70 / 75
最終章 さよなら摂理、ようこそ命の世界
ラインという異質な世界
しおりを挟む
動物、虫などといった生物しか存在しない自然の世界――ライン。
このラインで起こっている自然崩壊は地震だ。建造物などが存在しないラインだったから良かったものの、もしこれが他の世界だった場合被害は最悪を極めていただろう。
あらゆる家具や建造物は倒れ、住人たちはそれに押し潰され死に至る。震源が海だった場合は津波も起こっているだろう。だろうというか、インフェスタではラインより規模の小さい地震ではあるが実際その津波が起こっているのだが。
閑話休題。
ラインを襲う大地震は森の木々を揺らし、底から鳴り響くような轟音を生み出している。思わず耳を塞ぎたくなるような雑音に、未乃とハクヲは顔を歪めた。
「お前たち、地震の震源を探り私に報告しろ」
『『御意』』
ラインを訪れた未乃とハクヲは地震の影響を受けないよう、魔法で空中に佇んでいる。ハクヲは来て早々、地上で地震の揺れに耐えている獣たちにそう命じた。
ハクヲはどんな動物とでも意思疎通を図ることが出来る。なので獣たちの返事を聞くことが出来たのはハクヲだけだ。未乃に分かるのはハクヲが獣に話しかけたことだけで、会話が成立していることをその耳で判断できてはいない。
「ほう。これがハクヲ殿の力か。俺には聞こえんな」
「おや、そうなのですか?未乃さんでも出来ないことがあるのですね」
「ハクヲ殿、俺はただの神だ。出来ないこともある。まぁ、そういう魔法を今作れば獣の声も聞こえるだろうが」
ハクヲの獣を従える力を初めて見た未乃は感嘆の声を漏らした。そんな未乃を過大評価していたのか、ハクヲは意外そうに呟く。
神々の中で動物と意思疎通を図ることが出来るのはハクヲとリンファンぐらいだ。リンファンは動物を従える力を持っているわけではないが、その優れた聴覚で動物の声まで聞き取ることが出来るのだ。最早リンファンの力は音に関して言えば何でもありである。
とは言っても、未乃に限らず神々が本気を出せば獣との意思疎通はできないこともない。なのでハクヲはやはり過大評価などではなかったと思い直す。
ちなみに。ハクヲが獣たちに命令したことについてだが、何も彼らにライン中を駆け巡って震源を探れと言ったわけではない。
地震に耐えるだけで精一杯なこの状況で、そんなことを命じる程ハクヲは鬼ではないのだから。
ハクヲを含め、ラインに住まう獣たちはどこにいても意思疎通ができ、様々な情報を共有することが出来るのだ。
つまりあの命令はラインに住まう全ての獣に向けたもの。震源の近くにいる獣が情報をハクヲに伝えればいいだけなのだ。
「未乃さん。場所が分かりました。移動しましょう」
「あぁ」
配下である獣からの報告で震源地を特定したハクヲ。その場所を伝えられた未乃は転移の魔法でハクヲを連れ、その場所へと向かった。
「さてどうやって止めるか」
震源地まで訪れた未乃はわざとらしくそう呟いた。未乃がやろうと思えば地震を止める方法などいくらでもある。それを知っているのでハクヲは未乃の白々しい態度に思わず苦笑いを零した。
「少しずつ弱める方向で行くか。急に止めるのはあまり良くない」
「それが妥当でしょうね」
未乃は地上に向けて手を向けると魔法の方向性を固めた。これ程までの大地震を急に止めてしまうと、その反動でラインに住まう獣たちに被害を及ぼしてしまうのでそれは避けるべきだと判断したのだ。
未乃が魔法を発動するとラインを揺さぶる地震の威力は徐々に弱体化していく。そして数分後、地震は完全に収束した。
だが――。
「ん?また揺れ始めたな」
「……これはもしかすると、キリが無いかもしれないですね」
未乃が威力を消した地震は確かに収束した。だがまた別の震源地から、新たな地震が発生してしまったのだ。
ハクヲの推測が不本意ながら当たっていると感じた未乃は、これからの対策に頭を悩ませる。これではいくら地震を収めたところでまた別の地震が起こるだけで、ただの鼬ごっこになってしまうからだ。
「ふむ……どうしたものか」
片手で顎をつかみ顔を顰めた未乃はふと、ラインに住まう獣たちに視線をやる。彼らは今も地震の揺れに必死に耐えていて、唸り声を上げている者もいる。
そんな獣たちをじっと観察した未乃は何かをひらめいたようで、はっと顔を上げる。
「そうだ。俺の力をこいつらに譲渡するか」
「ほう。面白いことを思いつきますね」
まるで命の様な突拍子のないことを言い始めた未乃に、ハクヲは興味深そうな声を上げる。未乃が〝こいつら〟と称したのは当然ハクヲの配下である獣たちだ。
だが未乃の力というのは当然神力で、それを譲渡するということは即ち、世界の住人に神の力を分けるということだ。手放しで賛成できるものではないのでハクヲはその詳細を求める。
「この自然崩壊の原因が分からない以上、この地震はいくら止めようが再発するだろう。それならばこの地に住まう全ての者たちに俺の力を譲渡し、彼らにこの地震を止めてもらった方が効率はいい」
未乃の意見は一理あった。この世界で起こっている自然崩壊の原因は現在命が探っている。つまり命がその原因を潰すまで、この地震が本当の意味で収束することは無いのだ。
地震が起こるたびに震源地に向かい、未乃が魔法で止めるとなると効率が悪すぎる。なので獣たちに未乃の力を一時的に与え、震源地の近くにいる者が地震に対応するという案は悪くない。
「神の力を世界の住人に貸すというのはとても褒められる行為ではない。だが今回のような異常事態の場合、そんな悠長なことも言ってられないと思うのだ。ハクヲ殿の意見を聞きたい」
今未乃がしようとしていることは天界の暗黙の了解に思いっきり違反している。だが効率よくこの地震に対処しないことには、ラインの被害が広がるばかり。ここは自身よりもラインのことをよく知っているハクヲに未乃は判断を仰ごうと考えたのだ。
「そうですね。幸いなことにこのラインは他の世界ほど、天界の者の干渉を厳しく禁じてはいません。だからこそ私はこの者たちを従えることも出来ますし、命様もよくふらっとこのラインに訪れます。そこまで気にすることもないのでは?」
ラインは六つ存在する世界の中で最も異質な世界だが、その異なる特徴は動物や虫しか存在していないという点だけではない。
それが、天界の暗黙の了解に関して厳しく制限をかけていないという点だ。
その証拠に、命は暇があればこのラインを訪れ動物たちと戯れているのだ。命は何かしらの理由が無いと滅多に下界に姿を現さない。だがラインに関しては大した訪問理由が無くとも、命は気軽に遊びに来ているのだ。
命はその度に武尽から「一体どんな創造主だよ」という苦言を呈されているが、一切受け付けていない。武尽のツッコみは一〇〇パーセント無視が基本の命である。
そもそも天界の暗黙の了解は、世界の住人が堕落しないために掲げているものだ。堕落とは人間や他種族が神々の力に甘え、自身で行動しなくなることだ。
だがラインに住まう動物たちの場合、そもそも神々の力を利用しようと企てる程の思考力を有していないのだ。動物たちに備わっているのはただ一つ、天界の者に従う弱肉強食の理念のみ。
それらを踏まえ、ハクヲは未乃の提案を批判することは無かった。
「了解した。それならば、俺の力を存分に分け与えられるな」
ハクヲの意見を聞いた未乃は精悍な笑みを浮かべると、早速実行に移した。ラインに住まう獣たちは億単位を軽く超えてしまう程の数。それら全てに未乃と同等の力を与えるというのは、想像するのも恐ろしい程の魔力を有する。
だが未乃の所持する魔力は湯水のように溢れる、というより全く減らない。いくら使っても未乃の所持する魔力は消えたりしないのだ。これこそまさに神にのみ許されるチート能力――神力である。
未乃の力を譲渡したことで魔法を使えるようになった獣たちは早速行動に移ってくれた。
先刻までラインを襲っていた地震は徐々に弱まり、その内揺れは収まった。そしてまたしても別の地震が発生するとすぐさま獣たちが対応するので、揺れが大きくなる前に止めることが出来る。そしてこれの繰り返しである。
「流石は未乃さん。お見事です」
「いや、ハクヲ殿の神力もなかなか面白い。命殿がラインを好くのも理解できる」
何とかラインの自然崩壊の対処に成功したハクヲたちは、空から獣たちの奮闘を観察することにしたのだった。
このラインで起こっている自然崩壊は地震だ。建造物などが存在しないラインだったから良かったものの、もしこれが他の世界だった場合被害は最悪を極めていただろう。
あらゆる家具や建造物は倒れ、住人たちはそれに押し潰され死に至る。震源が海だった場合は津波も起こっているだろう。だろうというか、インフェスタではラインより規模の小さい地震ではあるが実際その津波が起こっているのだが。
閑話休題。
ラインを襲う大地震は森の木々を揺らし、底から鳴り響くような轟音を生み出している。思わず耳を塞ぎたくなるような雑音に、未乃とハクヲは顔を歪めた。
「お前たち、地震の震源を探り私に報告しろ」
『『御意』』
ラインを訪れた未乃とハクヲは地震の影響を受けないよう、魔法で空中に佇んでいる。ハクヲは来て早々、地上で地震の揺れに耐えている獣たちにそう命じた。
ハクヲはどんな動物とでも意思疎通を図ることが出来る。なので獣たちの返事を聞くことが出来たのはハクヲだけだ。未乃に分かるのはハクヲが獣に話しかけたことだけで、会話が成立していることをその耳で判断できてはいない。
「ほう。これがハクヲ殿の力か。俺には聞こえんな」
「おや、そうなのですか?未乃さんでも出来ないことがあるのですね」
「ハクヲ殿、俺はただの神だ。出来ないこともある。まぁ、そういう魔法を今作れば獣の声も聞こえるだろうが」
ハクヲの獣を従える力を初めて見た未乃は感嘆の声を漏らした。そんな未乃を過大評価していたのか、ハクヲは意外そうに呟く。
神々の中で動物と意思疎通を図ることが出来るのはハクヲとリンファンぐらいだ。リンファンは動物を従える力を持っているわけではないが、その優れた聴覚で動物の声まで聞き取ることが出来るのだ。最早リンファンの力は音に関して言えば何でもありである。
とは言っても、未乃に限らず神々が本気を出せば獣との意思疎通はできないこともない。なのでハクヲはやはり過大評価などではなかったと思い直す。
ちなみに。ハクヲが獣たちに命令したことについてだが、何も彼らにライン中を駆け巡って震源を探れと言ったわけではない。
地震に耐えるだけで精一杯なこの状況で、そんなことを命じる程ハクヲは鬼ではないのだから。
ハクヲを含め、ラインに住まう獣たちはどこにいても意思疎通ができ、様々な情報を共有することが出来るのだ。
つまりあの命令はラインに住まう全ての獣に向けたもの。震源の近くにいる獣が情報をハクヲに伝えればいいだけなのだ。
「未乃さん。場所が分かりました。移動しましょう」
「あぁ」
配下である獣からの報告で震源地を特定したハクヲ。その場所を伝えられた未乃は転移の魔法でハクヲを連れ、その場所へと向かった。
「さてどうやって止めるか」
震源地まで訪れた未乃はわざとらしくそう呟いた。未乃がやろうと思えば地震を止める方法などいくらでもある。それを知っているのでハクヲは未乃の白々しい態度に思わず苦笑いを零した。
「少しずつ弱める方向で行くか。急に止めるのはあまり良くない」
「それが妥当でしょうね」
未乃は地上に向けて手を向けると魔法の方向性を固めた。これ程までの大地震を急に止めてしまうと、その反動でラインに住まう獣たちに被害を及ぼしてしまうのでそれは避けるべきだと判断したのだ。
未乃が魔法を発動するとラインを揺さぶる地震の威力は徐々に弱体化していく。そして数分後、地震は完全に収束した。
だが――。
「ん?また揺れ始めたな」
「……これはもしかすると、キリが無いかもしれないですね」
未乃が威力を消した地震は確かに収束した。だがまた別の震源地から、新たな地震が発生してしまったのだ。
ハクヲの推測が不本意ながら当たっていると感じた未乃は、これからの対策に頭を悩ませる。これではいくら地震を収めたところでまた別の地震が起こるだけで、ただの鼬ごっこになってしまうからだ。
「ふむ……どうしたものか」
片手で顎をつかみ顔を顰めた未乃はふと、ラインに住まう獣たちに視線をやる。彼らは今も地震の揺れに必死に耐えていて、唸り声を上げている者もいる。
そんな獣たちをじっと観察した未乃は何かをひらめいたようで、はっと顔を上げる。
「そうだ。俺の力をこいつらに譲渡するか」
「ほう。面白いことを思いつきますね」
まるで命の様な突拍子のないことを言い始めた未乃に、ハクヲは興味深そうな声を上げる。未乃が〝こいつら〟と称したのは当然ハクヲの配下である獣たちだ。
だが未乃の力というのは当然神力で、それを譲渡するということは即ち、世界の住人に神の力を分けるということだ。手放しで賛成できるものではないのでハクヲはその詳細を求める。
「この自然崩壊の原因が分からない以上、この地震はいくら止めようが再発するだろう。それならばこの地に住まう全ての者たちに俺の力を譲渡し、彼らにこの地震を止めてもらった方が効率はいい」
未乃の意見は一理あった。この世界で起こっている自然崩壊の原因は現在命が探っている。つまり命がその原因を潰すまで、この地震が本当の意味で収束することは無いのだ。
地震が起こるたびに震源地に向かい、未乃が魔法で止めるとなると効率が悪すぎる。なので獣たちに未乃の力を一時的に与え、震源地の近くにいる者が地震に対応するという案は悪くない。
「神の力を世界の住人に貸すというのはとても褒められる行為ではない。だが今回のような異常事態の場合、そんな悠長なことも言ってられないと思うのだ。ハクヲ殿の意見を聞きたい」
今未乃がしようとしていることは天界の暗黙の了解に思いっきり違反している。だが効率よくこの地震に対処しないことには、ラインの被害が広がるばかり。ここは自身よりもラインのことをよく知っているハクヲに未乃は判断を仰ごうと考えたのだ。
「そうですね。幸いなことにこのラインは他の世界ほど、天界の者の干渉を厳しく禁じてはいません。だからこそ私はこの者たちを従えることも出来ますし、命様もよくふらっとこのラインに訪れます。そこまで気にすることもないのでは?」
ラインは六つ存在する世界の中で最も異質な世界だが、その異なる特徴は動物や虫しか存在していないという点だけではない。
それが、天界の暗黙の了解に関して厳しく制限をかけていないという点だ。
その証拠に、命は暇があればこのラインを訪れ動物たちと戯れているのだ。命は何かしらの理由が無いと滅多に下界に姿を現さない。だがラインに関しては大した訪問理由が無くとも、命は気軽に遊びに来ているのだ。
命はその度に武尽から「一体どんな創造主だよ」という苦言を呈されているが、一切受け付けていない。武尽のツッコみは一〇〇パーセント無視が基本の命である。
そもそも天界の暗黙の了解は、世界の住人が堕落しないために掲げているものだ。堕落とは人間や他種族が神々の力に甘え、自身で行動しなくなることだ。
だがラインに住まう動物たちの場合、そもそも神々の力を利用しようと企てる程の思考力を有していないのだ。動物たちに備わっているのはただ一つ、天界の者に従う弱肉強食の理念のみ。
それらを踏まえ、ハクヲは未乃の提案を批判することは無かった。
「了解した。それならば、俺の力を存分に分け与えられるな」
ハクヲの意見を聞いた未乃は精悍な笑みを浮かべると、早速実行に移した。ラインに住まう獣たちは億単位を軽く超えてしまう程の数。それら全てに未乃と同等の力を与えるというのは、想像するのも恐ろしい程の魔力を有する。
だが未乃の所持する魔力は湯水のように溢れる、というより全く減らない。いくら使っても未乃の所持する魔力は消えたりしないのだ。これこそまさに神にのみ許されるチート能力――神力である。
未乃の力を譲渡したことで魔法を使えるようになった獣たちは早速行動に移ってくれた。
先刻までラインを襲っていた地震は徐々に弱まり、その内揺れは収まった。そしてまたしても別の地震が発生するとすぐさま獣たちが対応するので、揺れが大きくなる前に止めることが出来る。そしてこれの繰り返しである。
「流石は未乃さん。お見事です」
「いや、ハクヲ殿の神力もなかなか面白い。命殿がラインを好くのも理解できる」
何とかラインの自然崩壊の対処に成功したハクヲたちは、空から獣たちの奮闘を観察することにしたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる