俺の異世界転生は、どうしようもなく間違っている件

神荒威素

文字の大きさ
19 / 28
異世界転生、馴染んだ次は、バトル三昧。……マジか!

第19話作戦

しおりを挟む
化け物を倒した俺たちは、あの後りむさん、と仙歌さん。と合流。
 そのあと、留守番をしていたきるさん、わらびちゃん、そして三日月さんを初めて、パラダイスの面々と仙歌組の親睦を深める食事会をした。
 だが、ここはあえて触れない。ぶっちゃけ思い出したくもない……
 そして、食事会を終えてた俺を含めた、仙歌組とパラダイスのマギアを持ちは、バトラーとの交戦のための作戦会議をすることになった。

「それじゃぁ、対バトラーについての事を考えようか」

「あの、その前にバトラーってどんなチーム何ですか?」

とケイヤが言うと

「そうよ、りむ。私達そもそもバトラーのチームの事そんなに知らないんだけど」

それに続いて村正もそう言った。
確かにそうだよな。俺らが知ってることなんてバトラーは、スゲー強いチームって事しか知らないんだよなー。

「そうだねー。そんじゃ改めて確認のために振り返ろうかな。
 まず、バトラーって言うのは、知っての通り南のチームの代表見たいなチームなんだよね。
 そんで仙歌組、私達パラダイスと同じ初期のチームでもあるわけよ」

へー。パラダイスと仙歌組、バトラーって結構昔からあるのか。
 って事は、先代のリーダーとかいるのかな?

「で、リーダーは智異慈羅ちりじらデンカちゃん。その下に4人のマギア使いがいる訳」

へーって! えっ! そって5人のマギア使いがいるってわけかよ!
 確かにそれなら仙歌さんが戦っても負けるよな。確かに仙歌さんは強いけど、それでも仙歌組とバトラーじゃぁ戦力が違いすぎる。

「因みに、その下に男達がめっちゃいる」

男ってあのモヒカン達か。
 どう考えても数だけならパラダイスや仙歌組よりぜってー多いよな。

「プラスあちらのマギア使いの殆どがシンギュラリティに達していやがる」

と仙歌さんが言った。
新ギュラリティ? なんだそれ?俺が首を捻っていると剣が教えてくれた。

「シンギャラリティとは、本来はAIが成長して達する人間の知能を超え、人間の生活に大きな影響を与える事を指す。
 だがここでのシンギュラティとは、マギアとその持ち主がある一定の親和性に達した時にマギアが一時的に進化する事をさす」

あー、そういえば前三日月さんがそんな事言ってたよなー。
 まぁその三日月さんは、船を漕いでるんだけど。まだおいおい、まだ8時だぞ。
 ん? まてよ

「あの、そのシンギュラリティってこっちは、誰ができるんですか?」

「ハイハイ! 私と兼定君! 後、今埜っち」

へー! ていうか剣もできるんだな……ってまてーー!!!
 あーいやいや落ち着けー。俺、シンギュラリティってのができるのは、こっちは3人であっちが5人。でも、こっちの方が数は多いし。

「あっ、戦力的まだ余裕と思ってる炎乃っちにアドバイス。シンギュラリティに達したマギア使いに達していないマギア使いが何人束になっても普通勝てないよ」

マジかーーー! 聞きたくなかった! そんな事実! えーマジかよー。

「それに、さすがにここ全員をバトラー戦に投資する事はできないしねー。ほら、本拠地の整備とかあるし」

だよなー。死人とか、あのヒャッハー集団とか俺らの事情関係なくくるもんなー。

「と、そこで私に1つ提案がありまーす!」

とハイテンションでりむさんが手を上げる。
 基本この人はテンションが高い。天然っていうか、豪胆というか。ハッキリ言ってスゲー羨ましい!

「何だよ、作戦って」

「ふふふふ。それは! 話し合い!」

ガギーーン
りむさんが言い終わると同時にきるさんの黒い刀4本がりむさんの周りに突き刺さり、仙歌そんの鎌がりむさんの頬をかすめた。
 おいおい、マジかよ。まぁ、今のは、りむさんが悪いと思うけど。
 本当この世界に来て常々思うけど。ここの人達のジョークって結構命かかってんだよな。

「りむ、私の嫌いなもの知ってるからそれは、くだらねー冗談を言う事だ」

「りむ、俺は今無性に腹が立っているんだが、どうすれば良い?」

あー仙歌さんときるさんがスゲー怒ってるよ。
 こえーー!

「ま、まってまって、少しは私の話聞いてよぉー」

涙目のりむさんの懇願に2人はバツが悪そうに武器を下ろした。

「ありがと流石! 心の友よ!」

「「いいから早く言え!」」

「もぉ、2人ともせっかちなんだから。私が言っているのは話し合いはだよ」

「暗殺ってお前、どうやってするんだよ」

「ふふふ、それは」

と言い、作戦を皆んなに話し合った。
 成る程なぁー。ってか

「剣! お前そんな事できたんだな!」

「何を今更」

「いやスゲーよ」

「あんまり褒めるな!」

そう言い剣は、そっぽを向いたが顔が赤いため満更ではないのだろう。

「じゃぁ、作戦はこれで良いんだな?」

「まぁ、いいんじゃないか」

「意義なし」

「別に私は」

という事で、りむさんの作戦を実行ということになった。

その後、夜は危険ということでパラダイスの面々も今日はここに泊まることになった。
 俺は、解散するのを見計らい村正を読んだ。

「なぁ、村正少し付き合ってくれないか?」

「はっ。いやよ」

即答だった。だが諦めない! 今日こそは!

「頼む!」

「いや!」

「頼む」

というのが何度か続いたが今度放出でもらうクッキーを半分やるというので承諾してくれた。
 甘いものが手に入らないとはいえチョレーと、俺は思った。
 そして、ついたのは俺がよく仙歌さんと訓練をする場所だ。

「それで、何のようよ」

村正は、冷たくそう言った。まぁ、女子をこんなところに連れてくるとか余裕で俺不審者だよな。
 だが! 俺は!

「あの時は、ごめん! お前の気も知らずに」

と言い頭を下げた。直角90度。

「はっ、何それ?」

「いやだから前、俺お前に詰め寄って色々聞き出そうとしたじゃねーか。そのずっと悪い屠思ってて。
 俺、これ! って決めつけると周りが見えなくなる癖があって。本当にすまん!」

「はぁ、別に良いわよ。もう。」

「けどよ」

「本当に良いの。言っておくけど、別に記憶喪失って慣れると別にそう悲しくはならないわよ。別に私を知っている奴がいるわけでも、記憶を取り戻して欲しいって願う奴もいないしね。」

そう言った村正の姿は、どこか寂しそうで儚げに見えた。
 たまに俺は思う。
(あーここの人達は俺のいた世界の人と圧倒的に違うんだ、って)
 さっきの話し合いのりむさんの対応だって俺たちの世界なら犯罪だ。
 けど、それぐらいバカ騒ぎしないとこんな世界じゃぁ生きていけのだろう。
 実際俺もこんな世界に生まれてたらりむさんに同じ事をしていただろう。
 一歩外を歩けばいつ死んでもおかしくない。残酷な世界。
 きっと、村正もこうは言っているが自分を偽っている。じゃないと、俺が村正に詰め寄った時怯えたのはおかしいし、もし気にしていないのなら自分で言っていた。
 コイツは、それだけ強い女の子なのを俺は知っている。
 それに、誰もお前の記憶が戻る事を望んでいないなんてそんなの、そんなのって、悲しいだけだろう。
 俺は、そう思っていると不意に村正の手を掴んだ

「だったら俺がお前の記憶が戻る事を望んでやる!
 だからそんな、悲しそうなかおすんなよ!」

「悲しそうな顔なんして」

「してた!」

「……うるさいわね」

「俺の知ってる村正杏奈は、いつも俺らを見下している嫌な奴だ」

「悪かったわね!」

「けど、俺を見下せるくらい強い女の子だ! そんで、俺の憧れだ! だから、だからそんな香りすんなよ」

って、俺何言ってんだ! あぁ悪癖をら気を付けようって思ったそばから! クッソ! スゲー恥ずかしい!
 俺は、おずおずと村正の方を見ると何故か村正は顔を赤くしていた。
 うわー! 俺聞いてる奴の方が恥ずかしいなるセリフ言ってしまった!

「ありがと」

え?

「私をそんなふうに思っててくれて」

は?

「何でお前が俺にお礼を言うんだよ。お礼言うのは、こっちの方なんじゃ」

「だから! 私なんか憧れていてくれてありがと! って言っんの!」

「いや、逆に憧れる要素しかないだろ」

「どこにあんのよ私に。私なんかより、りむとかの方が憧れる場所沢山あるわよ」

んーまぁ、けどあの人場合性格がなー。まぁ尊敬するところも沢山あるんだけど。

「それでも俺はお前を尊敬する。お前ぐらいカッコいい女の子なかなかいないぜ」

「あっそ。まぁそんなにいうなら勝手に憧れてなさい。けど、失望しても知らないわよ」

「するかよ」

「あっそじゃぁ、せいぜい私があんたの期待に応えられるように祈っとくことね」

そう言い村正は、訓練場を出て行った。
 その背中は、どこか誇らしさというか嬉しさというか。
 まるで、小さい子が親に褒められ誇っている。そんな子供っぽさを俺は感じて、不覚にも可愛いと思ってしまった。




 




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ
ファンタジー
 アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

処理中です...