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第一章 龍の料理人
第7話
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そして夜が更け……カミルは満腹になってもう寝てしまったが、私は一人厨房に立っていた。
その理由は、明日への仕込みをするためだ。
「ふぅ……さて、やるか。」
明日への仕込み……と言ってもただブイヨンを引くだけだが、何せコカトリスの骨が大きいから大量のブイヨンを引くことになる。
「先ずはコカトリスの骨を軽く焼こう。」
熱したフライパンに適当に切り分けた骨を入れて、軽く焼き色をつける。
本来なら鶏ガラというのは多少肉が付いているものだが、カミルは本当に綺麗に肉を平らげてしまったため、骨しかない。
この骨から最大限に旨味を引き出すために一度軽く焼くのだ。
そして焼き色がついた骨を寸胴鍋に移す。後はここに今日採った香味野菜とかを入れて長時間煮込んで野菜と鶏の出汁を引き出す。
「野菜は今日採ったやつを全部使おうか。」
多分全部使わないと骨の旨味と調和しない。まぁ野菜の問題は明日にでもカミルと相談しよう。
今日採った野菜をしっかりと洗い、皮ごと骨が入っている寸胴鍋に入れていく。そして鍋いっぱいに水を入れてコンロに火をつけた。
「よしよし、あとはこれで煮込むだけだな。」
軽く三時間ぐらい煮込めばいいかな。そしたらゆっくりと今夜一晩時間をかけて冷ませば……明日には使えるだろう。
そしてじっくりとコトコト時間をかけて煮込み、きっちりと野菜と骨の旨味を引き出したことを確認したので火を止め鍋に蓋をして私はカミルに与えられた部屋へと戻った。
こうして私の異世界での一日目は幕を閉じた。
◇
そして次の日……
「ミノルぅ~……朝じゃぞ~。」
「……ん?くぁ……」
ゆさゆさとカミルに体を揺さぶられ私は目を覚ました。
「おはようカミル。」
「うむ、おはようなのじゃ。」
お互いに朝の挨拶を交わす。さて、カミルに朝食を作らないといけないな。ふかふかのベッドから体を起こし、一つ背伸びをする。
「さて、じゃあ厨房に行ってこようかな。昨日の夜に仕込んでたやつがあるんだ。」
「!?」
厨房に向かおうとするとカミルの体がびくりと震えた。そしてなぜか私を厨房から遠ざけようとしてくる。
「ま、まぁちょ、ちょっとゆっくりしてもよ、良いのではないか?ほ、ほれまだ起きたばっかりじゃろ?」
「ん?なんだ?おなか減ってないのか?」
「う、うむ……。」
何やらカミルの様子がおかしい。顔から冷や汗がだらだらと流れているし、私と視線も合わせようとしない。これはもしかして……。
「カミル……まさか厨房に置いてあったスープ……。」
「の、飲んでないのじゃっ!!」
飲んでないと言い張っているが明らかに視線が泳いでいる。
「……本当に?」
「うっ……。」
じ~……っとカミルの泳ぎに泳ぎまくっている目を真っすぐに見つめると、ついに私の視線に耐えられなくなったカミルは白状した。
「う~~っす、すまないのじゃあ~ッ!!ミノルが作ったそのすーぷとやらは妾が飲み干してしもうた!!」
目の前で土下座のような形でひれ伏しながらカミルは謝った。涙ながらに謝るカミルの頭を私はぽんぽんと撫でながら私は問いかけた。
「美味しくなかっただろ?」
「ふえっ?お、怒らないのか?」
「別にカミルに飲んでもらう予定だったものだからな。で、味はどうだった?」
「あ、味は……なんというか無いに等しかったの。あの中に入っていた草は甘かったが……。」
「やっぱりな。まっ頭を上げてくれ、つまみ食い程度で怒ったりはしないさ。」
今更つまみ食い程度で怒ったりはしない。エデンで働いていたころも他の料理人のやつらが私の味を盗もうと、私の目を盗んで何度もつまみ食いしてたしな。
まぁせっかくならより美味しい状態で食べてほしかったが……こうなってしまった以上仕方ないだろう。
「うぅ申し訳ないのじゃぁ~。」
「大丈夫だ。それよりも、申し訳ないって思ってくれてるなら……今日の狩りに私を同行させてくれないか?」
「き、危険じゃぞ?」
「危険なのは承知だ。だが生憎この城の中庭にはもう野菜と呼べるような植物はない。ないなら採りに行くか、買いに行くかしないといけないだろ?」
「うむぅ、そうかもしれぬが……ならば絶対に妾の近くから離れないと約束できるか?」
「約束する。」
私が約束すると言うと、カミルは少し悩んだ末に首を縦に振った。
「わかったのじゃ。ミノルの身は妾が守ろう。ただし、本当に妾のもとを離れるでないぞ?」
「あぁ、もちろんだ。」
さすがに獣相手にただの人間の私が勝てるとは思っていない。私がいた地球という世界でさえ獣相手に素手で勝てる人間はいない。
ここはもう素直ににカミルに従うしかない。仮に私が魔法で自分の身を守れるのならよかったのだろうが……生憎使える魔法はインベントリしかないからな。
「ミノルほど胆力のある人間はおらぬな。普通の人間であれば魔物がはびこっているところになんぞ人間は行きたがらないものじゃが。」
「普通はそうだろうな。ただ私は料理人だ。料理を作るためならば危険は顧みない。」
「異世界の料理人とやらは皆ミノルのような人間なのか?」
「私のように本当に料理に打ち込んでいるような人間はごくわずかさ。」
地球上でいったい何人いるだろうな?料理になら命をかけられるという人間が……。数えられるぐらいの人数しかいないのではないだろうか。
「そうか……っとさてそろそろ狩りに出るとしようかの。」
「あぁ、よろしく頼む。」
私はカミルの後に続き中庭へと向かう。カミルは中庭に着くと変身を解いて元のドラゴンの姿に戻り、私のことを両手で持ち上げた。
そして翼を大きく羽ばたかせ一気に空へと飛びあがった。
「さて、今日は何を狩ろうかの~。」
「カミルが食べたいものを狩ればいいさ。」
「妾が食べたいもの~か。昨日はコカトリスを食べたからの~……今日はキラーフィッシュでも狩りに行くかっ。」
目標を定めたカミルは一気に加速し、そのキラーフィッシュとやらが生息している場所へと向かう。
キラーフィッシュか……名前から察するに魚なんだろうが、いったいどんな魔物なんだろうな。今から調理するのが楽しみだな。
その理由は、明日への仕込みをするためだ。
「ふぅ……さて、やるか。」
明日への仕込み……と言ってもただブイヨンを引くだけだが、何せコカトリスの骨が大きいから大量のブイヨンを引くことになる。
「先ずはコカトリスの骨を軽く焼こう。」
熱したフライパンに適当に切り分けた骨を入れて、軽く焼き色をつける。
本来なら鶏ガラというのは多少肉が付いているものだが、カミルは本当に綺麗に肉を平らげてしまったため、骨しかない。
この骨から最大限に旨味を引き出すために一度軽く焼くのだ。
そして焼き色がついた骨を寸胴鍋に移す。後はここに今日採った香味野菜とかを入れて長時間煮込んで野菜と鶏の出汁を引き出す。
「野菜は今日採ったやつを全部使おうか。」
多分全部使わないと骨の旨味と調和しない。まぁ野菜の問題は明日にでもカミルと相談しよう。
今日採った野菜をしっかりと洗い、皮ごと骨が入っている寸胴鍋に入れていく。そして鍋いっぱいに水を入れてコンロに火をつけた。
「よしよし、あとはこれで煮込むだけだな。」
軽く三時間ぐらい煮込めばいいかな。そしたらゆっくりと今夜一晩時間をかけて冷ませば……明日には使えるだろう。
そしてじっくりとコトコト時間をかけて煮込み、きっちりと野菜と骨の旨味を引き出したことを確認したので火を止め鍋に蓋をして私はカミルに与えられた部屋へと戻った。
こうして私の異世界での一日目は幕を閉じた。
◇
そして次の日……
「ミノルぅ~……朝じゃぞ~。」
「……ん?くぁ……」
ゆさゆさとカミルに体を揺さぶられ私は目を覚ました。
「おはようカミル。」
「うむ、おはようなのじゃ。」
お互いに朝の挨拶を交わす。さて、カミルに朝食を作らないといけないな。ふかふかのベッドから体を起こし、一つ背伸びをする。
「さて、じゃあ厨房に行ってこようかな。昨日の夜に仕込んでたやつがあるんだ。」
「!?」
厨房に向かおうとするとカミルの体がびくりと震えた。そしてなぜか私を厨房から遠ざけようとしてくる。
「ま、まぁちょ、ちょっとゆっくりしてもよ、良いのではないか?ほ、ほれまだ起きたばっかりじゃろ?」
「ん?なんだ?おなか減ってないのか?」
「う、うむ……。」
何やらカミルの様子がおかしい。顔から冷や汗がだらだらと流れているし、私と視線も合わせようとしない。これはもしかして……。
「カミル……まさか厨房に置いてあったスープ……。」
「の、飲んでないのじゃっ!!」
飲んでないと言い張っているが明らかに視線が泳いでいる。
「……本当に?」
「うっ……。」
じ~……っとカミルの泳ぎに泳ぎまくっている目を真っすぐに見つめると、ついに私の視線に耐えられなくなったカミルは白状した。
「う~~っす、すまないのじゃあ~ッ!!ミノルが作ったそのすーぷとやらは妾が飲み干してしもうた!!」
目の前で土下座のような形でひれ伏しながらカミルは謝った。涙ながらに謝るカミルの頭を私はぽんぽんと撫でながら私は問いかけた。
「美味しくなかっただろ?」
「ふえっ?お、怒らないのか?」
「別にカミルに飲んでもらう予定だったものだからな。で、味はどうだった?」
「あ、味は……なんというか無いに等しかったの。あの中に入っていた草は甘かったが……。」
「やっぱりな。まっ頭を上げてくれ、つまみ食い程度で怒ったりはしないさ。」
今更つまみ食い程度で怒ったりはしない。エデンで働いていたころも他の料理人のやつらが私の味を盗もうと、私の目を盗んで何度もつまみ食いしてたしな。
まぁせっかくならより美味しい状態で食べてほしかったが……こうなってしまった以上仕方ないだろう。
「うぅ申し訳ないのじゃぁ~。」
「大丈夫だ。それよりも、申し訳ないって思ってくれてるなら……今日の狩りに私を同行させてくれないか?」
「き、危険じゃぞ?」
「危険なのは承知だ。だが生憎この城の中庭にはもう野菜と呼べるような植物はない。ないなら採りに行くか、買いに行くかしないといけないだろ?」
「うむぅ、そうかもしれぬが……ならば絶対に妾の近くから離れないと約束できるか?」
「約束する。」
私が約束すると言うと、カミルは少し悩んだ末に首を縦に振った。
「わかったのじゃ。ミノルの身は妾が守ろう。ただし、本当に妾のもとを離れるでないぞ?」
「あぁ、もちろんだ。」
さすがに獣相手にただの人間の私が勝てるとは思っていない。私がいた地球という世界でさえ獣相手に素手で勝てる人間はいない。
ここはもう素直ににカミルに従うしかない。仮に私が魔法で自分の身を守れるのならよかったのだろうが……生憎使える魔法はインベントリしかないからな。
「ミノルほど胆力のある人間はおらぬな。普通の人間であれば魔物がはびこっているところになんぞ人間は行きたがらないものじゃが。」
「普通はそうだろうな。ただ私は料理人だ。料理を作るためならば危険は顧みない。」
「異世界の料理人とやらは皆ミノルのような人間なのか?」
「私のように本当に料理に打ち込んでいるような人間はごくわずかさ。」
地球上でいったい何人いるだろうな?料理になら命をかけられるという人間が……。数えられるぐらいの人数しかいないのではないだろうか。
「そうか……っとさてそろそろ狩りに出るとしようかの。」
「あぁ、よろしく頼む。」
私はカミルの後に続き中庭へと向かう。カミルは中庭に着くと変身を解いて元のドラゴンの姿に戻り、私のことを両手で持ち上げた。
そして翼を大きく羽ばたかせ一気に空へと飛びあがった。
「さて、今日は何を狩ろうかの~。」
「カミルが食べたいものを狩ればいいさ。」
「妾が食べたいもの~か。昨日はコカトリスを食べたからの~……今日はキラーフィッシュでも狩りに行くかっ。」
目標を定めたカミルは一気に加速し、そのキラーフィッシュとやらが生息している場所へと向かう。
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