転生男爵家五男は、忍びのあの子を囲いたい。

黒川

文字の大きさ
15 / 37
第一章

13

「……いい具合に解れてきました。クゥ、準備はいいですか?」

​ドウザキが指を引き抜くと、クチュンと濡れた音が響きました。
クインテスの開かれた足はガクガクと震え、瞳はこれからの行為を期待するようにウルウルとドウザキを見つめていました。

​「……ん……さくらぁ……おねがい……俺もオトナになりたい」
​「っ……そのオネダリは相手を悦ばせられますが……今回限りのオネダリですね」
​「うん……サクラが初めてで良かった……。俺を……俺を、めちゃくちゃに……して……」

​(ってコレもBL界で良く聞くセリフぅぅう!!!)

​自分で言っておきながら、恥ずかしくなり、両手で顔を覆いました。
しかし、その直後。
ドウザキは羽織っていたシャツをバサリと勢いよく脱ぎ捨てました。そして露わになったドウザキのドウザキ。クインテスは目を見張りました。

​(狂気!!!違う!!!凶器!!!まぁどっちでもいいっ!!!)

猛々しく反り返ったドウザキのドウザキは、身体の割にはヤンチャな姿をしていたのです。

​「……ぴ……ぴぇ……、サクラ……それ、ちょっと一回タイム。休憩しよ……俺……初めて……だからココら辺で……」
​「休憩?全てが終わったらいくらでもしましょう。……今は、褥教育の時間じゃないですか……」
​「ひぃぃぃっ! ごめんなさい、めちゃくちゃにしてとか言ってごめんなさいぃぃあぁああん!!きもちいいい!!!!」

​クインテスの悲鳴にも似た喘ぎ声が響きます。
そう、これから彼の「ピクとかシブとかアルパカ警察で100万回見たし読んだ」を超越した、本当の意味での「褥教育」が始まるのでした。


◆◆◆◆◆


​「んぁぁぁん♡♡ 待って!♡♡待ってサクラ! その……お前のエクスカリバーは無理! 鞘が! 俺の鞘が壊れちゃうぅぅ!!」

​クインテスはドウザキのドウザキがあまりにもアレだったので、前世の記憶で良く見た読んだ単語を交えながら涙目で必死に後ずさろうとしました。

(マジでエクスカリバー!!!)

しかし、両足首を掴んでいるドウザキの腕は、まるで万力鎖で縛り上げるような強固さでそれを許しませんでした。

​「また良く分からない事を言って……慌てっぷりは可愛らしいですけど……もう少し、しおらしくしていてください」

​ドウザキの瞳は、もはや獲物を追い詰める肉食獣のそれでした。
彼はクインテスの震える膝の内側に、優しく、しかし有無を言わせぬ強引さでキスを落とすと、ついにドウザキの先端を、オイルでテラテラと光った窄まりへと押し当てました。

​「クゥ、力を抜いて。息を吐いて。……そう、上手です」
「ふぅ……ふぅ……あ……ぁ……」

​クインテスが覚悟を決めて息を吐き出した瞬間。
ヌ……ズ……ズズ……ッ。

​「ひぐっ!?!?!?」

​声にならない悲鳴がクインテスの喉を駆け抜けました。
内側からミシミシと押し広げられ、異物がじわじわと侵食してくる、未知の感覚が全身を支配します。

​(入っ……てくるぅぅぅ……入るのぉぉ??全部入るのぉぉ??サクラのソレ……入るのぉぉ??)

​「……っ、クゥ……狭い……」

​ドウザキの額にも、汗が浮かんでいます。
彼は一度動きを止め、更に奥へと進めるように優しく腰を撫で、何度も唇を重ねました。

​「サクラ……なんか、熱い……あついよぉぉ」
「えぇ、えぇ、俺も熱いです。クゥの中、とても熱い……」
「サクラぁ……サクラぁ……きもちい?サクラぁ……」
「うん……うん……熱くて……きつくて……きもちいい」
「よかったぁ……♡」

ニヘラ……とクインテスが笑うと、良い感じに力が抜けました。
そしてその隙を狙う様に、ドチュンっとドウザキは奥に腰を進めました。

​「んにゃぁぁぁぁんん♡♡♡」

​その瞬間、クインテスの脳内で何かが弾けました。
ドウザキのドウザキが、先ほど指で散々弄りまくった良い所を、力強く踏み抜いたのです。

​「あ……ぁ、ぁああ! にゃ…………にゃにこれぇぇぇ……も、もう、ダメ、俺、死ぬっ!!死んじゃう……!!」
​「死なせません。……ここからが、本番ですよ」

​ドウザキの腰が動き始めました。
一度引き抜かれ、また深く、さらに奥深くへ⋯⋯
突かれる度に、クインテスの意識は「前世で見た読んだ」では無く「抱かれる自分」へと強制的に書き換えられていきます。

​(もう……ピクとかシブとか……アルパカ警察とか……どうでもいい……)

​クインテスの頭から前世の記憶がポロポロとこぼれ落ちていきました。
今感じているのは自分を貫くドウザキの体温であり、触れ合う肌に、情熱的で少しだけ余裕を無くしているドウザキの吐息。

​「クゥ……俺の名前を呼んで……」
​「さくら……サクラぁぁ…… ああぁ♡♡そっそこぉ……♡ もっと……もっとおぉ♡♡」

​クインテスはドウザキの首に腕を回し、自分からその快楽を求めるように腰を揺らし始めました。

​「……クゥ……クゥ……俺のクゥ……かわいいクゥ……」

​ドウザキの激しいピストンの衝撃に、クインテスは意識を飛ばして乱れました。褥教育とは名ばかりで、ただただ行為の熱に溺れていく2人なのでした。


​◆◆◆◆◆


そして朝チュンです。
チュンとか言ってますが、しっかりとアレソレした後の朝です。

「しゅ⋯⋯しゅごい⋯⋯」
「どうでしたか?俺の教育?」
「べ⋯⋯勉強になりましたぁぁぁ♡♡」

クインテスは、結局朝方まで鳴かされました。
ありとあらゆる所から、ありとあらゆる体液を搾り取られ、全身カラッカラです。

「色は、あらゆる場面で役立ちます。これを使いこなせれば、欲しい情報を得られますし、相手を意のままに操る事だって可能です」
「は⋯⋯はぃ~~」
「俺と、これからも一緒に居てくれますよね?」
「は⋯⋯はぃ~~」
「って感じに⋯⋯ですかね」

ドウザキはニヤリと笑ってクインテスの乳首をキュムっと抓りました。

「あぁっん♡♡」

すっかり敏感に仕上がった身体への刺激に、クインテスは堪らず喘ぎました。

(もう俺……ドウザキと結婚しゅるぅ~~♡♡)

「サクラぁ~♡♡」

パッカーンと足を開いてドウザキを誘います。

「いいこ……」

勿論、ドウザキもその誘いに応えます。
朝方まで散々喘がされたと言うのに……とお思いかと思いますが、これでもSランク冒険者のクインテスです。
体力気力もSランク。
そして性欲を持て余す15歳。
いくらでもおかわりができてしまうのです。

甲斐性を見せてドウザキを囲うつもりでいたクインテスでしたが、囲われたのはクインテスなのでした。



第一章 おしまい





----------------




ここまでお読み頂きありがとうございました。
次からはドコカノ王国を目指す冒険編になります。
進捗3割ほど。
完結の目処が付きましたら、連載いたしますので、引き続き2人をよろしくお願いします。
感想 0

あなたにおすすめの小説

元カレに追い出された専門学生がネカフェでP活相手のパパちんぽに理解らせられてトロトロのメロメロになっちゃう話

ルシーアンナ
BL
既婚子持ちバイ×専門学生 Pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27436158 ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n1512ls/ fujossy https://fujossy.jp/books/31185

【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。

村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました! ありがとうございました!! いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い <あらすじ> 魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。 見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。 いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。 ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。 親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。 ※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。 └性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。 ※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

伯爵家次男は、女遊びの激しい(?)幼なじみ王子のことがずっと好き

メグエム
BL
 伯爵家次男のユリウス・ツェプラリトは、ずっと恋焦がれている人がいる。その相手は、幼なじみであり、王位継承権第三位の王子のレオン・ヴィルバードである。貴族と王族であるため、家や国が決めた相手と結婚しなければならない。しかも、レオンは女関係での噂が絶えず、女好きで有名だ。男の自分の想いなんて、叶うわけがない。この想いは、心の奥底にしまって、諦めるしかない。そう思っていた。

【完結】義妹(いもうと)を応援してたら、俺が騎士に溺愛されました

未希かずは(Miki)
BL
第13回BL大賞 奨励賞 受賞しました。 皆さまありがとうございます。 「ねえ、私だけを見て」 これは受けを愛しすぎて様子のおかしい攻めのフィンと、攻めが気になる受けエリゼオの恋のお話です。 エリゼオは母の再婚により、義妹(いもうと)ができた。彼には前世の記憶があり、その前世の後悔から、エリゼオは今度こそ義妹を守ると誓う。そこに現れた一人の騎士、フィン。彼は何と、義妹と両想いらしい。まだ付き合えていない義妹とフィンの恋を応援しようとするエリゼオ。けれどフィンの優しさに触れ、気付けば自分がフィンを好きになってしまった。 「この恋、早く諦めなくちゃ……」 本人の思いとはうらはらに、フィンはエリゼオを放っておかない。 この恋、どうなる!? じれキュン転生ファンタジー。ハピエンです。 番外編。 リナルド×ガルディア。王族と近衞騎士の恋。 ――忠誠を誓った相手を、愛してはいけないと思っていた。切ない身分差、年の差の恋。恋の自覚は、相手が成人してからになります。

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

陥落 ー おじさま達に病愛されて ー

ななな
BL
 眉目秀麗、才ある青年が二人のおじさま達から変態的かつ病的に愛されるお話。全九話。  国一番の璃伴士(将棋士)であるリンユゥは、義父に温かい愛情を注がれ、平凡ながらも幸せな日々を過ごしていた。  そんなある日、一人の紳士とリンユゥは対局することになり…。

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。