87 / 200
第一章 龍の料理人
第86話
しおりを挟む
私はアベルのその依頼を受けることにした。理由は極めて単純……まず私が提示した情報という報酬があること。アベル自身から色々な情報が聞き出せるのは、かなりこちらにとっては有益になる。
そして次に……エルフとの同盟が成立すれば、今のこの暮らしをより豊かに、平和にできると思ったからだ。なんだかんだ私も今のこの生活を気に入っているしな。
「……さて、じゃあカミル。ちょっと書庫を借りるぞ?ちょっと調べたいものがある。」
「む?べ、別に構わんが詳細を聞かなくて良いのかの?」
「あぁ、問題ない。私に依頼された仕事はエルフの王アルマスに料理を作ること……ただそれだけだからな。」
カミル達が食べたものの後片付けを終えた私は、書庫へと向かうため厨房を後にした。
私が調べたかったもの……それはエルフの食文化だ。以前聞いた話ではエルフは肉や魚を食さない菜食主義だと聞いた。もしそれが本当なのであれば作る料理は大幅に限られてくる。
書庫に着いた私は早速エルフの食文化に関する本を漁り始めた。
「え~……エルフの食文化……食文化……っと」
数多ある本の中からエルフの食文化に関して記してある本を探すが……なかなか見つからない。根気よく見逃さないように探しているのだが……見つからない。
「なかなか見付からないな。」
まだたくさん本はあるし……これはなかなか骨が折れるな。
まだ時間がかかりそうだ……と頭を抱えていると、私の前に不自然に本棚の一番上の段から一冊の本が落ちてきた。
「お?」
この光景には妙に既視感がある。たしか前……初めてここに入ったときにも、本が落ちてきたな。あのときは頭の上に落ちてきたが。
落ちてきた本を手に取ると、そこにはエルフの言葉で『エルフのための料理本』……と書いてあった。その本の題名を確認した後、私は誰もいないはずの空間に問いかける。
「誰か……いるのか?」
まさか霊的なものじゃないだろうな……。たが、こんなに私が探しているものが勝手に目の前に出てくるってことは、それもあり得ない話じゃない。
しかしながら、私の声に答えるものは誰もいなかった。……代わりに、本棚の隙間からひょっこりと見覚えのある尻尾がゆらゆらとはみ出しているのが目に入った。
「頭隠して尻隠さず……ならぬ頭隠して尻尾隠さず……か。」
心のなかでほっこりとした気持ちになりながらも、私はそのゆらゆらと揺れている尻尾の方へと歩みを進めた。
私の足音が近づくにつれ、尻尾がピクンピクンと反応している。そして間近に近付くと、尻尾はピンと立ってしまった。
「ノノ?いるんだろ?」
そう声をかけると、本棚からひょっこりとノノが顔を出した。
「あぅ……お師しゃま。ごめんなしゃい。」
「ん?謝ることはないぞ?別に着いてきたらダメ……とは言ってないしな。」
不安そうに私に向かってペコリと謝るノノの頭をポンポンと撫でながら私は言った。
「それじゃあせっかくノノもここに来たし……ちょっと今日見た事についておさらいしようか。」
そう言うと、ノノはぱぁ~っと表情を明るくして大きく頷いた。
「は、はいっ!!」
「そういえば……ノノって字は書けるのか?」
「はいっ!!獣人語と……お師しゃま方の言葉は書けましゅ!!」
「2ヵ国語も書けるのか。凄いじゃないかノノ。」
こんな小さい子供なのに既に2ヵ国語をマスターしていることに、感心した私はより一層ノノの頭を撫でた。
「えへへ……。」
「おさらいするって言っても何か書くものが必要だな。」
メモ帳か何かがあればいいんだが……。そんな時、私がここに呼び出された経緯などが書いてあったあの本の大半が白紙であることを思い出した。
「これでもいっか。はい、ノノ……この本の白紙のページを使って今日見たこと……そして気が付いたこと、学んだことを記すといい。」
「え!?で、でも……これって。」
「いいんだ。私にはもう必要ないものだからな。」
カミルに後でこの本の内容を教えてくれ……と言われていたが、カミル自身忘れているようだし問題ないだろう。
まぁ、もし仮にその話題が出たときは……何とか誤魔化すとしよう。
「あ、ありがとうございましゅ!!お師しゃま!!」
「あぁ、それじゃあ私も私で本を読むことにするから……わからないことがあったら聞くといい。」
日本でなら腐るほど料理の文献はあるから自分で調べろ……と言うところだが。この世界はそうもいかない。しっかりとしたことを教えてあげなければ、ダスティのように味というものがわからない奴に堕ちてしまう。
そしてノノが何かを本に記し始めたのを見て私もエルフの料理本に目を通すことにした。一通りパラパラと目を通してみた限り、本当に肉や魚を使った料理というものは存在していないようだ。記されているレシピはどれもこれも野菜や果物を生のまま切って盛り合わせたもの。分かりやすく言えば……この本はフルーツ、サラダのレシピ本と言ったところだろう。
「なるほどな。どうやら本当にエルフは菜食主義の文化らしいな。」
それならそうでメニューは組みやすい。だが、ただ野菜や果物だけと分かるようなものは面白くない。何かインパクトがあるものを作りたいな。
さて……エルフの食文化がわかったところで、次はエルフの国周辺でしか取れない野菜や果物を調べたいところだが……流石にこの書庫にそこまでを記したものはないだろう。となれば……。
「ふぅ……また明日エルフの国に赴かないといけないな。」
使う食材はエルフの国で取れるものに絞る。それらを見た上でメニュー構成を考えよう。
そして次に……エルフとの同盟が成立すれば、今のこの暮らしをより豊かに、平和にできると思ったからだ。なんだかんだ私も今のこの生活を気に入っているしな。
「……さて、じゃあカミル。ちょっと書庫を借りるぞ?ちょっと調べたいものがある。」
「む?べ、別に構わんが詳細を聞かなくて良いのかの?」
「あぁ、問題ない。私に依頼された仕事はエルフの王アルマスに料理を作ること……ただそれだけだからな。」
カミル達が食べたものの後片付けを終えた私は、書庫へと向かうため厨房を後にした。
私が調べたかったもの……それはエルフの食文化だ。以前聞いた話ではエルフは肉や魚を食さない菜食主義だと聞いた。もしそれが本当なのであれば作る料理は大幅に限られてくる。
書庫に着いた私は早速エルフの食文化に関する本を漁り始めた。
「え~……エルフの食文化……食文化……っと」
数多ある本の中からエルフの食文化に関して記してある本を探すが……なかなか見つからない。根気よく見逃さないように探しているのだが……見つからない。
「なかなか見付からないな。」
まだたくさん本はあるし……これはなかなか骨が折れるな。
まだ時間がかかりそうだ……と頭を抱えていると、私の前に不自然に本棚の一番上の段から一冊の本が落ちてきた。
「お?」
この光景には妙に既視感がある。たしか前……初めてここに入ったときにも、本が落ちてきたな。あのときは頭の上に落ちてきたが。
落ちてきた本を手に取ると、そこにはエルフの言葉で『エルフのための料理本』……と書いてあった。その本の題名を確認した後、私は誰もいないはずの空間に問いかける。
「誰か……いるのか?」
まさか霊的なものじゃないだろうな……。たが、こんなに私が探しているものが勝手に目の前に出てくるってことは、それもあり得ない話じゃない。
しかしながら、私の声に答えるものは誰もいなかった。……代わりに、本棚の隙間からひょっこりと見覚えのある尻尾がゆらゆらとはみ出しているのが目に入った。
「頭隠して尻隠さず……ならぬ頭隠して尻尾隠さず……か。」
心のなかでほっこりとした気持ちになりながらも、私はそのゆらゆらと揺れている尻尾の方へと歩みを進めた。
私の足音が近づくにつれ、尻尾がピクンピクンと反応している。そして間近に近付くと、尻尾はピンと立ってしまった。
「ノノ?いるんだろ?」
そう声をかけると、本棚からひょっこりとノノが顔を出した。
「あぅ……お師しゃま。ごめんなしゃい。」
「ん?謝ることはないぞ?別に着いてきたらダメ……とは言ってないしな。」
不安そうに私に向かってペコリと謝るノノの頭をポンポンと撫でながら私は言った。
「それじゃあせっかくノノもここに来たし……ちょっと今日見た事についておさらいしようか。」
そう言うと、ノノはぱぁ~っと表情を明るくして大きく頷いた。
「は、はいっ!!」
「そういえば……ノノって字は書けるのか?」
「はいっ!!獣人語と……お師しゃま方の言葉は書けましゅ!!」
「2ヵ国語も書けるのか。凄いじゃないかノノ。」
こんな小さい子供なのに既に2ヵ国語をマスターしていることに、感心した私はより一層ノノの頭を撫でた。
「えへへ……。」
「おさらいするって言っても何か書くものが必要だな。」
メモ帳か何かがあればいいんだが……。そんな時、私がここに呼び出された経緯などが書いてあったあの本の大半が白紙であることを思い出した。
「これでもいっか。はい、ノノ……この本の白紙のページを使って今日見たこと……そして気が付いたこと、学んだことを記すといい。」
「え!?で、でも……これって。」
「いいんだ。私にはもう必要ないものだからな。」
カミルに後でこの本の内容を教えてくれ……と言われていたが、カミル自身忘れているようだし問題ないだろう。
まぁ、もし仮にその話題が出たときは……何とか誤魔化すとしよう。
「あ、ありがとうございましゅ!!お師しゃま!!」
「あぁ、それじゃあ私も私で本を読むことにするから……わからないことがあったら聞くといい。」
日本でなら腐るほど料理の文献はあるから自分で調べろ……と言うところだが。この世界はそうもいかない。しっかりとしたことを教えてあげなければ、ダスティのように味というものがわからない奴に堕ちてしまう。
そしてノノが何かを本に記し始めたのを見て私もエルフの料理本に目を通すことにした。一通りパラパラと目を通してみた限り、本当に肉や魚を使った料理というものは存在していないようだ。記されているレシピはどれもこれも野菜や果物を生のまま切って盛り合わせたもの。分かりやすく言えば……この本はフルーツ、サラダのレシピ本と言ったところだろう。
「なるほどな。どうやら本当にエルフは菜食主義の文化らしいな。」
それならそうでメニューは組みやすい。だが、ただ野菜や果物だけと分かるようなものは面白くない。何かインパクトがあるものを作りたいな。
さて……エルフの食文化がわかったところで、次はエルフの国周辺でしか取れない野菜や果物を調べたいところだが……流石にこの書庫にそこまでを記したものはないだろう。となれば……。
「ふぅ……また明日エルフの国に赴かないといけないな。」
使う食材はエルフの国で取れるものに絞る。それらを見た上でメニュー構成を考えよう。
0
あなたにおすすめの小説
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
華都のローズマリー
みるくてぃー
ファンタジー
ひょんな事から前世の記憶が蘇った私、アリス・デュランタン。意地悪な義兄に『超』貧乏騎士爵家を追い出され、無一文の状態で妹と一緒に王都へ向かうが、そこは若い女性には厳しすぎる世界。一時は妹の為に身売りの覚悟をするも、気づけば何故か王都で人気のスィーツショップを経営することに。えっ、私この世界のお金の単位って全然わからないんですけど!?これは初めて見たお金が金貨の山だったという金銭感覚ゼロ、ハチャメチャ少女のラブ?コメディな物語。
新たなお仕事シリーズ第一弾、不定期掲載にて始めます!
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる