36 / 66
2章 呪われた炎
第35話 王族の兄弟たちについて
しおりを挟む
バン!勢いよく玄関の扉が開く。
「わたくしが来てあげましたわよ!」
「いらっしゃいピャーねぇ」
自宅の玄関にて待っていたら、勢いよく金髪縦ロールが飛び込んできたので、僕は靴を履いて立ち上がった。
「あら!ジュナ!玄関でお姉様を待ってるとはいい心掛けですわ!褒めてあげましてよ!」
ぐしぐし。ピャーねぇは嬉しそうに僕の頭を撫で回す。
「ははは、今日はお出かけしようと思って待ってたんだ」
「お出かけですの?どこにいくのかしら?」
「とりあえず王城の中をお散歩とかどうでしょう?お姉様」
これは、仲間探しの一環でもある。散歩がてら、いい人がいないか探しつつ、ピャーねぇからも目を離さない。一石二鳥だ。
「あらー!お姉様だなんて!いいですわよー!素直になったジュナにお姉様をエスコートする権利を与えますわー!」
「ありがと、ピャーねぇ、じゃ、いこっか」
「あっ!ちょっと!お姉様!お姉様でしてよ!」
「はいはい」
ということで、僕はピャーねぇと2人で王城の中を散歩することにした。
♢
散歩といっても、王城の中は小さな町くらいの大きさがある。全部見て回ろうと思うと、とてもじゃないが1日じゃ時間が足りない。とりあえず、王子や王女たちの屋敷がある方向に向かってみることにした。
ギフトキー持ちのまともな王族がいるかは謎ではあるが、国王には僕を含めて20人くらいの子どもがいるのだから、その中に良い人がいる可能性は捨てきれない。まずは、遠目からでも王子、王女たちのことを観察して、人柄を確認したいと思う。
「手を繋いでさしあげてもよろしくってよ!」
「うーん……ん?そうだね、繋ごうか」
ぎゅ。
「あら……」
僕は考えごとをしながらピャーねぇの手を握って、また歩き出す。
もし、ギフトキー持ちの王族が仲間になってくれれば、ピャーねぇに組織のことを明かさずに戦力の増強が容易になるのだが、どうだろうか。それが理想だ。ピャーねぇを国盗りに巻き込むのは気が引けるし、反対されると思う。それか、やっぱり、ピャーねぇに組織のことを打ち明けるべきなのか?
「うーん……」
僕は、何度も考えたことを繰り返し考えて、頭を悩ませていた。そんな僕の斜め後ろから、「今日のジュナは男らしいですわ……」なんていう、しおらしい声が聞こえてきた。
「へ?」
振り返ると、僕に握られた手を見つめながら、赤い顔でモジモジしているピャーねぇがいた。
「……もしかして、恥ずかしかった?」
「そそ!そんなことありませんわー!平気ですわ!」
赤い顔をしているのに、キッと鋭い目になり、わかりやすく照れ隠しをするピャーねぇ。
「ふふ……」
可愛くってつい笑ってしまった。
「なに笑ってますの!怒りますわよ!」
「ごめんなさい、お姉様」
「あら……いい心がけではありませんこと?その調子でお姉様とお呼びなさい」
「へいへい、ピャーおねぇさまぁ」
「あっ!こら!この子ったらもう!」
なんだか僕の方も照れくさくなって、可愛い姉のことをからかいながら、散歩を続けることにした。
♢
「ピャーおねぇさまって、王族の兄弟と何人話したことある?」
「……」
「あれ?ピャーおねぇさま?」
「いつもの呼び方でいいですわ」
僕がずっとふざけていると、ピャーねぇはムスっとして呼び方の修正を求めてきた。
「じゃ、ピャーねぇ。ピャーねぇって、クワトゥルのバカ以外だと誰と話したことがある?」
「お口が悪くてよ。そうですわね、兄弟の皆さんとは、軽く挨拶した程度の方がほとんどですわ。なぜそのような?……あ!仲良しなのはジュナだけでしてよ!ふふん!」
「そっかぁ」
「あら?」
ピャーねぇは、なにか期待はずれといった顔をする。
「(小声)嫉妬かと思ったのに……違ったのかしら……」
「何か言った?」
「いいえ、なんでもなくってよ。それで、どうして兄弟のことを聞いたんですの?」
「いや、なんとなく。僕とピャーねぇ以外にまとも、というか良心がある王族って何人いるのかなって気になって」
「な、なんて上から目線な子どもなんですの……」
「ピャーねぇも割とそうだけどね。だってさ、この前のギフト授与式のときにも思ったけど、第二王子も、結構アレな感じだったよね。ちょっとトラブったら、すぐにクワトゥルのこと見捨てたし」
「アレって……まぁ、そうですわね……」
「てことは、第一、第三もSランクだし、たぶんおんなじような人だと仮定して、他の人はどうなのかなって。優しい人とか、常識がある人っていないのかな?」
「そうですわねぇ。たしかに、Sランクのギフトキー持ちの方には、あまりいい噂は……聞きませんわね……」
思い出すようにしてから、予想通りの回答をするピャーねぇ。
「だよねぇ。そういえば、結局Sランクって、国王と、第一、第二、第三以外だと誰がいるんだっけ?」
「他にはいなかったと思いますわよ?」
「そうなんだ?」
「ええ、Sランクの方が生まれたら噂になると思いますし」
「そっかぁ。でもさ、小さい頃にやったスキル鑑定式で欠席してた子いたよね?その子とかは?」
「さぁ?きっと後日鑑定してBかCだったのではなくって?Sなら少なくとも耳には入りますわよ」
「そっかぁ。ま、あんまり高ランクだと傲慢になりそうだから、Cくらいの人の方がまともな可能性が高いかな」
「ジュナ……あなたほんとに生意気なガキですわね……」
「ピャーねぇも割とそうだよ」
僕たちが軽口を叩きながら散歩を続けていると、前方に何人かの集団がざわざわと話し合っているのを見つけた。その人たちは二手に分かれていて、それぞれ偉い人を守るような布陣で相対しているように見えた。話し合い、というよりも、言い争っているようにも見える。
「なんだろう?揉め事かな?」
「でしたら、わたくしが仲裁してあげますわ!」
「待ちなさい」
グイ。走り出しそうになるピャーねぇをステイさせる。手を繋いでいるので簡単に止めることができた。
「なんですの?」
「あれ、明らかに身分が高そう。というか、たぶん王族、王城内だし」
「たしかにそうかもですわね?で、なんで止めるんですの?」
「ピャーねぇが行ったらもっと揉めるでしょ。止めるにしても、もうちょっと様子を見てからにしよう」
「高貴なわたくしが出ていけばすぐ解決しますのに。めんどうですわねー……」
この子は……本気でそう思ってるのが困ったものだ。
僕はピャーねぇの手を引いて、植栽の裏のベンチに腰掛けて揉めごとの会話を盗み聞きすることにした。
「わたくしが来てあげましたわよ!」
「いらっしゃいピャーねぇ」
自宅の玄関にて待っていたら、勢いよく金髪縦ロールが飛び込んできたので、僕は靴を履いて立ち上がった。
「あら!ジュナ!玄関でお姉様を待ってるとはいい心掛けですわ!褒めてあげましてよ!」
ぐしぐし。ピャーねぇは嬉しそうに僕の頭を撫で回す。
「ははは、今日はお出かけしようと思って待ってたんだ」
「お出かけですの?どこにいくのかしら?」
「とりあえず王城の中をお散歩とかどうでしょう?お姉様」
これは、仲間探しの一環でもある。散歩がてら、いい人がいないか探しつつ、ピャーねぇからも目を離さない。一石二鳥だ。
「あらー!お姉様だなんて!いいですわよー!素直になったジュナにお姉様をエスコートする権利を与えますわー!」
「ありがと、ピャーねぇ、じゃ、いこっか」
「あっ!ちょっと!お姉様!お姉様でしてよ!」
「はいはい」
ということで、僕はピャーねぇと2人で王城の中を散歩することにした。
♢
散歩といっても、王城の中は小さな町くらいの大きさがある。全部見て回ろうと思うと、とてもじゃないが1日じゃ時間が足りない。とりあえず、王子や王女たちの屋敷がある方向に向かってみることにした。
ギフトキー持ちのまともな王族がいるかは謎ではあるが、国王には僕を含めて20人くらいの子どもがいるのだから、その中に良い人がいる可能性は捨てきれない。まずは、遠目からでも王子、王女たちのことを観察して、人柄を確認したいと思う。
「手を繋いでさしあげてもよろしくってよ!」
「うーん……ん?そうだね、繋ごうか」
ぎゅ。
「あら……」
僕は考えごとをしながらピャーねぇの手を握って、また歩き出す。
もし、ギフトキー持ちの王族が仲間になってくれれば、ピャーねぇに組織のことを明かさずに戦力の増強が容易になるのだが、どうだろうか。それが理想だ。ピャーねぇを国盗りに巻き込むのは気が引けるし、反対されると思う。それか、やっぱり、ピャーねぇに組織のことを打ち明けるべきなのか?
「うーん……」
僕は、何度も考えたことを繰り返し考えて、頭を悩ませていた。そんな僕の斜め後ろから、「今日のジュナは男らしいですわ……」なんていう、しおらしい声が聞こえてきた。
「へ?」
振り返ると、僕に握られた手を見つめながら、赤い顔でモジモジしているピャーねぇがいた。
「……もしかして、恥ずかしかった?」
「そそ!そんなことありませんわー!平気ですわ!」
赤い顔をしているのに、キッと鋭い目になり、わかりやすく照れ隠しをするピャーねぇ。
「ふふ……」
可愛くってつい笑ってしまった。
「なに笑ってますの!怒りますわよ!」
「ごめんなさい、お姉様」
「あら……いい心がけではありませんこと?その調子でお姉様とお呼びなさい」
「へいへい、ピャーおねぇさまぁ」
「あっ!こら!この子ったらもう!」
なんだか僕の方も照れくさくなって、可愛い姉のことをからかいながら、散歩を続けることにした。
♢
「ピャーおねぇさまって、王族の兄弟と何人話したことある?」
「……」
「あれ?ピャーおねぇさま?」
「いつもの呼び方でいいですわ」
僕がずっとふざけていると、ピャーねぇはムスっとして呼び方の修正を求めてきた。
「じゃ、ピャーねぇ。ピャーねぇって、クワトゥルのバカ以外だと誰と話したことがある?」
「お口が悪くてよ。そうですわね、兄弟の皆さんとは、軽く挨拶した程度の方がほとんどですわ。なぜそのような?……あ!仲良しなのはジュナだけでしてよ!ふふん!」
「そっかぁ」
「あら?」
ピャーねぇは、なにか期待はずれといった顔をする。
「(小声)嫉妬かと思ったのに……違ったのかしら……」
「何か言った?」
「いいえ、なんでもなくってよ。それで、どうして兄弟のことを聞いたんですの?」
「いや、なんとなく。僕とピャーねぇ以外にまとも、というか良心がある王族って何人いるのかなって気になって」
「な、なんて上から目線な子どもなんですの……」
「ピャーねぇも割とそうだけどね。だってさ、この前のギフト授与式のときにも思ったけど、第二王子も、結構アレな感じだったよね。ちょっとトラブったら、すぐにクワトゥルのこと見捨てたし」
「アレって……まぁ、そうですわね……」
「てことは、第一、第三もSランクだし、たぶんおんなじような人だと仮定して、他の人はどうなのかなって。優しい人とか、常識がある人っていないのかな?」
「そうですわねぇ。たしかに、Sランクのギフトキー持ちの方には、あまりいい噂は……聞きませんわね……」
思い出すようにしてから、予想通りの回答をするピャーねぇ。
「だよねぇ。そういえば、結局Sランクって、国王と、第一、第二、第三以外だと誰がいるんだっけ?」
「他にはいなかったと思いますわよ?」
「そうなんだ?」
「ええ、Sランクの方が生まれたら噂になると思いますし」
「そっかぁ。でもさ、小さい頃にやったスキル鑑定式で欠席してた子いたよね?その子とかは?」
「さぁ?きっと後日鑑定してBかCだったのではなくって?Sなら少なくとも耳には入りますわよ」
「そっかぁ。ま、あんまり高ランクだと傲慢になりそうだから、Cくらいの人の方がまともな可能性が高いかな」
「ジュナ……あなたほんとに生意気なガキですわね……」
「ピャーねぇも割とそうだよ」
僕たちが軽口を叩きながら散歩を続けていると、前方に何人かの集団がざわざわと話し合っているのを見つけた。その人たちは二手に分かれていて、それぞれ偉い人を守るような布陣で相対しているように見えた。話し合い、というよりも、言い争っているようにも見える。
「なんだろう?揉め事かな?」
「でしたら、わたくしが仲裁してあげますわ!」
「待ちなさい」
グイ。走り出しそうになるピャーねぇをステイさせる。手を繋いでいるので簡単に止めることができた。
「なんですの?」
「あれ、明らかに身分が高そう。というか、たぶん王族、王城内だし」
「たしかにそうかもですわね?で、なんで止めるんですの?」
「ピャーねぇが行ったらもっと揉めるでしょ。止めるにしても、もうちょっと様子を見てからにしよう」
「高貴なわたくしが出ていけばすぐ解決しますのに。めんどうですわねー……」
この子は……本気でそう思ってるのが困ったものだ。
僕はピャーねぇの手を引いて、植栽の裏のベンチに腰掛けて揉めごとの会話を盗み聞きすることにした。
43
あなたにおすすめの小説
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
転生 上杉謙信の弟 兄に殺されたくないので全力を尽くします!
克全
ファンタジー
上杉謙信の弟に転生したウェブ仮想戦記作家は、四兄の上杉謙信や長兄の長尾晴景に殺されないように動く。特に黒滝城主の黒田秀忠の叛乱によって次兄や三兄と一緒に殺されないように知恵を絞る。一切の自重をせすに前世の知識を使って農業改革に産業改革、軍事改革を行って日本を統一にまい進する。
召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる