12 / 12
まとめと感想
しおりを挟む
「飲み屋の姉ちゃんにリスペクトせなあかん」
この言葉から何が読み取れるのか?
1.「飲み屋の姉ちゃん」という主語の広さから、一箇所に留まれない事が推察できる。
即ち、同じ場所にいるとボロが出る人間性と深層心理で自覚もあるのだ。
相手喜ぶために本当に自分を削って、
具体的には「金」と「時間」と「労力」を惜しまず、見返りも求めない善意ならば、主語はもっと限定的になる。
それこそアイドルの推し活や、野球のファンなどが挙げられるだろう。
2.「リスペクトせなあかん」は良い事言った私を褒めろとの圧。
前にも書いた、ネットのリベラルが嫌われる理由がコレだ。
「弱者を救おう」と言って、それを糾弾する者は明確な悪だ。
現実世界でそれを指摘する者はまずいない。
しかし、ネットで明確に叩かれる理由として、偽善者との接点がないからだ。
加えて余裕がない。
強者は弱者を救う責務がある、というのは一定の理解を得られるだろうが、弱者は弱者を救えない。
賛辞が欲しい強者の戯言だと透けて見える。
3.「せなあかん」
『しなければならない』とmustを使う場合、
これは成功体験を得た人間がする断定の言葉なる。
このワードだけで是非や賛否はわからないが、相手側に相当な自信があるのが伺える。
よって、絶対にこれを否定してはいけない。
ここに触れると関係が壊れてしまう。
4.文章全体。
反論を許さない。
このワード自体が椅子取りゲームだ。
反論しようものなら、相手を「ひどいヤツ」と攻撃する材料を与える事になり、触れる事は構造上できない。
リスクを取る覚悟がない、もとい反撃される想定を一切していない。
例えばこの主語が別のだったらどうだろうか?
「日本人は絶対に読売巨人軍を応援せなあかん」
こう言われたら全く別。
リスク取って喧嘩する気満々だろう。
名古屋人は味噌カツを投げ、広島人はお好み焼きを投げつける。
関西では囚人服が縦縞に変わり、とある東京人は酒の代わりにヤクルトを飲みだす。(横浜は知らん)
■要約
Q.次の言葉を言った人間の底はどう推察する?
「飲み屋の姉ちゃんにリスペクトせなあかん」
A.都合が悪くなったら逃げる傲慢な強者が自信満々で良い事言っているので褒めてあげると喜びます。
□感想
攻撃されたショックはずっと心に残り、
妖怪君と縁が切れた事も悲しい。
(まあ最後はこっちから切ったが)
ただ、今回文章にしてとてもよかった。
スポーツの世界では常識だが、自分のフォームを動画で撮ったりする。
ビジネスマンもプレゼン資料などを見比べ、デザインやワードの研鑽を重ね向上する。
しかし日常において我々が自分を客観視する機会はあまりにも少ない。
今回、そういう意味で文面化する事により、
自分をより理解する事が出来た。
ボクは『怒り』の定義をきちんと持つ。
怒りとは、期待を下回った時に生まれる感情だ。
ボクはブチギレて妖怪君を詰めまくったが、
――ではどこに怒りがあったのか。
その細部が文面化する事で見えてきた。
・人を貶めるウソをついて攻撃してきた。
・あんなに良くして上げたボクを裏切った。
・ボクよりも初対面の相手に生贄として差し出した。
・攻撃した後、自分は反撃を喰らわないように逃げる卑怯者の性根
・ボクは『名前が大事』と知っていながら踏みつけられた
上記のどれか。
あるいは複合か、全てか。
そう思っていたが、実はそうじゃないと書いていて気付かされた。
『名前が大事』とは書いたが、
妖怪君や一生会わないであろう初対面のバーテンダーにどう思われようが、ボクは興味はない。
興味はない、と言いながら、では何故ボクはあんなに憤ったんだ?
自問自答を繰り返した。
深層心理では周囲の目を気にしている?
→うーん、しっくり来ない。でも、怒るという事はそういう事か?
嘘ついてまで貶める攻撃をしてきたから。
→まあそれはそう。それはそうで、苛つくが、妖怪君が卑怯者というのは以前から知っていた。
ボクよりも初対面のバーテンダーを優先させた
→これは……大きい。これが確信に近い。
文を連ねるうちに、その正体がわかった。
『妖怪君が頭が悪い事』
何故ならコレは妖怪君にとって非常に悪い展開だ。
ボクといういつでも愚痴を聞いてもらえる装置を失った。
それだけでなく「お前は卑怯者だ」と関係値のある者に流布され正体がバレる可能性がある。
これは絶対避けたいはずだ。(まあ残念ながらみんな気付いているんだが)
ふーーーーむ、なるほど。
(まあ残念ながらみんな気付いているんだが)
↑これを書いた時にまた理解した。
そうか、妖怪君は頭が悪かったんだ。
それなのにボクは、年下の子供を諭すように接する事をせず、
同じ目線であるかのように話してしまった大きなミスを犯していた。
なるほどなーーーー。なるほど。
そうなるとボクがただのアホで、未熟だな。
うーーん、よかった。
文章にして。大変勉強になった。
もっともっともっと、色々考えて勉強しないと。
未熟だなーと思う自嘲する一方、新しい学びと改善が示せた事が嬉しい。
妖怪君が頭が悪いと『個体を限定的』に指す言い方も少し違うか。
世の中の多くの人間は幼稚である。
IQやEQが低い、と端的に切り捨てる話ではない。
書く、という自分を俯瞰して見るトレーニングを重ねている者と
そうでない者の差が明確に出ているだけだ。
(※EQ:Emotional Intelligence Quotient(こころの知能指数))
これだけ書き続け、これだけ向き合い続けた自分が
まだまだまだまだ成長できるのかと思うと、嬉しくなる。
この言葉から何が読み取れるのか?
1.「飲み屋の姉ちゃん」という主語の広さから、一箇所に留まれない事が推察できる。
即ち、同じ場所にいるとボロが出る人間性と深層心理で自覚もあるのだ。
相手喜ぶために本当に自分を削って、
具体的には「金」と「時間」と「労力」を惜しまず、見返りも求めない善意ならば、主語はもっと限定的になる。
それこそアイドルの推し活や、野球のファンなどが挙げられるだろう。
2.「リスペクトせなあかん」は良い事言った私を褒めろとの圧。
前にも書いた、ネットのリベラルが嫌われる理由がコレだ。
「弱者を救おう」と言って、それを糾弾する者は明確な悪だ。
現実世界でそれを指摘する者はまずいない。
しかし、ネットで明確に叩かれる理由として、偽善者との接点がないからだ。
加えて余裕がない。
強者は弱者を救う責務がある、というのは一定の理解を得られるだろうが、弱者は弱者を救えない。
賛辞が欲しい強者の戯言だと透けて見える。
3.「せなあかん」
『しなければならない』とmustを使う場合、
これは成功体験を得た人間がする断定の言葉なる。
このワードだけで是非や賛否はわからないが、相手側に相当な自信があるのが伺える。
よって、絶対にこれを否定してはいけない。
ここに触れると関係が壊れてしまう。
4.文章全体。
反論を許さない。
このワード自体が椅子取りゲームだ。
反論しようものなら、相手を「ひどいヤツ」と攻撃する材料を与える事になり、触れる事は構造上できない。
リスクを取る覚悟がない、もとい反撃される想定を一切していない。
例えばこの主語が別のだったらどうだろうか?
「日本人は絶対に読売巨人軍を応援せなあかん」
こう言われたら全く別。
リスク取って喧嘩する気満々だろう。
名古屋人は味噌カツを投げ、広島人はお好み焼きを投げつける。
関西では囚人服が縦縞に変わり、とある東京人は酒の代わりにヤクルトを飲みだす。(横浜は知らん)
■要約
Q.次の言葉を言った人間の底はどう推察する?
「飲み屋の姉ちゃんにリスペクトせなあかん」
A.都合が悪くなったら逃げる傲慢な強者が自信満々で良い事言っているので褒めてあげると喜びます。
□感想
攻撃されたショックはずっと心に残り、
妖怪君と縁が切れた事も悲しい。
(まあ最後はこっちから切ったが)
ただ、今回文章にしてとてもよかった。
スポーツの世界では常識だが、自分のフォームを動画で撮ったりする。
ビジネスマンもプレゼン資料などを見比べ、デザインやワードの研鑽を重ね向上する。
しかし日常において我々が自分を客観視する機会はあまりにも少ない。
今回、そういう意味で文面化する事により、
自分をより理解する事が出来た。
ボクは『怒り』の定義をきちんと持つ。
怒りとは、期待を下回った時に生まれる感情だ。
ボクはブチギレて妖怪君を詰めまくったが、
――ではどこに怒りがあったのか。
その細部が文面化する事で見えてきた。
・人を貶めるウソをついて攻撃してきた。
・あんなに良くして上げたボクを裏切った。
・ボクよりも初対面の相手に生贄として差し出した。
・攻撃した後、自分は反撃を喰らわないように逃げる卑怯者の性根
・ボクは『名前が大事』と知っていながら踏みつけられた
上記のどれか。
あるいは複合か、全てか。
そう思っていたが、実はそうじゃないと書いていて気付かされた。
『名前が大事』とは書いたが、
妖怪君や一生会わないであろう初対面のバーテンダーにどう思われようが、ボクは興味はない。
興味はない、と言いながら、では何故ボクはあんなに憤ったんだ?
自問自答を繰り返した。
深層心理では周囲の目を気にしている?
→うーん、しっくり来ない。でも、怒るという事はそういう事か?
嘘ついてまで貶める攻撃をしてきたから。
→まあそれはそう。それはそうで、苛つくが、妖怪君が卑怯者というのは以前から知っていた。
ボクよりも初対面のバーテンダーを優先させた
→これは……大きい。これが確信に近い。
文を連ねるうちに、その正体がわかった。
『妖怪君が頭が悪い事』
何故ならコレは妖怪君にとって非常に悪い展開だ。
ボクといういつでも愚痴を聞いてもらえる装置を失った。
それだけでなく「お前は卑怯者だ」と関係値のある者に流布され正体がバレる可能性がある。
これは絶対避けたいはずだ。(まあ残念ながらみんな気付いているんだが)
ふーーーーむ、なるほど。
(まあ残念ながらみんな気付いているんだが)
↑これを書いた時にまた理解した。
そうか、妖怪君は頭が悪かったんだ。
それなのにボクは、年下の子供を諭すように接する事をせず、
同じ目線であるかのように話してしまった大きなミスを犯していた。
なるほどなーーーー。なるほど。
そうなるとボクがただのアホで、未熟だな。
うーーん、よかった。
文章にして。大変勉強になった。
もっともっともっと、色々考えて勉強しないと。
未熟だなーと思う自嘲する一方、新しい学びと改善が示せた事が嬉しい。
妖怪君が頭が悪いと『個体を限定的』に指す言い方も少し違うか。
世の中の多くの人間は幼稚である。
IQやEQが低い、と端的に切り捨てる話ではない。
書く、という自分を俯瞰して見るトレーニングを重ねている者と
そうでない者の差が明確に出ているだけだ。
(※EQ:Emotional Intelligence Quotient(こころの知能指数))
これだけ書き続け、これだけ向き合い続けた自分が
まだまだまだまだ成長できるのかと思うと、嬉しくなる。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる