ナイトメアメイズ2 ~悪夢迷宮庭園(ナイトメアラビリンス)~

クライン・トレイン

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エミナ町崩落編

21.9話 人であるが故に、救世主であるが故に

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マリア
「チェスは…この後のメイズ協会襲撃に賭けているんだろうな
性分があいつは…ゲーム理論だから」


ゲームに対してのゲーム理論を持っている
マスゲームという一つのゲームに乗っ取った理論だ

それをベースにチェスは体の爪先から全てまで染められている

ラウド
「偏に彼は愚かな人種だったのだろう
アルゴリズムさえ間違えなければ有能で終わっていた人なのだろうな」




ラウドは遠き日を思う
その情景に映った光景が何なのかラウドは分からなかった
しかしマリアはそれを見ては笑っていた気がした

ラウドもそれを考えていた
文豪となってまで、その後に命の危険性を作ってまで
それは叶えなくてはならなかったのか…と

ラウド
「いや、違うのか
チェスに賛同していたメイズ能力者は
チェスが死んだ後の世界に賭けていた…?」

マリア
「だから真っすぐだったのだ
その一つの目的である九滅の願いに忠実なまでに」

ラウド
「それが…俺の殺した奴らの意思…か」




ラウドは思った
あぁ、人はなんて脆くて脆弱な生き物なのだと
そしてラウドは感じた
幾らでも呪いの言葉はどこにでも詰まっている事を

ラウド
「その呪いを…俺はどれだけ解放してあげれるのだろうか
賛同者がメイズ協会を襲撃してしまう前に
俺はメイズ協会に戻って報告せねばな」

マリア
「案ずるな
報告はしているさ
ただな、これだけ私達の住んでいるメイズ協会という世界はおかしく回っているんだ

だとしたらメイズ協会に残る人間は一体どんな奴らなのだろうなぁ?」


ラウドはそこへの妄想は確かに存在した
そう、そこにはきっとメイズ協会員の細胞役しか存在しないのだろう

囮に使われているだろう
細胞操縦によって

ラウド
「メイズ協会は一手を求めて生きているからな
世界の困惑があれば、世界の根底の回復を願うものだ
それがメイズ協会だ」

マリア
「まあそれは分かっているさ
彼らはコントロールを求めているからな」
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