘のようだ。
「ほんとだ、開いてる……でもさっきまであんな扉無かったはずだよね?」
「これもこの部屋の仕掛けの一つなのでしょう。力を示す――すなわち敵を全滅させることが、先に進むための条件だったようですから」
「そっかー……じゃあさ、この鍵どうする?」
「そうねェ……鍵自体は何かしら意味のあるアイテムだと思うのだけれど。ま、拾っといても損はないんじゃない?」
この赤い鍵はブラッドウルフのドロップアイテムなのだろうか。いや、そもそもドロップアイテムというものはこの世界に存在するのだろうか。しかし、私以外の二人があまり驚いていないことを思えば、モンスターが特定のアイテムを落とすという現象はままあることなのかもしれない。
とりあえず、赤い鍵はクロノスの言葉に従い、捨てずにこのまま持っていくことにした。
この先使うことがあるかもしれないし、何より明らかに何かありそうな怪しいアイテムを捨てるわけにはいかない。
「……それじゃ、危険も去ったみたいだし先に進みましょうか」
モンスターハウスが発動した際、大小さまざまな光を放っていた石碑や四つの水晶玉も、今は完全に鳴りを潜めている。元通りになったこの場所を見るに、確かにもう危険は無いといえるだろう。
「コトハ」
先導するように歩き出したクロノスの後に続こうと一歩踏み出したとき、ロイドに声をかけられた。
「ん?なに?」
返事をしながら振り向けば、思いの外真面目な表情をしたロイドが私の傍らまで歩み寄ってくるのが見えた。
「どしたのロイド」
「……先程のモンスターのこともあります。この先は充分注意してくださいね」
「うん、わかってるよ」
「――そ、れから」
真剣な瞳が、何故か少しだけ揺らいだような気がした。
「できれば、ですが。ここから先は、あまり私の傍から離れないようにしてください。貴女を、ちゃんと傍で守りたいので」
「えっ、う、うん」
一瞬どきりとした。
言い回しは少々恥ずかしい気がするものの、要は私を心配してくれているのだろう。
先程は一人離れた場所にいたせいで、モンスターに襲われてしまったのだから。
(そう、ロイドは私を心配してくれてるだけなんだから!恥ずかしい台詞は多いけど、いちいち動揺してちゃダメだよね、うん)
でもやっぱり、心臓には悪いと思った。外見が良いならなおさらだ。
「コトハちゃーん?ロイドー?置いてくわよー?」
私とロイドがついてこないことに気付いたクロノスが、遠くから私達の名前を呼ぶ。
彼は二つ目の扉の前で立ち止まり、私達が来るのを待っていた。なんだか申し訳ない。
「あっ、ごめんごめん!ほらロイド、行こ!」
「……はい」
ロイドを促しつつ、慌ててクロノスの後を追う。
揃って二つ目の扉の前に辿り着いた私達は、再度連れ立って歩き始めた。
今度の通路も、最初に通ってきた通路と何ら変わりないようで、燭台の灯がゆらゆらと揺れていた。
地図によると、この先はしばらく一本道が続くらしく、次の部屋までも少し距離があるようだ。周囲を警戒する役目は隣を歩くロイドが引き受けてくれているし、今のところ何度も地図を確認する必要もない。なので、私は等間隔に並ぶ燭台をぼんやりと眺めながら、ただ足を動かすことだけに専念していた。
(二人とも強かったなあ……ゲームみたいにレベルとかそういうのがあるわけじゃないけど、どっちも危なげなく倒してたし。それに比べて私ときたら、本当足手まといだったよなあ……装飾品があったから良いものの、無かったらあれ絶対死んでたわ)
ついつい、先程の戦闘に思いを馳せてしまう。
あのとき感じた恐怖は、紛れもなく本物だった。だからこそ、今こうして無事でいられることがすごく嬉しいし、心底ほっとしている。本当に、ロイドとクロノスがいてくれてよかったと思う。
(――あ、そういえば)
私はふと、私とロイドの少し前を歩くクロノスの後ろ姿に視線をずらした。
先程の戦闘で、クロノスは見覚えのない長い杖を使用していた。長いと言ってもクロノスの背丈よりは短かったはずだが、彼の手には何も無いし、それっぽいものも見当たらない。いったいどこへやったのだろう。謎である。
それよりも、だ。
杖を媒介にしなくても魔法が使えるというクロノスが、わざわざ杖を用いたのはいったい何故なのだろうか。
(……ちょっと聞いてみようかな)
本人が私達の目の前で使ってみせたのだから、別に聞いてみても良いとは思うんだけど。
「ねー、クロノスー。ちょっと教えてほしいことがあるんだけどー」
「んー?なあにー?」
のんびりとした口調で返答するクロノスに、私は質問を投げかける。
「さっき、モンスター相手に杖を使ってたのはどうして?クロノスって、杖を使わなくても魔法が使えるはずだったよね?」
そう言うと、クロノスは「ああ」と合点がいったように声を上げ、歩く速度を落として私の隣に並んだ。
「あれはね、杖を持ってたほうが魔術師っぽいからよ」
「……えっ?そんな理由!?」
もしかして、杖を使ったことにあまり意味は無かったのだろうか。
二の句が継げぬまま、クロノスの顔をじっと見ていると、彼は突然ぷっと噴き出して「冗談よ」と肩を震わせた。
「んもうっ、コトハちゃんたら素直に受け止めすぎ!ふふっ、そんなところも良いとは思うのだけれど、アナタが聞きたいのはそういうことじゃないんだものね」
「そ、そうだよ!もう、冗談言ってないでちゃんと答えてよね!」
「ふふっ……んー、そうね。もちろん様になる、というのもあるけれど。一番はここが“遺跡の中”だから、かしらね」
「遺跡の中だから?」
「そう」
クロノスは私にひとつ頷いてみせると、長く続く通路の壁面に視線を投じた。
「この世界に存在する遺跡の多くは、ずっと昔に作られた古い建造物。だから、強度なんてわからない。もしかしたらとても脆いかもしれない遺跡の中で、思い切り魔法を行使したらどうなるか……それこそ遺跡自体を壊しかねないじゃない?だから、威力をコントロールする意味で杖を使ったの」
杖は魔法の精度を上げてくれるからね、とクロノスは淡く微笑んだ。
「な、なるほど……」
戦闘によって遺跡が壊れてしまった場合、中にいる私達は完全に生き埋めとなってしまう。
(そこまで考えて戦闘してたんだ……)
私なら敵を倒すことだけで精一杯になってしまうに違いない。
やはり戦い慣れた人は、戦いに対する考え方も少し違うのかもしれない。
「そんなことよりも、ほら。次の関門が見えてきたわよ」
クロノスが前方を指差した。その先にあるのは、見覚えのある石造りの扉。
「この扉、さっきも見たような……ってことは、もしかして罠が仕掛けられている可能性大?」
「そうねェ。今までのことから考えて、侵入者をみすみす見逃すようなつくりにはなっていないと思うわね」
「あー……じゃあ、このまま扉に近付くのはまずいかな。解除スイッチ、探さないといけないね」
「……その必要は無さそうですよ。コトハ」
苦笑交じりの私の言葉を、ロイドが静かな声で否定する。
ふとそちらを見やれば、ロイドは自身の足元を注視しているようだった。
「……?」
必要ないとはどういうことだろうか――疑問に思い、ロイドの視線の先を辿ってみる。
答えは、すぐに見つかった。
「……ああっ!それ、もしかしてスイッチ!?」
今回の解除スイッチは、地面という思い切り手の届くところに設置されていたらしい。
最初の扉の解除スイッチは壁の高い位置に設置されたレバー型のものだったけれど、今度は形状は同じでも設置場所が随分と低いように思える。
わかりやすい。わかりやすすぎるくらいわかりやすいスイッチなのだけれども。
(……なんか、めっちゃ怪しい……)
解除スイッチを見つけた、などと喜んではみたものの――いくらなんでもあからさますぎやしないだろうか。ここまであからさまだと、逆に怪しく思えてくる。そもそもこれは本当に罠を解除するためのレバーなのだろうか。というよりもまず、本当に罠なんて設置されているのだろうか。
「……ねえ。これ、動かしても大丈夫なのかな?」
普通にレバーを動かすには気が引けたので、ロイドに同意を求めてみる。
ロイドはスイッチらしきレバーを眺めながら思案するような仕草を見せていたが、すぐに「おそらくは大丈夫でしょう」とだけ答え、おもむろに片手を伸ばし、レバーをぐっと手前に引いた。
「ちょっ……!」
止める暇も無く行われた一連の行動に、私は思わず目を見張る。
しかし、私の予想に反して恐れるようなことは何も起こらなかった。軋んだ音を立てて反対側へと動いたレバーに同調するように、扉は地響きのような音を立てながら自動的に開いていく。
「えっ、うそ、開いた!?」
予想外の出来事に思わず声を上げる私だったけれど、ロイドがレバーから手を離した途端、扉はゆっくりと閉まっていく。見れば、レバーも勝手に元の位置に戻ってしまっていた。
「どうやらレバーと扉の動きは同調しているようですね。しかしレバーから手を離すと扉も閉まってしまうようです」
「ええー、そういうこと?開いたと思ったのに……」
「何か支えになるようなものがあれば良いのですが……」
「支えになるもの、ねェ。何か良い道具とかあったかしら?」
のんびりとそう言いながら、クロノスは虚空から鞄を取り出し、中をごそごそと漁り始める。
正直突っ込みどころはたくさんある。でも、今はきっとそのときではないと思ったので、何も言わないでおいた。聞いてみたいのは山々なのだけれど。
「うーん、道具かあ。私は何も持ってないもんなあ。そのへんに落ちてる小石じゃ、小さすぎるもんね」
「そうねェ。うーん……支えになるモノ、というと棒とかそのへんかしら?剣ならすぐに見つかったのだけれど」
「ああ、剣でもかまいませんよ。クロノス、お借りできますか?」
「いいわよぉ。はいどうぞ」
「……えっ、ちょっと待って!?剣ってどういうこと!?それ何に使うの!?」
自然な動作で鞄の許容量を超える長さの剣を出したクロノスにも驚いたが、それをさも当然のように受け取るロイドにも驚いた。
思わず突っ込んでしまった私に笑みを返しながら、ロイドは受け取った剣を片手にレバーへと近付いていく。
「剣だろうと棒だろうと、要は支えになれば良いのです。だから――」
言葉を切り、ロイドはもう一度ゆっくりとレバーを引いて扉を開けてみせる。それから素早くレバーから手を離し、流れるような動作で持っていた剣を逆手に構えたかと思うと、勢い良くレバーの隙間に剣を突き刺した。
瞬間、硬質で甲高い音がその場に響き渡る。
元に戻ろうとしていたレバーと扉の動きも途中で停止し、今は何の音も聞こえない。
「……わぁお、ロイドったら意外とワイルドねェ」
クロノスの茶化すような明るい台詞が、驚きに固まる私の耳朶を打っただけだった。
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