17 / 59
第1話 嘘から本気にさせられちゃった恋のおはなし。
1−17 *
「大丈夫、しっかり、ほぐす」
「ラルフ……ぅ……」
「っ。しがみつかれるの、いいな……」
緊張で腕をがっちり回してたみたいで、ラルフの声が少しだけ上擦った。でも、手は全然止まってくれない。
何度か入り口付近を往復しながら、ゆっくりと、割れ目にそうように、つぷりと指が侵入してきて。
「ぁ、ぁ、ぁのっ。ラルフ!」
「ん?」
「はじめてなのっ」
パニックになっちゃったままそんな告白をしちゃって、もっともっと混乱する。
だって、こんなの。
わたし。ちゃんとできるかわかんなくて。
「ん。光栄だ――」
「ぁぁっ……!」
「だからよけいにな? しっかりほぐさねえと」
知ってた、と言わんばかりの微笑みに、どうしていいかますますわからなくなる。
あわあわあわあわしてたら、彼が体をずらして、わたしに顔を寄せる。触れるだけの優しいキスをくれてから、あまってる方の手で頭を撫でてくれて。
「ちゃんと息しろ? な? 力抜いて――」
「ぅ、ど、してそんな余裕なの……」
「はっ。余裕なんてあるかよ?」
いやいや、あるでしょ。
でもラルフってば、わたしの疑問に笑って答えててさ。
じーって見てやったら、ぐしゃぐしゃと頭を撫でられて、耳元で囁かれる。
「安心しろ? ちゃんとする。オマエはただ、オレにまかせてたらいいから」
「っ」
「怖いなら、全部わかんなくするくらいどろどろにしてやってもいいが?」
「……初心者用で、オネガイシマス」
「りょーかい」
そのまま彼は、わたしの耳朶に口づけて、じゅ、って、そこにも舌をおしつけて。
「ひゃっ!?」
「ほら、リリー?」
「初心者用って、言った……!」
「ん? ああ、これ、好きなのか」
「ふぁ……!」
耳の穴まで舐められて、なんか、すごい音がする。
体がきゅっと縮こまるような感じがして震えると、わたしのなかに挿入ってた指が、ぐりぐりと強く押しつけられて、ますます体が震える。
だれも受け入れたことのなかったそこが、どんどんと押しひらかれてゆく。
「さすがに、狭いか――」
けれど彼は少し心配そうに呟き、体を起こす。ベッド脇の棚に手を伸ばしたかと思うと、なかからいくつか小さなものを取り出した。
そのうちの小さな瓶を両手に持って、栓を抜く。
無色透明の瓶には、なにやらとろりとした液体が入っていて、彼はそれをいくらか手に取り、再びわたしのなかに指を擦りつけるようにして。
……もしかしてこれは、ローションと呼ばれるものではないだろうか。
「あ、の……?」
「はじめてでそのままだと、さすがにキツいから。ほら」
「ぁ……っ」
一本の指を擦りつけるように何度も何度も出し入れされると、なんだか股の間がむずむず疼くような感じがして、落ち着かない。
しかもしばらくしていると、なんだか奥の方がぽかぽかして、疼きはじめて。
腰が勝手に動いちゃいそうになるけど、ラルフにがっちりとのし掛かられてるから、満足に動けない。
「こっちもな?」
「ひゃっ」
なんて、きゅってクリトリスをつねられて、わたしは体をねじっていた。
体が勝手にきゅんきゅん跳ねて、全然制御できない。
なかとそとを一緒にいじられると、むずむずと体の奥の方が変に熱くなってきて、妙な気分になって。
「ラルフ……らるふ、なんか、へん……」
「んー?」
「へんなかんじ、する」
「ん。もっと、変になっちまえ」
「っあ……!」
なんていじわる言って、ますますラルフはくりくりとわたしの敏感なところ弄ってきて。
塗り込まれた液体が妙に熱く感じて、わたしははくはくと息をした。
「スゲー、感触、変わってきた」
「?」
「濡れてきたんだよ。――わかるか? オマエの体から出たヤツが、混じってる」
「……っ」
「これなら二本イケっかな」
「ぁ……ラル……」
「ん――お、イケそー」
「ぅぅぅ、ラルフ。ラルフ……っ」
「しっかりほぐすからな? ホラ」
なんて、二本の指でなかを広げるようにぐいーって伸ばされて。
なかのざらざらしたとこにしつこいくらいに指の腹が押しつけられると、体の芯が、びくびくって震えそうになって。
「スゲー顔」
「っ、ど、どうせ変な顔だもんっ」
「なわけあるか。かわいいに決まってるだろ? ――ほら、キス」
「ぅ……」
「きーすー?」
これは、わたしからしろってことなんだよね。
わたしの気持ちはなんかふわふわ浮ついているというか、熱に浮かされたみたいになっているというか……彼にねだられたら、拒めない。
ゆっくり自分から顔を寄せると、彼も嬉しそうに目を細めて。
恥ずかしくて、唇くっつけるだけだったけど、彼の舌がツンツンしてくるから。つまり、受け入れろってコトで。
ちろっと唇開いたら、ゆっくり彼の舌が侵入してきて。わたしの舌の先と、ぶつかって。
そうやって段々と深くなっていくうちに、彼の指がどんどんとわたしのなかをひらいていく。
あなたにおすすめの小説
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】帳簿係の地味令嬢、商会の不正を見抜いて王宮に見出されました。
夏灯みかん
恋愛
王都の商工会議所で働く、地味な帳簿係エミリー。
真面目に記録をつけることだけが取り柄の彼女は、同僚から軽く扱われ、雑用を押しつけられる日々を送っていた。
そんなある日――エミリーは、孤児院への配給物資の記録に、わずかな“ズレ”があることに気づく。
数量は合っている。
だが、なぜか中身の重量だけが減っている。
違和感を覚えたエミリーは、自ら倉庫へ足を運び、現物を確認する。
そこで見つけたのは、帳簿では見えない“静かな不正”だった。
しかしその矢先――不正の責任を押しつけられ、職場から追い出されそうになってしまう。
それでもエミリーは諦めない。ただ一つ、自分が積み上げてきた“記録”を信じて。
「では、正式な監査をお願いいたします」
やがてその記録は、王宮の政務監査官リオンの目に留まり――
隠されていた不正はすべて暴かれる。
そして、彼女を軽んじていた者たちは、その代償を支払うことになる。
これは、地味で目立たなかった一人の帳簿係が、
“正しく記録した”ことで不正を暴き、王宮に見出されるまでの物語。
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
落ちて拾われて売られて買われた私
ざっく
恋愛
この世界に来た日のことは、もうあまり覚えていない。ある日突然、知らない場所にいて、拾われて売られて遊女になった。そんな私を望んでくれた人がいた。勇者だと讃えられている彼が、私の特殊能力を見初め、身請けしてくれることになった。
最終的には溺愛になる予定です。